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第83期B級1組順位戦/2回戦「好調キープ、羽生九段が快勝で連勝」

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第83期B級1組順位戦対戦表

 

【 投了図・103手目▲6五馬 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲羽生九段: 歩3

△大石七段: 金3、銀2、歩3

 

昨日行われました

「鬼の棲みか」第83期B級1組順位戦/2回戦

注目の「羽生善治九段-大石直嗣七段」の一戦は

上図103手までで、先手・羽生九段が勝利。

 

夕食休憩前までの流れ

 

 

 

終局時刻は午後11時7分。

先手らしい積極策で中盤で攻防の主導権を握った

羽生九段が大石七段の反撃を振り切り、最後はきっちりと

後手玉を仕留め上げ、見事勝利を飾りました。。

 

今期好調をキープする羽生九段は順位戦も開幕2連勝。

一つの目標となるA級復帰へ幸先のよいスタートを切りました。

一方、見せ場なく敗れた大石七段は開幕2連敗となりました。。

 

 

 

 

 

本日は第83期B級1組順位戦/2回戦「連勝狙う羽生九段が登場」

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第83期A級順位戦対戦表

 

【 投了図・70手目△4四銀 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲菅井八段: 金

△永瀬九段: 歩4

 

昨日行われました

第83期A級順位戦/2回戦のライバル対決

注目の「永瀬拓矢九段-菅井竜也八段」の一戦は

上図70手までで、後手・永瀬九段が勝利。。

 

 

夕食休憩前までの流れ

 

 

 

終局時刻は午後9時58分。

互いに威信を懸けた「対抗形」を後手番で完勝。。

永瀬九段が順位戦会心の初勝利で1勝1敗としました。

一方、敗れた菅井八段は開幕2連敗となりました。。

 

 

 

 

さて本日も順位戦は行われ、注目の羽生善治九段が登場。

東京・将棋会館にてB級1組/2回戦を大石直嗣七段と戦います。。

 

羽生九段の今期ここまでの成績は7戦6勝1敗。

順位戦は開幕戦で永遠のライバル・佐藤康光九段に勝利し

目標のA級復帰へ幸先良く、白星スタートを切りました。。

 

対します、大石七段の今期ここまでの成績は

6戦3勝3敗。順位戦は近藤誠也七段に敗れ黒星発進。。

本局に初勝利を目指します。。

 

 

 

8手目△8八角成。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生九段: なし

△大石七段: なし

 

本局の先手は羽生九段。

互いに角道を開ける出だしから、先手は飛車先を決めますが

大石七段は追随せずに9筋の端歩を突き越すと、羽生九段が

居玉を解除した次の瞬間、「一手損角換わり」を敢行しました。。

 

 

 

15手目▲6五角。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生九段: なし

△大石七段: 角

 

角交換成立後

大石七段は飛車を途中下車することなく2筋へと振り

「ダイレクト向かい飛車」を投入(14手目△2二飛)。。

 

この手に、羽生九段は6分の考慮の後

角を6筋の戦場へと打ち込み、乱戦の幕を開きます。。

 

 

 

41手目▲7四銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生九段: 歩3

△大石七段: 金、歩

 

乱戦とはいえ、この戦型では確立された

定跡手順の進行から、羽生九段は先手らしく

積極的に駒を前に出し、主導権を掴みに行きます。。

 

 

 

56手目△4六歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生九段: 銀、歩4

△大石七段: 角、金

 

積極的な先手に対し

流れに乗りながらカウンターの機会を狙う

大石七段が飛車の引き場所を尋ねた上図の局面で

夜戦に備えて、夕食休憩突入となりました。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライバル対決。。本日は第83期A級順位戦/2回戦「永瀬九段-菅井八段は対抗形の最前線」

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第83期B級1組順位戦対戦表

 

【 投了図・107手目▲3二金打 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲近藤七段: 飛、銀、桂2、歩7

△広瀬九段: 銀、歩

 

昨日行われました

「鬼の棲みか」第83期B級1組順位戦/2回戦のうち

注目の「広瀬章人九段-近藤誠也七段」の一戦は

上図107手までで、先手・近藤七段が勝利。

 

夕食休憩前までの流れ

 

 

 

終局時刻は午後9時55分。

タイトル獲得の実績を誇る実力者を先手で圧倒した

近藤七段がA級昇格を狙う順位戦で会心の連勝発進。。

一方、完敗を喫した広瀬九段は1勝1敗となりました。

 

第83期A級順位戦対戦表

 

 

さて本日は、最高峰のA級で2回戦の好カード

注目の「永瀬拓矢九段-菅井竜也八段」の一戦が

西の聖地・関西将棋会館にて行われています。。

 

永瀬九段の今期ここまでの成績は6戦3勝3敗。

順位戦は開幕戦で佐藤天彦九段と戦い、無念の黒星発進。。

しかし、直近の対局では王座戦の準決勝で鈴木大介九段を下し

羽生善治九段との挑戦者決定戦へ駒を進めました。。

 

対します、菅井八段の今期ここまでの成績は4戦1勝3敗。

順位戦は今期よりA級初参戦を果たした増田康宏八段に敗れ

同じく開幕黒星スタート。。現在公式戦2連敗中と低空飛行の中

急所となる本局の対戦を迎えました。。

 

ともに1992年生まれ

居飛車と振り飛車の新時代を開くライバル対決は

ここまで16戦して、永瀬九段の9勝7敗と拮抗。。

 

 

 

7手目▲8八飛。

 

上図での持ち駒

 

▲菅井八段: なし

△永瀬九段: なし

 

本局の先手は菅井八段。

その初手でいきなり中央5筋の歩を突き、代名詞である

振り飛車投入を示唆すれば、永瀬九段も2手目に飛車先を突き

こちらは居飛車を明示、早々と双方のポリシーを明示します。。

 

菅井八段は上図で飛車に手をかけ、8筋へと振り

得意の「ゴキゲン中飛車」ではなく、「向かい飛車」に構えました。。

 

 

 

45手目▲4五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲菅井八段: なし

△永瀬九段: なし

 

先手は銀のハッチを閉じない「穴熊」に

後手は角を取り込む「銀冠」にそれぞれ囲いを決めると

菅井八段が4筋の歩を突き合わせた、上図の局面で

夜戦に備えて、夕食休憩突入となりました。。