10カ国のルームメイトを持つわたしシリーズ。

 

①1章はこちら

 

この記事をきっかけに、

今まで10カ国の人と暮らしてきた

私がそれぞれの生活を振り返ります。

 

 

①カナダ在住:最初のお家

最初のわたしの家族構成は、

カナダ人とフィリピン人の

ご夫婦のお家。

 

このご夫婦は、お子さんを

持たず、留学生を受け入れ

てくれていました。

(知り合いの方から紹介していただいたご縁です。)

 

 

 

いわゆるビジネス上の

「ホームステイ」というよりは

子どものように大切に

してくださって、

 

 

「今週パーティーがあるからね」

「自宅にお客さんを招くわよ」

「今日はお買い物に行かない?」

などと、本当に親子のように

過ごし可愛がってもらいました。

(私の帰りが夜遅いと心配してママが

リビングで待っていてくれたりしたことも。)

 

 

 

メインのお家の隣りに、

私たちが住む部屋が4部屋あり、

そこにいたのが

インドとインドネシアから

「経営学」を大学に学びに

きていた2人。

 

 

 

もうね、母国では

「え?これ宮殿じゃないの?」

なんていうお屋敷に住んでいて

現在は、日本銀行のような

国の銀行で働いている聡明な彼ら。

 

 

 

この2人がルームメイトだったこと

もわたしにとってはプラスでした。

物事をとても綺麗に捉えて

広い視野で考えている彼らは、

「日本」のことが大好きで。

 

 

特にインドネシアの彼は、

大の日本好き!!

(日本の漫画、私より詳しかった!笑)

彼の彼女も同じく日本好き

ということで、それはもう質問責め。笑

 

 

あんなに普段は、

私:「ねぇ、ここに行きたいんだけど」

  「課題のヘルプお願いー!!」

なんておしゃべりな私だったのに

いざ日本の政治や文化、歴史を

聞かれると

 

 

「........................(沈黙)」

な私に対して鋭いメスを入れてくれました。笑

 

 

 

毎週金曜日、このお家では

食後に映画を見る日になっていて。

ある日、戦争ものの映画を見ながら

聞かれた「植民地支配」についての

意見に当時絶句してしまった私なのです。

 

 

 

カナダにいるのに、

「日本」について調べまくって

いたことは言うまでもないでしょう。笑

 

 

 

自分自身の「意見」のなさに

心底自信喪失していた日々でも

ありました。

 

 

 

この2人の他にも、

メキシコ、韓国、ロシア

の子達が入れ替わりでは

ありましたが

一緒に過ごしたルームメイト。

 

 

 

カナダ人のパパの職業が

イミグレ、入国審査官

だったこともあり、

様々な国の事情も

ディナータイムのトピック

に上がりました。

 

 

 

そこで思い知らされたのが、

日本人への信頼度の厚さです。

 

 

日本のパスポートは

ゴールデンパスポート

黄金のパスポートと

言われているくらい

どこの国でも入国できます。

 

 

しかし、それは当たり前ではなく、

ルームメイトのメキシコの子は、

カナダからニューヨークへ

行く際、特別なビザが必要で

入国できず戻ってきたことも。

 

 

そして、ビザ問題を思い

知らされたのが、

インド人の彼がクリスマスに

婚約者に会いに里帰りした後、

再度カナダへの入国が

不可能になったことです。。。。

 

 

 

家族で待てど暮らせど

帰ってこないインド人の彼は、

事実上「入国」が認められなかった。。

当時の私の頭の中は、

ハテナでいっぱい。

 

 

週末は、パパが職場の人を

招待してお庭でランチ会を

開いていたのですが、

話題はもっぱら再入国できない

彼のこと。。。

 

 

 

 

こうして、普通の

ホームステイだったら得られない

ような経験をラッキーなことに

たくさんできました。

 

 

ホームステイは、

・割高

・当たり外れがある

・手間である

 

と言う意見が多いそうですが

私はお勧めします。

 

 

 

確かに、夕ご飯の時間が

決まっていたり、

自由が利かないことも

あるかもしれないけれど

それ以上の経験を得られる。

 

 

 

よく「カルチャーショックとかない?」

と聞かれるのですが、本当に正直に

なかったです!!!

 

 

困ったことといえば、

トイレとお風呂が一緒だったので

一度トイレに行きたい時に、

誰かがシャワーを使っていまして。。。

 

 

 

もうドアを叩きまくりました。笑

(壁を破るしかないと思うくらい

切羽詰っていたのです。笑)

 

 

 

それくらいかな?

と、最初のお家の構成だけで

またしても長々と書いてしまいました。

 

 

その次のお家は、また明日にでも。

次はフランス人のママのお家です。

 

 

今日も読んでいただきありがとうございました。