朝4時半起床。
さっき(2時)寝たばっかだぞ。
ぶつぶついいながら仕度して5時に家を出る。京王線某駅、結構朝からホームに人がいるんだが、最近はそういうものなのか?
始発の新幹線でコーヒーとサンドイッチをほおばっていると、新横浜から指定席も満席。自由席はかなり混んでいるらしい。何があるんだかよくわからないが、うとうとしていると名古屋へ到着である。
荷物を引きずり順調に中央本線に乗り換え。が、地図を印刷しておきながら忘れたわしは、やはり道に迷って(デフォルトだな)会場についたのは受付を3分過ぎてからであった。しかし、それでも最後じゃなかったから、やっぱ会場がわかりにくい所にあるんだと思うぞ。(開き直り)
午前中は快調に講義を聴く。やっぱおもろいなあ心(=循環器)リハ、と思っていたが午後から実験前提の話になって、撃沈。ほとんど睡眠学習であった。高いのに(涙)
おやつの時間の後は、うちにはない機械(心臓リハ施設には必要)を使った実験である。学生時代以来だ。本当は被験者をやりたかったのだが、年齢が他のPTと離れていて比較が難しいので止めといた。今日の実験では仕事がないので、機械の周りをうろうろ。いいなあ、うちの病院にも欲しいなあ。
でも心リハは治療技術はあまり使わなそうで、それはさびしいなあ。
なぞ思っているうちに実験は終了。面白かったが意外と理論どおりにはすんなり算出されないものなんだねえ、と一人でうむうむしていたら懇親会があるとのこと。
基本的には講習会後の懇親会には出ることにしているのだが、会の開始まで時間があるから、今日は帰っちゃおと会場を出た所を同じ班の女の子に呼び止められた。なんとなくずるずると懇親会に出ることになる。
主催が大学院生だったので、飲み会はとても学生っぽかった。
一気やってる場合じゃねーだろ、明日も呼気ガス分析するのに。
ま、呼気中のアルコールは計測しないがな。(できたら面白いな)
何だかよくわからんが、学生さんたちに少し恐れられている気がするのだが、
それはわしの歳のせいか。まさか「酒部」の活動が知られているはずはないし?
学生のペースでまずまず飲みはしたが、あまり酔わずに新幹線ホーム近くの宿へ引き上げてとっとと寝る。
前日に打ち上げ飲み会があったので、タバコ臭い上っ張りを着て、荷物を朝からまとめて頑張って病院に向かう。
今日、やっと東京に帰れるんだよー(涙
と思うと申し訳ないが、朝からやや流し気味。
いやもう、もちろん治療は一生懸命だが、患者様も昨日の発表で疲れていたので「何だか足が痛いなー、腰も痛いなー」と甘えモード。
リラクゼーションを中心に行う。それでも「今日は何しようか?」
と協力的な患者様に大感謝である。スキップしてみた。(片脚つま先立ち+ジャンプだ)成功。グッジョブ!だ。
S原さん、末永くお元気でいらしてくださいね。
ともかく2週間近く、楽しかったよ>帯広
終了後、東京に帰る組三人で空港に向かい、ビールと豚丼で健闘をたたえあう。
来週から臨床だじょー。
家にたどり着いたのは23時半過ぎ。空港からバスで帰ろうかと思ったのだが、
300円しかもっていなかったので(しかもこんな時間じゃお金おろせやしない)
しょぼしょぼ電車で帰った。
さて、明日は5時の電車で、始発の新幹線にのるんだじょ。
大丈夫なのか>わし。頑張れ、わし。
研修も残り二日。わしらも症例発表の日だったのである。
患者様もたくさんの人の前に出て緊張したのであるが、わしらも一杯一杯だ。
頑張ったところで、ない袖は振れないので、いつもの通りやっていたのだが、
なんだかわしらの発表は、妙に和やかだった気がする。
理由はわしらが担当した患者様のフレンドリーなキャラクターと、
恐らくわしの手技のへたれっぷりだ。偉い先生に
「患者さんにハンドリングされてますねえ(ニヤニヤ」
と言われた通り、何だかもう患者様が一枚上手。振り回される状態。
