スズキ建築設計

スズキ建築設計

スタッフの日頃感じていること

国産木材・みやざき杉で、家族や仲間と楽しむことが出来るガレージとスカイデッキ®完成しました。

 

ガレージを造るなら、日本の山の活性化、CO2排出を考慮し、環境を考慮し、国産木材・杉の生産日本一を連続33年達成している国産木材・みやざき杉で造りました。

 

ガレージに、屋根を設置すると建築物とみなされ、建蔽率、容積率に影響が出てきます。

また、都市計画区域内で、建築物として10㎡を超えると、建築確認申請の手続きが発生します。

 

そこで、

 

ガレージの屋根部分に該当する上部部分を、ウッドデッキ状のスノコ部分にして、建築物に該当しないよう考慮。

 

せっかく、屋根部分がウッドデッキになっていますので、この部分を活用することに。周囲にウッドフェンス防護柵を設置して、外部からの目隠しとして、スカイデッキ®として、家族の楽しむ空間が出来ました。

 

*みやざき杉のガレージ&スカイデッキ®

・みやざき杉は、耐食・防蟻対策として、ACQ処理を施しています。

ACQ処理については、「ラブ・国産木材・みやざき杉のウッドフェンスなど外構工事」を参照ください。

・ウッドデッキビスは、ステンレス(SUS410)のデッキワン+(シナジック(株))を採用。

 

*みやざき杉のガレージ&スカイデッキ®

・ブレースは、オールステンレスシステムのコボット&ピボット(コボット(株)・国元商会(株))を採用しています。

 

*スカイデッキ®への階段・側面ウッドデッキ

・桜の木は、当初、伐採・撤去する計画でしたが、今は亡き大変懇意にしていた方が、豊臣秀吉が花見をしたとされる醍醐寺のサクラの苗を取り寄せてくれた桜なので、何とか残すことが出来たので、支障が出ない限りそのままにして、来年以降スカイデッキ®からの、花見を楽しみにします。

 

*スカイデッキ®部分(広さ:約8帖)

・ガレージの上部部分ですが、ウッドデッキで、隙間があるので、ガレージ部分には水滴が落ちます。

水滴対策として、車両上部にアクリルマットを何枚か敷き込みます。

 

*スカイデッキ®部分(広さ:約8帖)

・先日、近所の方とスカイデッキ®で、雑談を楽しんでいたのですが、夕方や夜は、星空を眺めながら楽しめるのですが、晴天の時は、日差し対策として、パラソルか日よけ対策のサンシェード・ターフなどを設置した方が良いかもしれません。

 

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

 

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株式会社スズキ建築設計事務所

取締役・相談役 鈴木 明

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*参考・参照資料

・無し

 

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みやざき杉の木フェンス

*国産木材・みやざき杉の木フェンス

 

*国産木材・みやざき杉の木フェンス

 

*日本の気候で育った木はウッドデッキやウッドフェンスに合う。

*環境及び社会的貢献します。

地球温暖化対策の二酸化炭素CO2の削減及び木材に炭素の蓄積、循環資源の植林により、森林を豊かにします。

*人類誕生から森で木を見てきた人類のDNAが木の木目の美しさ・木の香りが、私たちに安らぎを与えてくれます。

*みやざき杉は、耐犠牲がり、更に、人体に影響のないACQ処理をすることで、外構部材として、長期にわたり耐朽力があります。

 

国産木材のみやざき杉の木材で、フェンスなどを造るとどうなのと思われる方が多いと思いますが、

1:木材製品は、製造・加工時の二酸化炭素CO2の放出量が極めて少ない。

・モノを作るには、電力や熱源など必ずエネルギーが必要となります。

下記の図は、1㎥の製品を製造するときに消費されるエネルギー量を測定し、このエネルギーを得るために燃やされる化石資源の量を算出したものです。

木質系材料が他の材料に比べて極めて炭素放出量が少ないことがわかります。

地球温暖化対策の為にも、みんなで二酸化炭素CO2の放出方法を考えていくことが大切です。

  *木を使って地球と暮らしを守る・宮崎県パンフレットより

       監修/東京大学名誉教授・大熊幹章

 

