駅での撮影規制 | 車内販売でございます。

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車内販売を13年半で10000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 各地の観光列車に乗り鉄しています。

 まもなくダイヤ改正がある。

 開業する北陸新幹線なら、初日は乗ったり撮ったりできなくても、これから毎日運転される。チャンスは、この先ずっとある。

 しかし、廃止される列車は、その日で最後だ。今しか撮るチャンスは無い。

 今回は、「トワイライトエクスプレス」が廃止されるし、「北斗星」が定期運用から外れる。ブルートレインが、ほぼ終焉を迎えてしまうのだ。

 さらに「葬式鉄」と呼ばれる人の中には、「1週間前では駄目・廃止当日に行きたい」と考える人がいるようで、最終日は非常に混雑すると予想される。


この「北斗星」が到着するホームに、こんな掲示が出されていた↓。


 


『3月13日(金)及び3月14日(土)は、寝台特急「北斗星号」の定期運行が終了となることから、ホーム上が大変混雑することが予想されます。安全確保の観点からホームへの入場規制等を以下のように行います。』

列車が走り抜ける有名撮影地でも、場所取り競争が起こるわけだから、駅なら何十倍も混雑するはずだ。


 先日、特急「草津」に乗って車内販売を利用しようと上野駅に行くと、カメラを持った人が大勢ホームにいた。まもなく到着する「北斗星」を待ち構えている人たちだ。まだ「北斗星」は到着しないので、隣のホームの「草津」を撮ろうとしていた。




 ヒマつぶしに近い特急「草津」でも、こんな感じ↑。当日の北斗星が入線したら、収拾つかなくなりそうだ。

 


 列車をホームで撮影する人のうち、危険な行為・迷惑行為をする人が、仮に1%でも、大きな迷惑になる。


 鉄道会社では、いろいろな張り紙をして、協力を求めている。

 そこで、JRや私鉄各社が、撮影に対して、どのようなお願いをしているか、張り紙を紹介する。


★上野駅・・・北斗星廃止が迫った今年3月の張り紙




★上野駅の2014年4月の張り紙。臨時寝台特急「あけぼの」で、規制すると案内している。




★酒田駅の案内(3045年3月)

三脚の使用は、混雑している場所や時間はご遠慮くださいとのこと。




★大船駅・・・三脚・脚立を利用しての撮影禁止は、ここでも明示されている。案外言われていないが、他の乗客や乗務員を勝手に撮影するのも、確かに問題ありそうだ。




★横浜駅の横須賀線ホームの端

張り紙ではないが、ホームに三脚・脚立の使用を禁止する地面へのペイント。




★青森駅・・・乗客に親切な青い森鉄道だが、トラブルが何度かあって、止む無くこういう張り紙をすることになったようだ。




 ホームの撮影のルールとマナーは、守っている人が多いから、周りをよく観ていれば、案外自然に身に着くと思う。しかし、北斗星最終日のように、余裕ない人が、場を乱すのは残念だ。


特に次の3つは、マナーというより、ルールと言って良いと思う。

「運転士へのフラッシュ厳禁」

 運転士に向けてストロボ撮影をすると、しばらく運転士の目が見えにくくなる。当然、絶対にしてはいけない。

「脚立に乗った撮影」

 脚立は、高いところから取ろうとするときに使う。北斗星廃止当日のような混雑する駅なら、場所を長時間独占することになる。通過するホームなら、バランス崩したら、ホーム下に転げ落ちかねない。

「黄色い線から下がったところで」
 自分は、これ以上ホームに近づかないから接触しないという自信はあるのだろう。しかし、走ってくる運転士から見れば、線路に近いところにいる客が、周りが見えずにもっと近寄るかもしれないと感じてしまう。


 私は、上野駅の最終北斗星発着時は、仕事中で、行けない。仕事がなくても行きたくもないというのが正直なところだ。

 その代わりに、初日の土曜日に上野東京ラインの初乗りは、したいと思っている。


★写真と文を混ぜてアップしようとすると、写真と文の順番が勝手に変わってしまうことがある。特に今回は、激しく順番が入れ替わる。何じゃこりゃ。めげるな。