今回は、ハート形の「つり革」の話。
この10年くらいで、全国各地にハートの形をしたつり革が、見られるようになりました。
元祖は、三島~修善寺を走る伊豆箱根鉄道と言われていますが、私は直接は見ていません。
【1】IGRいわて銀河鉄道(2024年1月撮影)
東北本線だった盛岡より北の岩手県内が、新幹線開業に伴いIGRいわて銀河鉄道になりました。
このIGRいわて銀河鉄道の車両に、ハート型のつり革がありました。
車内で地元パン店の品を販売する「パン列車」に乗ったら、1つだけハートの形をしたつり革でした。
ワッフルが、つり革の隣で吊り下げられていたのが面白かったです。
特別な観光列車ではなく、一般の車両でした。
【2】流鉄「さくら号」
2024年3月撮影
常磐線の馬橋と流山を結ぶローカル私鉄「流鉄」にも、ハート型のつり革がありました。
車両に愛称がつけせれていて、2両編成の「さくら」に、2カ所ハートのつり革がありました。
他のつり革も、桜の色に似せた3色になっています。
【3】弘南鉄道(2019年3月)
青森県の弘南鉄道のハート形のつり革は、ハートの上に緑の葉が付いています。
りんごをイメージしたつり革です。
隣も赤ですが、ハート型は目立ちます。
一般の電車の中に、「当たり」のつり革が混ざっていました。
【4】銚子電鉄(2017年11月撮影)
2017年と古いのですが、銚子電鉄でもつり革にハート形がありました。
経営的に厳しい銚子電鉄ですが、話題となるようにいろいろ試しているようです。
この時の車両はこちら↓
【5】山形鉄道(2017年6月)
山形鉄道に乗車しました。
1つがピンク色のハート型でした。
この時、スイーツが出る旅行商品を利用して乗車しました。
イベント列車にも使える仕様の車両でした。
【6】あいの風とやま鉄道「一万三千尺物語」(2022年12月撮影)
寿司などの料理が自慢の観光列車「一万三千尺物語」の中に、ハート型のつり革があります。
食事付きで1万円以上の全車指定席の列車ですから、車内の装飾の1つと言えそうです。
■あいの風とやま鉄道「とやま絵巻」(2020年6月撮影)
とやま絵巻車両にも、ハート型つり革がありました。
こちらは基本的に運賃だけで乗れる列車で、時間帯によっては立ち客が出るでしょう。
実用品のつり革になります。
【7】くまがわ鉄道(2015年3月)
くまがわ鉄道の「田園シンフォニー」車両にも、ハート型のつり革がありました。
他の列車と同様、金属製で重たかった記憶があります。
現在は観光列車から地元の利用者向けに改造されましたので、このつり革はあるか不明です。
【8】一畑電車
島根県の一畑電車にも、ハート型のつり革がありました。
実は意識しないで車内を撮ったところ、後で見てトリミングしたらハート型のつり革があったことに気づいたのです。
ですから、写真が切れています。
【9】日暮里舎人ライナー(2023年11月撮影)
日暮里舎人ライナーに、ハート型のつり革があって驚きました。
東京都が走らせている通勤路線なのに、遊び心があるとは。
100回以上乗っていますが、いつも同じ位置から乗り込むため、気づかなかったようです。
他は普通のつり革です。
「ゆりかもめ」や「ポートライナー」と同じく、無人運転がされています。
【10】南海加太線「なな」2020年2月
加太線の車両「なな」にも、ハート型つり革があります。
ただし、魚の形をしたつり革の1つがハート型なのです。
珍しく、金属製でなくて、木製のハートです。
車内のいたるところが凝っています。
【おまけ1】ディズニーリゾートライン(2020年4月撮影)
浦安の東京ディズーニーランド周辺を一周する路線です。
近くに用事があり、なおかつ新型コロナでディズニーランドが閉鎖されていて空いている時期に一周してきました。
座席もグループ客のために変則ロングシートになっています。
かっこよく表現したら、ソファー状態になっているとも言えます。。
このつり革は、まさにミッキーマウスの形です。
【おまけ2】三陸鉄道
三陸鉄道にも、変わったつり革の車両がありました。
ラグビーワールドカップが日本で開催された際に、三陸鉄道沿線の釜石が試合会場の1つになりました。
それを記念して、参加国をラグビー型のつりかわで紹介したそうです。↓
下のつり革は、恐竜かな?と一瞬思いましたが、シャケだそうです。
かわいいつり革と対称的で驚きました。
ハート型の「つり革」を目当てに、わざわざ乗りに来る人は、ほとんどいないと思います。
でも、乗って良かったというプラスアルファの要素の1つになるようです。
よく形をチェックしたら、ハート型は会社によって微妙に違っています。
大量生産して、各地の車両に取り付けているわけではなさそうですね。