クセものスイーツはクセになる?
こんにちは。
先日の帰省で思いっきりリフレッシュ!
早くもスイーツCHECKに余念がないスガっちです。

ところで、「いぶりがっこ」ってご存知ですか?
実はコレ、秋田名物のお漬物で、東京の友人たちにも好評なお土産リストの筆頭なんです。
がっこ(大根のこと) を燻製状にしたお漬物は、パリパリとした歯ごたえと燻製独特の香りがマッチして、やめられない止まらない逸品。
元来、秋田県はこうした発酵食品が多い地域で、お漬物以外でも醤油、味噌なんかも有名です。
いきおい余って「発酵サミット」なるものも開催されたりします(笑)
そんな“発酵もの”大好きな秋田県民の血でしょうか?
スイーツに関しても僕は“発酵もの”に目がありません。
そう、いわずと知れた“チーズケーキ”のことです!
というわけで、今回訪れたのはケーキ全てにチーズを使用しているという、チーズマニア垂涎のお店、『六本木チーズパティシエ』。

東京ミッドタウンの真向かいという立地条件の良さも手伝ってか、幅広い層に注目されているお店とのこと。
う~ワクワクしちゃいます!

こちらのケーキに使用しているチーズは20種類以上!
ベイクドチーズケーキだけでも数種あり、定番のレアチーズケーキ、そしてプリン、シュークリームにまでチーズが入っています。
ひとつひとつ異なったチーズを使ったり組み合わせたり、お店のこだわりが伝わってくる豪華なレパートリーですね~

そのこだわりを示すおもしろい説明書きを発見!
「チーズ濃度」
文字通り、食べる際にどれくらいチーズの味を感じるかを、“★”の数で表しているんです。
食べやすい“★”から、ややクセを感じる“★★★★”まで。
せっかくですから、今回は“★★★★”に挑戦です!
その四つ星ケーキは、1日8個限定の“ゴルゴンゾーラ”!
相変わらず限定品に弱いんですよねぇ……

ちなみにこのケーキには、伊料理や仏料理で使われる、牛の青カビチーズがたっぷりと入っているとのこと。
独特の匂いのあるチーズ──果たしてスイーツにフィットするのでしょうか?
喫茶スペースがある2階にてイートイン。
ケーキが運ばれてきた瞬間──漂ってきました!

なんたる濃厚なチーズの匂いでしょう!
筋状に走る青カビに若干ビビりつつ、思い切ってパクッ!
……おや?
強烈なチーズの香りはケーキを支配するのではなく、スイーツの甘さと絡みあい、クリーミィな味わいが口いっぱいに広がってきます。
もちろん、チーズの濃厚な旨味を充分に引き出した上で!
クセのある味が、逆にクセになるという不思議!!
鼻で嗅ぐ香りと口に含んだ際の香りが別物だったことに驚きました。
これは……なんというか、オトナの味?
ワインとも相性の良いチーズケーキかも知れません。
あ、僕はワイン飲めないんですけどね……

しかも一口ごとにチーズの味が浸透してくるようで、思わず小さく刻んで、何口も何口もしっかり堪能させてもらいました。
いや、これホント、クセになっちゃいます!
新たなレコメンドを発掘し、さらに“発酵もの”好きになった自分に満足しつつ帰宅すると、実家から恒例の段ボールが到着した模様。
今回は何を送ってきてくれたのかな~と期待して箱を開けた途端、部屋に充満するアノ香り!
小分けにされた大量の「いぶりがっこ」の山……

は……母上サマ!
確かにこっちで大好評だったと報告しましたよ。
でもですよ、いくら好評でも、この山をどうしろと?
店でも開けってか!?

せっかく“発酵もの”好きを再確認した日に、逆にトラウマになりそうなほどのフル・オブ・“発酵もの”。
思わずフリーズ──いや、スモークしてしまったスガっちです。

■六本木チーズパティシエ
都営大江戸線六本木駅より徒歩3分
東京都港区六本木7-8-9isdビル1F
03-6459-2559
萌えスイーツは秋田にあったんだにょん♪
こんにちは、スガっちです。

先日、5ヶ月ぶりに秋田に帰省。
今回も往復で約20時間、夜行バスに揺られまくりました。

最近の秋田は、昨年のB1グランプリ(B級グルメの祭典)で「横手焼きそば」が優勝して以来、珍しい郷土料理目当ての旅行客がたくさん訪れています。
さらに、現在TBSで放送中の韓流ドラマ『IRIS-アイリス』のロケも行われており、韓国からの観光客も増えてるみたいです。
何はともあれ、地元が注目されるのは誇らしい!

