第3回健康懇談会(3月31日)のスピーチ資料 | NPO法人生涯青春の会

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NPO法人生涯青春の会の会報及びイベントの紹介をいたします。
ここに収録する記述は、会報、エッセイ「癒しの森」、高齢者情報、日々の映像のまとめなどです。

1、生活習慣病

 生活習慣病とは、日常の乱れた生活習慣の積み重ねによって引き起こされる病気で、かつては

 生活習慣病は、遺伝的な要因もありますが、食生活や運動、喫煙、飲酒、ストレスなどが深く関わっています。言いかえれば、普段の生活習慣を見直し、生活習慣を改善することにより、病気を予防し、症状が軽いうちに治すことも可能なのです。
 現代社会では、さまざまな要因から生活習慣病患者および生活習慣病予備軍と呼ばれる方々は増加する一方なのが現実です。このサイトを訪れたことをキッカケに、ぜひ、あなたの生活習慣を今一度、見つめなおしてください。
 生活習慣が原因となる病気は、たくさんの種類があり、どこまでが生活習慣病と定義されるのか明確な境界はありませんが、このサイトでは生活習慣の改善で予防可能な病気を列記しますので、病気を理解し、健康な体を維持するためにお役立てください。



2
、生活習慣病の種類

http://www.heiz-west.com/archives/001/010/index.html

生活習慣病の種類についてまとめました。生活習慣病は、その名のとおり生活習慣の乱れが主な原因として起こりうる病気全般を指して、一般的に使用される言葉です。下記に、一般的に生活習慣病と呼ばれる主だったものを列記しましたが、これ以外にも日ごろの生活習慣が原因で起こる病気もあります。

糖尿病

血液中の血糖値が上昇し、尿に糖が出る病気。
原因として、高カロリーな食生活の継続、日頃の運動不足やストレスなどが挙げられる。

高脂血症

コレステロールや中性脂肪といった、血液中の脂質が過剰となった状態を高脂血症という。原因として、遺伝、糖尿病、脂質の取りすぎなどがある。

高血圧症

血圧が高くなった状態。
原因として、遺伝や食事、肥満などのほか、腎臓の病気やホルモンの異常などで起こることもあります。

肥満症

脂肪が多く、標準体重より体重が重くなった状態。
食事で摂取するカロリーが消費カロリーを上回ると、余剰エネルギーが脂肪となって蓄積され、肥満が起こりやすくなる。
わずかではあるが、ホルモンや脳の異常、遺伝性の病気が原因となる場合もある。

がん

遺伝が原因となる場合と生活習慣の偏りが原因となる場合がある。
喫煙は、肺がん、喉頭がん、食道がん、膀胱がんなど、多くのがんの原因となる。

脳卒中

脳出血やくも膜下出血のように脳の血管が破裂・出血したり、脳梗塞のように脳の血管が詰まった病気を脳卒中と言います。

動脈硬化

動脈壁にコレステロールなどの脂肪がたまり、壁の膜が厚く、かたくなる状態を動脈硬化と言います。


3、病気や老化の原因は活性酸素にあった!

http://www.coara.or.jp/~wadasho/sanso1.htm

「活性酸素」という言葉をご存知でしょうか?
最近はテレビの医学番組や新聞の健康欄でも取り上げられることが多くなったので、聞いたことがあるかと思います。「フリーラジカル」という言葉で表現されることもあります。ただ、多くは専門的な表現なので、一般には理解できないまま見過ごされていることも多いかと思います。
しかし、「活性酸素」は、いまや最先端の医学研究で欠かせないものになりつつ
あります。
それは死因のトップにあげられるガン・脳卒中・心臓病をはじめ、多くの病気の発生に、活性酸素がかかわっていることが、分かってきたからです。
活性酸素がかかわっていない病気はないといっていいほど、そして、老化も活性酸素から起こることだと考えられ始めているのです。
活性酸素は簡単にいうと、酸素が変化して酸化力が強くなったものです。
その酸化力によって体の細胞を傷つけ、病気を引き起こすのです。
活性酸素が注目され始めたのは、ここ10年くらいのことですが、存在自体はずっと以前から知られていました。それが、研究方法の発達などから、細胞の分子・原子レベルの研究ができるようになり、その実態が詳しく解明されるようになったのです。
活性酸素は諸病の根源といえるほど恐ろしいものです。
しかし、逆にいえば、活性酸素の実態を知り、これを除くことができれば、病気は予防できるし、治せるのです。

4生活習慣病の原因と予防  早期認知症の専門医金子クリニック

http://www.heiz-west.com/

私たちが全国数百ヶ所の保健師、医師や保健所の協力の元に実施してきた認知症健診によって、以下のようなことが分かってきました。

早期認知症を含めた年齢群ごとの全認知症頻度は加齢とともに増加し、50歳代で5%、60歳代で12%、70歳代で30%となり、80歳代で初めて50%を越えます。90歳代ではほぼ75%に達し、そして100歳を越えると97%に達します。
つまり90歳以上になれば、ある程度ボケるのは生理的で正常な状態であるといえます。私たちは、80歳まで何とかボケずに生活してもらうことを目標にすべきでしょう。

地域ごとの認知症頻度と重症度は、全国どこでもだいたい同じ結果になります。仮に人口が1万人の市町村を想定すると、高齢化率が30%(全国の平均)ですから、高齢者人口がおよそ3,000人となります。その中の全認知症者の頻度は私たちの統計で約30%なので、ここでは1,000人となります。

その重症度内訳は、軽度:中度:重度が、ほぼ221で、具体的には軽度認知症400人、中度認知症400人、重度認知症が200人となります。つまりここには800人の治療可能な早期認知症者がいることになるのです。


全認知症症例の約93%が廃用型認知症であるというのが、私たちの統計結果です。これは生活習慣病に属するもので、「若い頃から仕事一辺倒で、趣味はなく、生き甲斐もなく、交友も少ないといった生活を続けてきた結果、仕事をやめて数年のうちにボケが起こる」というタイプです。



成人病と呼ばれていました。生活習慣病にはさまざまな病気があり、日本人の3分の2が生活習慣病で亡くなっています。
 働き盛りに多い病気のため成人病と呼ばれていましたが、子供の成人病が増えて病気の原因が日常の生活習慣の影響が大きいことが判明したため、1996年、生活習慣病と改めました。病名が生活習慣病と改められたのには、病気の原因を作らぬよう、日頃の生活習慣を見直し、予防・改善していきましょう、といった啓蒙の意味合いも含まれています。