シミュクラク効果は データ美容を理解するために重要な脳の働きの一つです。

 

 人間の脳には、顔を認識するための特別な神経回路があるんです。これが、シミュラクラ効果です。では なぜ人間は こんな能力を持っているのでしょうか?

 それは 敵か味方かを見分ける必要があるからのようです。敵であれば たたかわなければならないからです。生き抜くために必要なことっだったのです。だから、少しでも顔に似たパターンがあると、無意識のうちにすぐに反応してしまうようです。

 その反対に 種族保存のための性的興味を掻き立てる働きもあったのではないでしょうか?つまり 種族保存のための美容の目的の一つなのではないかと予測します。

 

 私は 小学校3~4年のころ 吉永小百合さんや、梶芽衣子さんを見てその美しさに感動しました。ただ この時、同じ人間の顔なのに、美しい顔を見た時に感動するのはなぜなのか知りたくて、ひたすら似顔絵を描き始めたのは たのは そうした原因があったのではないかと考えます。

 そして 「フェイスマップ」を使って 黄金比率に修正することによって 驚きの変化が生まれているのではないでしょうか?

つまり、見た目には 濃い化粧をしているわけではないのに、驚くほどきれいに見えるのは シミュクラク効果が原因ではないかと思います。

  この人が このように変化していたり

ビフォーこの人がアフター このように変化して見えるのは 脳が勝手に想像した結果なのだと思います。

 見ただけでは  なぜ綺麗になったのかがわからないのは テクニックだけではなく、こうした脳の働きを利用していることが原因なのです。

 

 そして もう一つ重要なことは この変化を見て一番驚いているのが 施術したスタイリスト本人です。

 実は 常に「ゲシュタルト崩壊」が起きているために29秒経つと見慣れてしまい、それほど変化していないと感じるのですが、デジタルカメラで写真を撮り、確認した時に、驚くほど変化していることに気づくのです。

 施術中、欠点を修正し続けているために 経過時間が変化していることによって 自分自身の脳に変化が起きていることに気づけないのです。

 データ美容が見ただけではわからないのは こうした目に見えない脳の働きを利用しているからです。整形手術にしても 目頭を切開したり、瞼を二重にするのは ほんの数ミリ変化しているだけなのですが、仕上がりが激変して見えるのは こうしたシミュクラク効果が原因なのです。

 前回は ボブスタイルの長さを図る方法でした。

 今回は 高さを出すための方法をご紹介いたします。

 ボブスタイルは 「美人にしか似合わない」髪型であるといわれてきました。その理由は 高さを出すことができにくい髪形だからです。

 今回は 「高さ」を出すためのテクニックをご紹介いたします。高さを出すことによって 顔が立体的に見えるようになるというメリットがあります。

このように高さを出すだけで 顔が立体的に見えるようになるのです。

立体的に見えるようになる原因というのは 横顔を見ていただくとわかりますが、横顔の中心が後ろにずれています。言い換えると後ろにずれることによって 顔面部分が前に出て見えるようになるのです。これが 脳が勝手に思い(パレイドリア現象)描く創造力の働きなのです。

 

 では高さを創るためのメカニズムをご紹介いたします。

 このように顔と髪形を別々にしてみているために お客様にとっては大きく変化して見えているのですが、スタイリストの視覚情報は 顔と髪型を一つの形だと認識するために 顔と髪型をひとつの形だと認識するために それほど変化していないという認識になるのです。

 髪型の高さを出すことによって 顔が立体的に見えるようになるから ボブスタイルは 美人しか似合わないといわれるのです。

 髪型を高くすることによって 身分の高さや権力の強さを表しているのです。西洋でも東洋でも時代劇などを見てみるとよくわかります。王女様や、姫様の髪形は 高く豪華になっています。

 

