御免なさい上から目線で、、全くの個人的な話なので、他の作家さん達はまた基準が全然違うと思うので、偶々、杉田は、という感じで参考に読んでくれたら幸いです。
1.プレゼント類は、お花、酒類、お菓子、衣服、靴下、手紙、すいません今回は全て無しでご遠慮お願いします。皆様、毎度お気遣いして頂き、本当に有り難う御座います。
個展には一般的には、何か"手見上げ"を持っていくものだろうと思うのかもしれません。ですが、本当に手ぶらで大丈夫です。手ぶらでも、全然失礼ではないです。間違えて持ってきてくれた方は、勿論、身体全体で喜んで受け取ります。
もしどうしても気持ちを表したい残したいという場合もあるかもしれませんその場合は、会場に30冊限定"ミニ画集販売"がありますのでお買い求めになってくれたら本当に嬉しいです。勿論、絵画を購入してくれるのがこの上ない励みです。
2.行くつもりでしたがやっぱり行けなくなりました御免なさいDMの禁止
いつもご報告本当にお気遣い有り難う御座います。ですが、皆様、貴重な時間を割いて来てくれている筈なので、来れなくても仕方がないと始めから僕は思っています。なので、朝起きた時、山程、知らない人から、やっぱり仕事で行けません報告のDMばかりが来ていると普通に落ち込んでしまうので、、。偶々、近く来たから寄ったよなどはとても嬉しいです。
3.作家本人が展覧会にいるのは、最低だというご意見をX上で度々、目にするようになりました。作家は売り子(コンパニオン)のような事をするな、お客に媚びを売るな、作品をゆっくり鑑賞するのに邪魔でしかない。アートがチャラいと思われるから辞めろ、人柄が理由で売れても嫌いになった途端作品も嫌いになるだろ、など、お気持ち良く分かります。全くそれも正論だとも思うのですが、日本の中でのアートというコンテンツが世界レベルの高い技術と志の割に、多くの人がアーティストとして食い続ける事が困難な状況なのは、アートの哲学を重んずるばかりに"自分事"として伝える行動に批判的な風潮に原因があるように自分は感じています。例えば、高精度なタイヤを開発したとしてそれを受け取って貰うには、拡めるには、ゴムの歴史や安さや素材の良さを伝える前に、そのタイヤでどんな楽しい旅が出来るかを語る必要があります。幾ら、美しくても、コンセプトとしてしっかりしていても、批評価値があろうとも、始めて勇気を出して足を運んだ人に冷たい態度をされて、アート通の人、買い慣れている方、アートインテリジェンスな方のみ大事にしていたら、やっぱり自分に関係ない世界だと思われてファンが広がっていきません。
自分に関係のある延長に作家も生きていて様々な葛藤の中作っている事を自分の声で話して先ずは好奇心や愛着を持って貰うことが本当のアートファンになって貰うのが第一歩だと、自分は仮説をたてて実践しています。きっと今、アートファンの方もハマったのは、実は何気ないキッカケだったんじゃないかなと想像します。
とは言え、会場に作家がいたらそりゃ色々気を遣うだろうなとも思います。作品をゆっくりみてほしいですし。ヤバい作品があって調べたら偶々、バチェロレッテの杉ちゃんだったって構図が嬉しいのも事実です。
様々な観点から、今回は、時間短めですが、土曜日と日曜日の16時から19時のみ在廊とさせて貰いました。
東京での30代最後の個展です。
これからも自分らしくコツコツ頑張ります。
長い文章をここまで丁寧に読んでくれた貴方に、一人一人に心から深く感謝します。
杉田陽平
個展のご案内(東京)↓
・会期10月12日(木)~17日(火) "東武百貨店池袋店第26回 秋の絵画市 ※杉田来場日→14日(土)16時〜19時、15日(日)16時〜19時 全作品抽選販売24点
価格帯およそ小品55万〜200万、大作約560万