失敗することの楽しさを知るようになり、いろいろなやり方に挑戦するようになりました。

 教えられたとおりにしているつもりでも 結果が出ないのなら、べつの方法でやってみることにしたのです。どっちみち「辞める」のだから という言い訳が 私を前に押し出したのです。

 

 一番初めにしたことは 長めに残すことにしました。 教えられたとおりにしても 切りすぎになっているような気がしたので、長めに残し、仕上げをした後、不必要なところを省くことにしたのです。

不必要なところの判断基準はこの卵型と比較します。

れが 頭部骨格のゴールデンバランスです。美人画を描く時の基本形です。この相対バランスの真似をすれば よいのです。

 目の位置を基準に置き、理想の卵型のを当てはめます。そのサイズにするための採寸を行います。これがサイズ合わせのイメージです。

 予想した採寸結果で施術を行い仕上げをします。仕上げた後、必ず、デジカメで写真を撮ります。デジカメで写真を撮るのは必ずやらなければいけません。

 その理由は ゲシュタルト崩壊=見慣れるという脳の働きが起きているために 具体的に変化している結果と 教えられた結果=無意識の認識に違いがあるからです。

 このように同じ仕上がりにしようとしても 切りすぎになり、同じ仕上がりにならないことがあるからです。

 

 デジカメ写真を撮ることによって こうした間違いを必ず視覚化して確認します。

 そして 改善方法を探します。

 その結果が これになります。私たちは 無意識のうちに直線定規を思い描き、その直線定規を基にして 採寸結果を出してしまうために 切りすぎになるのです。

 実は 頭部骨格は 卵型という球体であるために 実際には 曲線を描いて落ちてくるために 見た目以上の長さを残さなければいけないのです。

 その解決方法に気づいたら、実際に その解決方法で施術し、デジカメで写真を撮り、確認します。そして 必ず、お客様に写真を見せ再確認します。

 

 実はこの時、網膜を通した視覚情報(二次元脳)による物理的錯誤が起きて得おり、さらに、球体であるという物理的錯誤が同時に起きていることが判明します。

 このように、我々が見えていると思い込んでいる視覚情報に 物理的錯誤(間違い)が起きていたために 切りすぎになっていたのです。

 こうした物理的錯誤を具体的に視覚化することによって 脳の中で起きている錯誤を解決する方法が見つかります。

 

 デジタルカメラで写真を撮り、パソコンに取り込んで二次元上に視覚化しすることによって 脳で起きている「ゲシュタルト崩壊」の存在に気づくことができるようになり、「ゲシュタルト崩壊」による物理的錯誤の解決方法を見出すことができるのです。

 

 

  コンテストの予選結果のもみ消しは 私にとって 当然のことだと思いました。

 なぜなら 入店して1年もたたない新人が 突然出たカットコンテストにおいて 入賞してはいけないのです。ほかのスタッフが納得しないのではないでしょうか?

 そして 自分自身は3年したら、やめるのだから 当然ほかの人たちが入賞するべきだと思ったからです。

 

 このことをきっかけにして、スタイリストデビューすることができました。しかし、2年後には辞めるのですから、このころには お客様の要望を叶えるための方法はどうしたらよいかという考えしかありませんでした。自分にはうまくできない施術方法はやらず、自分独自の方法で施術するしかなかったのです。

 それと同時に 仕事を選ぶという意持ちがなくなりました。2年後には「辞める」のだから 今更仕事を選んでも意味がないと思えたのです。面白い仕事も興味のない仕事もすべて体験しておこうと考えたのです。

 だから チラシ作りや、駐車場の看板づくり、垂れ幕づくりまでいろいろなことに挑戦していました。似顔絵を描いていたことや習字を習っていたことが大いに役立ちました。

 「辞める」という決心は 私に「自由」を与えることになりました。

 

 そして 1年後、インターンになることになりました。

 あと1年すれば 免許を取得できるのです。きっぱりやめることができるのです。

 

 ところが ここでうまい話が転がり込んできました。

 名古屋の笠寺に新店をオープンすることになったという話が舞い込んだのです。

 実は そのころ、セット技術のうまいところに移ろうかと考えていたのです。それまでは 美容師は絶対にやめようと考えていたのですが、開き直りの接客が功を奏し、多くのお客様にかわいがられるようになり、ちょっとした「未練」が出てきたのです。