2:みやざき杉は腐食やシロアリに耐蟻性がある。

・宮崎県の南部、日南地方を飫肥(おび)地方と呼びその地方で産出される杉材を飫肥杉(おびすぎ)と呼んでいます。

土質の関係で、木材の樹芯が黒く、脂分が多いのが特徴です。

その脂分が耐犠牲があります。

*みやざき杉は、シロアリに強い。

 *宮崎スギで人や環境に優しい木造住宅を建ててみませんか

  宮崎県産直住宅・パンフレットより

 

3:外構部材に使う「みやざき杉」をさらに耐久性を増すために。

丈夫で長持ちするウッドデッキ・ウッドフェンスが出来ます。

・人体に影響のない「ACQ」とよばれる水溶性の薬液を使用。

これは主成分が木材中に固着するため、屋内・屋外を問わず長い期間にわたって効力を発揮します。

また、その安全性の高さから、建築材に限らず、公共の土木資材・公園資材など幅広い用途に使用されています。

私たちの事務所に納材される防腐・防蟻処理薬剤には、「マイトレックACQ」という薬剤を使用しています。

主な成分は銅化合物・塩化ベンザルコニウム・アンモニア・水です。
主成分である「銅化合物」は硬貨や調理器具などに用いられており、「塩化ベンザルコニウム」は市販のお手拭きやシャンプーなどにも使用され、薬局でも消毒液として販売されるなど、馴染みの深い物質です。
日常、私たちの身体に直接触れているものが主成分なので、高い安全性が確認されています。


4:外構部材のビスは、ステンレス(SUS410)のデッキワン+・(シナジック(株))を使用しています。

ダイレクトにビス施工を行っても、木の割れが発生しないので、現場の職人から好評です。

 

5:外構部材に木材「みやざき杉」を使うことで、自由な高さやデザインが出来る。

みやざき杉を使用した外構の例。

*みやざき杉の門柱

 

*みやざき杉のウッドデッキ&パーゴラ

 

*みやざき杉のインナーウッドデッキ

 アウトドアリビングとして、視線を気にしなくて利用できます。

 

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

 

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*参考・参照資料

・Wikipedia

 

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part・2です。

先般、高知県木材協会の関東駐在所長の方が訪問され、話をしていると、以前の勤務先が、丸宇木材市売株式会社という話になり、以前、私が山崎社長にお世話になったという話で、縁を感じ、当時の山崎社長から、原稿を渡されていたことを思い出し、アメブロに掲載いたします。

この原稿は、1982年ごろから木造住宅づくりの啓蒙活動の一環として、住宅建築の木材のことを消費者により知ってもらうために、地元の木材業者や木材組合などに、「消費者に木材のことや流通などを教えてほしい。」とお願いしたところ、「消費者に木材のことを教えてなになる。」と言われ、断られているときに、丸宇木材市売株式会社の当時の代表の山崎様が、「東京・小岩の木材市場を使って勉強会をしてください。」と、手を差し伸べてくれました。

山崎社長は、東京・小岩の木材市場を開放して、市場長の方が、同じ寸法の柱でも樹種の違い、等級の違いや挽き立て回数、木材の流通経路、建築部位による木材の樹種などを丁寧に説明をしていただき、参加者の一般ユーザーは、もちろん参加した建築業者も納得するような勉強会を開催することが出来ました。

その時に木造住宅に最も近い木材業者が、一般ユーザーの方を見ないで、木材業界の発展はないと言っていたことが印象的でした。

 

*丸宇木材市売株式会社・小岩市場で開催された勉強会

 

**丸宇木材市売株式会社・小岩市場で、木材の説明。

 

