週刊さんでいリターンズ -16ページ目

週刊さんでいリターンズ

起業系コメントが面倒になったので(わしはまだ病院にいたいんだお)、コメントは承認制にしました。基本知ってる人のコメント以外は承認しませんのであしからず。1日10人も見にこないブログで営業しても効果は少なかろうになあ、ご苦労さま。まあ、頑張ってくれ。

お久しぶり。

書いてはみたものの、アップするには危険だなあというチラ裏にきが続いているが今日はどうかな。


理学療法は細分化しつつあり、内部障害でも呼吸・循環に加えて最近腎臓が加わったばかりだと思っていたら、これからの流行は「がんのリハビリ」のようだ。

従来であれば、がんのリハといえばオペ後機能回復やリンパ浮腫対策とか、終末期の緩和リハが多かったと思うが、オペ前の機能低下予防等、目標も細分化した。がんの治療技術やコンセプトが変わったことへの対応であろう。協会主催のプログラム、他職種も含めてグループ参加できるのはいいが高いなあ。個人参加で払うのは厳しい、ってか一人では参加できないようになってる。
(参照: http://www.japanpt.or.jp/lifelonglearning/jinzai_ikusei/)

わしは前の病院では、超急性期以外の内部障害・中枢・整形と広く関わった。院進学後は循環器リハに絞って掘り下げてきたので、最新リハの循環器リハの傾向はまずまずつかめていると思うが、現状他の部門の最新の知識は手薄になっている。

特に整形リハ。

前の病院では整形外科医は優秀だったので、整形病棟所属ではなかったものの科内の勉強会で何とはなしに最新の傾向は知っていた。それでも「今はこんなことになっているらしいよ!」と、時々驚くような変化を見つけては、班の同僚と騒いでいたりしたのに、3年も現場から離れてしまうと、さすがに危機感を覚えるほど知らないことがある。

多分オペや検査のデバイスの進化によって侵襲が少なくなり、リハの介入タイミングが変わっていることが大きいとは思う。それに伴い人間の手技も進化しているのだろう。靴や素材が変わると競技の記録が伸びたり、体操やフィギュア等の技の難易度が上がるようなもんだ。

中枢のリハは、今のところ神経は再生が困難だから、多分他の部門に比べると一番変化は少ないと思われる。が、再生医療が本格化すると、リハも劇的に変わるだろう。


話はそれるが、わしの昔の専門・株屋の話だが、JGB(日本国債)の受け渡しだってわしが経験してないRTGS(real time gross settlement)になってるし、株は全システム化した時に場立ちいらなくなった時のようにわしがかつてやってた仕事はかなりの部分において機械にとって代わられているのではないかと思う。

・・・リハも再生医療によって、必要なくなる時代が来るのかなあ。

今レベルの科学技術と倫理観ではヒトが死ななくなることはないだろうが、墓石の代わりに例えば脳だけ保存されて夢見続ける時代が来たりして。

・・・メルヘンなんだかオカルトなんだかよくわからんな。
山本弘よりも、津原泰水あたりがその題材で書いたらなんだかものすごいことになりそうだ。

放っておくと話がどんどんそれるので元に戻す。

でね、結論としては、自分がその専門で仕事できたつもりでいても3年も離れるとその専門分野はあっという間に進んでしまう、ということが言いたかった。

現場の人間からすると、老兵は消え去るどころか、余計なこと言うぐらいなら死んでてくれた方がマシ、邪魔だゴルアと言うレベル(苦笑)

やっべえなあ。

バイト入職前の歓送迎会で、事務長がわしについていろいろ盛ってくれたのだが、一緒になって調子に乗って余計なこと言わなくてよかったぜ。

事務長が盛ったのは、わしが整形を経験してなかったからかもしんない。
整形の専門知識ではきっと役に立たない、と現場のPTが不満に思ったりバカにすることを事前に知ってて、別のこういう所で役に立てようと思って採用したんだよ、と周知徹底するために盛ったのかもな・・・技術屋って無能な同業者には厳しいから。(わしもだよ)