 

 そんな時期に 新店オープンの話があり、新しい店に移動しないかという話が来たのです。どっちみち、どこかに代わりたいと考えていたので、ちょっと心が動かされたのです。

 「誰が店長になるのですか?」と聞いたところ 「原田先生が店長でやる。」という返事が返ってきたのです。

 

 今まで原田先生と一緒に仕事をしたことがなかったので、一緒に働いて仕事を見せてもらいたいと考えたのです。だから 移動することをOKしたのです。

 

 ところが オープンし、営業が始まったころ、岡村マネージャーが とんでもないことを言い始めたのです。

 「店長にならないか?」と言ってきたのです。

 「はあ?」と驚くと同時に、この人は 何を言っているのだろうか?何を考えているのだろうか?ひょっとして 何か勘違いしているのではないだろうか?という疑問が あふれ出てきました。

 

 そんなことできるはずがないのです。私は「美容師免許」もないのです。そんな身分で 営業できるはずがないのです。

 おまけに私は 1年後には やめるのです。免許を取ったら、ほかの仕事に転職するのです。

 あまりの無謀さに 驚いたのです。

 

 ところが 何度断っても しつこく説得してくるのです。

 この人たちは 私が店長になったら、見習いが見習いを3人使って営業するという状況を分かっているのだろうか?という不信感を抱きました。

 

 しかし、「辞める」という決心は こんな大胆な提案を受け入れる余剰を創り出していました。どっちみち免許を取ったらやめるのだから それまで 体験できないほどたくさんの「失敗」をさせてもらおうと考えたのです。

 

 このころの私には 「失敗」という体験が宝物になっていたのです。失敗するごとにお客様にどこが悪かったのかを教えてもらえることに気づいたからです。

 

 このころから 「失敗」するということが 大きな「学び」のチャンスであることに気づくようになったのです。そして「失敗」という体験が 他者からの手助けを運んでくれることに気づいたのです。

 

 それまでの私は 「失敗」という体験が自分自身を不幸に陥れるのではないかと考えてきましたが、「失敗」には 実に大切な宝が隠されていることに気づくようになったのです。

 

 

 

 

 カットコンテストの予選の結果は 私にとって あまりにも意外な結果でした。

 そんなえっかになるはずがないのです。

 なぜなら、アットの練習をし始めたばかりなのです。一番初めはイーブンアットというボブスタイルなのです。直線のオブスタイルです。尾の練習をし始めたばかりの新参者です。その未熟者が カットコンテストのために、グラデーションカットを教えてもらい、4~5回練習しただけで 出場しただけなのです。

 

 どう考えても予選でトップになるはずがないのです。

 

 この時、 恐ろしいほどの「偶然の一致」が起きていたのです。

 というのは カットコンテストを開催した4て遠保の一つが私が働いている店が含まれていたのです。

 そのために 出場しながら、裏方の仕事もこなさなければならない環境だったのです。そのため、私も、その裏方の仕事の一つに採点の集計係があり、その集計係を担当していたのです。

 その集計の際、集計結果を確認するために 中村店の店長さんが 「トップの○○番の人って誰?」と聞いたのです。

 

 その番号は 私の番号だったのです。思わず「それ、僕です。」と口に出してしまいました。

 私の頭の中は 混乱し始めました。心の中で、「何それ?」起こるはずのない間違いが起きているのです。そんなことがあるはずがないのです。

 

 この時の私には 結果はどうでもよかったのです。グラデーションカットの方法を勉強できればいいのです。この時も 切りすぎにならないように4~5センチ長くしたのです。入賞なんている考えは全く持っていなかったのです。

 入店して まだ1年もたっていないのです。そんな新人が無謀にもカットコンテストに出たのです。そんな高望みをするわけがないのです。

 そして この結果は闇に葬られることになりました。私は 入賞することもなく、ほかの人たちが受賞しました。

 

  「なぜ?」このような間違いが起きたのでしょうか?この事件をきっかけにして なぜ?このような間違いが起きたのだろうかという疑問を持つようになりました。

 

 これ以降、インターンになると同時に店長になったり、店長になって10か月後、1日31人こなさなければならないほど忙しい店になりました。損益分岐点を数ヶ月でクリアしたりしたのです。

