のと里山里海号に乗る《前半》~落ち着いた車両 | 車内販売でございます。

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3月末に、石川県・富山県に乗り鉄に行った話、今度は「のと里山里海号」だ。

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【1】のと里山里海号の車体とプラン

のと鉄道「のと里山里海号」は、2015年に運転開始した観光列車。

七尾から穴水を景色の良いところで停車するなどして、普通列車より時間をかけてノンビリと走る。

2両編成の青い車両は、美しくて、風景に溶け込む色になっている。

落ち着きのある色の車両と言える。

土曜・休日は「ゆったりコース」として、観光案内も充実させた運行で1500円。

(スイーツや寿司など食事つきプランもある)

平日は「カジュアルコース」として、運賃+300円で乗車できる。

(水曜日など運休日、貸切運行日もある)

今回の私は「ゆったりコース」で、往きは寿司付き、帰りはスイーツつきのプランにした。

 

【2】様々な座席

「のと里山里海号」の座席だが、2両編成のうち、穴水寄りの「里山車両」はオレンジ色、七尾寄りの「里海車両」は青になっている。どちらの車両も、色は違っても座席の配置は同じである。

のと里山里海号には、様々な種類の座席がある。

《海向き席》・・・海側を向いた座席。テーブルもついている。

大きな窓だから、景色が良く見える。一番人気ある席と言えそうだ。

私は往きに景色を見たくて、海向き席にした。

 

《ソファー席》・・・山側の座席だが、海側を向いてる席。

一段近くなっていて、けっこう良く見える。

6人用の席だが、スイーツプラン等の飲食プランでは、4人で使用する。

テーブルには、飲み物が滑り落ちないように滑り止めがついている。

最もゆったり座れる座席で、小さい子ども連れに適していると思う。

この席だけ網棚がある。写真では、網棚に毛布が載っているのが分かる。

私は、帰りの列車で、この席にした。先に海向き席が埋まって、空いてたからだ。

 

《ボックス席》・・・4人用のボックス席で、広げられるテーブルもついている。

JR九州のソニックはじめ、多くの観光列車に欠かせない折り畳みテーブルだ。

垂直座席だが、乗車時間が約1時間だし、景色も良い区間を走るため、あまり気にならないかな。

なお、上の写真の左側にある2人用席には、窓が無くて車窓を楽しめない。でも、観光列車の指定席として利用する際には、割り当てを避けているそうだ。

 

【3】様々な設備

《展望席》・・・先頭に展望席がある。運転席の隣で、前がよく見える。

列車の先頭から進行方向が見られるのは、素晴らしい。

この展望席は、お子様優先と書かれている。

 

《伝統工芸品1》・・・扉の横には、美しいパネルが。

調べたところ、田鶴浜建具だそうだ。

細かな造りは、或る列車等でも見ることができるが、こちらもスゴイ。

 

《伝統工芸品2》

車内には12種類の伝統工芸品が、並んでいる。

輪島塗、珠洲焼、能登仁行和紙、能登島ガラスといった地元の工芸品が、車内に飾られている。

地元の工芸品の振興に、役立ちそうだ。

 

【4】普通車両

のと鉄道は、本数が少ないローカル線だ。そのため「のと里山里海号」の中には、地元の客が乗る車両と併結して、各駅停車で運転する列車がある。

今回の乗車では「のと里山里海4号」では、景色が良い地点での停車は、行われなかった。

「花咲くいろは」のラッピング車両だ。

この「花咲くいろは」は、石川県の温泉地を舞台にしたアニメで、聖地巡礼をする人もいるようだ。

車両の中は結構座り心地が良い座席。

通路が広いから、混雑しても多くの人が乗れそうだ。

車内には、アニメの絵が貼られている。

 

【5】郵便車の見学

能登中島駅には、珍しい郵便車が停まっている。

数十年前に利用されていた、郵便物を運びながら区分けができる特別な車両だ。

鉄道ファンでけでなく、一般の乗客も、珍しいと感じるようだ。

ポストも設置されていて、郵便物を出すことができる。

写真入りで、昔の様子を紹介している。

「キハ」とか「クモハ」は聞くけど、「オユ」は聞いたことは無い。

郵便車に入る手前のホームには、花が植えられている。

こういうおもてなしの気持ち、うれしいな。

この日は、軽く雨が降っていた。

私は傘を使わなかったが、傘が用意してあった↓。

こういう気遣い、素敵だな。

 

食事、車内販売、おもてなしに関しては、またの機会に。

 

2015年に「のと里山里海」に乗った時の話は、こちら↓

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