 そして 髪型の高さを出すときにも 錯誤が起きているのです。

 このように平面に視覚化した状態の時、1センチ高くするためには 約3倍の長さが必要になるのです。その理由は

パネル上の長さ これは カットするときのパネルをイメージしたものです。1センチ長くしたとしても平面が1センチ長く案っただけになります。

パナルを立体にした時の状態 そして このパネルを集めても 相似形にはなりません。

相似形にするためには3倍の長さが必要です。 このように目に見えている視覚情報を 「縦×横×奥行き」という式を使って計算すれば 相似形にすることができるのです。

 

 ところが ここでもう一つ、物理的問題が出てきます。

 それは 髪型を創る場合、 カットしてしまうとつなぐことができないということです。服飾デザインや、建築デザインは つなぎ合わせれば簡単に立体にすることができますが 髪型の場合は つなぐことができないために 高さ(大きさ)を出すためには 目に見えている視覚情報の3倍の長さを残さなければならないのです。

 実は この錯誤が原因で 美容技術の発展が阻まれてきたのです。どんなに頑張っても、オーダーメイドができなかったのは この錯誤(間違い)に葛けなかったからなのです。

 

 つまり、目に見えている長さの3倍を残さなければならないという事実に気づかなかったのです。こうしたことも「ゲシュタルト崩壊」によって気づけなかったのです。

 

 データ美容は 脳の働きを具体的に視覚化し、その変化をデータにして誰にでも理解できるようにしたのです。

 言い換えると 視覚情報を基にして立体にしてしまうと 約3分の1の大きさになってしまうのです。しかし、この働きを知らなかったために 思い通りのサイズにできなかったのです。

 

 

 まず、ボブスタイルから始めます。これは 「球体要素」と「二次元脳」という脳の働きを 具体悌に体験していただくことが目的です。この二つの要素と、「ゲシュタルト崩壊」という脳の働きによって 採寸結果に間違いが起きていることを体験します。

 

 思い通りの仕上がりを実現するために  まず、5センチから7センチ長くカットします。

まず、この錯誤を体験してみましょう。

 これが球体要素と二次元脳が作り出す「錯誤」です。

 私たちは 採寸するとき無意識のうちに直線定規を頭に描いて採寸しています。無意識であるために 卵型(立体)であるという物理的条件を忘れ、平面(二次元)として認識してしまうことによって 間違いが起きていることを体験します。

 この写真にあるように この錯誤によって 採寸結果に間違いが起きていることを体験していただきます。5センチから7センチ長くすることによって 思い通りの長さを実現できることを確認してください。

 この時、頭部骨格に沿って髪を下ろし、、顔面を出してください。顔面を出した時、思い通りの仕上がりになっていることを確認してください。

 この時、長すぎると思った人は 必ず仕上げをして、スタイルを整えてから不必要な部分を削除してください。この時、お客様に必ず不必要な部分をカットしていいかどうかを確認してください。

 実は 鏡の中に移っている自分の姿は 髪型が後ろにあるために顔が大きく見えているのです。こうした錯誤も確認してみましょう。5センチから7センチ長くすることによって 自分の視覚情報に間違いが起きていることを実感できるのです。

 

 こうした錯誤(間違い)が起きていることを確認してからが、データ美容のスタートです。

 実は 球体要素と二次元脳という脳の働きによって 錯誤(間違い)が起きたいたことに気づくことができなかったのです。

 その理由が無意識に認識されている「直線定規」だったのです。

 

 まず、あなたの頭の中に存在している「無意識の直線定規」の存在を確認しましょう。

 

 そして 次に 営業においてアングル図に書いてある長さを 5センチから7センチ長くして施術してみましょう。営業でこの設定を使うと お客様の反応が全く違ってきます。

 お客様の見えている世界と スタイリストの見えている世界に違いがあることを確認しましょう。

 

 こうした複数の錯誤を修正し、お客様たちの視覚情報に合わせるだけで 集客力が3倍になります。

 データ美容は 脳の働きを利用して 美容デザインに必要な「化かす、騙す、ごまかす、隠す」という技をご紹介しています。

 