 おまけに講習活動に参加したり、ヘアショーや、撮影などに参加したりすることもできました。本当に恵まれた環境でした。

 

 ただ こうした結果に対して よいことなのか悪いことなのかが理解できませんでした。

 やたらに口に出して言うと「自慢」しているように聞こえためになるべく言わないようにしてきました。組合に参加することもないし、美容師の仲間たちとつるむこともしなくなりました。

 

 30歳になるころに、「普通の美容師」を目指し、派手な仕事はしなくなりました。いままでの仕事の環境は 奇麗なモデルに対して思い通りの仕上がりを創る仕事でしたが、私の言う普通の美容師」というのは 一般の普通の人たちをいかにきれいにできるかという挑戦でした。もでるクラブで仕事をしていると はじめは普通に奇麗だった人たちが どんどん磨かれて、普通ではない驚きの美しさを手に入れてゆく過程を見てきたその経験を 活かしたかったからです。

 

 このころから デジタルカメラが登場し、その場で仕上がりを確認できるようになったのです。デジタルカメラの登場によって 

脳で起きている「ゲシュタルト崩壊」を 視覚化することができるようになり、「見慣れる」という脳の働きによって 29秒で変化がわからなくなり、変化していないという現象を具体的に視覚化することができるようになったのです。

 

 こうすることによって 「感性」と呼ばれる脳の働きを理論化できるようにしたのです。デジタルカメラによって 美容デザインの効果が劇的変化を遂げるようになったのです。

 

 こうした変化の裏付けには 「ものの形をどのように認識しているのか」という理論的裏付けを 「ゲシュタルト心理学」をベースにしています。

 

 データ美容は 従来の美容理論とは違い、「ゲシュタルト心理学」を学ぶ必要があります。「ゲシュタルト崩壊」によって ものの形の認識が無意識のうちに変化してしまうからです。

 つまり、 無意識の認識による「感性」と呼ばれる脳の働きを視覚化することができたのです。これは 「体験」しなければ 意味を理解することはできません。言い換えると「レストラン入口にあるサンプルを見たからと言って どんな味がしているのかを体験することはできません。実際に食べることによって 本当の味を理解することができるようになるのです。

 データ美容も施術される側になったり、施術するという体験をすると 初めて「ゲシュタルト心理学」の意味を理解することができるようになります。

 

 3年間で一通りの技術を身に着けてからやめるためには 何をどのように行動しなければいけないかを徹底的に考えました。

 とにかく練習時間を確保することが困難な環境なのです。

 ブラッシングから始まり、シャンプー、ワインディング、カラー塗布、ブロー、そしてカット、カットは ボブスタイル、エイヤー、グラデーションの3パターンです。などやるべきことはたくさんあります。やるべきことはヤマズミです。どうすれば合理的な練習をできるのかが問題なのです。

  そんなころチャンスが訪れたのです。

 

 名古屋の若い経営者4店舗が協力して 9月初旬に「カットコンテスト」を行うことが決まりました。 

 当時の私は 入店してブラッシングとシャンプーを覚え、試験に合格したころのことです。

 これはチャンスだと思いました。 カットコンテスト出場を言う名目を創れば カットスタイル3パターンのうちの一番むつかしい、グラデーションカットを教えてもらえるのではないかと考えたのです。

 そして聞きました。「このカットコンテストに出場するために、どのような資格が必要なのですか?」と聞いたところ、免許がなくても出場できるという答えでした。

 私は 出場することに決めました。

 その理由は 一つ一つ順を追って練習していたら、3年間で終わらないのではないかと不安だったのです。

 これから ワインディングを練習する段階にはいるのですが、どうしても3年以内で終わらせるためには 生意気だと思われようが、傲慢だと批判されようがどうでもよかったのです。この下心が カットコンテスト出場の動機だったのです。とにかく3年で免許を取り、美容師をやめたかったのです。そのための作戦でしかなかったのです。

 

 

 常に「苦難」を避け、トラブルから逃げる生き方き方に安住していたのですが、大きく変わり始めたのです。「辞める」という目標が 「苦難」という言葉の意味に違いが生まれました。真正面から受け入れなくてもよいことに気づき、乗り越えられないことにも意味があることに気づいたのです。自分なりに理解してゆけば済むことなのだと 気づきました。