そして密かに秋田スイーツも熱いみたいなのです!
地元の友人情報によると、こだわりの絶品マクロビスイーツを提供する、東京にあっても遜色のないお店があるとのこと。
田畑が延々広がる田舎だと思っていたわが地元に……感無量です!
今や秋田っ子の間では超有名らしきこのお店、この機会にチェックせねば!
お店の場所は、羽後町(うごまち)というところ。
「緑と踊りと雪の町」なんてステキなキャッチフレーズのある町です。
重要無形民俗文化財に指定をされている「西馬音内(にしもない)盆踊り」が有名で、最近では萌えイラストつきのあきたこまち「萌え米」を発売したことで注目を集めました。
のどかな田園風景が続く町並みの一角に、“櫻山(おうざん)”と書かれた小さな看板を発見。
友人情報だと、これがお店の店名らしいのですが……見渡す限り民家しかないぞ?
半信半疑で看板の矢印通りに進むと、古風な佇まいの民家が。

どうやらこれがお目当ての『櫻山』──正確には、
『OHZAN Cafe & Restaurant』みたいです。
築120年の旧迎賓館を改築した店構えが、いい味だしています!
店内に入るとすぐにメイドさんがお出迎え……って、メイド!?
想定外のコスプレ(?)に慌てましたが、そのメイドさんにお話を伺うと、お店のイメージ「明治のモダンな雰囲気」を表現した制服とのこと。
言われてみれば、レトロなロケーションにピッタリじゃないですか。
あ、けっして今はやりの萌え系メイド服ではありませんよ。


さて、この古き良き時代の日本を感じさせるお店の評判のマクロビスイーツはどこかなぁと、ショーケースを覗くと……ん? 何もないぞ?
すかさずメイドさんからの衝撃的な一言。
全部売り切れてしまいました!

そぃなばおがだべで~(訳:そりゃないよ~)

これまた想定外!
まぁ、さんざん人気店だと聞いていたことだし、こんなこともあるのでしょう。
しかし、収穫ゼロではブログに穴をあけてしまう→かたこり師匠に叱れてしまうと思うと、恐ろしくなってしまい、空のショーケースの上にあった珍しい形のラスクとコーヒーを注文しました。
ラスクの名前は形そのままに、“クロワッサンラスク”といいます。

左から、コショウ、キャラメル、シュガー。
お目当てのマクロビスイーツは食べ損じましたが、これはこれでなんだかソソられるぞ。
気を取り直して、美しい庭でも眺めながら、明治風のカフェタイムを堪能することに。
美味しいコーヒーをすすりながら、ラスクを一口。
うわっ!
一瞬びっくりしました。
残りもの(失礼!)だと思っていたこのラスク、とんでもなく旨い!
サクサクしながらもふんわり軽く、優しい食感──表面にまぶしたお砂糖には、どうやらオリジナルのフレーバーが仕込まれているようです。
コショウ味のラスクには甘さはなく、ピリっとした刺激と香ばしさを効かせながら、あくまでスイーツらしさを損なってないところが絶妙!
たまらず残りの二つを次々ほおばりました。
キャラメル味のラスクは、甘さにほんのり苦みを加えたオトナの味。
シュガー味はプレーンのラスクで、作り手のこだわりを凝縮したような基本の味を過不足なく体現しています。
たなボタ……というワケではありませんが、これは嬉しい誤算でした。
マクロビスイーツ目当てでラスクに驚かされるとは!
今回は想定外のことばかり。
秋田あなどりがたし、です。
帰宅後、どうにも気になってしまいネットで検索してみたところ、やはりこの“クロワッサンラスク”は有名みたいで、通販でも爆発的ヒット商品になっているそうです。
パッケージに描かれたイラストも評判らしく、実はこれを手掛けたイラストレーターの西又葵さん、上のほうでも触れた「萌え米」のイラストも描いているんです。
「萌え米」同様、このラスクも秋葉原で大人気と知らなかったなんて、スイーツマニアとしても秋田県民としても恥ずかしい限り。

それにしても秋田県民は西又葵さんに足を向けて寝られませんね。
これからも秋田のためにステキな作品をお願いします!
ささやかながら秋田産商品の売上に貢献しようと、ラスクを通販で購入するスガっちなのでした。