が、確かに患者様は当初より間違いなく、明らかに良くなっている。
ぶっちゃけコースリーダーのおかげだけどな。
そう言ってリハビリに過度の期待をもたれても困るのだが、(ダメなものはダメだ)
確かに腕の違いってあるよなあ、と涙ながらに思う今日この頃である。
治療実習もたけなわ、わしらも翌日の発表を控えて治療の相方さんと相談に余念がない。
この日は、前日失敗したタスクの両足ジャンプに挑戦。患者様は
「それはできないんじゃないか?」と恐々だったがうまいこと成功する。
と、確かめるために何度も自ら飛ぶ。何度やっても成功、すると嬉し泣き。
その後、介助量が大きかった階段も軽介助で成功してしまい、また嬉し泣き。
しかも向かいにいた患者さんはもらい泣き(←それはたぶん感情失禁)
ジャンプなんてなんて必要ないじゃん、と思ったのだが雪が多い地方、しかも路面が凍るところでは「爪先立ち」は転ばないために絶対必要なスキルなのだそうだ。雪が積もるだけのところでは、足全面接地歩きが重要だそうだ。
リハも地域性を考慮してタスク設定することが必要なのである。
するてえと、沖縄や新潟に必要なのは、やっぱ肝臓のリハだな(違
治療実習は2人一組になってのグループだ。
まだ1回しか見ていないのに、1つめのグループは治療デモンストレーションである。
へたれキャラのわしが言っちゃ悪いが、そのグループ、二人ともかなりよれよれであった。
わしらもこうなるのかー、と思うと「わしの3年間って何だった?」とブルーだが仕方ない。
しかも、わしとペアを組む人は、同じ学校の16年先輩であった。
更に、それだけ前の先輩なのに、歳はわしより若かった。
不幸中の幸いといっていいのかよくわからんのだが、相方の先輩は臨床から離れていた方なので、押さえつけられることもなく話し合いながら悩み合いながらどうにか治療を進め、最後にはコースリーダーに美味しいところを全部持っていかれた。
しくしく、明日こそは。(泣
この日からは「治療実習」、つまり出張先の大切な患者様をお預かりさせていただき、
治療をさせていただくのであった。緊張のあまり受講生はみな元気ない。
わしも緊張のあまり、「顔つきが違う」といわれるし、ロッカールームで鍵を落としているのに気がつかなかったぐらいだ。
午前中の授業はカリスマ的な先生が来たのだがよくわからないまま終わるし、
午後からの治療実習ではおいしいところをコースリーダーであるメインインストラクターに全部持っていかれた。かなりしょぼん、だ。
今週から新しいサブリーダー(そりもその筋で有名な人)2名を迎えたので
また市内で飲み会である。
なかなか盛り上がっているのであるが、いい加減飲み会多すぎ。
前日夜に出かけなかったのは、靴が臭くて洗ってしまったからだ。
本当は夕方の内に洗っていたのだ。が、わしのSVを見送るために出かけた時に
まだ湿った靴を履いた。
「ノルウェイの森」で直子さんじゃないほうの女の子(後註:ミドリ)が生乾きのブラジャーをつける悲しさについて語っていたが。
生乾きのブラより濡れた靴を履いて出かけるほうが悲しいと思うぞ。いざとなればブラなんてしなくたって出かけられるんだ。が、今時裸足ではゾーラ・バッドでも出かけない。
気がついた時に、左右違う靴を履いていた時も相当悲しかったな。
そんな訳で靴が乾いてから昼ごはんを食べにバスに乗って繁華街まで出かけた。
駅の周りではホコテンが賑わう中、六花亭本店で限定のサクサクパイを食う。
甘くなくて美味い。が、コーヒーを飲みながら食っているとわしの中のわしが騒ぐのだ。
で、内なる声に従いバスに飛び乗り出かけたぞ、帯広競馬場。
タイミングよく、昨日よりナイターが始まったばかり。で、メインまで打った。
当然のごとくやられた。
坂まではともかく、ゴール前で止まるのは予想の埒外だろうがよ!