 言い換えると、ぶつかってダメなら 辞めれば済むことだと開き直ることができたのです。自分自身の限界に気づき、無理しない生き方をしようと思いました。

 そして 「無理しない」ということが自分にとってどういうものかに気づきました。美容業界の在り方に縛られることなく、自分のやり方ですれば済むことなのです。どっちみち「辞めてしまう」のだから、周囲に迷惑をかけなくて済むことなのです。気にすることはないという結論になったのです。

 

 自分の中に眠る「辞める」という熱い目標が創り出した行動は 周囲の人たちには 仕事に燃える熱心な行動派だという誤解を創り出していたようです。

 そして その誤解は 私自身の考えとは全く違う方向へ導くようになったのです。カットコンテスト出場というたくらみが 驚きの結果をもたらしたのです。予選をトップで通過したのです。

今でこ、そこのようにデータ美容という美容デザインテクニックをご紹介しているのですが、実は 「指導者になる。」という予言から逃げていたのです。

 

 どう考えても 指導者になるタイプの人間ではないと思っていたからです。

 そして なりたいとも思っていませんでした。なぜなら 重大な責任を背負わなければならないのです。おまけに まともに技術ができないのです。そんな人間が指導者に向いているはずがありません。

 

 とにかく、「3年たって免許を取ったらやめる。」という計画に向かって必死になりました。

 この時から私の生き方は激変しました。自分の目標がはっきりしたのです。「辞める」という目標が!

 

 その目標に向かって 必死に立ち向かうことになったのです。優柔不断な自分の変貌ぶりにびっくり!どうでもいいや!という気持ちの裏で 絶対に「辞めてやる」という矛盾した決意が 自分自身をつき動かしたのです。

 

 その頃の環境は 朝9時から夜9時までの営業時間、おまけに通勤に片道1時間20分、2か月に1度の技術テスト、不合格になれば2か月待たなければならないのです。失敗は許されないのです。

 3年で辞めるためには 失敗すれば 更に環境が悪化するのです。

 おまけに練習をするために モデルになってもらう人を探さなければならないのです。

 

 この時から 協力してもらうために 必死に頭を下げ、お願いするという努力をするようになりました。不必要なプライドを捨てるようになりました。だから 営業時間中には ほかの人に逆らわないようにしました。お客様たちに対しては 馬鹿になり切り、冗談まみれの接客をすることにしました。

 

 とにかく、ほとんど毎日、終業後居残って練習をし、最終電車で帰っていました。「辞める」という目標は 私にとって輝いた「希望」だったのです。「辞める」ためなら なんでもするという意気込みだったのです。

 とにかくやめたかったのです。

 

ところが そんな環境に身を置くことによって 自分の人生は 自分の目標とは違った方向に向かっていたようです。モデル探しに協力してくれる人が出てきたり、通勤時間を無くすために アパートを紹介してくれたる人が出たりしてきたのです。

 

 「辞める」という決断をすることによって 周囲の人たちの好意に気づくことができるようになったのです。

 その時、「感謝」という心が ほんの少し芽生えてきたのです。「辞める」というわがままな決断をすることによって そんな自分を認めてくれる環境であることに気づいたのです。

 

 この気づきによって 働く人間の「本音」を学ぶことができたように思います。

 

 簡単に言えば 「楽して儲ける」ことが目標なのです。無駄な苦労をせずにがっぽり稼げればOKなのです。

 「辞める」と言決心は 曖昧な教育システム、修行という名に隠された低賃金システム、その反対に 「ほかの人をきれいにする」という夢を提供する仕事という美容業の矛盾によって作られた環境であることに気づいたのです。

 

 この気づきによって まず、曖昧な教育システムから脱出することにしたのです。曖昧な教育システムを脱出するためには それぞれの骨格サイズに合わせた施術方法を確立することにしました。

 

 簡単に言うと「サイズ合わせ」をすることにしたのです。

 しかし 実際に基本通りの施術方法を行うと 採寸結果に間違いが起きていたのです。簡単に言うと「切りすぎ」になるのです。どんなに正確に施術しても 切りすぎてしまうのです。

