柔らかい手~個人的将棋ブログ -3ページ目

第65期王位戦7番勝負/第2局「渡辺九段の攻勢強く、藤井王位は我慢の受けから。。」

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5連覇を目指す藤井聡太王位に

王者復権を狙う渡辺明九段が挑戦する

第65期王位戦7番勝負。

 

将棋界の初夏を彩る風物詩

開幕戦を藤井王位が大逆転勝利で制して迎えた

注目の第2局が昨日より、北の大地・北海道函館市

「湯元 啄木亭」にて、運命の幕を開きました。。

 

 

 

王位戦/第2局・開始直前&直後

 

 

 

第2局の先手は渡辺九段。

その初手は飛車先を突く▲2六歩から。。

対します、藤井王位も2手目に同じく飛車先を突く

△8四歩と返し、対局はスタート。。

 

 

 

14手目△8六歩。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: なし

△藤井王位: なし

 

次に両者は息を合わせて飛車先を決め

注目の戦型は現代将棋の中心で双方主戦に据える

「相掛かり」に決定。。

 

互いに角頭を金で受け、飛車の横に銀を立てる

おなじみの定跡手順の進行から、さらに両社は息を合わせて

両サイドの端歩を突き合った後、先手が玉を立てたのをみて

藤井王位から飛車先の歩を交換します。。

 

 

 

45手目▲3五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 角、歩

△藤井王位: 角、歩2

 

先に仕掛けたのは渡辺九段でした。。

後手からの角交換成立後、しばし駒を組み合ってから

上図で後手の桂頭3筋の歩を突き合わせました。。

 

王位戦/第2局・一日目の流れ

 

 

【 一日目終了図・52手目△3四角 】

 

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 歩

△藤井王位: 歩3

 

一日目は上図52手目まで進行。。

渡辺九段が5筋の戦場に手持ちの角を打ち込んだのをみて

藤井王位が格言通りに「角には角」の合わせで消しに出た局面で

渡辺九段が次の手を封じて、二日目へと指し掛けになりました。。

 

一夜が明けて

迎えた本日、決着の二日目。。

 

 

 

55手目▲2四飛。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 角、歩2

△藤井王位: 角、歩3

 

渡辺九段の「封じ手」はこの一手となる▲3四同角。。

この手に藤井王位が同じくこの一手である△同銀と応じると

渡辺九段はすかさず飛車を走らせ追撃します。。

 

 

 

64手目△3八歩。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 角、歩2

△藤井王位: 角、歩

 

突進して来た先手の飛車先へ

藤井王位は17分の考慮で歩を打ち穏便に納めますが

飛車を下げた渡辺九段は7筋に嫌らしく歩を垂らし

細かくポイントを稼ぎます。。

 

ここで手番の回った藤井王位が

3筋にアヤを付け、敵陣に歩を垂らしますが。。

 

 

 

64手目△3八歩。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 角

△藤井王位: 角、歩2

 

渡辺九段は構わず反撃。。

先に拠点に据えた3筋を歩で叩き銀を吊り上げると

狙いの桂頭へさらに歩を突き立て、開戦を迫ります。。

 

 

 

77手目▲2一角。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 角、桂

△藤井王位: 飛、銀、歩2

 

先手の主導で飛車・角交換が成立

いよいよいざ開戦となると、渡辺九段が上図で厳しく

敵陣へ角を打ち込み、攻防の主導権を握りました。。

 

 

 

92手目△4三金。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 桂

△藤井王位: 歩3

 

藤井王位も一歩遅れて飛車を敵陣へ振り下ろしますが

手が伸びる渡辺九段が盤上を広く支配し、攻め立てる展開に。。

藤井王位は懸命の受けで耐え忍び、チャンスを待ちます。。

 

王位戦/第2局の棋譜中継はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第65期王位戦7番勝負/第2局・二日目「渡辺九段の封じ手▲3四同角から」

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第65期王位戦7番勝負。

 

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注目の第2局が昨日より、北の大地・北海道函館市

「湯元 啄木亭」にて、運命の幕を開きました。。

 

 

 

王位戦/第2局・開始直前&直後

 

 

 

第2局の先手は渡辺九段。

その初手は飛車先を突く▲2六歩から。。

対します、藤井王位も2手目に同じく飛車先を突く

△8四歩と返し、対局はスタート。。

 