 ここで 美醜を見分ける脳の働き「審美眼」について考えてみましょう。 「審美眼(しんびがん)」とは、美しいものや価値のあるものを見抜き、その本質や優劣を正しく判断する能力(眼力や眼識)のことです。「審(吟味)」「美(美的価値)」「眼(判断力)」から成り、優れた商品やサービス、人材を見極めるビジネス判断力を示す。

 

 美容デザインを行う上において 必ず必要な能力です。データ美容は 審美眼を養うために 「フェイスマップ」を基準にしています。「フェイスマップ」をベースにすることによって どこからどこまでが「綺麗」であると判断できるようになるのです。

 

 従来の美容技術には こうした基準がなく、各個人の判断に任せられていたために データの共有ができませんでした。デジタルカメラとパソコンを導入することによって 「綺麗」という基準をはっきりと設定することができるようにしたのです。

 

 この基準を導入することによって 誰にでも「綺麗」だと感じさせる美容デザインが可能になったのです。

 

 「フェイスマップ」というのは 無意識に認識される「綺麗」とか「かわいい」「ボーイッシュ」「シャープ」「カジュアル」「フォーマル」「ゴージャス」といった「感覚的言語」を具体的に視覚化したものです。

 感覚的言語を使いこなすことによって 仕上がり作品の評価を具体的に説明したり、理解できるようになるのです。

 

 これは 音楽における楽譜と同じ働きをします。無意識に認識される「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド」という音程を視覚化し、音程を統一し、データの共有ができるのです。

 また 料理をするときの調味料の量を 計量カップや計量スプーンを同じにすることによって 誰にでも簡単に同じ計量を実現できるのです。

 

 特に美容デザインというのは 肉体が曲線でできているために 計測結果に間違いが起きやすいのです。この問題を解決するために「フェイスマップ」が存在するのです。この基準を設けることによって どこがどのように間違っていたのか、どのようにすれば改善できるのかという難題を 目で見て判断できるようになるのです。今までのような感覚的説明ではなく はっきりと視覚情報から指摘できるのです。

 

 無意識にしか認識できなかった視覚情報を デジタルカメラとパソコンの出現によって はっきりと目で見て理解できる確実な視覚情報にしたのです。2~3年かかっていた修業期間を 大幅に短縮することができたのです。

 さらに 高齢者や欠点を抱えている人たちの手助けができるので ターゲットが大幅に拡大するのです。

 

 オマケに お客様とのカウンセリングが密にできるようになるので、固定客育成につながるのです。誰にでもオーダーメイド技術を手に入れることができるのです。データ美容は 全く新しい技術職なのです。

 

 やればやるだけ審美眼能力が高まり、誰にも奪われない知的財産になるのです。

 

 視覚情報は 脳に記憶されるとき、二次元(平面)として認識されます。この視覚情報を基にして 三次元(立体)を創ろうとした時、起きる錯誤についてご紹介いたします。

サイズ合わせの基本は

ゴールデンバランスと比較すると 顔が大きいためにはみ出しています(左)。同じゴールデンバランスにするために 顔が収まる大きさの卵型(真ん中)に収めます。この大きさは 男性的な髪形づくりになりますので、右側のように目の位置が中心よりも下に来るようにすると 女性らしい髪形のバランスになります。 具体的にこのようになります。

 このように 顔自体は変化していないのですが、髪型の高さが大きく変化しています。

 

 この時 お客様の視点では 3倍の高さに変化したことが大きく感じられるのですが、スタイリストには 「ゲシュタルト崩壊」によって 頭部全体の中の一部の変化としてしか感じられないのです。

 

 ゲシュタルトの法則というのは 複数の要素を一つの形だと認識することによって 見えてくるイメージが大きく変化しているにもかかわらず、それほど変化していないという錯誤(間違い)を創り出しているのです。

 

 つまり、髪型のサイズは 8から216に変化しているのですが、髪型と顔を一つの形だという認識することによって それほど変化していないという認識になるのですが、データにしてみると驚くほど変化していることがわかるのです。

