『あつあつ卵の不吉な火曜日 (卵料理のカフェ1)』/ローラ・チャイルズ
こんにちは。
いよいよG.W.突入ですね。

皆さんは何をしてお過ごしになるのでしょう?
やっと天気も安定してきたようだし、当編集部のスタッフは、それぞれお気に入りのカフェで積読中の文庫を読み耽る計画中(誰も遠出の予定がないのが哀しい……)。
カフェと文庫本の相性はやっぱり抜群。
意外かもしれませんが、特にミステリーは。
もともと“コージー・ミステリー”というジャンルがあるくらいで、欧米ではドストエフスキーやスタンダールなんて重厚な古典文学の箸休めに、軽い謎解き小説をお茶を飲みながら愉しむ文化ができあがったみたいです。
ちなみに“コージー”とはティーポットの保温カバー。
日常的だったり、のどかさの象徴とのこと。
“コージー・ミステリー”自体は“ハードボイルド小説”の反義語みたいな位置づけらしいですね。
今回ご紹介する著者──ローラ・チャイルズも、そんな“コージー・ミステリー”の良作をリリースし続けるアメリカの作家さんです。
彼女の代表作《お茶と探偵》シリーズは、ティー・ショップのオーナーのセオドシア嬢と愛犬アール・グレイ(!)が住むのどかな街、チャールストンが舞台。
まずは表紙の数々をご覧ください!
◆《お茶と探偵》シリーズ①~⑧
(左上)①『ダージリンは死を招く』
(右上)②『グリーン・ティーは裏切らない』
(左下)③『アール・グレイと消えた首飾り』
(右下)④『イングリッシュ・ブレックファスト倶楽部』


どうですか?
スイーツ&カフェ好きもソソられる表紙じゃないでしょうか!
続いて後半……
(左上)⑤『ジャスミン・ティーは幽霊と』
(右上)⑥『カモミール・ティーは雨の日に』
(左下)⑦『ブラッドオレンジ・ティーと秘密の小部屋』
(右下)⑧『ロンジン・ティーと天使のいる庭』


タイトルも可愛らしい!
2010年5月現在、全8タイトルが刊行中です。
謎解きモノとしてはユルい部分もポツポツありますが、それこそカフェでまったりする時などに丁度良い読み物だと思います。
あ、“コージー・ミステリー”の中には殺人事件が起こらないモノも多々ありますが、このシリーズはしっかり起きますので、そっち系が苦手な人はご注意ください。

そんな著者の新シリーズが昨年末リリースされました!
その名も《卵料理のカフェ》シリーズ。
まだ第一弾ですが、前シリーズ同様に期待できそうです。
舞台はアメリカの田舎町のアンティーク・カフェ。
40代の未亡人スザンヌを中心に、やさしい仲間たちが殺人事件の謎を解くシリーズです。
事件の謎も魅力的ですが、シリーズ名に恥じない、数々の卵料理の綿密な描写に思わず食欲もソソられたりして……。
またまた続刊が愉しみな一作に仕上がっています。
前シリーズを読むなら、普段はコーヒー派の人も紅茶をお供にすることをお奨めします。
本作を読むなら、もちろんオムレツやベイクド・エッグを!
G.W.を読書三昧で過ごす私たちみたいな皆さんへ──ぜひ。
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◆『あつあつ卵の不吉な火曜日(卵料理のカフェ1)』
/ローラ・チャイルズ

◆講談社(2009/12)◆¥903
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前シリーズ同様、ランダムハウス講談社文庫からでお手軽です。
ではまた次回!