今のところ、手持ちの技術で、患者さんからの反応は悪くないようだが(まだ2回しか行ってないけどw。直後の患者さんの反応よりも、同僚の反応や次回も自分に予約を入れてもらえるかどうかで判定)、勉強会行ったり、新しい本買ったりして可及的速やかに知識と技術をアップしないと、だよ。

そんなわけで、自分に金と手間かけてなくて危機感のない技術者は、わしはあまり信用しない。

しかしながら、普段は頑張っているが、学会は祭りだから発表以外は観光してる研究者にかぶれて、気持ちだけ研究者の学生が卒後もその気分が抜けずに、糞のような発表持って遊びに来るPTもいるし、学会や勉強会に参加するだけで勉強した気になっちゃうPT(昔のわし・・・)もいるので、金かけてれば信用できるってもんでもない。

本日の結論:とりあえず、ただのクソBBAPTにならないよう、文句言わずにがんばるお。
厳密には来週も休みではあるが、オフィシャルな用事があるため、実質今日で火曜休みは終了だ。

再来週からは、また未体験ゾーン入りだ。50になってもまだまだ「処女なんちゃら」、というものがあるものだな。

・・・なんとなく、どっかからぶっ殺されそうなのでその言葉はやめとく。


こっちの職場でも、明日からついに新プロジェクト入りなので、久々に行う検査の手順を確認した。

結構忘れていた(爆)

久々にチーフに「あまりにも雑すぎます」と注意された。わしの人言葉は良く言えば「適当」、悪く言えば「いい加減」だ。たぶん良く言った場合の「適当」は、残念ながら「adequate」ではない。

再現性は重要なので研究主任とチーフに挟まれ、検査の注意点を確認して何回も繰り返す。そのうちチーフが、

「マイナスから~プラス!ネガティブから~ポジティブ!」

などと、意味もなくマック赤坂になりはじめる。この前マック赤坂に怒っていたのに、よくそ再現できるなあと感心するぐらい延々続けていた。このような再現の観察眼含め、せっぱつまると壊れてくるというのはPTに割とよく見られる現象である。

壊れの表現形がPTの場合は、明るい方面に出やすい。鬱傾向になるPTもいないでもないが、わしの周囲では鬱は稀で、ほぼ明るい方に出る。特にリハ学生時代、レポートで追い詰められた時がそうだったなあ、とチーフを見て思い出したw 

先週のチーフには、書けないのが残念なぐらいいろいろな仕事があった。普通のPTどころか、普通の民間人では滅多に経験しないことばかりで、傍で聞くわしと好奇心女医さんにとっては面白いことばかりだったが、巻き込まれたチーフ(当事者ではなく巻き込まれただけ)は大変だったと思う。

・・・あ。現在進行中の職場のあれこれにはわしも女医さんも巻き込まれているのかw

最近、明るい方向に壊れるまでせっぱつまってないなあ。と反省してみた。
ま、大学院では明るくも暗くも壊れる余裕すら与えてもらえなかったが。

とりあえず、昨日は珍しく「早く帰る」と言うチーフを快く送り出して、研究用記録用紙などの用意をした。明日からまた明るく壊れるぐらいまで頑張りましょうw・・・身体はぶっ壊さないようにせんとな、いやマジで。

本日の結論:やたら明るいからと言って、壊れてない訳ではないので注意は必要。

でも、明るい表現形にすることによってテンションを上げて、上がったハードルを越えていけるのもわしらPTの資質だ。
春ね。

現在、当科では新規プロジェクトの準備ちう。
予備実験のおかげで、わしら研究員が筋肉痛に悩まされながら臨床していたりする。

ここは一発、自主トレでもっときつい筋トレして備えるしかない(炎

・・・いや、一般的な高齢者にできるプログラムでないとダメなので、わしがハイパー初老になってはいかん。

と、揺れるBBA心な今日この頃、皆様におかれましてはいかがお過ごしですか。

しかし、あの件。

ゴーストに関しては、うちの研究室の笑い話もあったが(当たり前だが論文は誰もゴースト使ってません)、ねつ造はまずいわなあ。

普通の理系ならば修士論文レベルであっても、引用にしてもデータの取り扱いにしても先輩の真似っこしながら指導されるはずなので、「知らなかった」という言い訳が本当なのであれば、出身大学の指導が疑われても仕方がないケース。(文系は論文のページ数が多いので引用が多いから全然別。某二流ミッション大学にあるはずのわしの論文は捨てて欲しい黒歴史だ・・・)