ベ……別に萌えイラスト目当てじゃないんだからねっ!
■OHZAN Cafe & Restaurant
秋田県雄勝郡羽後町西馬内字川原田12-2
0183-62-5303
スイーツに関しては『新参者』とは呼ばせません!
こんにちは。
東京に長く暮らしていると、ふいにお袋の味が恋しくなってしまうスガっちです。

僕の故郷──秋田では、そろそろ田植えが始まる時期。
今から秋の収穫が楽しみで仕方ありません!
とれたて炊きたての新米のおいしさは、それはもう格別!!
噛めば噛むほど甘さが口の中に広がって、アキタコマチ特有の粘りとみずみずしさが味わえます。
スガ家のばさま(秋田弁でおばあちゃんの意味)は、昔語りを聞かせるように、何度もこう言っていました。
ままはたげだらすぐかませ。
秋田弁で「まま」は“ごはん”で、「かませ」は“かき混ぜろ”のこと。
つまり……
ごはんが炊けたらすぐにかき混ぜなさい。
という意味。
これを繰り返し教えられました。
炊きたてのおいしさを均一にして閉じ込める。
転じて、一番おいしい出来たてを食べなさい──という意味も含まれているんです。
このおいしさの方程式は、お米だけではなく、もちろんスイーツにも当てはまりますよね!
今回のスイーツ探索の目的地は人形町。
今まさに視聴率も好調なTVドラマ『新参者』の舞台です。
その人形町にある洋菓子店『シュークリー』に、1日3回、時間帯・個数限定で発売される、大人気のシュークリームがあると、ネットのクチコミを見つけての遠征です。
「限定」って言葉にめっぽう弱いんですよね。

ドラマのロケに遭遇しないかキョロキョロしているうちに到着。

1日3回の販売スタートは、それぞれ9時半、12時、17時からとのこと。
今回は17時の部に狙いを定めて、10分前にスタンバイです。
同じ目的のお客さんがすでに10人ほど。
販売時刻には20人以上の行列になりました!
グルメサイトの書き込みにあった「毎回5分で完売」というのは本当のようです。

ん? なんか『新参者』でもこんなシーンあったよな……?
ショーケースの上の山盛りシュークリームが、あれよあれよと減っていきます。
10個単位で買う人も珍しくないみたいですね。
買えるかなぁ?──と、不安になる心理を察したように、シュークリームの山“第2弾”が登場!
飛ぶように売れる人気商品、堂々のゲットです。

店員さんには箱ではなく、紙袋に入れてもらえるようお願いしました。
そう、おばあちゃんの言いつけ通り、できたて最高の瞬間を味わうためです!
下町とビジネス街が混在する日本橋──再びドラマのロケ現場を探しながら食べ歩きと洒落こむことにしました。
それにしても見てください、コレっ!

表面をまんべんなく覆った大量の胡麻(ゴマ)!
やはり下町の老舗和菓子テイストがシュークリームにも影響しているのでしょうか?
理由はともかく、胡麻とシュー生地の香ばしい香りが食欲をそそります。
こりゃ街ゆく人の目なんて気にしてられませんぜ!
大口でかぶりつくと、バリッと音を立てるシュー生地の間から溢れ出すクリーム!
この食感の良さと香ばしさは、塩を効かせた胡麻のクッキー生地をかぶせ、1時間半かけて焼き上げた賜物なのです!

隙間なくたっぷり詰められたクリームはコクがあるのにアッサリした甘さ。
トロ~リでもドッシリでもない絶妙な滑らかさが、ザクザクしたシューの食感とのおいしい対比となっています。
加えて、胡麻の塩加減がクリームの甘さを更に引き出す重要な役割を担っているようです。
こだわりゆえの限定商品──並ぶ価値は充分あります!
口の周りをクリームまみれにして満足してたら、おばあちゃんの言いつけをもうひとつ思い出しました。
あめな食ったらすぐ歯ぁみがけ!
「あめな」は“甘いもの”のことでして……
成人になっても子供扱いですからね。ハァァ
でも、その教えを守っているせいか、甘いものが大好きでも虫歯ゼロです。

やっぱりばさまは偉大だぁ。
黒木メイサさんを探して見惚れるつもりだったのに、何故かばさまリスペクトしてる、おばあちゃんっ子のスガっちなのでした。

■シュークリー
東京メトロ人形町駅より徒歩5分
東京都中央区日本橋人形町1-5-5 セントハイム人形町源 1F
03-5651-3123
『あつあつ卵の不吉な火曜日 (卵料理のカフェ1)』/ローラ・チャイルズ
こんにちは。
いよいよG.W.突入ですね。