私を気に入っていただき、代表の山崎様の「わが歩きたる道」を贈呈していただき、さらに、自筆の「日本の山と木」、「日本の山林」の原稿を渡され、当時、私どもでは、「木の住まいを創る会」を主宰し、毎月「木族」という会報誌を発行ていましたので、機会があれば掲載してくださいと渡されました。

 

*わが歩きたる道

丸宇木材市売株式会社・代表取締役 山崎常作様

 

縁を感じ資料を探したところ、この原稿が出てきましたので、当時を思い出し、40年以上経過していて、木造住宅は、プレカットが主流となり、木材の流通経路も変わってきていて、現在の時代背景とは異なる部分がります。

part・2の今回は、「日本の山林」を掲載します。

 

*日本の山林・原稿・原本

 

日本の山林  山崎 常作

日本の山林は、国有林、都道府県林、市町村林、部落林*1、民有林から成り立っている。

その分布は北は北海道、南は九州、四国の本土その付随する小さな島々まで植林、成長している。

その樹種は多様に渡り、広葉樹(桂(かつら)、梻(しきみ)、栃(とち)、栓(せん)、ブナ、欅(けやき)、栗、樫(かし))針葉樹(桧、杉、ヒバ、サワラ、ネズコ杉)等、種類は非常に多い(落葉系にもエゾ、トドマツがある。)

主として一般建築材に使用されているのは針葉樹であるが、一部広葉樹も建築用材として使用されているものもある。

例えばケヤキは高級木造建築、他の樹種は家具あるいは加工されてベニヤ板にも使用されている。

観光地の土産物製品はほとんどこの広葉樹である。

この広葉樹はさて置き、一般建築材に使用されている針葉樹の特徴をあげてみると次のとおりである。

木材の特質性

1.サワラ

防水性があり、水が漏れない。

ポリ容器が普及する以前の浴槽、水桶類は総てこのサワラ材が使用されていた。

戦国時代、戦場を駆け廻った武士、旅をした農民が使用した水筒はサワラか竹筒であった。

 

2.ネズコ杉

防音性にとみ、現在、伊賀上野に残る忍者屋敷の床板、天井、羽目板はこのネズコ杉が使用されている。

夫婦の寝室、ラブホテルの部屋に適すが現在は一部の地方だけに残る材となってしまった。

 

3.赤松

吸湿性、光沢にとみ、武家屋敷の床の間(とこのま)材、長押(なげし)などに使用され、刀、槍などのサビを防いだ。

関東、東北では、特に高級化粧、造作、建具材用に用いられている。

 

4.ヒバ

堅牢無比、腐敗しがたく、光沢、木の香りが良く、殺虫要素もった油性を有し、平泉の金色堂(九百年)の建築物として余りにも有名である。

又その木からとれる油が女性の髪油として(髪の素)現在でも生産されている。

津軽、南部、越前の各藩では御留木と称して称してお城建築以外は使用を禁止されていた。

 

5.唐松(からまつ)

ヒバ材ほどの強度はないが腐敗しにくく水分のある所ほど、強い特徴をもっている。

土台に適し、杭丸太には最適、百年以上の年数を経た大木は天唐(天然唐松)と称し、廊下の板、造作、応接間用材の高級材として使用されている。

紀ノ国屋文左衛門は好んで天唐(天然唐松)を使用していた。

 

6.杉

学術的には松科、杉属と言われ、松の分かれとされているが、柔軟性、弾力性にとみ、木質が素直で細工がしやすく最も使用されている。

御神木と言われるのは大抵この杉であり生命力が最も長い。

杉で有名なのは、屋久杉(樹齢三千年)、秋田杉(百五十年~三百年)、土佐杉(二百年以上)がある。

ほかに吉野杉があるが、年数の割に目が詰み光沢があり柱、造作材の高級品である。

 

