石川県を走る観光列車「花嫁のれん」に乗った話、今回は「車内販売と食事」「接客」について。
【1】スイーツセット
「花嫁のれん1号・3号」では、スイーツセットが予約できる。
1品目は「スイーツ」、見た目も美しいけど、味も素晴らしい。
お皿も、しっかりしていて、雰囲気が出ている。
ホットコーヒーがついている。
そして焼き菓子の箱がついている。バームクーヘンやクッキーだ。
このお土産にみなる箱は、1200円相当のようだ。
予約が必要なのは、スイーツの生菓子だけだから、これで予約制にする必要があるのか疑問に思える。
【2】ほろ酔いセット
「花嫁のれん4号」では、ほろ酔いセットが予約できる。
日本酒、ペットボトルの「加賀棒茶」が渡される。
おちょこが、ロゴ入りとはいえ紙製なのは、ややガッカリ。
そして、おつまみは、次のような品物だ。
日本酒と加賀棒茶もついて、これで2000円なら満足できる。
結構おいしいし、何といっても見た目が華やかだ。
今回の「ほろ酔いセット」のメニューは、こちら↓
酒は「宗玄」という地酒だ。日本酒があまり好きではない私でも、イケると感じた。
【3】車内販売カウンター
2両編成の真ん中に、カウンターがある。
予約をしていない客でも、ここで飲み物・グッズなどを買い求めることができる。
キーホルダーは、可愛いというより、美しい。
販売メニューを撮影した。
【4】購入した品物
今回購入したものは、こちら。
花嫁のれんが描かれた地ビール「金沢百万石ビール」420円、「珠洲塩のクッキー」380円だ。
地ビールは、癖があるものも多いが、美味いビールだった。
クリアファイル250円も購入した。
使えるグッズが少ないが、これは手ごろだ。
輪島塩柚子ドリンク「NANATSU」250円、すっきりした味で、食事の味を妨げない。
塩ようかん160円も、1個で味見ができるのが嬉しい。
【5】おもてなし
記念撮影ボードを持って、アテンダントさんが回ってくる。
何度も笑顔で勧めてくれる。
七尾駅では、駅員さんがお出迎え&見送りをしてくれる。
そして手を振ってくれる。気分が良くなる。
前回の記事にも書いたが、この日は和倉温泉がある七尾市の観光PRがあった。
七尾市の観光パンフレットと、ゆるきゃらのカードが入っていた。
そして花嫁のれんのタオルもいただいた。
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ここからはトゲのある記事。
今回は、かなり満足度が高かった「花嫁のれん」だが、
前回2016年4月は、かなりガッカリした状態だった。
改善前《1》 ホットコーヒーの温度
今回と同じく、スイーツセットを予約した。
そこで出てきたホットコーヒー。
すごくぬるいと感じたので、温度をすぐ測定したら・・・
何と34.0度、体温より低いじゃないか。
これでホットコーヒーと言えるのかあ。
改善前《2》 ほろ酔いセットの料理
予約制の日本酒付きの料理だが、前回は惨憺たるものだった。
『前回』はこちら↓
『今回』はこちら↓
今回の方が、圧倒的に華やかだ。
前回も不味くは無いが、量の少なさは致命的だ。
《改善点3》 お品書きが違う
前回のほろ酔いセットのメニューが、写真のように別の料理(和軽食)のものになっていた。
あとから料理の種類をチェックしようとしても、できない。いい加減だなあ。
《改善点4》 笑顔の接客
前回・3年前は、アテンダントの笑顔があまり見られなかった。
(運転開始から半年で、まだ不慣れな面はあったと思うが)
今回は、笑顔で楽しそうに、すごく気遣いも感じられた。
(前回の笑顔は、1号車の団体客に向けられていて、2号車の個人客は軽視されていた気がした)
しかし今回のアテンダントさんは、笑顔で楽しそうに、すごく気遣いも感じられた。
たとえば、終点金沢が近づくと、アテンダントさんが、ごみを回収に来た。
私の隣の客が、飲み干したコーヒーの紙コップを持っていたが「記念に持ち帰ります」と言って回収を断った。
するとアテンダントさんは「でしたら新しい紙コップをお持ちしましょうか」と申し出た。
こういう気遣いは、非常に素晴らしい。
私には、「花嫁のれん」の1号に続いて4号に乗ったら、「おかえりなさい」と挨拶してくれた。
「先ほど乗った客と知ってますよ」「続けて乗ってもらえてうれしい」という気持ちが伝わってくる。
と・こ・ろ・が・・・前回はというと・・・
撮りごたえのある華やかな車内を、3万円のコンデジで撮っていると、一番ベテランと思われるアテンダントから、険しい表情でこう言われた。
「取材ならキチンと許可を得てからにしていただかないと!」
(私はアテンダントさんや乗客に、基本的にカメラは向けない主義で、モノだけを撮っている。)
仮にそのようなことを言いたのなら「雑誌の取材か何かですか」と入るなど、言い方を考えて欲しいと感じる。