10カ国の人と暮らしてきた

生活を振り返り中のこちら。

 

①海外に行く際の意外な必須アイテム

②カナダ在住 経営陣に囲まれて

③フランス人ママのお家

④カナダ人おばあちゃま編

 

 

 

カナダ在住:カナダ人のおばあちゃま②

 

 

前回の④カナダ人おばあちゃま編

の続きです。

 

 

前回書いたように、お仕事柄

とても食生活が整っていたキャサリン。

 

 

 

彼女の主食は玄米だったので

わたしは、玄米をお鍋で炊く

炊き方を彼女に教えてもらい

二人でハマっていたのが

わたしの友達が持ってきてくれた

「お茶漬け」

 

 

 

いつものごとく、このお茶漬けを

おやつで食べようと

お湯を沸かしていたのですが、

まさかの一瞬で

寝てしまっていたわたし。。。。

 

 

 

ふと気づくと危ない匂い、

思考回路を巡らせ思い出して

キッチンに猛ダッシュ。。。。。

 

 

 

時は既に遅し!!

火事にならなくて

本当に良かったのですが、

 

 

 

鉄製のお鍋を溶かしてしまいました。

コンロから持ち上げると

下の部分がグニャ〜と

伸びていく感じ。

想像できますか?笑

トルコアイスみたいな感じです。

 

 

 

今となっては笑い話なのですが、

当時のわたしは心臓バクバク、

「どうしよう!!!?涙」

 

 

 

ひたすらリビングで彼女の

帰りを待ち、ビクビク怯える私。

帰宅早々、事情を話して謝り、

彼女の言葉を聞くのが恐いわたしに

言った彼女の一言。

 

 

 

まさしくわたしの

ターニングポイントになります。

 

 

 

「あらま、アートだわ」

溶けたお鍋とキッチンの残骸を

みてこの一言。

 

 

拍子抜けするとともに、

一瞬理解できなかったわたし。。。

 

 

 

え?!アート?!

え?!どういうこと?!

え?!これ?これが?

 

 

 

「形あるものは崩れる

 大事なのはそこじゃないわ」

と言い放ち、にっこり笑っていた

彼女の言葉が胸に突き刺さりました。

 

 

 

 

ここからわたしはまず、

どうして自分が怒られるという

ことだけを考えていたのか

自問自答し始め、

 

 

そこからキャサリンはどんな

風に育ってきたのかに興味を

もち、根掘り葉掘り聞きました。

 

 

 

キャサリンからも、

「じゃあエリナはどうして

 怒られると思ったの?」

聞かれたり、

ディスカッションというか

カウンセリングというか。笑

自分の棚卸をしている感じ。

 

 

 

私も遠慮なしに、

 

 

どんなスクールに行っていたの?

どんな本を読んでるの?

どんなことを学んできたの?

 

 

もう質問ぜめですよ、文字通り。笑

ここから世界各国の教育に

興味を持ち、現地の幼稚園を

見に行ったり、ベビーシッターとして

実際にお家におじゃまさせて

いただいたりしました。

 

 

 

今思えば、当時のわたしは

全身全霊で

「わたし教育に興味があります」

と表していたんでしょう。笑

 

 

キャサリンの知り合いやら、

お客様の知り合いやら

アレよアレよと言う間に

色んな機会をいただきました。

 

 

 

初めてベビーシッター

をしに行った時は、

自分の履歴書を握りしめ

自己紹介を考え、

信用してもらわなくちゃと

意気込んでいたのですが、

 

 

 

「あらー、よく来たわね。

 さ、上がって上がって」

とフレンドリーで、

履歴書なんて見ようともせず。笑

(キャサリンの紹介ということも

 あったと思うんですけどね。)

 

 

 

幼稚園も、着いた瞬間

目に入った光景が

 

「かなづちで釘を打ち込む男の子」

 

 

え?え?

危なくないの?大丈夫?

 

 

というわたしの野暮な質問は

無視されて、笑

 

 

次から次へと

わたしの固定概念

ことごとくガラガラっと

崩されていったのです。

 

 

 

今日はここまで、

読んでいただきありがとうございました。

 

 

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