 

 

30手目△6六角。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 歩

△藤井王位: 角、歩3

 

次に両者は息を合わせて飛車先を決め

注目の戦型は現代の中心「相掛かり」に決定。。

互いに飛車先で歩を交換した後、上図の局面で

藤井王位から角交換が敢行されました。。

 

王位戦/第2局・一日目の流れ

 

 

【 一日目終了図・52手目△3四角 】

 

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 歩

△藤井王位: 歩3

 

角交換成立後

先に仕掛けたのは渡辺九段でした。

銀を4筋の戦場に構え、攻守の起点に据えると

手持ちの角を5筋の戦場に投入し、形を決めます。。

 

前に出た先手に対して

藤井王位が3筋の歩を高く突き出してから

角を合わせた上図の局面で、渡辺九段が次の手を封じて

一日目は終了、二日目へと指し掛けになりました。。

 

一夜が明けて

迎えた本日、決着の二日目。。

 

 

 

55手目▲2四飛。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 角、歩2

△藤井王位: 角、歩3

 

渡辺九段の「封じ手」はこの一手となる▲3四同角。

この手に、藤井王位がやはりこの一手となる△同銀と

応じたのをみて、渡辺九段はすぐに飛車を走らせ

二日目の攻防がスタートとなりました。。

 

王位戦/第2局の棋譜中継はこちら

 

 

 

 

第65期王位戦7番勝負/第2局・一日目「読みと思惑、渡辺九段が封じ手」

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5連覇を目指す藤井聡太王位に

王者復権を狙う渡辺明九段が挑戦する

第65期王位戦7番勝負。

 

将棋界の初夏を彩る風物詩

開幕戦を藤井王位が大逆転勝利で制して迎えた

注目の第2局が本日より、北の大地・北海道函館市

「湯元 啄木亭」にて、運命の幕を開きました。。

 

 

 

王位戦/第2局・開始直前&直後

 

 

 

第2局の先手は渡辺九段。

連敗スタートは絶対に避けたい本局の初手は

飛車先を突く▲2六歩から。対します、藤井王位も

2手目に同じく飛車先を突き、対局はスタート。。

 

 

 

4手目△8五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: なし

△藤井王位: なし

 

次に両者は息を合わせて飛車先を決め

注目の戦型は現代将棋の中心で双方主戦に据える

「相掛かり」となりました。。

 

 

 

14手目△8六歩。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: なし

△藤井王位: なし

 

たがに角頭を金で受け、飛車の横に銀を立てる

おなじみの定跡手順の進行から、さらに息を合わせて

両サイドの端歩を突き合うと、渡辺九段が玉を立てたのをみて

藤井王位は先に飛車先8筋の歩を突き合わせました。。

 

 

 

25手目▲2四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: なし

△藤井王位: 歩2

 

8筋での歩交換成立後

渡辺九段は角を6筋の戦場に迫り出し桂馬を跳ねてから

上図で自らの飛車先である2筋の歩を突き合わせます。。

 

すると。。

 

 

 

30手目△6六角。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 歩

△藤井王位: 角、歩3

 

藤井王位は突進してきた先手の飛車先を

すぐには受けずに角交換を敢行、大駒を捌きます。。

 

 

 

45手目▲3五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 角、歩

△藤井王位: 角、歩2

 

角交換が成立すると、局面落ち着きを取り戻し

両者は慎重に間合いを図りながら自陣の駒組みを進めますが

2筋を陣形高く収めた後手に対して、渡辺九段は上図の局面で

後手の桂頭3筋の歩を突き合わせ仕掛けを開始します。。

 

 

【 一日目終了図・52手目△3四角 】

 

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 歩

△藤井王位: 歩3

 

3筋の歩を浮かせた渡辺九段は5筋の戦場へ

手持ちの角を投入し拠点を作ったのをみて、藤井王位は

「角には角」の格言通り、争点の3筋へ角を投入します。。

 

この局面で、終了時刻(午後6時)となり

渡辺九段が次の手を封じて、一日目は終了。。

二日目へと指し掛けになりました。。

 

王位戦/第2局の棋譜中継はこちら

 

「封じ手」は▲3四同角の一手に思われますが

果たして、渡辺九段、そして藤井王位の見立てと思惑やいかに。。

明日は決着の二日目、開始直後から目が離せません。。