デジタルカメラとパソコンを使って 視覚情報を分析してみると 数々の錯誤が生まれていることが発見されました。

 

 無意識に認識されている視覚情報に 多くの錯誤が起きていることが判明しました。

 

 カメラで仕上がりの写真を撮ってみると 自分の思っている仕上がりとは全く違うことに驚きます。その違いを見たとき、 自分自身の頭の中がおかしくなっていると思いました。

 

 しかし この時、辞めなければいけないという絶望の中から ちょっとした開き直りの気持ちが出てきました。基本というものを捨ててしまったのです。自分の目で確認し、その結果を重視しようと考えました。どっちみち、免許を取ったらやめるのだから、自分の判断で決めることにしました。

 

 そして 「サイズを決める」ことにしたのです。どう見ても切りすぎていたので 切りすぎを無くすために サイズを変えることにしたのです。

 

 その結果

    

 サイズを決めるためには 目に見えている長さを変えるだけでは 相似形にはならないのだということに気づいたのです。

 

 相似形にするためには 縦、横、奥行きを創るための長さが無ければ サイズを変えることができないと気づいたのです。

 

 つまり、建築デザインや服飾デザインは つなぎ合わせれば立体にすることができるのですが、髪の毛の場合は つなぐことができないという事実でした。

 このことに気づいてからは 目に見えている長さを3倍にして長く残したところ、思い通りの仕上がりを実現できるようになったのです。

 

 このことに気づいた時 私は サイズ合わせを教えてもらえなかったことに落胆しましたが、後から気づいたのですが、美容業界に「サイズ合わせ」という考え方が無かったのだと知りました。

 

 その原因が 髪の毛をつなぐことができないという物理的なことだと知ったのです。それからの私は 施術ごとにいろいろなことに気づくようになり、美容技術が楽しくて楽しくて仕方ないぐらいに好きになりまた。

 

 皆さんサイズ合わせをするだけで ドンドン奇麗になれますよ!