将棋世界2024年5月号(付録セット) [雑誌]
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4連覇を目指す藤井聡太叡王に
3度目の挑戦者に名乗りを上げた「藤井世代」の一番星
伊藤匠七段が挑戦する、第9期叡王戦5番勝負。
ここまで2局を消化し、ともに譲らず1勝1敗。
勝者がタイトルに王手をかける、正念場の第3局が
本日、名古屋市中区の「名古屋東急ホテル」にて
大きな注目の中、運命の幕を開きます。
藤井叡王の前期成績は54戦46勝8敗(.852)。
立て続けに防衛した後に迎えた秋の王座戦も見事奪取に成功。
史上初の八冠独占を快挙をあっさりと達成しました。。
今シリーズの挑戦者である伊藤七段の挑戦を受けた
菅井竜也八段の挑戦を受けた王将戦も一局も終盤戦のない
前代未聞のド圧勝で防衛、八冠を維持したまま新年度へ。。
全タイトル防衛を目指す今期はここまで3勝1敗。
並行して戦う名人戦は開幕2連勝、叡王戦は1勝1敗と
充実感を漂わせながら春の陣と向き合います。。
対します、伊藤七段の前期成績は
67戦50勝17敗(.746)。順位戦はC級1組で8勝2敗。
竜王戦、棋王戦の挑戦者に名乗りを上げ、順位戦も昇級と
一気に名を上げる飛躍のシーズンとなりました。。
今期はここまで4戦2勝2敗。
叡王戦/第2局で対藤井叡王戦待望の初勝利を飾り
大いに気勢を上げ、自身を深めて本局に挑みます。。
10手目△7七角成。
上図での持ち駒
▲藤井叡王: なし
△伊藤七段: 角
気になる両者の対戦成績は
ここまで13戦して、藤井叡王が11勝1敗1持将棋と圧倒。
しかし、この一年で3度目のタイトル挑戦と大舞台に慣れてきた
伊藤七段の内容も上がっているだけに予断を許さず。。
第3局の先手は藤井叡王。
互いに飛車先を突く出だしから、定跡手順の進行となり
注目の戦型は「角換わり」となりました。。