将棋世界2024年5月号(付録セット) [雑誌]
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初防衛を目指す藤井聡太名人に
タイトル奪還を期す豊島将之九段が挑戦する
第82期名人戦7番勝負。
将棋界に新年度到来を告げる歴史と伝統の番勝負が
いよいよ本日より、東京都文京区「ホテル椿荘東京」にて
大きな注目の中、運命の幕を開きます。。
藤井叡王の前期成績は54戦46勝8敗(.852)。
立て続け防衛した後、秋の王座戦で見事奪取に成功しあっさりと
史上初の八冠独占を達成しました。。
タイトル独占後も勢いは止まらず
伊藤七段の緒戦を受けた竜王戦は貫禄のストレート防衛。
振り飛車党の若い旗頭・菅井竜也八段の挑戦を受けた王将戦は
前代未聞のド圧勝で同じくストレート防衛を達成。。
伊藤七段の挑戦を受けた棋王戦も余裕の防衛を果たすと
同じく伊藤七段の挑戦を受ける新年度最初の番勝負・叡王戦も
開幕戦を勝利で飾り、風格と充実感を存分に漂わせながら
名人戦の晴れ舞台を迎えました。。
対します、豊島九段の今期ここまでの成績は
44戦24勝20敗(.545)。順位戦はA級で7勝2敗。
勝負どころ連敗を喫するも開幕6連勝のロケットダッシュが利き
実に5年ぶりとなる名人戦の舞台へと駒を進めました。。
気になる両者の対戦成績は
ここまで33戦して、藤井名人が22勝11敗とリード。
現在は9連勝中と引き離しに掛かります。。
対局開始は午前9時より。
振り駒で決まる開幕戦の手番で幸先良く
先手を得たのは藤井名人でした。。
初手で飛車先を突いた藤井名人に対し
豊島九段は2手目△3四歩と角道を開けて
今年の名人戦がスタート。。
続く3手目に
藤井名人が角道を開けたのをみて
豊島九段は9筋の端歩を突く趣向を披露。。
後手の注文でまずは力戦模様の進行となりました。。