採寸基準を創ったのには 訳があります。
例えば 料理を作るとき、計量カップや計量スプーンを同じものを使い、計量します。そうすれば 誰が調味料の量を測っても同じ味を再現することがで来ます。
しかし、計量カップや計量スプーンに違いがあると 同じ量にはならないので 同じ味を再現することはできません。
「フェイスマップ」を創ったのは 仕上がり目標をはっきりとさせるためなのです。仕上がり目標をはっきりと設定すれば その仕上がりを実現するためにはどうしたらよいかの答えが 明確になるのです。
仕上がり目標が設定できなかったのは その仕上がり目標を実現できなかったからです。
では なぜ仕上がり目標が決まっていながら 実現できなかったのでしょうか?
その理由は 視覚情報に間違いが起きていたからです。
しかし、間違いが起きているにもかかわらず、なぜ修正できなかったのでしょうか?
それは 目に見えている視覚情報しか信じていなかったからです。目に見えていないことは 事実ではないと考え、無視していたからです。
しかし、デジタルカメラとパソコンの出現によって 目に見えていない「無意識の認識」を視覚化することができるようになりました。
その結果 脳の働きによって多くの錯誤が起きている事実を発見しました。つまり、目に見えていない脳の働きにって間違いが起きていたのです。
その間違いというのが、「二次元脳」や「球体要素」、「ゲシュタルト崩壊」「ゲシュタルトの法則」といった脳の仕業によるものだったのです。
これは ゲシュタルト心理学というジャンルの学問です。
ゲシュタルト心理学というのは 人間の脳が、どのように物の形を認識しているのかという仕組みを理論的に解明したものです。
ゲシュタルト心理学を勉強してみると 視覚情報は 目に見えていることが大前提です。その反対に 無意識の認識があります。つまり、目に見えていない視覚情報があるのです。
それが 「二次元脳」や「球体要素」、「ゲシュタルト崩壊」「ゲシュタルトの法則」といった脳の働きなのです。この目に見えていない視覚情報を明確にするために「フェイスマップ」があるのです。
これが「フェイスマップ」です。
「フェイスマップ」は このように使います。
一番左の図は 基本の「フェイスマップ」を合わせた状態になります。しかし、顔が大きいために基本の卵型からはみ出しています。このはみだしを隠すために フェイスマップのサイズを大きくし、顔が収まるようなサイズにします。それが真ん中です。このイメージは 男性の黄金比率になります。
そして一番右側は 女性向けの黄金比率になります。目に位置が中心よりも下になり、高さを増すことによって顔が小さく見えるようになり、より女性らしいバランスを創ることができるようになります。
これは このように顔のサイズに合わせ、ゴールデンバランスとに違いを明確にします。
そして この違いは 二次元上の視覚情報になりますから、三次元に変換する必要があります。なぜ三次元にするために変換しなければならないのでしょうか?
それは 私たちの脳には 無意識のうちに直線定規が頭にあり、視覚情報だけを基にして採寸してしまうと 奥行きを創るための長さが足りなくなってしまうからなのです。だから 必ず三次元変換が必要なのです。
このように 無意識に起きている「二次元脳」や「球体要素」、「ゲシュタルト崩壊」「ゲシュタルトの法則」といった脳の働き
が 錯誤を起こしていることがわかります。
そして その視覚情報が 29秒経過するころには それほど変化していないという認識になってしまうのです。
この時に 人それぞれの解釈に違いが生まれ、「感性」と呼ばれるようになります。しかし、視覚化することによって それぞれの理解にどのような違いがあるのかを はっきりとさせることができます。その結果 曖昧にしてきた「感性」というものがどういうものであるかを 言葉にして表現し、お互いに認識できるようになり、相互理解ができるのです。
このように「フェイスマップ」を利用することによって 無意識に認識されてきた「感性」というう言葉を明確にできるようになり、データの共有ができるようにしたのです。