「田園シンフォニー」再び乗車 | 車内販売でございます。

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車内販売を13年半で10000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 各地の観光列車に乗り鉄しています。

 熊本県の人吉温泉駅と湯前駅を結んでいる第三セクターが、くま川鉄道だ。地方のローカル線ではあるが、水戸岡デザインの観光車両を7両も新造・改装して、非常にぜいたくな車両で運行している。

 この立派な新しい車両は、1日1本「田園シンフォニー」という名称で、おもてなしのある観光車両として運転されている。

 私は2014年3月下旬に、田園シンフォニーに乗って、非常に丁寧な接客に感激した。今回2015年2月に九州に行くにあたって、もう一度乗りたくなった。運よく、「田園カフェ&スウィーツ」列車も同じ日に運行される。これはラッキー!また乗りに行った。

 人吉温泉駅の近くの車庫に、新型車両が4両見える。残る青い車両「夏」は、普通の列車として地域の人を乗せて運行中、途中ですれちがった。↓




 この日の田園シンフォニーは、5両の中でも特に新しい「白」の車両だ。新しい車両の香りがする。

 内装は、他の4両と同じ水戸岡車両。デザインには驚かないが、新しい車両に乗って、できたての香りをかぐのは実に気持ち良い。

 田園シンフォニーは、座席指定だ。定員まで受け付けて、快適に座れる席を案内する。1人客は、大勢のグループに混ぜるとお互いやりにくいから、考えて座席指定していると思われる。



 さすが水戸岡車両、考えようによっては無駄とも思える工芸品を展示する棚がある。

 つりかわは、一つだけハートマークになっている。水戸岡さんは、こういうの好きらしい。

 車内には、乗車記念証とスタンプが置いてある。記念撮影用のボードも用意している。下車観光をしていて、乗客に「さあ出発しますよ~」という合図を送るのに、鳴らす鐘が置いてある。




 この「田園シンフォニー」には、途中の停車駅の1駅で、おもてなしがある。今回は、川村駅だ。


 お茶が無料で用意された。急須のお茶は、ペットボトルのお茶より、温かみがあり、美味しく感じる。
 

 ひとりに一袋渡された、お土産用のお茶。指定席料金300円で、丁寧なおもてなしを受けて、元が取れるのかな?

 なお、一部は有料で販売するものもある。

 列車が発車する。おばちゃん達が、笑顔で手を振ってくれると、私を含めて多くの客たちも、笑顔で手を振り返したくなる。普段はいい年をした大人は、しないことができるのだ。だから観光列車は楽しい。

 おもてなしの駅が。時期によって異なるから、結果的にリピーターにも、つなげられそうだ。



 さて、いよいよ車内販売だ。
 食べ物、飲み物、グッズを満載したワゴンがやってきた。本格的なワゴンだ。男性販売員さんは、とても丁寧に乗客に接して、笑顔を振りまいていた。



 弁当は置いていない。そこで、私が買ったのは、こちら↓。安くて小さい物を、数多く買うことにした。



 買ったのは、次の4つだ。

 上の写真の左から、地元の天然水180円、とろける生プリン350円、豆乳マフィン200円、味噌まんじゅう120円だ。買うこと自体が楽しいのだから、色々買ってみたくなった。



 車内販売のメニューは、こちら。昨年とは少し違っているものもある。


 下車観光をする駅もある。「おかどめ幸福駅」では、駅名にちなんで「しあわせPOST」と「幸福の鐘」がある。鳴らして幸せを願う客も多い。


 折り返しの列車で、人吉温泉駅に戻ったが、帰りの列車には地元の高校生が大勢乗ってきた。

 地方の列車は、運転免許がない高校生が、大きな比重を占める。

 新型車両を導入しても、地元高校生が乱暴に扱えば、1年か2年でぼろぼろになってしまう。しかし、乗車マナーは良く、ややオーバーに言えば、この列車を地元の誇りとでも受け止めているかのように思えた。



同じ日に乗車した「田園カフェ&スウィーツ列車」はこちら↓

http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-11989163442.html  


2014年3月に乗車した時の記事はこちら

http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-11808651757.html