それはさておき研究者にとっては、わしのような末端みそっかすであっても、マスコミが騒ぎすぎている件についてはもうどうでもよくて、興味はただ1点のはず。

結局、STAP cellはあるのかないのか?

そこまで嘘であって欲しくない。
こばわ。

今週は職場で例によって急展開があった。が、うちの職場のあれこれなんてわしが何か言ってどーなるものではないから書かない。


仕事の内容が当初と変わるかもしれないが、それが嫌なら辞めりゃいい、給料、いや労働時間の多寡(そっちが大きな問題だなw)を考慮に入れなくていいなら、わしらPTの仕事など、どこにでもなんぼでもあるものだぜ、ぺっぺらぽー。


それよりも、4月初めは一瞬仕事が減るだろうが、今後の条件と人員を考えれば、研究が本格的にはじまるGW前後から、結局仕事量が増える気がするのだが。間違いなく熱血派女医さんが仕事を増やす、賭けてもいい。(あ、わしが賭けると増えないかw)

なぜ、そんな誰でも想像できることががボスには出来ないのか不思議で仕方ない。そこまで浮世離れしてしまっているのだろう、、、な。(疑問形にしようと思ったが、寧ろ確信してしまったの図)

よく言えば損得抜きにした善意の研究熱心、悪く言えばお人好しで職場の政策関係なしの研究バカ。

まあ、そんなボスが好きでついていく門下生も多く、わしもその一人のわけですがw


話変わって、こないだリハ学校の同期T子(人の話を聞かない二児の母)・R子(和み系だったはずだが本当のことを言うので職場ではキツイ人と言われているらしい)とだらだら家飲みをした。

どうでもいい話から、来年度の医療報酬改定の話までだらだらと話していた中で、ドクターという人種についての話になった。

T子のいる施設では、外来でリハを中止する基準がドクターによってばらばらで、しかもお互いに統一しようという意識がないので、利用者への説明に困るという。上申しても全く変えてくれようとはしないそうだ。

「他の医者に言われたかない」という無駄なプライドがあるから自分の意見を曲げないんじゃないの?とT子は言うが、まあプライドっちゃプライドなのかもしれんのだが、少し違うような気もする。

うちのボスなんか業界でも名の通った偉い教授さんだけど、自分がわからないことは周りに振るし、直ぐに素直に聞いてくる。だからといって腰が低いんでもプライドがない訳でもない。確かに無駄なプライドはないが、多分遥か上の方にいってしまっているので、下々が何か言ってても気にならないのだと思う。専門に自信のある医者であれば、そんな風に余裕があるから、コメディカルが正当な理由をつけて意見を言うと、聞きいれてくれる場合が多いと思うんだけどなあ。

・・・うちのボスがいくら何しても滅多に怒らないからと言って、話しかけられた時に片手にどら焼き持ってむぐむぐ食いながら答えていたわしは、ちょっとひどいと思った。うちの職場は誰もそういうことをチェックしないが、自分にダメ出しをした。次からはボスにもどら焼き渡そう。(←違)

しかし、ボスが栗入り大判焼きを食っている時に、

「先生、そういうもの食べないでご飯食べた方がいいと思います」
(ボスは糖尿対策のためお弁当のご飯を残す派)

と、きっぱり注意をした女医さんは、すごいと思った今日この頃。
確かにご飯よりカロリー高そうだし、何より間食はいくない。

本日の結論:多分ボスだけじゃなくてGWぐらいから忙しくなりそうなことに、わし以外の誰も気が付いていない。当科のドクターたちは皆頭は良いのだが、医局政治・経済力、おまけにおやつについてはわしのようなバカが心配するレベル。
こばわ。