7.桧

木曽桧で名高く、お伊勢様二十年毎の建築材はこの木曽桧が使用される。

木造建築物で最古の法隆寺は桧材である(一部杉)光沢もあり香りも高いのが桧材の特徴であるが、このほかに建築用材としては吉野、高知、東濃(とうのう)*2、西川(都下)、静岡、野州、九州材とあるが柱、造作、建具材としては吉野、東濃、土佐、西川、野州、静岡、九州の順となっているが最近、植林手当の発達から吉野、東濃材並みの桧材が各地で生産されるようになってきた。

桧普請*3と言われ高級建築の代名詞となっているが、価格水準の高いのが難点。

 

次に、外材(がいざい)*4であるが、一般に、内地材(ないちざい)*5より弱いとされているがこれは、誤りである。

何故なら米材(べいざい)*6(カナダ材を含む)と一般に言われる樹種に内地材と同じく栂、桧、ヒバ、松、杉(国外輸出を禁止されている)材等、いずれも樹齢二百年を超え、実際は耐久性、腐敗性とも内地材に劣らぬ材質程度を持っている。

弾力性、狂い等も内地材に準じているのは、林業試験場の調査でも明らかにされている。

 

次に北洋材(ソ連材)であるが、欧州赤松と言われる材は内地松製品が年々減少してることから造作類に使用され、強度は地松に劣るが、材の素直さはこの方が上、光沢もある。

唐松は日本唐松より、むしろ強度があり、年数から言って天唐(天然唐松)に近い材質を持っている。

土台には最適、一般に多く普及しているエゾ材*7は材質が柔らかで細工がしやすい材であるが木材としては釘もちが悪いこと、腐敗強度が一番弱いと言われている。

しかし使用される場所、湯気の少ないところ、あるいは地域によっては影響が少ない、湿気の無い(梅雨のない)北海道では土台を含めた構造材に使用されている。

 

ほかにアラスカ産のスプールス、ノーブルがあるが、美麗なこと、材質が柔らかいことから建具用に多く使用されている。

 

ご承知の南洋材(ラワン)は化粧、ベニヤ板用材として使用されているが、一時騒がれた虫害も殺虫を義務付けられており、使用する場合、殺虫済みの刷込をした製品を購入することが望ましい。

 

流通経路:

国有林あるいは民有林から払い下げ購入した材(官公、市町村林は公入札)を、各地域の製材所において農林規格寸法に製材され、消費需要地の市売り市場あるいは問屋に出荷

市売り市場においては公用入札、問屋は相対取引により小売屋に配送、更に施主の要望により、材種、寸法、数量が工務店の手に渡り建築が行われるのが流通段階である。

この場合、国有林及び公有林の入札資格を持ったものが入札に参加できるが、登録されない製材業者は参加できないのが実状(法的にはだれでも参加できる)

市売市場も登録されない。小売業者は参加できない。(これは魚市場、野菜、果実市場も同じである。)登録された業者の同道によって参観することはできる。(公開市場である。)

                           完

 

*内地材(国産木材)の流通経路(但し1982年ごろ)          

付売*8

 

*外材(輸入木材)の流通経路(但し1982年ごろ)

 

*1・部落林(ぶらくりん):

町村の一部である部落(集落)住民が総有する林有地

*2・東濃(とうのう):

岐阜県南東部の地域を指し、美濃東部の意味。

*3・桧普請(ひのきぶしん):

日本の伝統的な建築技法であり、ヒノキ(桧)の木材を多く使って建物を建てること。

*4・外材(がいざい): 

外国から輸入する木材。

*5・内地材(ないちざい):

松 、 杉 、 桧 、 ヒバ など 針葉樹系の国産材のこと。

*6・米材(べいざい):

日本に輸入されるアメリカ,カナダ, アラスカ 産の木材。

*7・エゾ材(えぞざい):

エゾマツ、蝦夷松。エゾマツは名前の通り、蝦夷(現在の北海道)に主に分布。

*8・付売(つけうり):

木材問屋の一つ。 自らの危険負担で木材を買い付け、販売して利益をあげるもの。 客を呼び付けて売るところからいう。

 

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

 

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*参考・参照資料

・コトバンク

・木材博物館

・Wikipedia

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杉のみやざき杉のインナーウッドデッキ更新しました。暖かい季節に向けてワクワクです。

磨き丸太で、幼児用ワンちゃんテーブル付イスで、「木育(もくいく)」を!