皆さんは何をしてお過ごしになるのでしょう?
やっと天気も安定してきたようだし、当編集部のスタッフは、それぞれお気に入りのカフェで積読中の文庫を読み耽る計画中(誰も遠出の予定がないのが哀しい……)。
カフェと文庫本の相性はやっぱり抜群。
意外かもしれませんが、特にミステリーは。
もともと“コージー・ミステリー”というジャンルがあるくらいで、欧米ではドストエフスキーやスタンダールなんて重厚な古典文学の箸休めに、軽い謎解き小説をお茶を飲みながら愉しむ文化ができあがったみたいです。
ちなみに“コージー”とはティーポットの保温カバー。
日常的だったり、のどかさの象徴とのこと。
“コージー・ミステリー”自体は“ハードボイルド小説”の反義語みたいな位置づけらしいですね。
今回ご紹介する著者──ローラ・チャイルズも、そんな“コージー・ミステリー”の良作をリリースし続けるアメリカの作家さんです。
彼女の代表作《お茶と探偵》シリーズは、ティー・ショップのオーナーのセオドシア嬢と愛犬アール・グレイ(!)が住むのどかな街、チャールストンが舞台。
まずは表紙の数々をご覧ください!
◆《お茶と探偵》シリーズ①~⑧
(左上)①『ダージリンは死を招く』
(右上)②『グリーン・ティーは裏切らない』
(左下)③『アール・グレイと消えた首飾り』
(右下)④『イングリッシュ・ブレックファスト倶楽部』


どうですか?
スイーツ&カフェ好きもソソられる表紙じゃないでしょうか!
続いて後半……
(左上)⑤『ジャスミン・ティーは幽霊と』
(右上)⑥『カモミール・ティーは雨の日に』
(左下)⑦『ブラッドオレンジ・ティーと秘密の小部屋』
(右下)⑧『ロンジン・ティーと天使のいる庭』


タイトルも可愛らしい!
2010年5月現在、全8タイトルが刊行中です。
謎解きモノとしてはユルい部分もポツポツありますが、それこそカフェでまったりする時などに丁度良い読み物だと思います。
あ、“コージー・ミステリー”の中には殺人事件が起こらないモノも多々ありますが、このシリーズはしっかり起きますので、そっち系が苦手な人はご注意ください。

そんな著者の新シリーズが昨年末リリースされました!
その名も《卵料理のカフェ》シリーズ。
まだ第一弾ですが、前シリーズ同様に期待できそうです。
舞台はアメリカの田舎町のアンティーク・カフェ。
40代の未亡人スザンヌを中心に、やさしい仲間たちが殺人事件の謎を解くシリーズです。
事件の謎も魅力的ですが、シリーズ名に恥じない、数々の卵料理の綿密な描写に思わず食欲もソソられたりして……。
またまた続刊が愉しみな一作に仕上がっています。
前シリーズを読むなら、普段はコーヒー派の人も紅茶をお供にすることをお奨めします。
本作を読むなら、もちろんオムレツやベイクド・エッグを!
G.W.を読書三昧で過ごす私たちみたいな皆さんへ──ぜひ。
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◆『あつあつ卵の不吉な火曜日(卵料理のカフェ1)』
/ローラ・チャイルズ

◆講談社(2009/12)◆¥903
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前シリーズ同様、ランダムハウス講談社文庫からでお手軽です。
ではまた次回!

日本茶と和スイーツの相性は僕とお天気お姉さんより確実に良し
こんにちは。
デコボコ気温に今日もヤキモキのスガっちです。

最近は朝の天気予報チェックが日課になりました。
いや、前夜のニュースでもいいんですが、最近はハズれることも多いので、最新情報が欠かせないというか。

もうひとつの理由は、早朝のニュースのお天気お姉さんが可愛いから。

天気が当たった日は3割増し美しく見えたり。
そんな寂しい日課を果たすべく、今朝も起きざまTVチェック。
お目当てのチャンネルにてお姉さん登場!
今日は手がかじかむほどの寒さで~す

……って、お姉さん!!
笑顔でそんな恐ろしいセリフ言わなくても。

そういやなんか寒っ!(←見惚れすぎ)
まぁ不吉な朝の一幕ですが、ヘコんでられない。
だって今日はカフェ探索の日ですから!
ブクブク着ぶくれしながら向かった先は、表参道の日本茶専門カフェ『茶茶の間(ちゃちゃのま)』。