今日は久々にCPX(心肺負荷試験)が隙間なく埋まっていたので、検査結果を作るのにいつもより多めの残業(ちなみに通常PTが残業する場合は、大概どこでもサービス残業だと思うよ)であった。

うち1件はAT値は間違いではないが、運動処方としてそのまま成立させてもいいのかを明日医者に相談せにゃならんなあ・・・。と、自分用メモ。

別の1件では異常な心電図波形が出たと言ってボスが途中で検査を打ち切らせた。そして検査後に、新規病変を意味するものではないので心配しすぎなくていい、その理由とこの異常波形の成り立ちは・・・という背景まで懇切丁寧に解説して下さった。こういう時のボスはかっけーな。ボスは「まるで教科書に出てくるようなきれいな異常波形だ」と喜んでいた。喜ぶべきところではないようにも思えるが、気持ちはなんとなくわかる。

誰しもそうであろうが、特に医者は理由が説明できる、つまり「理由が明らかであること」が好きな人種だと見受けられる。


話変わって、今日はわしの皮膚病変の検査結果と組織切除の抜糸に行った。前もって当科の医者と答え合わせをした通り、「原因不明」という結論であった。皮膚科医は検査数値の意味を一つ一つ極めて丁寧に説明してくれたが、

「でも、結局原因はわからなかったんですよね・・・」
とがっかりされていた。

わしとしては、指定難病でなかっただけで満足だ。実際のところ、よくわからん病気なぞなんぼでもあるのだ。わかっている難しい病気より、本人的にはなんだかわからんがまあ治っちゃったね、という方がいい。

が、医者にしてみれば理由がわからないのはすっきりしないし、どうせ診るならば難しい難病の方が嬉しいだろうなww

皮膚科の教授レベルのドクターにも話が通っていたらしく、主治医の診察中に
「あ、あの初診の人?火傷はしてないの?」
と途中参加されてきた。

どうやら普通の湿疹ではわしのような形状にはならないらしく、疑われていた難病ではないとすると火傷しかない、と初めに診てくれた町医者(怪しい見かけだが超有名私立医大出身)もおっしゃっていた。

しかしながら、ここまで広範囲の火傷するなら、髪の毛が燃えていると思わないか?・・・と、言い返せばよかったw

ところで、うちの科のドクターの一人と来たら、わしの発症時から毎日顔を合わせていたはずなのに、今日になって

「どうしたの、それ?」と言ってきた。

彼は論文で強烈に忙しかったので、ひょっとしてわしの顔をちゃんと見てなくて気づいていなかったのかもしれない。経緯を説明すると、

「特殊メイクかと思った」

あのな、どこの世界に特殊メイク、しかもギャルメイクならともかくグロい方向に特殊メイクをして臨床に出る理学療法士がいるのだ。仮にいたとして、誰にどんなメリットがあるのか。・・・と、言い返せばよかったw

彼の場合、論文に集中した挙句わしに気づかなかったことも考えられるが、割とよい人なので先週わしがあまりに科のドクターたちにいじられていたから和ませようと思って冗談を言ったのかもしれない。

が、世の中の多くの医者、特に当院の医者は、あまりそういう無駄な行為はしない。どちらにしても明らかに当院の医師の生態からずれている。よく調べていないが当大学の出身ではないのかも。

うちのボスについてのあれこれを述べるはずだったのだが、長くなったのでまた次の稿にする。

本日の結論:どこの病院にも例外はいる。・・・わしか(がっくり)
こばわ。
つぶやきをみられた方はご存知かと思いますが、先週は皮膚病変が出て大騒ぎであった。

この手の仕事をしているので、患者さんに伝染する可能性がある病気に罹患した場合は当然休まねばならないし、それが治らない場合はクビも覚悟せなならぬ。

急いでかかりつけの町医者(見た目超怪しいが良い医者)に行ったら、指定難病の疑いをかけられた。で、結局職場にかかりなおすことになった・・・。と、ここまでは報告済みでしたね。