 

 これが「二次元脳」が作り出しいている物理的錯誤(間違い)なのです。

 


 この間違いを修正する方法を使うことによって 欠点を消すことができるのです。この人たちも 髪型のサイズと目、鼻、口、眉毛といった各要素の骨格サイズを合わせているだけなのです。

 見た目には ほんの数ミリの変化にしか見えないのですが、立体変換した時には 相対バランスが大幅に変化しているのです。

 写真を撮って比較してみると劇的にきれいになっていることがわかりますが、見始めて29秒経つと 「それほど違いがない」と感じるようになり、『もとが綺麗だったんだね。』という結論になるのです。

 

 データ美容は こうした脳の働きを使って 欠点を消しているのですが、「ゲシュタルト崩壊」という脳の働きによって 見ただけでは何がどのように変化しているのかを認識できないのです。

 

 

 データ化してはっきりしたことは 自分自身の失敗がはっきりとわかるようになります。

 なぜ?はっきりとわかるようになるかというと 仕上がり目標がはっきりと決まっているからです。仕上がり目標が決まっていれば デジタルカメラで仕上がりを確認した時、はっきりと違いが判るのです。

 従来の美容技術は 思い通りの仕上がりを実現できないという理由で お客様の要望を叶えることができませんでしたが、デジカメの存在によって どこがどのように間違っていたのかを直視し、解決策を講じることができるようになったのです。データの共有ができるのです。

 写真を通して お客様の希望とどう違うのかをはっきりと伝えられるし、理解できるようになるのです。

 そして その間違いが起きている原因を解決すれば済むことなのです。この繰り返しが知的財産になるのです。

 

 今までは「ゲシュタルト崩壊」によって 曖昧なまま放置されてきましたが、視覚化されたデータを基にして 改善の積み重ねができるようになるのです。

 

 実は 「二次元脳」と「球体要素」が同時に起きているために 物理的錯誤が起きるのです。具体的には 採寸の間違いです。頭部骨格が卵型であることによって 採寸結果に間違いが起き、更に 三次元変換のために数値に間違いが起きるのです。

 これは 簡単に言うとスポーツ解説と同じ働きをします。つまり、一般の人たちは 野球などを見ているとき、ストライクなのかボールなのかがはっきりとわかりませんが、スローモーションにしてアウトとストライクの基準を画面に映し出すことによって ボールなのか、ストライクなのかをはっきりと理解できるようになります。

 こうして理解できるようになると、野球がもっと面白くなるのです。

 

 データ美容も 視覚化されたデータを基にして、何がどう変化し、どのように間違い(錯誤)が起き、見えてくるイメージが変化しているのかという理由が理解できるようになれば 俄然!仕事が面白くなるのです。

 

 デジタルカメラの存在が 美容業界を大きく改善させるのです。

 昨日の説明は 簡単に言うと、頭の中をかき回されている状態であるということです。

 はじめは変化が起きていると感じながら 29秒経つと変化が起きていないと感じてしまうのです。そのくり返しが起きているのです。「ゲシュタルト崩壊」という脳の働きのために 混乱してしまうのですが、その混乱自体に気づくことができないのです。

 

 こうした混乱を可視化するのが 「フェイスマップ」とデジタルカメラです。出路辣カメラで写真にとることによって 静止画にし、その静止画に「フェイスマップ」をオーバーラップさせることによって ミリ単位の変化を指摘できるようになります。

 そして このミリ単位の違いが 三次元(立体)に変換するときに起きる物理的錯誤を認識できるようになります。

 この物理的錯誤というのは 視覚情報を脳に記憶するとき、平面として認識しているために三次元変換によって縦×横×奥行きという公式に当てはめて変換します。

 この時、平面に見えている視覚情報と立体にするために必要な視覚情報に違いが起きるために 採寸結果に間違いが起きてしまうのです。

マネキンにシャツを着せた写真 立体にしているときには このように見えますが、

実際に平面に置くと

シャツを平面上に伸ばした写真 このように広がるのです。

 このように違いが起きているために採寸結果に間違いが起きているのですが、「ゲシュタルト崩壊」によって「間違っていない」という認識になるのです。

 こうした物理的間違いが 目、鼻、口、眉毛、顔の形、髪型などにも同時に起きているのです。だから わかりにくくて当然なのです。

 