土用の期間中に「地鎮祭」、「間日(まび)」を活用した。社長!!!

住宅建築で、プロとして忌み嫌われること、不吉なこと知っていますか・ その1

 

 

先般、高知県木材協会の関東駐在所長の方が訪問され、話をしていると、以前の勤務先が、丸宇木材市売株式会社という話になり、以前、私が山崎社長にお世話になったという話で、縁を感じ、当時の山崎社長から、原稿を渡されていたことを思い出し、アメブロに掲載いたします。

 

「日本の山と木」・原稿

 

この原稿は、1982年ごろから木造住宅づくりの啓蒙活動の一環として、住宅建築の木材のことを消費者により知ってもらうために、地元の木材業者や木材組合などに、「消費者に木材のことや流通などを教えてほしい。」とお願いしたところ、「消費者に木材のことを教えてなになる。」と言われ、断られているときに、丸宇木材市売株式会社の当時の代表の山崎様が、「東京・小岩の木材市場を使って勉強会をしてください。」と、手を差し伸べてくれました。

 

*丸宇木材市売(株)・小岩市場にて、木材の勉強会

 

*木材の説明を聞く参加者

 

山崎社長は、東京・小岩の木材市場を開放して、市場長の方が、同じ寸法の柱でも樹種の違い、等級の違いや挽き立て回数、木材の流通経路、建築部位による木材の樹種などを丁寧に説明をしていただき、参加者の一般ユーザーは、もちろん参加した建築業者も納得するような勉強会を開催することが出来ました。

 

その時に木造住宅に最も近い木材業者が、一般ユーザーの方を見ないで、木材業界の発展はないと言っていたことが印象的でした。

私を気に入っていただき、代表の山崎様の「わが歩きたる道」を贈呈していただき、さらに、自筆の「日本の山と木」、「日本の山林」の原稿を渡され、当時、私どもでは、「木の住まいを創る会」を主宰し、毎月「木族」という会報誌を発行ていましたので、機会があれば掲載してくださいと渡されました。

 

*「わが歩きたる道」 常山

 

縁を感じ資料を探したところ、この原稿が出てきましたので、当時を思い出し、40年以上経過していて、木造住宅は、プレカットが主流となり、木材の流通経路も変わってきていて、現在の時代背景とは異なる部分がります。

今回は、「日本の山と木」を掲載します。

 