外の寒さを忘れるほど温かい笑顔で直々に迎えてくれたのは、オーナーの和多田 喜(わただ よし)さん。
日本茶インストラクターの有資格者で、日本茶ソムリエとして、その奥深い魅力を伝える活動をされています。
暖房の効いた店内でグルグル巻きのマフラーをほどき、ほっと一息。
お目当ての“日替わりわらび餅と本日のお茶セット”を注文しました。
外が寒いので“本日のお茶”は、ほうじ茶にしました。
とは和多田オーナーの弁。
うぅ、僕が今まさに望んでいたものですよ!
嬉しいシンクロニシティ──いや、日本茶ソムリエの嗅覚?
ビンゴな注文を終え、落ち着いて店内を見渡すと、中央のワゴンの上に茶器がたくさん並んでいました。

その場で和多田オーナーが優雅な仕草でお茶を淹れ始めます。
高い位置からお湯を注ぎ、空気をたっぷり含ませることで、まろやかな飲み口になるのだそうです。
おほぅ、優しい香ばしさがふんわり漂うお茶が届けられました!

ここは僕もソムリエになりきってみようと思います。
上品なお茶の色を愛(め)で、香りを静かに吸い込み、器越しのぬくもりを感じ、すする音も上品(?)に──と、五感を駆使!
そして肝心の味覚は、流儀に従い、口の中でお茶を回してみます。
熱すぎずぬるすぎず、絶妙の温度が香りを広げ、とろりとした甘さを舌に感じ飲み込むと、次第に内側からポカポカ感が!
冷えた体に熱が戻ってきて、生き返る心地です。

このお茶は「宇治無農薬ほうじ茶」という名で、茶葉を1年寝かせて香りを更に引き出したもの。
茶の匠(たくみ)の愛情が光る逸品ですね!
喉も心も潤った頃、いよいよ“わらび餅”の到着です!

きな粉と蜜に覆われていて写真では分かりづらいのですが、このわらび餅、深い緑色なんです。
その正体は、今が旬の「よもぎ」!
むっちりした弾力の餅を、和の佇まいもステキな竹のフォークで切り分け一口。
とろりと柔らかい餅は一瞬で溶けてしまいました!
きな粉と黒蜜の甘さの中に、よもぎ特有のかすかな苦みと清涼感ある香りがクセになりそうな味ですぅ。

そしてまたコレが、ほうじ茶とよく合うこと!
黒蜜で甘くなった舌をお茶がさっぱり洗い流してくれ、いくらでも食べられそうですよ!
しかも嬉しいことに、お茶のおかわりが自由。
調子に乗って3杯も飲んでしまいました!
なんだか我が家に居るようなリラックスできるひと時です。
とはいえ、至福の時間はそうそう長くは続かないもの。
また寒い街並みに戻り、帰路に着かなくては。
なんとか今のポカポカ感が家までもってくれると嬉しいなぁ。
なんて思いながら会計を済ませ、外を見ると──!!
“みぞれ”が降ってるじゃん!
ちょwww 朝の天気予報、そこまで言ってなかったよね?
可愛さあまって憎さ百倍!

お天気お姉さんに不当な怒りをぶつけるスガっちでした。

■茶茶の間(ちゃちゃのま)
東京メトロ明治神宮前駅より徒歩5分
渋谷区神宮前5-13-14
03-5468-8846
『アイスクリン強し』/畠中恵
こんにちは。
今回もタイトルにスイーツを冠した本をご紹介します。

前回の作品もそうでしたが、コッチ系はやっぱりまだ女性作家さんの作品が多いようですね。
せっかく<スイーツ男子>も定着したことだし、男性陣の作品だってもっと読みたい!
……なんて個人的には思ってしまいます。
あ、米澤穂信さんは男性でしたね。