 データ美容は この問題を解決するために 仕上がり結果を決め、その仕上がり結果にするためには どうしたらよいかという分析をし、設計します。

 つまり 切りすぎを無くし、サイズを合わせをします。サイズ合わせをすると 驚くほど長さが長くなることに驚きます。

 しかし、設計図に従って施術します。その施術結果を写真に撮り、確認します。

 

 この時、どこがどう間違っているのかを確認することができます。その確認をするごとに 修正方法を学ぶkとができるのです。

 今まで修正方法を学ぶことができなかったのは 切りすぎているために どこをどう間違ったのかを確認することができなかったのです。「失敗」しているにもかかわらず、失敗しているという認識がなかったのです。その間違いも「ゲシュタルト崩壊」によって 消されてしまっていたのです。

 しかし、サイジングをすることによって 修正できることがわかり、どこをどのように修正すればよいかを学ぶことができるようになるのです。「失敗」が重要な学びとなってくるのです。

 こうしてかき回されてきた自分の脳の中が整理されるようになるのです。

 昨日、脳の中で起きているいろいろな錯誤が どのように変化しどのように消されているのかを 説明したつもりですが、とてもわかりにくかったでしょう!

 

 なぜこのような複雑な脳の仕組みに気づいたかというと 私が双子に生まれたことにありました。

 私は 双子として生まれ、双子に生まれたことを悔やんでいました。その理由は 兄と私をよく間違われたのです。双子であるために 似ていることはわかるのですが、間違えられることが不思議でした。 

 私自身は お互いに似ているとは思っていないのです。目、鼻、口、眉毛、頭の形、を比べてみても 大きく違っていると感じられていたのです。

 しかし、この研究を始めて 「なぜ間違えるのか?」という謎が解けました。

 それは 本人たちは 目、鼻、口、眉毛、頭の形といった各要素の違いをはっきりと認識しているのです。ところが 他人は 体全体を認識し、顔、胸、足、手というように 徐々にそれぞれの要素に対する違いを認識してゆくのです。

 

 同じものを見ていても 全く違う視点でものを見ているのです。そして 違う視点で見ると同時に ゲシュタルト崩壊によって 29秒経過し、それほど違いがないという認識になり、最終的に「同じである」という認識になるようです。この視点の違いによって 全く違って見えているのです。

 この視点の違いは スタイリストの視点とお客様の視点の違いに通じているのです。この視点の違いに気づかなかったために オーダーメイドができなかったのです。

 

 また こうした分析能力は似顔絵を描くことによって学びました。 小学校3~4年のころから 「似顔絵」を描き、きれいな顔ときれいでない顔の違いを描き分けてきました。その経験から 人間の顔は ほんの些細な違いによって 大きく違って見えているという事実を学んだのです。この時も「ゲシュタルト崩壊」という脳の働きが関与していることに気づきました。

 そして 習字を習っていたころ、作品作りにおいて ゲシュタルト崩壊という脳の働きに悩まされた時期が12,3年ありました。そのころ ミリ単位の違いが作り出す「美醜」の区別に悩まされました。ほんのちょっとした違いが 特賞につながるのだと実感しました。

 

 そんな体験をしてきたために あのような複雑な脳の働きについて 分析できたのです。あのような細かい分析は 体験しなければ理解できないと思いますが、データ美容を学ぶ上において 必要なことだと思います。

 その理由は 今まで「感性」と呼ばれていたことを 具体的に視覚化し、理論的に分析できる知識だからです。誰にでも「曖昧にしか理解できなかった「感性」が具体的にどのようなものであるのかを知ることができるのです。

