「べるもんた」で寿司を食う | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

3月末に、北陸の観光列車3本に乗りに行った。

「花嫁のれん」に続いて、今回は「べるもんた」の話。

 

【1】「べるもんた」とは?

正式名称は「ベル・モンター二ュ・エ・メール」となっているが、名前が長いので「べるもんた」と略して呼ばれる。

土曜・日曜に、富山県の城端線、氷見線を走る観光列車だ。

写真のように、1両編成の短い気動車だ。

緑色の落ち着きがある塗装で、カッコいい。

全車指定席の普通列車扱いだから、青春18切符でも乗ることができる。

 

【2】べるもんたの車内

車内は、ボックスシートが中心だ。

氷見線・城端線は短く、乗車時間が1時間以内だから、この座席でもさほど問題ないと思う。

特急ではなく、指定席料金520円の追加で乗れるのだから、順当と言えそうだ。

ボックスシートには、テーブルがある。

水戸岡車両ではないが、テーブルを広げて、食べ物を置くことができる。

窓に向けた席が、こちら↓。

氷見線では、座席が海に向いていて、人気の席と言える、

座席についての説明は、2016年に乗った時の記事に詳しい。

 

【3】寿司が食べられる

「べるもんた」の最大の魅力とも言えるのは、寿司職人が車内で握った寿司を食べられる点である。

寿司5カン、お茶つきが、こちら。2000円で予約できる。

値段は高いが、新鮮なネタで、美味い。

景色を見ながら食べられることもあって、最高の味と感じる。

予約制だが、当日でも注文できる日がある。

 

この日は頼まなかったけど、2016年に頼んだ「ほろ酔いセット」1500円もある↑。

 

【4】寿司カウンター

車両の端に、職人さんが寿司を握る場所がある。

カニなどの寿司ネタは、冷蔵設備に入っている。

本来は、列車で寿司を握るなんて、先例がほとんどない訳だから、保健所のお役人をよく説得したと思う。

海産物の瓶詰などをお土産に買うことができる。

「ほたるイカの佃煮」700円、「ゆずみそ」600円、「しろえび小判(せんべい)」650円などなど。

職人さんの他、男女1人ずつが寿司を運んだり、注文をとったりしていた。

素敵な仕事っぷりだった。

 

【5】コーヒーの注文

私は、氷見までの往復で乗車した。

帰りに寿司を予約していた。往きに何か頼もうとしたが、良いのがあった。

コーヒーだ!

ホットコーヒーを頼んだら、このような状態で持ってきてくれた。

コーヒーの紙コップが、日本酒用のマスに入っている。

雰囲気も出るし、揺れても滑らないし、一石二鳥だと思う。

砂糖などが入った紙コップは、様々なシールが貼られている。

「ささやきコーヒー」という名前のようで450円。やや高いが面白くて良かった。

 

【6】様々な車内設備

トイレ前にある手洗いの設備。料理が出る列車だけあって、しっかりしている。

 

地元の工芸品を展示するスペース。

ここに記念乗車証に押すスタンプも、用意されている。

 

 

車両のか所かに富山県南砺市の伝統工芸品「井波彫刻」が見られる。

地元に関係する景色を、彫刻で表現している。

 

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