勤めている時に、週の中で一番辛いのは疲れが回ってくる木曜日だ。
しかも連日の付き合い酒で疲労も蓄積している。
更に講義も実技もわしの苦手なバランス。用語に翻弄されて理解不十分。
どう質問してよいのやら。しかし実技はどんどん進んで、立ち上がり、歩行のための治療に移る。
立ち上がりは新人時代にみっちり習ったぞ。
な、はずなのだがSVに「さんでいさん!それは病院でやってるでしょ、頼むよ」
とダメ出しされる。しょぼん。
サブリーダーが帰京されるので、今日も送別会と銘打って飲み会。
隅で大人しく飲んでいたのだが、席替えになったのでコースリーダー(SVの師匠)の
隣に行くと、何だかよくわからんが話の流れから軽い説教をされる。
「ですが、センスが足りないんです」と返すと
「またそういうこと言う。センスや才能がないからってあきらめるのか!」
「あきらめてなんてません!ない才能をかき集めて毎日戦ってます!」
「それでいいんだよ、確かに才能がある人はいい。でも一枚の大きな作品より
いろいろな色が集まって一枚の絵になったモザイクの方が綺麗なこともあるだろう」
だそうである。いい言葉だから記録しておく。
・・・才能がないのは否定しないんだな?
ところで、帰京するサブインストラクターはその道では超有名な方であるのだが、
飲み会中に撮られた自分のデジカメ画像をみた彼が
「これじゃただのおじさんみたいだねー」と言うと、(自分はただのおっさんじゃない、と言いたい訳だ)
受講生の中で一番若い女の子が
「みたい、じゃなくて・・・そのもの」と突っ込みを入れた。
若さってすごいな、と素直に思った。