日本の山と木   山崎 常作

日本の国は小さくて、山が多い。

気候が温暖なので山の多くは樹木に覆われている。

これは、年間を通じて降雨量の多いことが草木を繁茂させるのである。

鹿児島県に屋久島という離れ小島がある。

小さな島だが、九州で一番高い山がニョキニョキと並んでいる。

日本一雨の多いところで東京比べても、年間の降雨量は四倍にも達している。

小さい島に高い山だから険しいところばかりが多いのだが、此の所に杉が最も良く育つ。

島津藩の時に伐採した切り株を数えたら、七千年の年輪だったという。

外国人がそれを発見したので、その切り株をジョンソン杉という。それだけ利用価値、長所をもった木である。

これは日本でも特異な例だが、世界的に見ても稀な事である。

杉は外国には少なく「すぎ」という日本語で世界中に通用する樹木である。

杉こそは日本家屋の材料として昔から最も豊富に、長く使われた木材である。

それだけ利用価値、長所をもった木である。

しかし信州あたりでは、乾燥した火山灰系の上と気候の為に、杉が必要量だけ育たない土地もあった。

そういう土地では杉でもない桧でもない松でもない広葉樹で間に合わせた様である。

山また山の信州で、雨が降らないばかりに信じられない様なことが事が昔はあった訳である。

その信州でも桧はよく育つ。

有名な木曾桧(きそひのき)は昔から高級材の名をほしいままにして来た。

これは二百年以上もたったものばかりで、最早量的には年々減少する一方である。

従って値段は高くなるなるばかりである。

これと良く似たのが杉の最高を誇る秋田杉である。

これも量的に一年毎に少なくなるので金持ちなら、今のうちに秋田杉と木曽桧で新築したら良い。

この銘木は年数を経たというのが何よりも価値を高めているのである。

だからお寺の境内にある大木や神社の威厳の代表である大木なども、その点では素晴らしいものが至る所にあるが、これは木そのものを神と敬い仏と尊んでも差しえないもので、ムザムザ伐り倒す事はどうかと思う。

それは日本の至る所に見られるものであって、一般民家などではほとんどないものである。

それでも紀伊半島の山々には、かなりの大木を、しかも大量に保有している大山林家がある。

森林育成の適地としては紀ノ國(木の国)(*和歌山県)と言われる紀州から隣接の吉野材を産する大和の国。(*奈良県)

同じく伊勢の国(*三重県)あたりが日本での豊庫であろう。

古くから都に近く、大阪、京都を中心に栄えて来た余慶がこの地方の山々を恵んだことは莫大なものであろう。

それに呼応するかのように降雨量も多く、先覚者も輩出して、日本の歴史を作ってきたものであろう。

鉄のない昔は、すべてが木製品に依存してきた。

千年を超える歴史を持つ奈良、大阪、京都はその大部分の家屋、樽(たる)、舟、膳(ぜん)、椀(わん)、箸(はし)、農器具等、すべてに木材だけを頼りにした。

灘の酒樽(さかだる)だけでも、年間どれほど消費したか。

つい三十年前までの野田と銚子の醤油樽(しょうゆだる)に秋田杉がどれだけ使われたかを考えてみれば、紀伊半島の木材の価値、及び能力は推して知るべしである。

そう言った木材の需要は何も江戸か京大阪にだけに限ったことではないので、日本全国、津々浦々に木を植える必要はあったのである。

そこで千葉県の一部下総の国(*千葉県)でも、杉の植林は早くから盛んであった。

海抜五十メートルより、高いところのない国としては、日本一低いところであって尚且つそうである。

しかもそれは山武杉(さんむすぎ)と言って優秀な材である。

恐らく銚子、野田の醤油樽に最も多く使われたために造林、育苗の技術が発達したのではないかと思う。

昔は山の木を燃料にすることがつい二十年前までは常識であった。

だから人家に近いところでは建築用の杉、桧、松などは育てずに、薪炭の用に供するナラやクヌギなどの雑木(広葉樹)を多く育てた。

毎日使う燃料を遠くから運ぶのは牛や馬も車もない百姓には、生活の知恵としてそうする外はなかったのである。

だから今でも部落に近い山は雑木ばかりで、美林と言われるほどの山は、広い道辺には殆んど見ることができない。

道端に建築用材になる美林を作ったら、どれほど伐採搬出に有利か。

育てる間の五十年間にも、手入れに通う時間の短縮も出来るのにと、地方に行くごとに見かけて思うことである。

山に生い茂っている建築用材が伐採され、搬出され工場に入るまでの過程は、不便な嶮しい道なき道を重い材を運び出すために、多くの困難がつきまとう。

それを挽き上げて使用に供する迄に、鋸屑(のこくず)や破片やなど不要部分は除かれますので、歩留まり(ぶどまり)*1は大体70パーセント内外になる。

その中に副製品(ふくせいひん)*2と呼ばれる裾物(すそもの)*3もあるので、実質良材は50%くらいのものである。

そこで産地の工場から直接仕入れたら、さぞ安いものが入手出来るかとなると、そうもゆかない。

木材が平均して安いのは大都市である。

常に大量の材を消費する大都市は、換金性も高く、木材業者、建設業者共にプロとして鍛え抜かれたものであり、流通面においても江戸時代から三百年の伝統の上に立っているからである。