今回ご紹介するのは、畠中恵さんの『アイスクリン強し』。
大ヒット中の《しゃばけ》シリーズからは、ちょっとだけ時代を現在に近づけて、日本のスイーツ黎明期を描いた単発モノです。
時は明治23年──維新直後、所は東京は築地。
元士族の主人公、<皆川真次郎>は念願の西洋菓子屋を開きます。
その名も<風琴屋(ふうきんや)>。
文明開化の日本には世界中から珍しい(南蛮菓子改め)西洋菓子が入ってきて、真次郎は修行に日々奮闘中。
そこへ元幕臣の甘いもの好き警官隊<若者組>の連中が次から次へと厄介事を持ち込んで……。
「チヨコレイト甘し」
「シユウクリーム危し」
「アイスクリン強し」
「ゼリケーキ儚し」
「ワッフルス熱し」
それぞれタイトルも可愛らしい連作短編集です。
《しゃばけ》シリーズでは、人と妖(あやかし)のほんわか人情劇が多くのファンを獲得していますが、本作ではほんわかさはそのままに、激動の時代が舞台ということもあってか、登場人物のスラップスティックぶりが楽しい一作に仕上がっています。
歴史の暗部も要所要所で描かれていますが、けっして陰鬱になることはなく(むしろサバサバしすぎ?)、スラスラ読めてしまう作品ではないでしょうか。
スイーツファンとしては、伝来当時の洋菓子づくり──その試行錯誤ぶりや四苦八苦する姿に感銘するかもしれませんね。
ぜひ、アイスクリームでも食べながらご一読ください。
あ、本は汚さないように。
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◆『アイスクリン強し』/畠中恵

◆講談社(2008/10)◆¥1,575
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この表紙もレトロっぽくていい感じです。
ではまた次回!

風邪をひいたらプリンを食えとはママンの教え
こんにちは……ゲホゲホッ
う゛~
ここ最近の気温の急激な上がり下がりに体がついて行かず、やや風邪気味のスガっちです。

子供の頃なら風邪のひきはじめにはいつもママンがプリンを買ってきてくれたなぁ……
などとボーッとした頭で考えていたら、ホントにプリンが食べたくなってきました。

思えばプリンも昔から比べると美味しくなりました。
菓子メーカーのものもコンビニオリジナルのものも、充分に満足できるクオリティです。
そんな気軽に入手できるプリンが頑張る中、オリジナルプリンをつくり続けるスイーツ店の努力は、きっと並々ならぬものなんでしょうね。
うぅ、そう思うと居ても立ってもいられなくなりましたよ!
スイーツ店のプリンの“今”を確かめよう!

きしむ体に鞭打って、プリン探索に出かけます。ヒィヒィ
訪れたのは、浅草の名店『テスタロッサカフェ』が3月27日にオープンしたアンテナショップ──その名も『浅草シルクプリン 神田店』。
テレビや雑誌でも頻繁に採り上げられる“浅草シルクプリン”が神田でも入手できるということで、オープン以来行列が絶えないこのお店。
オフィス街ということもあり、この日もOLさんに負けないくらい、サラリーマンらしき男性客の姿が目立っていました。

家族サービス、これからもうひと仕事という会社の同僚への差し入れ、はたまた自分へのご褒美──立地的にも様々な用途で気軽に購入できるのがグッドですね。
期間限定品を含め、常時9種類の味が選べる“浅草シルクプリン”の中から今回購入したのはプレーンタイプ。
王道中の王道をセレクトしてみました。

と、それだけでも満足だったのですが、ショーケースの一角にど~にも気になるプリンを発見!
だってネーミングが“プレミアムシルク”ですよ?

これは比較検証しなくてはと、迷わず追加注文しちゃいました!
この2品に加え、ママンの思い出も色濃いグリコの“プッチンプリン”をコンビニにて入手して、<当世プリン味比べ>の開始です。

まずは“プッチンプリン”から。
明治や森永をはじめ、プリン@コンビニは軒並み美味しくなったというのは、先程お伝えしたとおり。
そんなハイレベルな製菓メーカーものの中でも、僕がハナタレ小僧の頃から最も親しんできたのがコレ。
一口食べて、もうホッとします。
昔ながらの味なのに現代人の舌も満足させる「庶民のプリン」代表。
やっぱり大好きな味なんだなぁ。

続いて“浅草シルクプリン”プレーンタイプ。
全卵を使用しているため濃厚な味ながら、ビター風味のカラメルソースと併せることで“濃すぎ”になることを防ぎ、ほど良い上品な濃さを保っています。
絶妙な味加減もさることながら、この滑らかな舌触りったら!
すぐには飲み込まず、舌の上でその感触を味わってほしいぞ!
まさしく「シルク」の名に相応しい逸品でした。

トリはリッチ感あふれる“プレミアムシルク”。
手間を惜しまず卵黄のみを使い、バニラビーンズも通常の3倍(!)盛り込むという破格の贅沢さ。
当然の結果ですが、風味も極上の「プレミアム」でした!
プレーンタイプ以上に、口の中でとろける柔らかさは特筆モノ!
前者が高級シルクなら、こっちは天女の羽衣でしょうか?
普段より達成感のある仕事をした時のご褒美にしたいですね~

