のと里山里海号【後半】食事&おもてなし2019 | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

石川県の「のと鉄道」の観光列車「のと里山里海号」に乗った話の続き。

後半は、食事とおもてなしについて。

前半の車両についての記事は、こちら。

 

【1】寿司御膳プランを予約

七尾駅を12:26に発車する「のと里山里海3号」では、寿司を含んだプランが選べる。

ちょうど昼時だから、寿司御膳プランは、ありがたい。

土曜休日だけ4000円(乗車券類込み)で予約できる。乗車だけだと1500円だ。

いずれも、のと鉄道のホームページから予約できる。

指定された席には、寿司と揚げ物などの料理が、初めから置かれていた。

そして、席に着くと、お茶も持ってきてくれた。

大きな窓から景色を見ながら、美味しい寿司を食べられるのは、すごく気持ちよい。

お品書きは、こちら↓。

寿司御膳には、きんつば、デザート、お茶がついている。

お茶も良いのだけど、せっかくの機会だから、地ビールを飲むことにした。

日本海倶楽部というビールだ650円だ。缶ビール400円より、こちらのほうが気分が出る。

 

【2】スイーツプラン

「のと里山里海号」の、1号・2号・4号では、スイーツプランが予約できる。(土曜休日)

赤いマカロンは、輝いて見える。

この日のスイーツプランは、コーヒー、マカロン、ロールケーキが出された。

ロールケーキ、マカロンとも、凄く美味い。

コーヒーも味わいがあり、もう1杯おかわりした。

そしてお土産がついている。

地元の辻口博啓氏のスイーツが、土産だ。

ただ、後発の花嫁のれんでも同じ辻口スイーツだから、新鮮味に欠けるかな。

クリアファイルも、お土産についていた。

私は2本乗ったから、2クリアファイルも2つゲット。

 

【3】車内販売

車内販売は、カウンターに買いに行く形式になる。

飲み物は、ホットコーヒー300円、冷たいお茶150円、サイダー240円、地ビール650円など。

グッズは、各種ストラップ550円、郵便列車絵葉書400円、あぶらとり紙350円など。

車内販売で買ったのは、ミニタオルだ。

のんびりと乗っていて、「あとで買おう」と思っていたら、いつのまにか終点になってしまった。

まあ、往きは地ビール、帰りはミニタオル買ったからいいか。くつろげたから。

ちなみに大相撲の人気力士・遠藤関は、地元穴水の出身。

穴水駅には穴あきパネルもある。グッズも積極的にPRすれば、売れるのになあ。

 

【4】列車からの車窓

この日は、あいにくの天気で、あまり良く見えなかった。

《七尾湾・ツインブリッジ》

このビュースポットでは、いったん停車してくれる。

遠くの橋が見える。この近くの民家から、手を振ってくれて、嬉しかったなあ。

 

《能登鹿島駅》海の近くの桜がキレイな駅。

3月30日は開花前だった。その後、テレビで満開の様子が放送された。

素晴らしい風景だった。10日間ずれていたら美しかったんだけど。(満開時は大混雑だろうけど)

 

《ボラ待ちやぐら》

ここで魚を取る昔ながらの漁法だそうだ。

 

《トンネルのイルミネーション》

穴水に着く直前のトンネルが、電飾で輝いている。

観光列車が走るときだけ点いているようだ。「ようこそ」とメッセージが。

 

【5】様々な気遣い

のと鉄道では、アテンダントさんを初めとする気遣い・おもてなしの気持ちが、様々なところで見られた。

《1》ビールにラップ

途中で郵便車の見学に降りると、ビールにラップがされていた。

気遣いいいなあ。

 

《2》傘の用意

前回も取り上げたが、郵便車の見学時に、傘が用意されていた。

 

《3》駅を発車

穴水駅を発車する際に、駅からハッピを着た関係者の方が、列車に向かって手を振ってくれた。

発車して1分近く経ったのに、まだ振り続けてくれた。

コンデジでかなりの倍率の望遠の写真がこちら↓(180mm望遠に相当)

嬉しかったなあ。こちらが振った「手」は、届いたかなあ。

 

《4》3年前のアテンダントさん再び

3年前にマイクを握って観光案内をしてくれたアテンダントさんが、この日も乗務していた。

このアテンダントさんは、キレイな声と話し方で、私は素敵な声のファンになっていた。

何しろ3年ぶりの乗車だから、覚えているわけないと思いながら話しかけると、何とハッキリと覚えてもらっていたのが分かった。

アテンダントさんに覚えてもらうって、観光列車のマニアにとって非常に光栄なことだ。

「覚えていたなら、初めから言ってよぉ~(^_-)-☆」という気持ちを抱えながらも、ココロを満タンにして、のと鉄道を降りることができたのだった。

のと鉄道も含めて、地方の第三セクターはほぼ例外なく経営が厳しい。でも、これだけ素敵な観光列車を持つわけだから、前途は明るい! 今後も頑張ってほしい。