 そのことに気づいてから 私は基本を無視して施術することにしました。基本を無視して施術するということが 生意気であることは気づいていましたが、長めに施術することにしました。施術を繰り返すことによって なぜ、「切りすぎになるのか?」という疑問の答えがわかるようになりました。

 その理由が 頭部骨格が「卵型である。」という物理的原因でした。こうした原因に気づくことによって ゲシュタルト心理学を基にした脳の働きの裏付けができるのです。独りよがりの探求心が 思わぬ結果を招いたのです。

 

 このころから 自分の目の前に現れる「苦難」が 「幸運である」と解釈できるようになり、苦難を乗り越えることによって 視野が広がることを学んだのです。

 

 先日、平田照美さんのお寺にお参りに行ってまいりました。

 

 お参りに行った目的は 「謝り」に行ったのです。

 

 以前、平田照美さんが3つの予言を的中させたことをご紹介しました。

 1つ目は 名古屋に向かってゆくと運性が開ける。

 2つ目は 「松平健ってだれですか?この人と仲良くなってゆくといいですよ。」

 そして3つ目は 「写真を撮りなさい。}

 という予言でした。

 一つ目は 1年後、インターンになると同時に店長になってしまいました。

 2つ目は 「松平健」というのは 幼稚園からの同級生鈴木末七君の芸名でした。皆さんご存じのマツケンサンバの松平健です。

 恐ろしいほどぴったりと当てました。

 

 しかし、3つ目の「写真を撮りなさい。」という予言は 驚きの結果になりました。自分自身の作った作品を写真に撮ったところ、思い描いていた仕上がりとは全く違う結果になったのです。

 この時、私は 美容師をやめるべきだと痛感したのです。やはり、免許を取ったら読まるべきだと決心したのです。

 

 つまり、指導者になるという予言からは まったく外れたと思い込んだのです。

 

 この時、私は安心したのです。指導者になるという予言が外れることによって 基本通りにしなくてもよいのだと思い込んだのです。

 実は 私は 絶対に指導者にはなりたくなかったのです。なりたくなかったというより、指導者になれる器ではないと思っていたのです。こう表現すると謙虚に思うかもしれませんが、本音を明かせば、めんどくさいというのが本音でした。

 

 それからは 美容業界で教えられている方法とは 全くちがた方法で施術することになり、生意気にも 自分自身の方法で施術するようになったのです。この決断によって 美容業界とは無縁の関係になることになったのです。

 

 皮肉なことに、予言とは正反対の行動をとったのです。「免許を取ったらやめる!」という決心は ある意味、私を「自由」への扉を開いたのです。怒られてもいい!怒鳴られること覚悟!3年間我慢すれば すべて終わるのだ。」と腹をくくったのです。

 

 このように 平田先生の予言を無視するような行動をとってしまい、結局、この理論を紹介し始めるのに、30年以上かかってしまったことをお詫びしたかったのです。

 

 

 昨日、お客様から聞いたところ、美容学校ではカットを教えないという事を聞きました。

 その話を聞いて 「やっぱりかー!」と思いました。

 

 私がデータ美容の研究発表をしているのは こういう事を防ぐはずでした。

 

 と言いますのは 従来のカット方法では 絶対に思い通りの仕上がりにはならないのです。

 

 その理由は 脳で起きている錯誤が見逃されているからです。具体的には「二次元脳」「球体要素」「ゲシュタルト崩壊」「パレイドリア現象」「ゲシュタルト心理学」という脳の働きによって 目に見えている視覚情報に「錯誤=間違い」が起きているのです。

 ところが その「錯誤」が起きているのですが、「ゲシュタルト崩壊」という脳の働きによって「間違い」が起きていることが消されているのです。

 このように、複数の「錯誤」が同時に働き、混乱が起きてしまい、消されてしまうのです。

 

 このように、複数の錯誤が起きている事が起きていることが 無意識に認識されている、つまり、見えていないから 起きていないという認識になるのです。

 

 この問題を解決するために、デジタルカメラとパソコンを使って錯誤を視覚化する必要があるのです。

 そして 視覚化したにもかかわらず、「ゲシュタルト崩壊」によって29秒経つと「見慣れ」てしまい、結局見えなくなるのです。

 つまり これが美容技術の「化ける」という働きなのです。

 この「化ける」という「錯誤」の存在を解明したのが、データ美容なのです。

 「化ける」という脳の働きを知らないために 騙されていることに気づけないのです。

こうしたビフォーアフターを見ても「ばかされている」ことを認めないために 「元が綺麗だったんだね」という結論にされるのですが、実は 綺麗にするために欠点を修正するために ゴールデンバランスにしているのです。これが データ美容の仕組みです。