ともかく豚丼はうまいしなかなか良かったよ。馬券のこと以外はお勧めだ。
土曜日だというに、講習はある。6出(ろくで=週6日出勤すること)である。
酒部上祐(仮名・確か32歳)はリスク管理講習最終日であるはずなので
「面白いでしょ?」とメールすると
「すごく面白いけど脳味噌がウニ。そっちは心も体もウニでしょ」
・・・ああ、その通りだとも。
朝から胸椎4番から7番ぐらいがすっごく痛い。会場でいろいろと
体を動かして準備運動をするがもう身も心も頭もぼろぼろである。
上祐に愚痴メールを送り、すっきりとご出勤。半日がんばれば休みだ!
授業は半日で終わったので、それまでの実技の写真を撮りためたものを
残れる人で集まってキャプション付けを行う。よくあることだが、
忘れていたり、受講生により解釈が違っていたりいろいろあった。
が、話し合うことによって理解が深められるのでこういう作業は結構好きだ。
しかしやはり時間はかかるし、そのうちに停電になって(予告されていたが)
暑いし暗いし。適当に切り上げて帰る。明日は休みだ。
わしのSVは一足先に帰京するので、受講生仲間(主催病院のSTさん・
今回すっげくお世話になっています)がSVと仲間数名を車で
有名な喫茶店に連れて行ってくれる。ケーキセット、安くてんまい。
宿まで送ってもらい、まだ早かったのだが理由があって(後日書きます・・・)
外に出られなかったのでビールも飲まず、飯も食わずに寝る。しくしく、ひもじい。
講義も実技もどんどん進む。疲労も蓄積。
そのせいか、今日の実技は数が少なくじっくり練習できた。
いいな、こういうの。
でも講義はとても難解で、今読み返してもよくわかんない。(ダメじゃん)
やばい。うちの病院の性質上、手技や概念についてはほとんどのセラピストが知ってる。
今日のトピックスは「最新の知見」、だからして伝達講習はここをやるべきだよな(泣
今日は飲み会もなく、自主練習でも半分近くが帰ってしまった。
わしは当然SVがいるから残ったよ。宿でビール飲みながら軽く食事して早く寝る。
勤めている時に、週の中で一番辛いのは疲れが回ってくる木曜日だ。
しかも連日の付き合い酒で疲労も蓄積している。
更に講義も実技もわしの苦手なバランス。用語に翻弄されて理解不十分。
どう質問してよいのやら。しかし実技はどんどん進んで、立ち上がり、歩行のための治療に移る。
立ち上がりは新人時代にみっちり習ったぞ。
な、はずなのだがSVに「さんでいさん!それは病院でやってるでしょ、頼むよ」
とダメ出しされる。しょぼん。
サブリーダーが帰京されるので、今日も送別会と銘打って飲み会。
隅で大人しく飲んでいたのだが、席替えになったのでコースリーダー(SVの師匠)の
隣に行くと、何だかよくわからんが話の流れから軽い説教をされる。
「ですが、センスが足りないんです」と返すと
「またそういうこと言う。センスや才能がないからってあきらめるのか!」
「あきらめてなんてません!ない才能をかき集めて毎日戦ってます!」
「それでいいんだよ、確かに才能がある人はいい。でも一枚の大きな作品より
いろいろな色が集まって一枚の絵になったモザイクの方が綺麗なこともあるだろう」
だそうである。いい言葉だから記録しておく。
・・・才能がないのは否定しないんだな?
ところで、帰京するサブインストラクターはその道では超有名な方であるのだが、
飲み会中に撮られた自分のデジカメ画像をみた彼が
「これじゃただのおじさんみたいだねー」と言うと、(自分はただのおっさんじゃない、と言いたい訳だ)
受講生の中で一番若い女の子が
「みたい、じゃなくて・・・そのもの」と突っ込みを入れた。
若さってすごいな、と素直に思った。