こんにちは!

ワークライフスタイリスト®︎の大本絢子です。
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妊活中の方はこちらも(私の不育症体験)

 

お盆休みで楽しい休日をお過ごしの中、

ご訪問下さりありがとうございます。

 

今日も、不育症の辛かった経験を書かせていただきます。

娘を産んでもうすぐ1年になりますが、

楽しい思い出が増えて辛かった記憶が消えてしまう前に、

記録として体験者の気持ちを綴りたいと思います。

 

不育症で辛かったことは大きく分けて3つのジャンルです。

 

①流産の悲しみ
②仕事との両立の厳しさ
③出産までのサポート不足な現実

 

今日は②の仕事との両立編です。

 

重たい記事はちょっとな…という方は、

末尾に今日の幸せシェアがありますのでスクロールして下さいね。

 

 

 

職場で流産を知られたくなかった

 

すぐにつわりが表れる私にとって、

周囲への妊娠報告は避けられないものでした。

 

微熱と吐き気で通常運転ができず、

食べ物の話題が出ただけでもトイレに逃げこんでいました。

 

当然、仕事にも支障が出るので、

早めに報告をしてフォローをお願いしていました。

 

重たいものを持たないで済むように配慮してもらったりしていたけれど、

ある日仕事中に出血があり、

病院に着いた時にはもう手遅れになっていました。

 

報告した人みんなに、

ダメだったと言わないといけなくなりました。

 

地獄でした。

 

かける言葉が見つからない人もいれば、

ヘタに何か言おうとして、

思いっきり傷つくことを言った人もいました。

 

「○○支店の○○さんて人は、

 切迫流産て言われたけど入院してちゃんと産めたのに…」

 

こんな時に意地悪をして傷つけてやろうなんて人がいないのはわかっているけど、

ものすごく責められている気持ちになりました。

この人に報告しなければならなくなった状況を恨みました。

 

 

もっとつらかったのは、

3度目の妊娠の時でした。

 

体調不良(つわり)が続き、

同じチームの先輩から問い詰められて、

妊娠反応が出ていることを白状することになりました。

 

まだ初期の段階で、家族にすら言っていませんでした。

報告するには早すぎて、すごーく嫌だったけど、

 

たしか二人きりの時だったか呼び出されたか何かで、

言わざるをえなくなりました。

ま、言うという決断をしたのは私ですけれどね。

 

最初の流産も報告している人だったので、

もう少し察してそっとしておいてほしかったのですが、

その人なりに私を想って聞いていたのでしょう。

 

それが私にはものすごく辛かったです。

 

まだ初期なのでうまくいったら報告します、

うまくいかないかもしれないからそっとしておいてほしい、と話したつもりが、

全く伝わっていませんでした。

 

先輩は、

なかばお祝いムードでした。

 

明らかに先輩の態度が変わり、

妊婦を気遣う形で、

私のことをものすごく気にしてくれるようになってしまいました。

 

しかも、

赤ちゃんの状況を聞いてくる…。

 

結局、

その時も流産してしまい、

ただでさえ辛いのに、

その先輩に言わなくてはならなくなりました。

 

「またダメでした。」

 

たったそれだけの言葉が言えませんでした。

 

自分でもなかなか流産を受け入れられなくて、

そのセリフを口にするのが辛くて、

何日も言えずに過ぎてしまいました。

 

その間も、先輩は私を妊婦として気を配り続けました。

 

もう赤ちゃんはいないのに、妊婦扱いされるのも辛くなり、

やっと報告した時には、ケンカのような状態に。

 

先輩は、

自分なりに気を遣っているのに私がよそよそしいのが気に入らないとのことでした。

 

心配してたのにその態度はないよ、と叱られたけど、

私からしたら、

そんな優しさの押し売りこそないわ、と思ったけど…

 

言い返すと収集がつかなくなるし、かなり目上の人だったので、ぐっとこらえて謝りました。

 