主治医から結果を聞くのは明日だが、院内オンラインで結果は見ることができるので、おおよそのことはわかっている。当然自分は医者ではないので診断は下せないが、職場に医者がうようよいるからw

わしとその病変をみた職場の医者は、大概「何があったんですか!」と騒いで病名を聞きたがる。たぶん、この時おおよそ考えられる病気を頭の中で浮かべている。

まだ診察中であることを説明すると、受けた検査を聞きたがる。
たぶん、検査から、専門医と自分が考えた病気が同じであるかを確認している。

専門医の処方と自分の予想が同じであると満足する。
更に専門医が予想したことについて、自分が否定したい場合「いや、その病気は自分が診た限りでは」と、意見を述べたりされる。

大概こんな感じで、わしがオンラインで検査結果を観ていると一緒に熱心に見てくださったりする。患者一人に主治医がたくさんいる状況である←今ココ。

斯様に当院の医者は知りたがりである。

但し、前書いたことがあるコミュ障気味のドクターは除くw
わしに無関心なのか、それともあまりに他の医者が騒ぐものだから気を遣っているのか微妙。たぶん、朝方ちょっちゅう難しい電話をしていらっしゃるので、自分の患者さん以外には興味をもっている暇がないのだと思われる。救急関係のお医者さんてそういうものだ。


とにかくわしの症状については、「考えられる検査は一通りやってみたが、原因は不明である」ということがわかったw

まあ、伝染する要素は見当たらなかったし、難病でないだけ良かったと思う。
世の中わかんない病気なんて山ほどあるもんだ。

そして、この程度の症状であれば何の病気であってもわしの人生と、目標達成において大した問題ではない。大丈夫、問題ない。


ところで今日はいつものリハ学校仲間との新年会で、うちのボスがいかに愉快なドクターかという話になったが、それは次の機会に。
こばわ・・・疑われている病気のうち「疑い1」及び「疑い2」の検査結果は1週間後にも出ているかどうかわからない。血液検査は当院ではできず外部発注だ。

「疑い3」については院内の血液検査でほぼわかると思われる。が、「疑い1.2」の検査で細胞診、つまり身体の一部を切り取られて縫われた精神的ダメージで、検査結果を見るの忘れた・・・。

今日は、前回リハをさぼったOさんが久々にいらして、わしが前々回処置した五十肩がものすごく良くなった、と喜んでいた。今日はわしの診察の時間と重なってしまったので続きが出来なかった。次のプログラムを考えてあったのに(涙)

わしは患者さんを見守るためにPTになったんじゃない、治すためにPTになりました。だから次はさぼらず絶対に来てくださいね、Oさん。

そんなわけで見た目に健常でないのがばればれのため、あまり臨床に出ないように配慮されているが、手が足りない時間はささやかに臨床したい。明日もわしを待ってる患者さんが少なくとも5人はいらっしゃるのだお。持病関係のことはまた今度。

病気云々より、予期していなかった電メスを使われた精神的ダメージがまだ抜けぬ・・・。

本日の結論:年寄は予想してないハプニングに弱い。

5日前からちょっとした不調があったのだが、よくあることだったので放置していた、ところが土曜から見た目にもわかるようになり、昨日は患者さんに心配され、今日も母親が心配するぐらい増悪したので諦めて馴染みの町医者に行ったら、

「ここでは手に負えない病気の疑いがあります。大病院に行ってください」

疑われる病名を聞いたら、今の病気よりさらに発症頻度が少なく、治療効果がないと死んじゃうこともある立派な指定難病名を言われた。て、医療従事者でありながら知らない病気だったのだが。

リハビリに関係ない病気なんて、わしらにとってはそんなもんだ。自慢にならんがチャーグ・ストラウスシンドロームも知りませんでした、ごめんなさい。確かに場所によってはすごくヤバい。竹内選手、すごいです。


