フェイスマップは 無意識に認識されている「奇麗な顔」を視覚化したものです。 

 これがフェイスマップです。顔のゴールデンバランスをベースにして 顔の形や目、鼻、口、眉毛といった各要素の位置や大きさ、髪型のサイズ、などの理想の相対バランスを視覚化してあります。 

 

 フェイスマップを使うことによって 顔が大きいとか目が小さいとか鼻が低いといったそれぞれの欠点がはっきりと見えるようにしてあります。 

 欠点が見えるようになると同時に その欠点をどのように修正すればよいかを視覚化してあります。 

このフェイスマップにお客様の顔写真をオーバーラップさせ、目の位置を合わせます。

 目の位置を合わせたら、基本の顔の中に納まるようにサイズを選択します。フェイスマップを「ズーム」してください。

 そうすると顔の欠点がはっきりと視覚化できるようになります。と同時に 補わなければならない髪型の高さが決まります。

 そして 希望のサイズにするための採寸結果を変更します。1サイズ3センチになりますので 2サイズ大きくするためには6センチ長くします。

 

 このようにフェイスマップを使うことによって 無意識の認識を視覚化することができるのです。つまり、目に見えていないことを視覚化できるのです。そして ゲシュタルト崩壊によって曖昧にしか感じられなかったことを はっきりと視覚化できるようになるのです。つまり、多種多様の錯誤を視覚化できるようになり、その錯誤がどのような働きをしているのかを理論的に説明できるようになります。

 

 例えば ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ドといった音階は 感じることができますが見えません。その音程を 五線譜に並べることによって 視覚化しています。 その結果 楽譜を見れば誰でも同じ曲を奏でることができるようになります。

 

 また、料理における調味料の量は 料理人の勘によってきめられてきましたが、計量スプーンやカップを使うことによって視覚化し、誰にでも同じ量を加減することができるようにしました。 その結果 レシピを見れば同じ味を再現することができるようにいしました。

 

 それと同じように 美容デザインにおいても 奇麗、かわいい、ボーイッシュ、カジュアル、フォーマル、豪華といった無意識に認識され得ていたイメージを具体的に視覚化し、誰が見てもそのイメージを理解できるようにしました。 

 

 はじめは何がどう変化しているのかがわかりませんが、施術を繰り返すことによって 立体化するためのシステムが理解できるようになります。

 これで 今まで「見えない」とか「わからない」といった感覚的な表現を 誰にでも同じように理解することができるようになります。詰まりデータの共有が可能になり、合理的な技術習得ができるようになります。