実際にフェイスマップを使って 相対バランスを調節してみましょう。

 

左の人を フェイスマップを下敷きにしてどこをどのように修正すればよいかを視覚化し、修正してみました。

 

 どこをどのように修正したかわかりますか?何となく右側の方が立体的な顔立ちに見えませんか?

 

 なんといなく奇麗になっているのは解りますが、どこをどのように修正しているのかと聞かれると 具体的には 指摘できません。

 その理由は 球体上にある目、鼻、口、眉毛、髪型といった各要素が 曲線で構成されているために 具体的に指摘できないのです。

 

 しかし、

 このフェイスマップをオーバーラップさせてみると どこをどのように修正しているのかをはっきりと指摘できるようになるのです。

 フェイスマップを使うことによって 曖昧にしか指摘できなかった微妙な違いを ミリ単位で指摘できるようになるのです。

 

 美容技術というのは ほんの些細な変化が創り出しているのです。

 

 ただ、ゲシュタルト崩壊によって 見慣れてしまい、それほど違いが無いと感じてしまうために それ以上の分析ができず、改善策を考えられなかったのです。

 

 データ美容は デジタルカメラを使い、パソコンに取り込んで フェイスマップをオーバーラップさせることによって 具体的に視覚化することができるようにしたのです。

 曖昧で感覚的な説明に終始していたことを 明確なデータによって 理論的説明ができるようにしたのです。

 

 そして 一番の収穫は お客様たちが この「フェイスマップ」に当てはめた相対バランスの善し悪しを 確実に見極めていることです。

  だから お客様とのカウンセリングが充実してくるし、お客様の意見から 学ぶことが多くできてくるのです。