おはようございます。
コミュニケーション・ドクター 須海 二郎(すかい じろう)です。
本日も「名言に学ぶコミュニケーション」をお届けしたいと思います。
吾唯足知
この言葉は、「吾唯足るを知る(われただたるをしる)」と読みます。
この言葉は枯山水の方丈石庭で有名なお寺で、世界遺産にも登録されている京都の龍安寺の裏手に現存する「知足の蹲踞(つくばい)」に彫られているものです。蹲踞は水戸黄門としても知られる徳川光圀公から送られたもので、お釈迦様の「知足の心」を表しているとのことです。
この「吾唯足るを知る」という言葉は、欲求のまま際限なく求めるのではなく、まず自分にとって必要なもの、必要な量を知る。次にその必要なもので満足するとはどういうことかを知る、ということだと思います。
ここで大切なのは、「自分にとって必要なものは何か?」を知るということです。
所属している会社、地位や年収、所有しているものなど、他人と比べるのではなく、何が自分にとって必要で、何が不要なのかをきちんと見極めることです。
人それぞれ、考え方や信念、その人の置かれている環境によって必要なものは違ってきますし、同じである必要もありません。
まずは自分にとって「必要なものは何か?」を考えてみるのが重要、と捉えられます。
この考え方は、キャリアプランにおいても重要であると実感しています。世の中に沢山ある会社の中から、あなたはいま、あるひとつの会社に勤めています。そこで働いているあなたは、いまの仕事に満足していますか?
それを決めるのはあなた自身です。
満足しているのであれば、そこでのキャリアを積み重ねていけば良いですし、もしその会社では満足が得られないと思うのであれば、それを外に求めるということになります。ただ人生は有限です。限られた仕事人生の中で、いつか自分にとって必要なものを手にしなければなりません。
あなたのキャリアの中で、必要なものを手に入れ、充足した日々を送ることができるようになることを、心から願っております。
本日のコミュニケーション処方箋:「自分にとって必要なものは何か?」を知るということが、キャリアプランにおいて重要。限られた仕事人生の中で、いつか自分にとって必要なものを手にしなければならない
唐突ですが、本日の更新をもって「名言に学ぶコミュニケーション」は終わりとさせていただきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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