ワーホリの落とし穴 inスウェーデン追記あり

去年から日本も

スウェーデンのワーホリ加盟国に！

なのでここ最近は

ワーホリ関係のことを

聞かれることも多くなりました。

私は経験したことがありませんが、

実は友人数名は

スウェーデンのワーホリ経験済み。

そこで思ったことやよく聞かれる質問を

個人的な見解と、友人達の体験を混ぜて

まとめてみました

生のスウェーデンの実情も

ちょっと垣間見える内容になります

※スウェーデンのワーホリは他の国とは違い結構落とし穴だらけ。体験談などもありますが、個人的な意見も含みます。

まず、ワーホリとは

1年間の滞在できるビザで、その期間は働いたり勉強できたり自由に行動ができる制度。

実は10年以上前からオーストラリアやカナダなどの国とスウェーデンはワーホリ提携をしていて、日本人以外には結構馴染みのあるワーホリ国。

ちなみに、私の友人は香港やオーストラリアから来ています。

その友人みんなが口を揃えて言うのが、

住むところ探すの難しい

そして思っていたよりも高い。

ストックホルムを例に挙げると、

スウェーデン人でさえ住むところがない/

または探すのが大変。

学生さんなら学生アパートメントを利用できるけど、ワーホリの場合はシェアハウスに住むのが一般的。でもそのシェアハウスでさえ、結構倍率が高く、良い物件は数時間で入居者が決まってしまうことも。

そして、シェアハウスだから安いって訳でもない 先ほど、Facebookのシェアハウス掲示板を覗いてきましたが、相場は一部屋で約5000-6000kr (6万4000円から7万5000円)。

これはあくまで相場。綺麗で立地のいい部屋を選ぼうとするともっとします。

実は私の友人は家を見つけるのに凄く苦労して、バックパッカーに数ヶ月住んだと言っていました。多分彼がピッキーだったのもあるけど、それほど自分の願いに叶った部屋は見つけづらいスウェーデン

よく聞かれる質問の一つとして、

ワーホリでも仕事はあるのか？

うーーん、これはその人の英語力と行動力、運にも左右されると思います。

実際に私の友人はストックホルムのレストランで働いていました。彼は英語圏出身でスウェーデン語は全然出来ませんでしたが、レストランは観光客向けなのもあり、すぐに採用が決まったそう。応募の仕方は履歴書をレストランに持っていき、後日連絡があったみたい。

でも働いてみると、やっぱりスウェーデンのお客さんは多いし、ある程度はスウェーデン語が必要だったみたい。そして、英語だけでも仕事はできるけど、同僚達がスウェーデン語を話している時はちょっと疎外感があったみたい

英語圏ではないので、こう言ったコミュニケーションの悩みも結構あるそう。

メンタルは鍛えられますね！

一時期、スウェーデンには闇バイトやブラックなバイト先があると友達の中でも話題に。

私は幾つか仕事をスウェーデンでしましたが、そう言う経験をした事がないし、ワーホリで来ていた友人にも聞きましたが、彼らも一切そういう状況に陥ったことはないと。

というか、これは英語力やスウェーデン語力にも関わってくるのかな？と思います。

ブラックな会社や違法な契約内容を提示する会社は働いている個人が適切な機関に訴えられるし、ちゃんと是正してくれます。というか、労働組合が強いスウェーデンはそう言う環境にあまり至らない。

それでも訴えずにその場所でずっと働いていると言うことは、それ以外の仕事に就けない人達ということ。(多くは英語、スウェーデン語両方とも話せない移民/難民の方)

普通にレストランのバイトや掃除、介護のバイトもキッチリお給料は貰えるし、働く形態によって異なりますが、有給や病気休暇も申請できます。

なので、個人的な意見ですが、ブラックなバイトで働いている人たちは、ある意味その人が選んだ結果で、普通のワーホリで来ている方々は選ばない仕事だと思います。

ちょっとキツく聞こえますが、労働環境が良いスウェーデンで、わざわざブラックなバイトを選ぶこと自体、騙されていると言う感覚でいた方が良いと思います。

もし、英語が堪能ならレストランなど以外のオフィス系のバイトも出来るかと思います。でも雇用期間が限られるワーホリの場合はちょっとハードルが高いのかな？と、、、。ワーホリ終了後も働ける場合は採用を貰えることもあるのだとか。