建築は総合美術である。

多くの職人がその分野において最善を尽くすとともに、更に全体的の完成がなされなければならない。

それを調和させて、尚且つ最高を要求される。

そうなると木材そのものの良さと職人の腕の優れたのとが不可欠のものとなる。

今日本では、国産材が不足して総需要量の七割近くがアメリカ、カナダ、ソ連、それに南方からくるラワン材に占められている。

それをどの様に有効に使用していくか。

それは木材界、建設業界共に研究しているわけである。

輸入外国材は概ね二百年位を経過したものが多いが、気候風土の相違で、日本産のそれに比較すると、木味(きあじ)*4、光沢等で若干劣る。

しかしそれ以外では国産材とあまり差はない。

だから極上普請(ごくじょうぶしん)でない限り、外材(がいざい)*5を多く使用したとしても、そんなに気にすることはない。

優秀である日本の木材も大部分は五十年位で伐採されて建築用材として立派に通用しているのである。

殊に建物の主役である柱材が大部分五十年生位の年輪であり、それが生育の際の管理の優秀さによって、主役を勤めるあたり、世界中どこにも類を見ない独得のものである。

そしてその柱が杉でも桧でも圧力に対して実に強いのである。

むしろ二百年のものより五十年の柱がはるかに強い。

これは日本人の長年にわたる、山林に対する熱意が生み出した生活の知恵である。

最高の建築を桧普請(ひのきぶしん)と言って、是を好む傾向が多いが、何でもかんでも桧を使用したから、それで最高とは言えない。

適材適所でなければ不可である。

場所によっては、杉を又松を更にヒバを欅(けやき)と、更にラワンでよい場合も有り得るので、それは施主の独りよがりではなく、腕の優れた棟梁の意見を十二分に取り入れることが大切である。

                         完

*1・歩留まり(ぶどまり):

原材料から有効に生産される製品の割合。

製材では丸太の径や欠点(傷・腐れ・曲がりなど)の程度から、目的とする角材や板材を効率よく木取りすることが歩留まりを良くすることになる。

 

*2・副製品:

副製品とは、主産物の製造過程から必然的に派生する物品である。基本的に、価値が高いほうが主産物、低いほうが副産物である。

製材製品の場合は、柱製材時などの、丸太の内部の腐食部や入り皮部、内部割れ部分などの部分。

 

*3・裾物(すそもの):

質のよくない品物をいう取引用語。下等品。

 

*4・木味(きあじ):

色調や年輪(幅や密度、形状等)、表面の精粗などによる無垢材の持ち味のことをさします。また年月が経つにつれて無垢材にでてくる趣や風格のこともいいます。

          (住まいづくりの情報サイトより。)

 

*5・外材(がいざい):

外国から輸入する木材。

 

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

 

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*参考・参照資料

住まいづくりの情報サイト

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みやざき杉のインナーデッキ

出来上がりました。

隣家と距離がなく隣接しているので、気兼ねなくワイワイ出来るようにと、防犯対策で、みやざき杉の木フェンスで、囲みました。

*ウッドデッキ+木フェンス

*ウッドデッキ+木フェンス

 

なぜ国産材の「みやざき杉」を使うのか?

日本は世界で、トップクラスの森林国。

国土面積の3分の2が森林で、森林率は67%です。

平成19年時点での森林蓄積量は、44億㎥(35坪の木造住宅で2.8億棟分)です。

毎年の森林の成長量が約8,000万㎥(35坪の家で、約500万棟分)です。

日本の年間木材需要量は、およそ1億㎥なので、年間の成長量だけで約8割を供給することが出来ます。すでにある森林蓄積量を年間成長量と合わせて計画的に使用すれば、日本の森林資源だけで十分に賄えるのです。

しかし日本は、木造住宅の構造材(柱、梁、土台等)の80%以上を輸入しています。

日本の人工は、世界の2%なのに、、全世界の木材流通量の37%(レスター・R・ブラウン著「地球白書1988~99)を日本が消費し「世界の木食い虫」と呼ばれてきました。

