入玉の攻防。。第74回NHK杯/1回戦「次世代の一番星・藤本五段が長手数の激戦制す」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

入玉の攻防。。第74回NHK杯/1回戦「次世代の一番星・藤本五段が長手数の激戦制す」

NHK杯将棋トーナメント

第74回決勝トーナメント表

 

【 投了図・216手目△3八玉 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲山崎八段: 金、銀、歩5

△藤本五段: 銀、歩7

 

日曜日に放送された6月最後のNHK杯は好カード

注目の「山崎隆之八段-藤本渚五段」が1回戦で実現し

結果は、上図216手までで後手・藤本五段が勝利。。

 

 

 

156手目△6二角。

 

上図での持ち駒

 

▲山崎八段: 銀、桂、歩2

△藤本五段: 桂2、香2、歩7

 

戦型は相居飛車の力戦。。

複雑で息の長い中盤戦が展開される中で模様は乱れ

双方、まとめることは無理と入玉模様の勝負となりました。。

 

まずは先手の山崎八段が玉の上部脱出を図りますが

藤本五段は機敏で厳しい指し回しで先手玉の前進を阻みます。。

 

 

【 投了図・216手目△3八玉 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲山崎八段: 金、銀、歩5

△藤本五段: 銀、歩7

 

山崎玉を元居た5九の地点まで押し戻した

藤本五段は悠々と自玉のトライを決め、上図の局面をみて

山崎八段は万策尽き果て、無念の投了を告げました。。

 

200手を超える長手数でありながら

中ダルみしない、見応えたっぷりの熱戦を見事制した

次世代の一番星・藤本五段がその実力の片りんをみせつけ

颯爽と2回戦進出を決めました。。