すごくみじめでした。

 

 

ブログで個人の悪口みたいなことを書きたくはないのですが、

 

やっぱり、

つわりから流産へと、体調不良が続くことで、

こうしたコミュニケーションのひずみが出るのは私だけじゃないだろうと思い、書きました。

 

妊娠してちゃんと産休に入れる人だったら、

体調不良がつわりだったんだね、って後からわかるんだけど、

 

流産したら、

周りには言いたくないし言えないし、

周りも私のことがわからないしで、

お互いに悪気はないのに関係がこじれてしまうものですね。

 

 

 

体調不良続きで信頼喪失

 

昨日の①流産編でも書きましたが、

流産後も体調が優れない期間が続き、

私はなんというか、デリケートな社員になってしまいました。

 

表情は死んでるし、

病欠や早退を繰り返し、

周囲にすごく迷惑をかけてしまって、

本当に申し訳なかったと思っています。

 

その上、なぜ体調不良が続くのか、

ちゃんと理由を説明できなかったので、

周りからしたら一緒に働きたくない社員だったでしょう。

 

でも、私も全くもって好きでそんな状態に陥ったわけではなく、

ただただ辛かったです。

 

そのうち、

同じ課の女性が2人、3人…と、

私に冷たい態度を取るようになりました。

 

後から思えばどのみち性格が合わない人だったのかもしれません。

冷たくされた相手に本当の気持ちを聞くことはできませんでしたから、真相はわかりませんが、

私が体調不良で仕事に支障をきたしたことと無関係ではなかったと思っています。

 

終わりの見えぬ不妊治療と繰り返す流産の苦しみでどん底の中、

追い打ちをかけるように職場での居心地がどんどん悪くなり、

家でも会社でも常に憂鬱で苦しかったです。

 

本当は、

うまくいっていない人間関係は全体の中のほんの一部で、

広い目で見ると私には慕ってくれる後輩もかわいがってくれる先輩もたくさんいたのですが、

業務上の関わりが強い相手と関係がこじれてしまったので、

ネガティブな面にばかり意識がいってしまいました。

 

ただ、

視野を広げるための活動やリフレッシュする余力がありませんでした。

 

不妊治療も流産後も、

精神的・肉体的にダメージが大きく、

元気に活動したり好きなだけ飲みに行ったり…ということはできませんでした。

 

あの期間は負のスパイラルでしかありませんでした。

 

 

 

通院と仕事の両立が難しかった

 

私の勤めていた会社には、

有給を切り崩して1時間単位で使える制度がありました。

通院の際は、

時間休を使って会社を抜けるか早退する形で通っていました。

 

何の治療でもそうかもしれませんが、

仕事も曜日も関係なく、

体内の状態に合わせて通院日が決まります。

 

私は、排卵前後にタイミングを計るための通院が2,3日おきにありました。

病院の先生も、タイミングを確実に診断したいから少し早めに最初の来院日を設定し、

診てみてまだだったらその状態によって2日後また来てください、

行ってまだだったらまた明日、、、

と、すごく頻繁に通院することとなりました。

 

まじめに通院しようとしたら、

仕事どころではなくなってしまいます。

 

上司に頻繁に有給を申請するのが心苦しかったです。

不妊治療に馴染みのない人にとっては、

信じられない頻度での通院でしょう。

 

夜間の診療がないクリニックだったので、

会社を抜けないと通院できず、

頻繁に抜ける理由が体調不良ではつじつまが合いませんでした。

 

背中を丸めて消えそうな声で時間休を申請する時の息苦しさといったら…

本当に消えてしまいたいと思っていました。

 

上司には不妊治療をしていることを言っていましたが、

休みを申請すると決して快く許可しているようには見えませんでした。

 

不妊治療をオープンにできる人もいるようですが、

私は流産のこともあって開き直れず、

いつも治療のことを恥ずかしいと思っていました。

 