難病でもしっかりと生きてれば銅メダル取れるし、患者さんに移る病気じゃないから仕事辞めなくていいし、構わんよと思ったのだが、すぐ死んじゃうのだけはちょっと困るなあ。

結局、職場の病院にかかれるよう紹介状を書いてもらった。
初めからそうすればよかったじゃんと思うかもしれんが、当院は大病院過ぎていろいろ面倒なのだ。

例えば循環器内科だけでも3つだか4つだかに分かれていて、それもドクターでも違いがよくわかっていない。内部にいてもわからないんだから、専門外の部署などわかろうはずがない。

それでもその部署には専門があるようで、予約センターのおねいさんは

「その専門は火曜なので、来週の25日まで待てますか?」

・・・あのな、明らかに健康でないように見える理学療法士が症状放置したまま1週間も患者さんの前に出てたら、病院の評判がどうなるかを考えられんのか。

診断は後でもいいので、処置だけは明日朝一でお願いした。移らないことがわかっていても、ちゃんと専門機関で手当てしたという見栄えは大切だ。

まあ、今のところはたぶん軽症。

もう完治しない病気には慣れているし、とりあえず目先学会発表と新しいところで研究1シリーズの完成つまり10年ちょっとぐらい、それから親が死ぬまでは待って欲しい今日この頃。

しかし、町医者が紹介状を書きながら言うには

町医者「あの病院ならわかりやすく説明してくれるんじゃないかなあ。熱心な医者だと専門に突っ込みすぎて何言ってるかわからない変な医者になるんだよね。」

わし「そーですか?うちの皮膚科は変な医者が多いって聞きましたよ?」

町医者「おたくの病院は、最近他の大学出身を追い出して、自分の大学で固め始めてるから変な人が少ないらしいよ。どっちかというといい大学の研修医って、外部の大学出てから博士をいい大学名にしたいって欲のある人が変になるじゃない?」

わし「あー、そーかもしれない。うちの講座でも、外部出身の・・・」

町医者「・・・」

わし「・・・私が外部出身でした」

や、わしは医者じゃないからここで博士はとれんけどな。何と言うブーメラン。
そしてこの町医者、怪しい見栄えだが、実は国内トップレベルの私立医大出身。ちっ。


本日の結論:とりあえず、痛い。
たぶん、そんなに大事ない。あったらまた考える。

こばわ。寒いっすね。

遅くなると暖房効かなくなるんで風邪ひきたくないからサービス残業切り上げて帰って来た。

残業代出ないのに残業するなんて仕事出来ない証拠と言う考え方もあるが(金融勤務時代のわしはそう考えていた)、業界が変わると常識が変わる。自分に知識や技術として蓄積されると、この歳であってもあからさまに転職の助けになる、ということを身を以て知ってるから頑張れる。

・・・頑張らずに途中で帰って来たのに何言ってるだ。

東京体育館では、予約がいるけど誰でも運動負荷試験と筋力測定ができるよ。(←あからさまなごまかし)

それはおいといて。

頑張らず(精神的に不可能なわけじゃなく、敢えて引くという意味だ、念のため)に引く、ということについて。

簡単に言えることではないので、何を指しているのかははっきりとは書かない。(といってもバレるでしょうが)何故なら、本人だけでなく周囲も含めた「思い」だけでなく、利権やら義務やらも絡んでるだろうから本当に一概には言えない。

更に結果論に過ぎないと言われることもわかっておるが、引いておくという選択はなかったのか。観た限り、あれでは本人の競技キャリアも終了だろうし、目的達成したところで、本来の力を発揮できたのか。機会少ないチャンスだからこそ、次に譲る勇気というのもあるのでは。

といいながら、「他の人がいないから引けない」ことがあるのがわしらの業界だった・・・。そういうこともある。

本日の結論:わし語りになって申し訳ないが、発症発覚してすぐに休業・退職したことは後悔してない。ああして敢えて退路を断ったからこそ今のわしがある。

今は身体も心も痛いでしょうが、まずは心から立ち直られますように。