スウェーデン人でさえも仕事が見つからない環境。そしてレストランでもフルタイムで働ける事はまず稀で、一日4時間のシフトしか貰えなかったなどはザラにあります。

シュミレーションしてみると、

給料の20%から30%ほどは税金で引かれる。フルタイムの半分の月80時間働いたとして、レストランの最低時給？ (平均スタート時給) の120kr (1500円) 、1ヶ月9600kr (12万円)。この金額だとそれから20%ぐらい税金が引かれるので、7600kr (9万5000円)。

家賃が5000krだとすると手に残るのは2600kr。結構カツカツになりますね、、、。ワーホリだと仕事のチョイスが少ないので、沢山貯金がないと結構厳しいワーホリ生活になるかと思います。

次にパーソナルナンバーについて。

スウェーデンはマイナンバーのような番号が国民全員に与えられていて、一年以上住む予定の外国人の方々にも与えられます。

パーソナルナンバーは至る所で使うのでこれがないと結構生活するのが大変

で、ワーホリでパーソナルナンバーが得られるかどうかは、、、、。

その人次第！！

曖昧な回答になってしまうんですが、これはケースバイケースな案件。基本、ワーホリは一年未満の滞在とみなされるので、パーソナルナンバーは取得できないみたいなんですが、私の友人は取得できてました。

なので、その人の状況や担当者で結構結果が分かれます。

パーソナルナンバーがなくてもケースナンバーみたいなのが取得でき、それのみで生活する事も可能です

ワーホリではないのですが、EU圏のハンガリーの友人がスウェーデンに引っ越してきたときに、最初はケースナンバーのみで暮らしていました。そのナンバーのみで病院にも行けたし、仕事も正社員として働けていました。これはEU圏の人の場合なのですが、多分ケースナンバーがある人は同じ括りなのだと推測します。

スウェーデンって地域 (コミューン) ごとに制度が違ったり、同じことでも担当者によって回答が違うことが多々あります。

ここで、それが濃く現れた案件を一つ。

香港の子がワーホリで来ていて、SFI (移民のための無料の語学学校) に行っていました。その地域ではパーソナルナンバーがなくてもSFIに通え、他の人と同じ対応を受けられていました。(ちなみに、その子は地域のホームページからSFIにコンタクトを取り、入学の予約、手続きを取ったみたい。)

それから数ヶ月後。

彼女は違う地域に引っ越すことに。そこは私が今住んでいる所で、スウェーデンの田舎街。前と同じ方法でこの地域のSFIに連絡をしました。が、この地域ではパーソナルナンバーが無ければSFIは入れないと言われ、落ち込む彼女。しかし、担当者の人が優しく、例外が彼女には与えられました！

それは、SFIの前のコースで難民の方々が通う学校への入学が可能に！！結構レベルが低かったみたいなんですが (SFIのA-Bコースレベル)、学校生活を送れたし、スウェーデン人とも交流があって結構楽しかったみたい

ここで感じるのが、先ほども言いましたが、担当者や地域によって全く違う結果になるということ。スウェーデンに数年しか住んでいない私でも、お役所仕事の時は毎回感じます。

なので、ワーホリで来る場合はもっと大変かと思います。

でも超ネット社会のこのご時世。英語で調べると結構インターネットに回答は溢れているし、簡単に悩みは解決できると思います。

そして一番言えるのは、ネットや人に聞くよりも、自分で問い合わせてみることが確実だと言うこと。

スウェーデンのことなのに、スウェーデン人でも制度が複雑すぎて分からないことばかりなスウェーデンライフ。

移民やワーホリで来ていた場合はもっと複雑だし言語の壁がある。でも適切な機関に聞けばちゃんと答えは貰えるし、問い合わせたログも残るのでそちらの方が人に聞くよりも何倍も安心要素が得られると思います

私はサンボビザでこちらに来ましたが、当時は情報が少なく、毎回移民局に問い合わせたり、英語で検索しまくっていました。笑

多分、ワーホリでスウェーデンに来られる方はオーストラリアやカナダにワーホリ経験がある、いわゆるワーホリ慣れしている方々かと思います。

日本語でスウェーデンのワーホリ情報を調べると結構間違った情報が溢れているなと感じます。

なのでちょっと面倒くさいとは思いますが、英語で調べてみるのも一つの手かと思います

長くなりましたが、大まかによく聞かれる事はこんな感じになります。

以上、ワーホリ経験者/現地に住む者からみたスウェーデンのワーホリ事情でした

追記: ここで話した友人達は日本人ではないので、もしかしたら日本人ワーホリの場合は少し内容が変わってくるかもしれません

プロフィールはこちらからも

下のヘラジカの写真を押すと、

北欧在住の方々のブログが一気に見れます

ランキングに参加してます