 しかし、この結論に気づくためには 実際に施術して「綺麗」にするという体験をする必要があるのです。つまり、貴方自身の脳を開発する勇気が必要なのです。

 言い換えると 料理の味は食べて見なければ理解することはできません。店頭に飾ってあるサンプルを見ただけでは 本当の味は感じられません。食べて見なければ確認できないのです。

 

 ただ お客さん達は 「似合ってる」かどうかがはっきり認識できるのです。これも お客さんの脳とスタイリストの脳の働きが違うからです。

 ただ「似合っている」というお客様達の認識は ハッキリと感じられるのです。

 データ美容のスタートは 「サイズ合わせ」です。 サイズ合わせができない理由を知ることによって 自分の脳が騙されていることに気づくのです。

 世界初の「オーダメイド」のデザイン方法です。現在のカット技術はどんなに努力しても思い通りの仕上がりを実現できません!そこから脱出しましょう!

 

 

 

  「免許を取ったら 即、辞める!」と決めていた目標は それどころではなくなりました。

 

 毎日が必死!失敗できないのです。切りすぎてしまうと修復がきかないので 教えられた長さより5~6センチ長く設定していました。

 この方法は 私に合っていました。失敗しても 修復できるのです。そして 毎回、その修復から多くのことを学ぶことが出来たのです。

 特にオーダーメイドを目指すには 人それぞれ違いがあるので 失敗を経験することが重要なのです。失敗するたびに失敗しないための知恵を学ぶことが出来るのです。

 この頃から 失敗して落ち込む人間から 失敗から知恵を学ぶ、前向き人間に変化してゆきました。

 愛情深い親たちは わが子が 少しでも幸せになるようにと考えて 失敗しない道を探し、教えてくれます。失敗して不幸を感じないように成功する方法を教えてくれるのです。私自身 そうした親の愛情に守られて生きてきたと思います。

 

 しかし、ここにきて 間違える楽しさ、失敗から学ぶ知識があることを体験しました。これは 誰も教えてくれない驚きの学習方法でした。このことに気づいてから 毎日が楽しくなりました。そして毎日が学びの宝庫になったのです。

 

 だから 「フェイスマップ」を使うのです。「フェイスマップ」は 仕上がりの相対バランスですからこれと同じ相対バランスにすれば 誰でもきれいになれるのです。

 今までは こうした仕上がり結果が示されていなかったために 何が間違えているのか、どのように修正 すればよいかが全く分からなかったのです。

 「フェイスマップ」は 無意識に認識される美しい顔の基準なのです。奇麗とか可愛い、シャープ、フォーマル、カジュアルといったイメージ言葉を視覚化しているのです。これを使えば 自分の仕事に対する表現力が身に尽くし、自分自身の仕上がりのどこが悪かったのかがはっきりとわかるようになるのです。他人に指摘されなくても 自分自身の欠点を学ぶことが出来るのです。

 だから やればやるほど技術力が身につくのです。

 

 このような仕上がり基準がなかったために 自分自身の仕上がりが良かったのか、悪かったのかを判断することが出来なかったのです。

 しかし、この基準を基にしてデジカメ写真をパソコンに取り込んでオーバーラップさせれば 一目で修正しなければならないところが明確になるのです。

 次に 修正方法をどのようにすればよいかをはっきりと示すことが出来るようになるのです。

 

 失敗や間違いが私の血となり肉になって成長え来たのです。

 

 

 

 

 実は 「サイジング」を始めたのは 48年前からでした。

 なぜ始めたのかというと インターンになると同時に 店長になってしまったからです。そうです。免許も持っていない私が 何意を血迷ったのか?社長の原田先生からの命令があったのです。

 

