熊野速玉大社 (熊野三山巡り) | 尚吾の「人生七転び八起き」

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バレーボールと体の鍛錬、休日は、秘仏拝観、社寺仏閣巡りを楽しみ、美味しいお店に出没しています。(*^_^*)

 7月29日(月)、今週の休みも西国巡礼です。

残りは3寺院。我家からは一番遠い、一番札所の「青岸渡寺」に。


以前から行きたかった、熊野三山巡り と合わせてGo~

時計10:40、高野山奥の院出発右矢印龍神スカイライン、熊野古道中辺路
時計13:35右矢印熊野本宮大社 参拝

時計14:20右矢印大斎原


熊野三山の御祭神、「熊野三所権現」が最初に君臨したと言われている神倉神社
時計15:40右矢印神倉神社


神倉神社の新宮として作られたのが「熊野速玉大社」、この日最後の目的地です。

もしかして拝観時間が終ってしまったかと電話してみたら17:00までとの事。ギリギリ間に合いました。

時計14:30、着 下馬橋を渡ります。

大鳥居】  4本の足で支える両部鳥居 (仏教によってとかれた神道「両部神道」の影響)

「熊野権現」の額が上っています。



参道の右に有る「八咫烏神社」。交通安全、招福の御利益が有るとされています。



樹齢1000年とも言われる日本最大級の「那岐の木」。平清重が植えたと伝えられ国の天然記念物。

新宮館の前に立つ、弁慶の木像


神門が目の前です。



手水舎、(裏に駐車場が見えます。車はここに止めて正面の大鳥居から入って来ました。)



水口は、鼻の長い変わった顔の龍。中国の「水龍」と言われている。

神門

門の注連縄、額には、「全国熊野神社 総本宮」 と有ります!! 

(熊野三山は上下の関係はなく、全て横並びで、三つ合わせて熊野の総本宮とい事です。)

社殿が立ち並んでいます。




 「熊野権現御垂迹縁起」(一一六四年長寛勘文)はじめ諸書によると、熊野の神々は、神代の頃、まず初めに神倉山のゴトビキ岩に降臨され、その後、景行天皇五十八年、現在の社地に真新しい宮を造営してお遷りになり、「新宮」と号したことが記されています。
初めは、二つの神殿に熊野速玉大神、熊野夫須美大神、家津美御子大神を祀り、平安時代の初めには現在のように十二の神殿が完成しました。(HPより抜粋)


自然信仰を原点に神社神道へと展開していく熊野信仰は、六世紀に仏教が伝わると早くから神仏習合が進み、「熊野権現信仰」が全国に広まっていきます。「権現」とは、神が権り(仮)に姿を仏に変え、衆生を救うために現れるという意味で、過去・現在・未来を救済する霊場として熊野は広く人々に受け入れられていきます。
さらに、強者弱者、地位や善悪、信不信を問わず、別け隔てなく救いを垂れる神仏として崇敬され、人々は難行を覚悟で、熊野をめざし、「蟻の熊野詣で」の諺も生まれました。(HPより抜粋)


何とも・・・美しい社殿

速玉大社の主祭神は熊野速玉大神(くまのはやたまおおかみ)熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の夫婦神。


・熊野速玉大神は、衆生の苦しみや病気を癒す「薬師如来」として過去生の救済。

熊野夫須美大神は、衆生を漏らさず救済する「千手観音菩薩」として現生利益。




日本第一大霊験所

平安時代、孝謙天皇の御世、「日本第一大霊験所」の勅額を賜り、熊野三山の中でも逸早く『熊野権現』の称号を賜ったそうです。





上三殿

・第三殿「証誠殿」、御祭神 「家津美御子大神」 (本地仏、阿弥陀如来)

・第四殿 「若宮」、御祭神 「天照大神」 (本地仏、十一面観音)。 

・第五殿 「神倉宮」、御祭神「高倉下」 (本地仏、なし)


八社殿

・第六殿 「禅地宮」、天忍穂耳命 (地蔵菩薩)

・第七殿 「聖宮」、瓊々杵命 (龍樹菩薩)

・第八殿 「兜宮」、 彦火々出見命 (如意輪観音)

・第九殿 「小守宮」、鵜鷀草葺不合命 (聖観音)

・第十殿 「一万宮・十万宮」、国狭槌命・豊斟渟命 (文殊菩薩・普賢菩薩)

・第十一殿 「勧請宮」、泥土煮命 (釈迦如来)

・第十二殿 「飛行宮」、大斗道命 (不動明王)

・第十三殿 「米持宮」、面足命 (多聞天)

新宮神社】 隣には「熊野戎神社」。1907(明治40)旧神宮町内に祀られていた13の氏神を合祀した物。


奥から社殿を目  ここに「熊野十二所権現」の神がすべてお祀りされています。


もともとは、主祭神の「熊野速玉大神」「熊野結大神」のみをお祀りしていたのですが、平安時代中期頃から「熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社」が「熊野三山として連携を結び「家津美御子命」を勧誘して「熊野三所権現」として「熊野三山で共通の神をお祀りする事になりました。

 

平安時代後期には「熊野三山」にお祀りした「十二社殿」を「熊野十二社権現」と呼ぶようになり、全ての本体には、仏や菩薩であると考えられました。

 

神仏習合の教えから発展した「熊野三山」、ブログ書きながらいろいろと調べましたがその歴史などまだまだ知らない事ばかり。でも有意義な隈熊野三山の訪問です。(まだまだ続きます)



世界遺産紀伊の地の霊場と参詣道


最後に「熊野速玉大社」と「神倉神社」の御朱印を頂きました。神倉神社の御朱印がココでいただけるとは、ビックリでした。

熊野速玉大社右矢印HP


住所 和歌山県新宮市新宮1

電話 0735‐22‐2533

拝観 境内6:00~17:00、授与所8:00~17:00