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私の名は
一ノ瀬 姫華
(いちのせ ひめか)
地元の神社で八角神社の龍さんとの話が始まりました。
八角神社の龍さんは、私の使命を教えてくれた
青井くんと私はこの先どうなるの……?
私「青井くんとはこの先どうなるんですか…?」
八角神社の龍「執着するも、別れるも、赤い女のような運命を辿るもよし、それはお前の自由意志だ。
どんな人生になろうと全てが学びであるのだからな」
私「使命のことはまだボンヤリしています…
今は青井くんと別れたくないありません……」
八角神社の龍「それはそうだろう。
お前の好きなように進めばいい。
私たちはアドバイスはするし、
頼ってくれば力になる」
私「はい……
青井くんはツインレイですよね?」
八角神社の龍「残念ながら違う」
私「えっ?!!そんな………」
八角神社の龍「片割れではない
ソウルメイトと言えばしっくりくるだろうか」
私「ソウルメイト……」
八角神社の龍「お前を成長させるための仲間と言ったところだ。別に仲間でも恋愛はするし結婚もする」
私「ツインレイじゃないんですか……」
八角神社の龍「ツインレイにこだわるのは女性なら当然のこと
ただツインレイにこだわり過ぎると、
身近なものを粗末にし、
恋愛において悲観的になりやすい傾向にある」
私(身近なもの…なんだろ…?)
八角神社の龍「お前は青井との出会いで、
自分の強さに目覚め始めることができた。
それがソウルメイトの一つの仕事であったのだろう」
私「青井くんが私の強さを引き出してくれた…」
八角神社の龍「もう少しで時間だ
世界一の姫になるのも
この世の魔女になるのも
自由だ」
私「魔女……」
八角神社の龍「ただお前は龍族との縁がある、
色んな龍が手助けをしてくれるだろう」
私「龍族……」
八角神社の龍「お前が世界一の姫になるも、
魔女として君臨するも、
龍の力が必要不可欠になる」
私「はい」
八角神社の龍「お前は自然と龍の力を操る、龍遣いとなるだろう」
私「りゅうつかい………?」
八角神社の龍「皆それを望んでいるし、それは宿命だ」
私「それが宿命…」
八角神社の龍「うむ。以上だ。またな」
姫か魔女…
龍遣い……
何か現実離れしている話でした
だけど元々オカルトが好きな私は、
妙なワクワクを感じていました
次の日
青井くんと会ってお話をしました
ハッキリさせるために
青井「わかってる……わかってるよ…!
俺もどうしたらいいかわからないんだよ!」
私「今すぐじゃなくてもいいよ
奥さんの体調が良くなって
しばらくしたら別れを告げてほしい……」
青井「………」
私「これ覚えてる?」
私は首から下げていたペンダントを青井くんに見せました
青井「あっ!このペンダント!あの時の!?
お祭りのやつでしょ?!
まだ持ってたの?!!」
学生の時に青いくんから貰ったペンダントを
私はずっと大切に持っていました
つづく