わかりづらいかもしれませんが、三者の質感はこんな感じです。

左から“プッチンプリン”、“浅草シルクプリン”、“プレミアムシルク”。
肌理(きめ)の細かさがこんなに違うんですねぇ。
あ、もちろんそれだけで優劣をつけるワケではありませんが。
市販のプリンにだってそれ独自の美味しさがあり、僕のような昔ながらのファンは大勢いますしね。
しかし、そうした面を差し引いても、専門店のプリンの“本気”には敬服してしまいます。
舌の肥えた現代人に対応するように市販品が目覚しくクオリティを高めていく中、専門店の誇りを掲げ、(市販品よりは)割高な対価に見合うような味の追求は、まったくもって想像以上でした!
味に“正解”はなく、ぶっちゃけ“好み”ではありますが、メーカーも専門店も日進月歩で精進する姿は、一消費者としてこの上なく頼もしく感じます。
美味しい食品が人間を幸せにする──
心なしか、風邪が抜けた気がするスガっちなのでした。

風邪の時に外出するなとかツッこまないでくださいね……
■浅草シルクプリン 神田店
JR神田駅より徒歩1分
東京都千代田区鍛冶町2-2-8-1
(TEL) 03-6206-8829
『ラ・パティスリー』/上田早夕里
突然ですが、当編集部にはなぜか本好きが集まっています。

日々どんな本を読んだのか、スタッフ同士でいろいろ情報交換。
ミステリー、SF、ホラー、エンタメ……もちろんマンガも大好き!
そんな私たちがどうしても敏感に反応してしまうのが、スイーツ系のタイトルを冠した本です。
もう職業病ですね。

当ブログでも以前に、米澤穂信さんの《小市民》シリーズなる文庫本をチラリと紹介したことがあります。
(左) 『春期限定いちごタルト事件』
(右) 『夏期限定トロピカルパフェ事件』
今では第三作目も発表済みですが、このシリーズはお薦めです。
スイーツ自体はとりたてて重要な役割を担ってはいませんが、いわゆる<日常の謎>系と呼ばれる、ミステリーだけど殺人事件が起こらない物語なので、「血なまぐさいお話が苦手」という人にもとっつきやすいと思います。
あ、人間の毒はピリリと効いていますが。

最近はまた、こういったスイーツ好きがソソられるタイトルの本がコンスタントに発売されているので、不定期的に採り上げてみようと、いきなりですが思い立ちました!
第一弾は、上田早夕里さんの『ラ・パティスリー』。
タイトルからも判るように、舞台は洋菓子店。
記憶を無くした謎の菓子職人(!)と新米パティシエの二人が、来客との触れあいの中で綴られていく様々な人間模様を、時にほろ苦く、時に優しく描いた連作長編。
けっしてアップダウンの激しい派手な物語ではありませんが、それぞれの人生を繊細に語るエピソードの数々は、読後じんわりすること間違いありません。
元々はSF作品で評価された作者ですが、自身の経験を元に題材にしたパティスリーのお話なので、ケーキづくりに関するちょっとした表現にも説得力があり、スイーツ通の人も楽しめると思います。
なお、続編ではありませんが既刊にはショコラティエの作品もあったりしますので、興味を持たれた人は手に取ってみてくださいね。
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◆『ラ・パティスリー』/上田早夕里

◆角川春樹事務所(2005/11)◆¥1,680
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ちなみに、5月15日に同社から文庫化です!
お手軽になった機会に、ぜひご一読ください。
ではまた次回!

悲しみをぶっ飛ばせ! 桜と和スイーツ
こんにちは、花は桜木、オトコはスガっちです。

今年も東京の桜はキレイでしたね~

みなさんもお花見はされたでしょうか?
僕はこの時期、もうウズウズしっぱなしですよ!

お花見が好きなこともさることながら、実は東京での桜の開花時期は、僕の誕生日とだいたい重なるからです。
満開の桜に、「誕生日おめでとう!」と言ってもらっている気がして、なんだか嬉しくなってしまいます。
彼女いない歴○年の僕──せめて家族と桜ぐらいには祝福してもらっても、バチはあたりませんよね!?

さぁ、そんなロンリーガイの花見スポットは上野公園。
今年はこちらで桜ウォッチング&“アレ”を満喫です!
しかし毎日急激に変化する天候にはハラハラでしたよ。
特に4月2日の大嵐の時は、「もうダメか……」と、半ば断念。
そんな僕の心配とは裏腹に、目の前に広がるのは──!!