 

 このようにデータ美容は 今まで明らかにできなかった脳の働きを利用しているために 全く違う視点で 美容デザインの可能性を追求しています。ゲシュタルト心理学、写真(デジタルカメラ)、パソコン、似顔絵、黄金比率、照明といった知識が必要になるのです。

 そうした知識を基にして 的確で合理的なオーダーメイド技術を創っているのです。視覚化されたデータを基にしているので 欠点、間違いをはっきりと指摘でき、その指摘を受けることによって 改善方法を学ぶことができるようになるのです。

 二次元(設計図)から3次元(立体)へ変換するとき いろいろな錯誤を創り出すことができます。

 これは 二次元脳という脳の働きを利用しています。二次元脳というのは 視覚情報に従って設計した時、無意識のうちに各種の錯誤が起き、錯視が起きるのです。錯視というのは「間違って見える」ということです。 

 つまり 二次元脳という脳の働きは 錯誤の宝庫なのです。

 

 実際に テレビや映画、雑誌などを見ていただければわかると思いますが、おおきなものを小さく見せたり、反対に小さいものを巨大化させることは簡単です。また アニメなども静止画を連続的に映すことによって 動いているように見せたりできるのです。

 

 そうした環境の中で行われてきたヘアメイクの技術は 営業で行われている技術とは全く違い、いろいろな錯誤を利用して「綺麗」というイメージを創り出しています。

 

 その中で 髪型づくりの時、一番重要な錯誤があります。昔の女性の髪形は カットせずに形を創っていたために 簡単に大きさを変え、「似合わせる」という髪形づくりがされてきました。

 

 ところが カット技術が流行するようになって「大きさ」を変えるという重要なテクニックが消滅してしまいました。

 

 なぜ カット技術によって 大きさを変えることができなくなったか、ご存じですか?

 

 その答えは 「カットしてしまった髪の毛は つなぐことができない。」という理由です。

 

 「そんなことあたりまえじゃないですか!」といわれるでしょう。

 

 しかし、ここに美容技術の発展を阻む「錯誤」が起きていたのです。

 

 私たちは 目に見えている視覚情報に間違いがないと思い込んでいます。だから 視覚情報に従って設計し、施術計画を建てます。 しかし、思い通りの仕上がりを実現することができません。

 ここに 二次元脳による錯誤が働いているのです。 目で見た視覚情報を基にして再現すれば当然同じ形、大きさを再現できると思い込んでいるのです。

 ところが 錯誤というのは 無意識に認識されるため気づけず、思い通りの仕上がりを実現できないのです。これが一つ目。

 

 さらに 視覚情報というのは 平面に見えている事実を基にしているために 立体にするための奥行きを創るための長さが欠落していることにも気づけないのです。これが二つ目。

 

 そして 3つ目。この3つ目が重要です。

 実は 建築デザインも 服飾デザインも立体にするときには 視覚情報を基にして縦、横、奥行きを創りための面をつなげれば思い通りの立体を創ることができます。

 ところが 髪型の場合は カットしてしまった髪の毛はつなぐことができません。

 つなぐことができないために 思い通りの仕上がりが実現できないのです。

 

 これは 視点を変えると 平面上に見えている視覚情報を基にして施術計画を建ててしまうと 視覚情報を基にして施術したはずが、視覚情報の約3分の1の大きさにしかならないのです。

 つまり 視覚情報に忠実に施術したはずなのに さらに小さくなってしまうのです。

 そんなバカな!視覚情報に従って忠実に再現しているはずなのに 全く思い通りの仕上がりにはならないとはどういうこと?