 驚くと同時に 「この人は何を血迷っているのだろうか?」と思いました。「免許もない私になぜ?」という疑問が頭の中を駆け巡りました。

 と言いますのは 実は インターンが終わり、免許を取ったら 「美容師をやめよう!」と固く決めていたからです。当時の仕事環境は 最悪でした。始業時間は 9時なので 8時半までに出社。終業は 夜の9時まで。おまけに通勤時間に約1時間半かかるのです。朝6時50分に家を出て 帰ってくるのは 夜10時半です。この仕事環境の中では練習時間などないのです。どうがんばっても3年が限度でした。

 

 だから 強く断ることにしましたが、粘り強く説得され、仕方なく受けることにしました。とにかく1年経ったら辞めるのだから 「思いっきり失敗させてもらおう!」と決めたのです。

 

 開店は10月でした。何もわからない自分が 店長になった意味も解らず始めたのは 1月の成人式があるので、まずアップスタイルの練習を始めなければなりませんでした。自分以外は もちろん見習いばかりです。3人の部下を 見習いの店長が弾き連れて行くのです。

 この環境どう思いますか?

 部下が失敗しても 見習い店長であるから 怒る訳にはいかないのです。部下が失敗してもすべては自分の責任になるのです。腹を立てる訳にはいかないのです。腹を立ててしまえば 労働効率が下がるのです。

 

 この頃から 私は トップに立つことが嫌いになりました。トップなんて責任ばかりかかって 気苦労の連続なのです。

 実は 1年ほど前から 店の近くに引っ越したのです。とにかく免許を取って辞めるためには 3年で一人前になる決心をしたからでした。

 そんな中で 「似合う」髪型にするには どうするべきかを考えたのです。その時頭に浮かんだのが、サイズを合わせることでした。セット技術は 簡単に髪型の大きさを変えることが出来るのです。

 このことをきっかけにして 髪型サイズを合わせることにしました。

 

 このサイジングを始めると 失敗がなくなるし、やり直しがきくのです。やり直しをするたびに 失敗の原因がわかるようになり、営業力が伸びると同時に 技術力が身につくようになったのです。

 

 この頃の私は 「サイズ合わせ」の方法を学ぶことが出来なかったことを残念に思い、どこかで「サイズ合わせの方法」を教えてくれないかと探していました。

 

 自分は 基本通りにしてもできない未熟な技術者なのだとお落ち込むようになりましたが、どっちみち、辞めるのだからどうでもいいやと思い、自分の思う方法でサイズ合わせをするようにしたのです。

 サイズ合わせを始めると 自分の採寸結果が大きく間違っていることに気づきました。

 この頃から 自分の脳がおかしいのではないかと思い始めました。説明通りにしても思い通りの仕上がりにならないのです。ほかの人たちは 何の疑問も抱かず練習しているのに、自分は 説明通りにしても絶対に思い通りの仕上がりを創ることが出来なかったのです。

 

 「辞める」という言葉が救いになりました。とにかく「失敗」がテーマの毎日になりました。

 しかし、「失敗」というのは 私に大きな成果をもたらしました。「失敗」ごとに 「学び」があったのです。

 この頃から 直径×3,14を使って 採寸結果を修正するようになったのです。

 

 そして 半年たった頃、インターンの集中講義が一か月間始まりました。その時、友達が 『俺の先生は凄いんだぞ!この前の日曜日は 一日に32人もカットしたんだぞ!」と自慢げに言いました。そして私も 「先週一日に31人カットしたよ。」と言ってしまいました。実際に一日、31人こなしたのです。終業時間は 7時までなのですが、10時ぐらいまでかかってこなしたのです。

 ところが この発言をした後、周りの空気が俄然悪くなったのです。まるで嘘つき化ほら吹きを見るような目で 軽蔑のまなざしを受けたのです。

 

 実は 私は 店長が一日にどれぐらいこなすのが普通なのかを知らなかったのです。とにかく来たお客様をこなすことに必死で 結果が良いのか悪いのかがわからなかったのです。

 一年後 テレビを見ていたら、カットコンテストで優勝した人がインタビューに答えていました。アナウンサーがその人に、一日どのぐらいお客様をこなしますか?という問いに 「そうですね。一日10人ぐらいが限度でしょうか?」と答えていたのです。

 この答えを聞いて 周囲の人たちが軽蔑のまなざしを向けたのは こういう意味があったのかと納得しました。

 

 朝9時から夜九時までの営業時間に身を置かれたり、インターンになると同時に店長になることは 自分にとっては 「不幸」や「苦難」と思えるようなことが 実は 大きなチャンスだったことに気づかされたのです。桁外れな幸運に恵まれていたことだったのです。

 

 

 

 データ美容は 施術した後、変化している原因が見えません。

 

 なぜ見えないのでしょうか?その原因がわかっていれば ほかの人たちがまねできるのではないでしょうか?そして 美容業界は 信頼を得ることが出来るようになるし、多くの技術者が生まれてくるのではないでしょうか?

