連休明けのオアシス

本日は９月１７日。

連休明けで超忙しかった中、久しぶりに家族以外とメールのやりとり。

ＳＮＳすらたまにしかチェックしないのに、聞きなれない着信音は新鮮。

どこか懐かしく、気が抜けない日常の息抜きになりました。ありがとう！

ハイレベルな大熱戦。。第７４回ＮＨＫ杯/２回戦「藤井七冠、渾身の勝利」

ＮＨＫ杯将棋トーナメント

第７４回決勝トーナメント表

【　投了図・１０９手目▲７四銀　】

投了図での持ち駒

▲藤井七冠：　金、銀２、桂、歩６

△西山女流三冠：　飛、銀、桂

昨日放送されました第注目カード

第７４回NHK杯将棋トーナメント/２回戦

「藤井聡太七冠－西山朋佳女流三冠」の一戦は

上図１０９手までで、先手・藤井七冠が勝利。

『巡る因縁、誇りを懸けて。。本日は第７４回ＮＨＫ杯/２回戦「藤井七冠－西山女流三冠」』

６手目△８八角成。

上図での持ち駒

▲藤井七冠：　なし

△西山女流三冠：　角

奨励会以来の顔合わせとなった両者の対決は

後手番の西山女流三冠が上図で「一手損角換わり」を敢行。。

１２手目△２二飛。

上図での持ち駒

▲藤井七冠：　角

△西山女流三冠：　角

角交換成立後

３三の地点を銀でケアした西山女流三冠は

飛車を２筋へと振り「ダイレクト向かい飛車」を投入。。

神童相手に自慢の剛腕で力比べを挑みます。。

３９手目▲７五歩。

上図での持ち駒

▲藤井七冠：　角

△西山女流三冠：　角

４筋に「銀対抗」形を描き出した後

「銀冠」を完成させた西山女流三冠に対して

駒を高く積み上げた藤井七冠は、上図の局面で

７筋の歩を突き合わせ、仕掛けを開始します。。

５５手目▲１二角。

上図での持ち駒

▲藤井七冠：　桂、歩２

△西山女流三冠：　桂、歩

しかし、すぐの開戦には至らず。。

先に拠点の馬を作った後手に対して藤井七冠も

上図で香車を吊り上げた敵陣の１筋へ手持ちの角を

機敏に投入し、直後に馬を作ります。。

７７手目▲７四歩。

上図での持ち駒

▲藤井七冠：　銀、桂、歩４

△西山女流三冠：　銀

互いに入念に読みの入った、がっぷり四つの駒組みから

藤井七冠は後手の馬・銀両取りを手抜き（７６手目△５四桂）

上図と７筋の歩を取り込み、いよいよ開戦となりました。。

８８手目△４九馬。

上図での持ち駒

▲藤井七冠：　桂、歩４

△西山女流三冠：　なし

運命の終盤戦。。

手厚く玉回りを固めた藤井七冠に対して

西山女流三冠は自慢の剛腕を全開に振りかざし

攻め合いの勝負に出ますが。。

「藤井七冠－西山女流三冠」の棋譜はこちら

【　投了図・１０９手目▲７四銀　】

投了図での持ち駒

▲藤井七冠：　金、銀２、桂、歩６

△西山女流三冠：　飛、銀、桂

後手渾身の寄せを冷静に凌いだ

藤井七冠は逆襲の寄せで後手玉を仕留め上げ

西山女流三冠は上図の局面をみて、ついに

万策尽き果て無念の投了を告げました。。

ハイレベルな大熱戦を見事制した

藤井七冠が余韻もいっぱいに３回戦進出を決めました。

将棋世界 2024年10月号

ＡＢＥＭＡ地域対抗戦　次の一手集（将棋世界2024年8月号付録）

一週間のまとめ（祝☆将棋連盟創立１００周年、西山女流三冠の挑戦などなど）。。

【　９月　】

９日（月）

・祝・将棋連盟創立１００周年☆新将棋会館も完成

１０日（火）

・ＮＨＫ杯/２回戦「中村八段、逆転勝利で３回戦進出」

１１日（水）

・棋士編入試験５番勝負/第１局「西山女流三冠、白星発進」

１２日（木）

・本日はＡ級/３回戦「中村八段－佐々木八段は角換わり」

１３日（金）

・調子の差そのままに。。Ａ級/３回戦「佐々木八段、開幕３連勝」

１４日（土）

・ＪＴ杯将棋日本Ｓ/２回戦「激闘制し、広瀬九段が準決勝進出」

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