だから、

有給をもらって通院するのもとても恥ずかしいことだと感じていました。

 

やがて、使える時間休を使い果たしました。

 

通院がつらすぎて、

治療をお休みした期間もありました。

 

でも、上司にいちいちそんなこと言いたくありません。

 

不定期に頻繁に休み、

基本的に体調不良で元気がなく、

本当に困った存在だったでしょう。

 

当時私が求めていたのは、

私を信頼して話を聞いてくれる上司でした。

安心して話せる間柄であれば、

私ももっと詳しく報告しながら仕事と治療の両立を相談できたかもしれません。

 

他店や他の部署には何でも話せる先輩がいましたが、

実際に一緒に働く上司とは信頼関係が築けず、

ただでさえ辛い治療を、もっと苦しいものにしてしまいました。

 

 

不育症がマイナー過ぎて理解されない

 

妊娠や流産を繰り返す中で、

上司や同僚に私が不育症であるという話をしても、

なかなか理解してもらえませんでした。

 

不育症という言葉を聞いたことがなかったようで、

私が人より流産しやすいと何度説明しても、

気持ちの問題だと言われてしまってすごく悲しかったです。

 

私にとっては命がけの話が、

相手にとっては気の持ちようで、

会話が全く噛み合いませんでした。

 

気の持ちよう、というのも一理あります。

でも、

私にとってそれは、

全部やれることをやって最後に言える言葉です。

 

不育症のことを理解していない人が、

流産のリスクについて理解する前に、

気持ちの問題で片付けようとすることは、

妊娠中の私にとって、

赤ちゃんを殺されかねないと言ってもいいくらい、恐ろしいことだと感じていました。

 

結局、4度目の妊娠、つまり今いる娘を授かった時に、

私は働きながら妊娠を継続できる確証がないため、退職せざるを得なくなりました。

 

このことは次回また詳しく書く予定ですが、

まだ働きたいという気持ちがあるのに、

不育症と仕事との葛藤の中で、

退職しか選べなくなってしまいました。

 

 

 

色々書きましたが、

職場で配慮してもらったこともたくさんありました。

 

何度もフォローしてもらったこと、

たくさん休ませてもらったこと、

4度目の妊娠で上司が今度こそ産んでほしいと言ってすぐに長期休暇を取らせてくれたこと…

 

たくさんの恩が返せないままになっています。

 

ただ、体験として、

やっぱり辛いことがたくさんありました。

 

 

今、不育症と仕事の板挟みで辛い思いをしている方がいらっしゃったら、

または、周りに不育症の人がいるけど本人とどう接していいかわからないという方がいらっしゃたら、

少しでもご参考になることを願っています。

 

 

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それでは最後に私の幸せシェアを。

 8/8の幸せ  

 

♥午前中からお出かけして充実だった。

♥新しい文具をお迎えした♡

♥抱っこ紐で対面抱きしたら、娘がずっと楽しそうに話しかけてくれた。最高に可愛かった。

♥友達からウェルカムボードの作成依頼があった。作りたいイメージが浮かんでワクワクした。

♥北海道のいわた書店さんから一万円選書が届いた!心に響く文章に社長の直筆サインと印鑑が添えてあったり、市長の手紙までついてて興奮した!

♥送られてきた本の中から一冊さっそく読み始めた。割と近所で起きてた実話だった。面白い!

♥おやつが美味しかった♡

♥娘がうまく寝てくれず疲れてしまい、旦那さんが差し入れのおやつを買って帰ってきてくれた。

♥娘がプレイマットの上にさした影をさわったり舐めたりして不思議そうにしていたのが可愛かった。

♥今日も娘が得意げにガラガラを鳴らして見せてくれた。褒められてるのがわかってる顔がなんとも言えず可愛かった。

♥旦那さんの仕事が充実してるみたいで話を聞いてて私まで嬉しくなった。

お読みいただきありがとうございます。

 

大本絢子

 

 

 

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