 

 ところが 施術後の変化が『見えない』のです。変化しているのは解るのですが、なぜ?変化しているのかが理解できないのです。

 これが 無意識の認識です。

 データ美容は この無意識の認識を視覚化して、何が起きているのかを具体的に見える形にして 脳の中で何をどのように認識しているのかを理論的に解明しています。

 今まで 無意識にしか認識できなかったこと=「感性」を理解できるようにしています。「感性」とか「感覚」と呼ばれわかりにくかった言葉をデータ化し、理解できるようにしています。

 今までは 視覚化されていなかったために なにがどのように変化しているのかが全く分かりにくかったのですが、視覚化されたデータを使うことよって 微妙な変化をはっきりと見えるようにしたのです。

 

 そして 視覚化されたデータの分析には ゲシュタルト心理学を基にして解析しています。ゲシュタルト心理学は 物のの形を人間の脳がどのように認識しているのかを理論的に解明したものです。

 ものの形をどのように認識しているのか、またものの形を自分の思い通りのイメージにするためにはどうしたら良いのかを探ることが出来ます。

 

 顔の形を整えるとはどういうことなのか?

 顔が奇麗というのは どういうことのなのか?

 目をお菊見せるにはどうしたら良いのか?

 顔を小さく見せる方法は?

 女らしい顔とは?

 男らしい顔とは?

 顔の形をどのようにすれば自分の望み通りのイマージにできるのか?

 顔の欠点がどこにあるのか?

 といった 様々な疑問に対応できるようになっています。

 

 データ美容には デジタルカメラとパソコンが必要になります。なぜ?デジタルカメラとパソコンが必要なのでしょうか?

 

 それは 脳の働きを視覚化する必要があるからです。特にゲシュタルト崩壊や パレイドリア現象といった脳の働きは 30秒前後で認識が変わってしまうからです。つまり、認識が変わるということは 簡単に言うと、「見慣れる」ことによって(これらの変化は瞬時に(約30秒)起きてしまう) 「それほど変化していない」という錯誤が起きてしまうのです。この錯誤が瞬時に起きるために 変化しているにもかかわらず変化していないという「錯誤」になるのです。

 

 デジタルカメラとパソコンを使うことによって 「見慣れる」という変化を具現化できるのです。

 

 この「見慣れる」ことによって 美容技術の発展が阻まれてきたのです。

 

 どのように阻まれてきたのでしょうか?

 採寸結果に間違いが生じていた。つまり、錯誤が起きていること自体に気づいていなかった。

 採寸結果の間違いによって サイズ合わせができず、思い通りの仕上がりを実現できなかった。

 お客様の要望に応えることが出来ないために 信用がなくなり、低料金化に拍車がかかった。

 美容業界全体の技術レベルが 大幅に低下した。

 

 「見慣れる」という変化を具体的に視覚化することによって 無意識にしか認識できなかった視覚情報が はっきりと認識できるようになり、データの共有ができるようになったのです。デジタルカメラとパソコンのおかげです!

 

 具体駅採寸結果の間違いとは?

 視覚情報を基にしたときを1とすると、ゲシュタルト心理学に基づく視覚情報を基にすると、1,57倍になります。

 また、サイジングに関しては 視覚情報を1とすると 約その3倍が必要になります。 サイジングの場合、見えている長さを1センチ大きくしようとしたとき、約その3倍の長さが必要になります。つまり、1センチ大きくするときには 縦×横×奥行きが必要になるからです。

 洋服を作るときとか、建築デザインの場合は 立体にするときには 縦と横と奥行きをつなげれば解決するのですが、髪型の場合は カットしてしまうとつなぐことが出来ないために 見えている長さの3倍の長さを残す必要があるのです。

 

まず サイズ合わせからスタートします。