 

 そして 最後の錯誤「ゲシュタルト崩壊」です。「ゲシュタルト崩壊」というのは 「見慣れる」ことによって「それほど変化していない」という認識になり、さらに時間が経つと「変化していない」という結果になるのです。

 

 つまり、複数の錯誤によって変化していることが 「ゲシュタルト崩壊」によって 全て「無し」にされてしまうのです。

 

 このように複数の「原因」があり複数の「結果」が存在していながら 「ゲシュタルト崩壊」によって 「無し」という結論にされてきたのです。

 この「無し」という結論のために 美容技術の発展が奪われてきたのです。
 

 データ美容は 視覚情報をデジタルカメラで写真に残し、その写真からデータにし、変化を具体的に数値にしています。

 

 その結果 無意識にしか認識できなかった変化(身に見えていなかった変化)を 具体的に視覚化することができ、見逃されてきた変化を具体的に数値にして分析し、言語化できるようにしています。

このように 二次元(平面)から三次元(立体)に変えるとき、複数の錯誤が起きることによって いくつもの「誤魔化し」をすることができ、その「誤魔化し」によって テレビや、映画は夢を提供することができるのです。

 二次元から三次元への変換過程において 見逃されてきた美容技術が再発見されています。

 

 一番最後に 重要なことを発表します。  

 「こんなこむつかしいことを並べ立てたって 誰もわかるわけ無いじゃないか!」と思われるでしょう!

 ところが 一番敏感に感じているのが 多くのお客様たちです。

 お客様たちは 理論的な考え方を学んでいるわけではありませんが、データ美容の「似合う」という変化をはっきりと認識しているのです。

 これが「シミュラクラ現象」です。だから 全く知らないお客様に「その髪型どこでされたのですか?」と声をかけられるという現象が起きるのです。

 

 二次元から三次元への変換過程を 『夢づくり』にするのか それとも「変化なし」で終わらせるのかは あなた次第です!

  データ美容というのは カット技術とは違いますのでご了承ください。

美容技術の中に 形を創るための方法が2種類あります。

それは 固定を削って形を創る方法と、土台を作りその土台に肉付けする方法があります。

 

 カット技術というのは 左側の彫刻的作り方になります。

 また テレビや映画雑誌などで使われる美容技術は 右側のカットをせず、形を創る方法です。

 だから 作り方が全く違います。だから カット技術を中心に勉強してこられた方には目新しいデザイン技術だと思います。

 また データ美容は メイクアップや着付けなど総合的なデザインを行っているのです。 そして ターゲットは 容色の衰えが気になる人、加齢により老けてきたと感じる人など欠点が気になる人たちを対象にしています。日常の髪形やメイクアップだけでなく、人前に出なくてはいけない人や、結婚式、入学式や卒業式などの行事に参加するためのデザイン方法なのです。

 

 また 美容師さんたちにとっても、指定された仕上がりにならないとか、思いどおりの仕上がりを実現できないといった人たちのお助けになると思います。

 

 基本的には お客様の顔をデジタルカメラで写真に撮ろ、パソコンに取り込みます。その写真に「フェイスマップ」をオーバーラップさせてデータ分析を行います。写真を撮ることによって データの共有ができるようになり、同じ分析結果を共有できるのです。

 今までは 同じお客様を見ていても それぞれ見るとことに違いが出るためにデータの共有ができず、理論がかみ合いませんでした。こうしたズレを防ぐために 同じ写真を基にして分析します。

 

 こうした分析を基にして 意見交換すると それぞれの視点に違いがあることが判明します。その視点の違いを共有することができるようになり、お互いの感覚的な理解のずれを認識することができるのです。データ化することによって 思い描いていた曖昧な変化を 具体的に言葉にして理解できるようになるのです。

 

 デジタルカメラとパソコンに力をお借りしてデータ分析が可能になったのです。そして そのデータを基にして ゲシュタルト心理学をベースにし、「二次元脳」や「球体要素」「ゲシュタルトの法則」「ゲシュタルト崩壊」「パレイドリア現象」「シミュラクラ現象」といった脳の働きを学びます。こうした脳の働きを知ることによって 曖昧にしか理解できなかった「感性」を理論的に理解できるようになるのです。