"アーティストとお客さんとの距離について時々考える。"
様々なリスクを考えれば距離を置いて制作だけに専念する方が、要らぬストレスもないだろうしギャラリーストーカー対策にもなるし作品に求心力があれば売れもするだろうし一番良いのかなとは思う。
一方で、始めてくるお客さんにとっては、作家の言葉や振る舞いを直に感じる瞬間というのは、興味のなかった人にアートに引き寄せる"一筋の糸"であるのは間違いない。
何故なら例えるならジーパンの味を本当に1番知っているのはジーパン職人自身であって店員さんは、事前に聞かされている売り文句以外には"勝手"に話す事は難しいのに対してそれを作った本人の場合は、作る時の苦悩や"無駄"に拘っている事も話す事が出来、5歳の子には5歳にも届く言葉に置き換えて話したり、80のおばあさんには、難しい専門用語を使わずに日常用語に例えて伝える事が可能だからだ。
新規層が増えなければ大体のコンテンツは
悪循環になってしまうのは、歴史が証明している。
僕は、何度も始めてのお客さんの笑顔に助けられてきた。
どうしても作家自身が話す機会に意味がないとは思いたくはない。答えなき問いに考える事を諦めず歩んでいきたい。

