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【 投了図・125手目▲7七金 】
投了図での持ち駒
▲西山女流三冠: 歩2
△福間女流五冠: 飛、角、金、歩5
今期のNHK杯は
藤井聡太七冠の見事二度目の優勝で幕を閉じましたが
昨日の日曜日は来期トーナメントの女流棋士枠出場者を決める
「福間香奈女流五冠-西山朋佳女流三冠」が放送されました。
もはや定番となった最強ツートップの顔合わせに
大きな期待と注目が集まりましたが、結果は上図125手までで
西山女流三冠が先手で完勝を飾り、出場権を獲得しました。
36手目△8五歩。
上図での持ち駒
▲西山女流三冠: なし
△福間女流五冠: なし
初手で飛車を7筋に振った西山女流三冠に対して
福間女流五冠はケレン味たっぷりの序盤戦術で居飛車を選択。
西山女流三冠が飛車を8筋に振り直した(35手目▲8八飛)
次の瞬間、福間女流三冠はその飛車先から突っかけます。
が、しかし。。
99手目▲6四歩。
上図での持ち駒
▲西山女流三冠: 銀
△福間女流五冠: 歩3
いざ開戦後は、西山女流三冠の独壇場。。
福間女流五冠に捌く隙を一切与えず盤上を支配すると
堂々と形を決めて一方的に、終盤戦の幕を開きます。。
【 投了図・125手目▲7七金 】
投了図での持ち駒
▲西山女流三冠: 歩2
△福間女流五冠: 飛、角、金、歩5
先手の圧倒的な指し回しの前に
福間女流五冠は見せ場なく、上図の局面をみて
万策尽き果て、無念の投了を告げました。。
ライバルから圧巻の完封勝利を飾った
西山女流三冠が颯爽と、本戦出場を決めました。。
【 3月 】
2日(日)
第50期棋王戦5番勝負/第3局
3日(月)
4日(火)
5日(水)
6日(木)
7日(金)
8日(土)
第74期王将戦7番勝負/第5局・一日目
【 投了図・91手目▲4二馬 】
投了図での持ち駒
▲佐々木八段: 金
△伊藤叡王: 飛、角、歩4
昨日の将棋界では
第38期竜王戦ランキング1組/2回戦を舞台に
「伊藤匠叡王-佐々木勇気八段」の好カードが
総本山の東京・将棋会館にて実現しました。。
結果は、上図91手までで
先手・佐々木八段が見事勝利を飾りました。
34手目△7五歩。
上図での持ち駒
▲佐々木八段: 角
△伊藤叡王: 角
戦型は「角換わり」
手数をかけて「腰掛銀」に構えた佐々木八段に対して
ケレン味なく「早繰り銀」に構えた伊藤叡王は、上図の局面で
7筋の歩を突き出し、挨拶代わりに軽く仕掛けを開始します。。
61手目▲2一歩成。
上図での持ち駒
▲佐々木八段: 歩
△伊藤叡王: 角、歩
歩公開成立後、局面は落ち着き
再び組み手争いとなりますが、先に手持ちの角を
1筋の端に投入し形を決めた佐々木八段は、機敏に
敵陣2筋にアヤをつけると。。
73手目▲4四桂。
上図での持ち駒
▲佐々木八段: 角、歩
△伊藤叡王: 飛、桂、歩4
直後に飛車・角交換を成立させ、いざ開戦へ。。
するとそのまま佐々木八段の攻め手は途切れることなく
きれいにつながり、形勢の針を一気に引き寄せました。。
【 投了図・91手目▲4二馬 】
投了図での持ち駒
▲佐々木八段: 金
△伊藤叡王: 飛、角、歩4
藤井聡太七冠に勝るとも劣らない
正確無比な終盤力を誇る伊藤叡王ですが
大差の終盤では為す術なく、上図の局面をみて
万策尽き果て、無念の投了を告げました。。
今期の竜王戦挑戦者でもあった佐々木八段が
強敵を完勝で退け、堂々のベスト4進出を決めました。