無事満開の、1200本におよぶ桜パノラマ!!

いやぁ~良かった!
週末にこの絶景ですもん、見物客の数もまたスゴかったですよ!
家族連れに老夫婦、学生のコンパや会社行事らしき一団。
果ては森ガールやら(髪の毛)盛りガールまで!
不況のご時世もなんのその──いや、こんな暗い世の中だからこそ、みんな桜のあでやかさに元気をもらいに来たのかもしれませんね!
そして、お花見といえばやっぱり「お酒」がつきもの。

そこかしこで宴会が催されていました。
「花よりアルコール」もいいけど、僕はやっぱり王道かな?
「花より団子」──「花よりスイーツ」です!
今回のチョイスは、桜の枝ぶりになんとも映える“豆大福”!!

上野駅前に店を構えて130年以上!
まさしく和菓子の大家、『岡埜栄泉(おかのえいせん)総本家』。
ここの“豆大福”はもうずっと前から大ファンで、上野に来るたび必ずまとめ買いしてしまう、絶品中の絶品なんです。
僕のお花見には欠かせないマストアイテムですが、同じ考えの人も多いのでしょう、今回は買うのも一苦労でしたよ。

これが一日に最高1300個も売れるという“豆大福”のお店です。

大勢のお客さんで賑わうのはいいけど、こっちは必死!
競争率の高いこの逸品を、並みいるライバルたちに奪われず、なんとか入手できたのは幸いでした。

そんな大切なシロモノ、じっくり味わうのがマナーというもの。
敢えて混雑する公園中心部ではなく、入口付近で桜を遠巻きに、風流人のごとく優雅に(?)食します。
そっとつまんだだけでも形が変わってしまうこの柔らかさ!
この弾力を重んじて、賞味期限は当日までという徹底ぶりです。
ほんのり塩気の効いた極上のおもちの中には、北海道は十勝産の大納言小豆を使った、たっぷりの粒あん!
そして“豆大福”のカナメ──“豆”のホクホク食感のアクセント!
甘さと塩加減、おもちとあんの絶妙なバランスにウットリです!!


シンプルな組み合わせだけに、このバランスが重要なんですね。
さすがは老舗の中の老舗、『岡埜栄泉』の歴史ある玄人ワザ!
この味を、桜を眺めながら味わうなんて、贅沢の極みですから!
絶景と絶品を堪能したせいか、風流人を飛び越え、粋な“かぶき者”にでもなった気分です。
「わはは、愉快愉快! どれ、ひとつ舞おうぞ!」

と、「花の慶次」が憑依する、アヤしいスガっちなのでした。

……サビしい誕生日? んなこたぁないっ!
■岡埜栄泉総本家(おかのえいせんそうほんけ)
JR・地下鉄上野駅より徒歩1分
東京都台東区上野6-14-7
(TEL) 03-3834-3331
新進アーティスト達のワザを堪能!
各分野のアーティストの技術に間近で触れてみませんか?
アクセサリー・フェルト・陶芸をはじめ、話題のデコスイーツなど、
手づくりアートの展示および販売が埼玉県深谷市で開催されます。
広い会場では体験講習会も予定されているので、新しい趣味として
何か始めたい方には良いきっかけになるはず!
30数店のワークショップ以外に、カフェやスイーツ店の出店も多く
あるので、当ブログ読者の皆様も要チェックですよ!
新鋭アーティストの手づくり作品──ぜひご堪能ください。
◆・・・◆・・・◆・・・◆・・・◆
■「第2回・手づくり酒蔵市」
・日時:4月18日(日)・19日(月) 10:00~16:30
・会場:深谷7ッ梅酒造あと 東蔵ホール
・交通:JR高崎線深谷駅北口徒歩10分
※商店街無料駐車場利用可
※問い合わせは、深谷シネマ内「第2回・手づくり酒蔵市について」まで
・電話:048-551-4592

※画像をクリックで拡大
◆・・・◆・・・◆・・・◆・・・◆
◇主催:てづくり酒蔵市実行委員会
◇後援:深谷商工会議所
◇協力:深谷シネマ・深谷商店街連合会
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・日時:4月18日(日)・19日(月) 10:00~16:30
・会場:深谷7ッ梅酒造あと 東蔵ホール
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※問い合わせは、深谷シネマ内「第2回・手づくり酒蔵市について」まで
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◇主催:てづくり酒蔵市実行委員会
◇後援:深谷商工会議所
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