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【 投了図・216手目△3八玉 】
投了図での持ち駒
▲山崎八段: 金、銀、歩5
△藤本五段: 銀、歩7
日曜日に放送された6月最後のNHK杯は好カード
注目の「山崎隆之八段-藤本渚五段」が1回戦で実現し
結果は、上図216手までで後手・藤本五段が勝利。。
156手目△6二角。
上図での持ち駒
▲山崎八段: 銀、桂、歩2
△藤本五段: 桂2、香2、歩7
戦型は相居飛車の力戦。。
複雑で息の長い中盤戦が展開される中で模様は乱れ
双方、まとめることは無理と入玉模様の勝負となりました。。
まずは先手の山崎八段が玉の上部脱出を図りますが
藤本五段は機敏で厳しい指し回しで先手玉の前進を阻みます。。
【 投了図・216手目△3八玉 】
投了図での持ち駒
▲山崎八段: 金、銀、歩5
△藤本五段: 銀、歩7
山崎玉を元居た5九の地点まで押し戻した
藤本五段は悠々と自玉のトライを決め、上図の局面をみて
山崎八段は万策尽き果て、無念の投了を告げました。。
200手を超える長手数でありながら
中ダルみしない、見応えたっぷりの熱戦を見事制した
次世代の一番星・藤本五段がその実力の片りんをみせつけ
颯爽と2回戦進出を決めました。。
5連覇を目指す藤井聡太棋聖に
実に15年ぶりにタイトル戦の舞台に姿を現した
関西将棋界が誇る天才・山崎隆之八段が挑戦する
第95期棋聖戦5番勝負。
ここまで2局を制し、藤井棋聖が貫禄の2連勝。
防衛に王手をかけて迎えた大一番/第3局が、本日
荒れた天気の愛知県名古屋市「亀岳林 万松寺」にて
大きな注目の中、運命の幕を開きました。。
第3局の先手は山崎八段。
カド番でもう後のない本局の初手は飛車先を突く▲2六歩から。
対します藤井棋聖も2手目に、△8四歩とおなじく飛車先を突き
互いに居飛車を明示して対局はスタートとなりました。。
14手目△8六歩。
上図での持ち駒
▲山崎八段: なし
△藤井棋聖: なし
次に両者は息を合わせて飛車先を突き越し
注目の戦型は、藤井棋聖が山崎八段の得意を受け立ち
現代将棋の中心でもある「相掛かり」となりました。。
互いに角頭を金で受け、飛車の横腹に銀を立てる
おなじみの進行から、さらに両サイドの端歩を突き合った後
山崎八段が玉を立て、「中住まい」に構えたのをみて
藤井棋聖から飛車先の歩を突き合わせます。。
36手目△6四歩。
上図での持ち駒
▲山崎八段: 歩
△藤井棋聖: 歩
一方の山崎八段は飛車先を保留したまま
銀を5筋の戦場に繰り出し、司令塔に構えますが
ソツなく陣形をまとめた藤井棋聖は積極的に仕掛け
早々と攻防の主導権を掴みに行きます。。
47手目▲3三角成。
上図での持ち駒
▲山崎八段: 角、銀、歩
△藤井棋聖: 銀、歩3
藤井棋聖の手に乗りながら慎重に間合いを図った
山崎八段は銀交換からさらに攻勢を狙う後手に対して
上図で角交換を敢行、切り返しを狙いますが。。
58手目△7七歩。
上図での持ち駒
▲山崎八段: 飛、歩
△藤井棋聖: 飛、銀、歩3
手が伸びる藤井棋聖は構うことなく
堂々の駒捌きで盤上の主導権をがっちり握ると。。
92手目△2四玉。
上図での持ち駒
▲山崎八段: 飛、歩
△藤井棋聖: 飛、銀、歩3
切り崩した先手陣に龍と馬の拠点を作った後
藤井棋聖は悠々と玉の上部脱出の手はずを整えます。。
【 投了図・100手目△7六歩 】
投了図での持ち駒
▲山崎八段: 金、銀、歩3
△藤井棋聖: 角、銀、桂2、歩3
盤石の藤井棋聖を向こうに回し
山崎八段は最善を尽くし、局面打開を目指しますが
大差の終盤戦に打つ手なく、上図の局面をみて
万策尽き果て無念の投了を告げました。。
終局時刻は午後6時46分。
狙いすました完勝で見事勝利を飾った藤井棋聖は
開幕3連勝で今シリーズを制し、5連覇を達成。。
自身初の永世称号を手にしました。
5連覇を目指す藤井聡太棋聖に
実に15年ぶりにタイトル戦の舞台に姿を現した
関西将棋界が誇る天才・山崎隆之八段が挑戦する
第95期棋聖戦5番勝負。
ここまで2局を制し、藤井棋聖が貫禄の2連勝。
防衛に王手をかけて迎えた大一番/第3局が、本日
荒れた天気の愛知県名古屋市「亀岳林 万松寺」にて
大きな注目の中、運命の幕を開きました。。
第3局の先手は山崎八段。
カド番でもう後のない本局の初手は飛車先を突く▲2六歩から。
対します藤井棋聖も2手目に、△8四歩とおなじく飛車先を突き
互いに居飛車を明示して対局はスタートとなりました。。
14手目△8六歩。
上図での持ち駒
▲山崎八段: なし
△藤井棋聖: なし
次に両者は息を合わせて飛車先を突き越し
注目の戦型は、藤井棋聖が山崎八段の得意を受け立ち
現代将棋の中心でもある「相掛かり」となりました。。
互いに角頭を金で受け、飛車の横腹に銀を立てる
おなじみの進行から、さらに両サイドの端歩を突き合った後
山崎八段が玉を立て、「中住まい」に構えたのをみて
藤井棋聖から飛車先の歩を突き合わせます。。
36手目△6四歩。
上図での持ち駒
▲山崎八段: 歩
△藤井棋聖: 歩
一方の山崎八段は飛車先を保留したまま
銀を5筋の戦場に繰り出し、司令塔に構えますが
ソツなく陣形をまとめた藤井棋聖は積極的に仕掛け
早々と攻防の主導権を掴みに行きます。。
47手目▲3三角成。
上図での持ち駒
▲山崎八段: 角、銀、歩
△藤井棋聖: 銀、歩3
藤井棋聖の手に乗りながら慎重に間合いを図った
山崎八段は銀交換からさらに攻勢を狙う後手に対して
上図で角交換を敢行、切り返しを狙いますが。。
58手目△7七歩。
上図での持ち駒
▲山崎八段: 飛、歩
△藤井棋聖: 飛、銀、歩3
手が伸びる藤井棋聖は構うことなく
堂々の駒捌きで盤上の主導権をがっちり握ると。。
92手目△2四玉。
上図での持ち駒
▲山崎八段: 飛、歩
△藤井棋聖: 飛、銀、歩3
切り崩した先手陣に龍と馬の拠点を作った後
藤井棋聖は悠々と玉の上部脱出の手はずを整えます。。
【 投了図・100手目△7六歩 】
投了図での持ち駒
▲山崎八段: 金、銀、歩3
△藤井棋聖: 角、銀、桂2、歩3
盤石の藤井棋聖を向こうに回し
山崎八段は最善を尽くし、局面打開を目指しますが
大差の終盤戦に打つ手なく、上図の局面をみて
万策尽き果て無念の投了を告げました。。
終局時刻は午後6時46分。
狙いすました完勝で見事勝利を飾った藤井棋聖は
開幕3連勝で今シリーズを制し、5連覇を達成。。
自身初の永世称号を手にしました。