令和6年度愛知県公立高校入試~総評~ | TKの言われたい放題

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こんばんは。

 

一宮市の学習塾スクール玉野 TK です。

 

本日は、愛知県公立高校入試でした。

昨年の愛知県公立高校入試は大きく変わりました。

2日間あった入試日程が1日になり、入試日も2週間程早まりました。

また、全教科マークシート形式の問題に変更。

推定ボーダーが大きく変動することはなかったとは思いますが、数学・理系が易しかった。半面、社会が難しくなったのが昨年度の入試です。

数学・理科の難化が言われてきましたが、果たしてどうなのでしょうか。

 

詳しいことは後回しにして、まずは簡単な分析(印象?)です。

 

※画像はイメージです。ずっと同じ画像です。この時期の風物詩になるといいです。

 

① 国語:やや難化

著作権の関係上、まだ小説は解いてはいませんが、問題形式が大きく変更されるということはありませんでした。

生徒六人が出した意見を並べ替える問題(計算上は720通り)は難易度高めでしたね。

意外と漢字も怪しい?

漢文の難易度が例年に比べて高いように感じました。注が少ない印象です。

そこの注はいらないでしょ、むしろこっちに入れた方が・・・というものが多く感じました。

漢字の出題は、サンプル問題(R4年度A日程入試をマークシート化したもの)と同じ出題形式でした。セ2小説の出題はこれで3年連続です。ちょっと前までは論理的な文章に振り切っていたので、その反動なのでしょうか?それとも共通テストの国語を意識してるのでしょうか?

国語は平均点が安定している科目ではありますが、例年よりかは平均点が下がるんではないでしょうか。

 

② 数学:ふつう~やや難

問題数や問題形式に大きな変化はなし。ヒストグラムから箱ひげ図を選ばせる問題が新出問題ぐらい。

厳しい問題は3問程度。大問2の(2)関数、大問3の平面、空間図形のそれぞれ②は差が出る問題。

それ以外は基本的な問題が多い。多いけど、作業量は多い印象。計算スピードが遅いとつらい。

基礎問題(計算問題等)は10問の出題。全問正解で既に2桁得点。定期テストに出題されるような定番問題もちらほら。代入問題で正しく因数分解できたかな?

今年は満点は厳しそうな雰囲気。

それでも、最低で14点は欲しいところ。上位の学校の狙う人なら16点、17点はほしい。

 

 

③ 社会:ふつう~ちょこっとだけ易

まずは大問が5問から6問へと復活。公民分野の大問が復活しましたね。

例年に比べると、答えが一瞬で出る知識問題が増えた印象。それに対して、考えないといけないものはいっぱい考えないといけなくなった。問題のグラデーションがちゃんとついていて、これぞ入試問題という体裁になっていると思います。

ここ数年の難化傾向に歯止めがかかったようjな印象は受けました。

 

歴史:細かい並べ替えもなく、易しくなった印象。取りこぼしには気を付けたい。

地理:データの読み取り自体は難しくない。災害の問題や緯度の問題は悩ましい。

公民:大問5が資料の活用がメイン。大問6が知識メインとなった。

 

④ 理科:ふつう~ちょっと難

問題数、問題形式等に大きな変化はなし。

実験や観察ごとに小問が設定されてることが多く、文章量や情報量が多め。

ここ数年理科の難易度がどんどん下がっているように感じが、下げ止まりかなといった印象。

だとしても、爆発的に難易度が上ったわけでもない。

計算問題は多少増えたが、基本的な計算ばかりで苦労するものは少ない。

知識が必要な問題、情報処理が必要な問題、理科的な思考力が必要な問題と、実にバランスよく出題されているのではないでしょうか。

理科が苦手な人は、なんとか知識問題で稼ぎたいところ。得意な人は高得点も狙えるよ!

 

⑤ 英語:ふつう

問題形式の変更は多少あったものの、概ね昨年と変わらない出題傾向となった。

文法の知識や能力を使う問題は2問だけ。それ以外は語彙力や英語を読む力がためされている。

単語が分かり正しく読めていれば、そこまで難易度は高くないだろう。

ただし、長文での語注が極端に減った印象がある。教科書が変わり単語数が増えてるのがその背景にはありそうだが、中学生のうちから英語の語彙数を増やしておくのは必須になっていくだろう。

また、複数資料を用いたり、表やグラフ、ウェブページなど、共通テストを思わせるような出題も多くみられた。

 

○ まとめ

昨年の入試と比べると、今年は全体的に難易度が上った印象があります。

昨年と比べるのが良くないかもしれませんが。それまでの入試と同じくらい(か、やや簡単)といったところでしょうか。

国語はやはり難化していたみたいですね。そして予想通り二極化。問題文や設問が難解奇抜というわけではありませんので、個々の国語力、日本語の語彙力、理解力がストレートに点数に出ているのかもshりえません。

社会が例年に比べると点数が取りやすい。ここで確実に点数を稼いでおきたいところです。

英語はマークシートになってからは難易度が下がった印象です。上位校を目指すのであれば英語の高得点は必須。国語よりも英語の方が安定した点数が取れますよ。

理系科目は、理科で二極化現象が起きそうですね。数学は難問がありましたので、基本問題で取りこぼしをしていたら危険ですね。

以上を踏まえますと、昨年に比べて全体的にボーダーは下がるのではないでしょうか?もちろん倍率にもよりますが。そして、下がり幅は高校に拠りますね。上位校はそこまで大きな変化はないんじゃないでしょうか。

 

解答速報(名学館小牧新町校さんをリンクしてあります)

 

 

【ちょっとだけ詳しい分析(リンク貼ってあります)】

国語

数学

社会

理科

英語

 

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