自国の有り余る植林森林資源を使わずに、「安い」という理由だけで外国の森林を切り倒し、輸入しているのです。

経済効率を追求するあまり「目先の安さ」に惑わされ、社会全体が悪循環に陥り結局「高いツケ」をはらうことになってしまう・・・お金ばかりではありません。

このままでは生命の危機さえ迫っています。

 

*木材の供給量及び木材自給率の推移

      「令和4年木材需給表」の公表について - 林野庁より

 

国産材を使うことは森と地球を守ること。

国産材の「みやざき杉」を使うことで、山は活性化し、緑にあふれ、国土は、地震、水害や災害に強くなります。

消えかかっている「木の匠」や「建築技術」も受け継がれ、林業者の力も増し、本物の職人が育ち、本来の豊かな日本文化がよみがえり、子孫に残していくことが出来ます。

家族のために、森と地球のために、そして将来の子供たちのために、外国産木材や、石油化学からの建材に頼らずに、国産木材「みやざき杉」で、満足、納得のいく家づくり、今回は、ウッドデッキづくりをしました。

 

*木材の輸入過程と製造過程の炭素排出量

 

*輸入木材の各地域からの輸送距離

・2024年の現在は、スエズ運河及び紅海経由の船舶の航行は危険なため、南アフリカの喜望峰周りになるため、ヨーロッパからの日本名ホワイトウッドの輸送距離はより長くなっています。

 

「みやざき杉」の産直方式の良さ。

産直方式は、複雑な流通経路を改善し、良質な木材をダイレクトに建築業者に届ける体制なので中間に介在する流通業者の流通マージンを消費者に還元できます。

さらに、日本の林業に貢献するという一石二鳥の方式なのです。

山は、荒れています。

長い年月、植林して手塩にかけてきたヒノキや杉は、安い輸入材に押されて売れず、手入れの費用が不足し、間伐などの手入れが出来ず、陽が差し込まないため下草が生えず、保水力が亡くなり、少しの雨で地表面の土は流されて土砂崩れとなり、災害を引き起こしています。

災害復旧には多大な税金が使われます。

一方、採算が取れず税金ばかりかかる山の持ち主は、山林を手放し、山は産業廃棄物などの捨て場にとなり果てることも少なくありません。

不法投棄された産業廃棄物は、土砂災害や産廃から出た毒や環境ホルモンは下流に流れ私たちの健康を脅かします。

国産材を利用することで、山を守ることに貢献することが出来ます。

それは長い目で見て、私たちの未来の子供たちを守ることに繋がります。

木、水、土、風…すべてはつながっているのです。

自然は人間がいなくても存在できますが、人間は自然がなければ生きていけません。

産直方式とは、山と消費者をつなぎ、双方にとって有益な方法なのです。

産地直送方式は、産地側との長い取引の上に築き上げられた相互の信頼関係に成り立つのです。

 

*木材の一般的な流通経路

        株式会社スズキ建築設計事務所・パンフレットより。

 

*株式会社スズキ建築設計事務所の産地直送方式

        株式会社スズキ建築設計事務所・パンフレットより。

 

*宮崎の県をあげての木材産直運動

        株式会社スズキ建築設計事務所・パンフレットより。

 

是非、皆さんも身近なところに、国産材を使ってみてください。

 

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

 

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株式会社スズキ建築設計事務所

取締役・相談役 鈴木 明

©copyright

 

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*参考・参照資料

・株式会社スズキ建築設計事務所・パンフレット  なぜ国産材の家づくりなのか?

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株式会社スズキ建築設計事務所のURL:

http://www.suzuki-naturaldesign.com/


NPO 木の住まいを創る会

http://woodhome.jp/

 

株式会社スズキ建築設計事務所のブログ:

https://ameblo.jp/suzuki-naturaldesign/

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