おはようございます!染川です。
前回は、経営者としての背中を見せて下さる 兄貴的な社長様に、
仕事を頂けることになったお話でした。
【実は最初のカラーの学習は職業訓練でした】 染川千惠ストーリー③
【それまで感じたことのない喜び、責任】 染川千惠ストーリー⑨
突然ですが、私には2つ下の妹がいます。
妹も自分で仕事をしていて、表現者としての活動をしています。
この妹が、なんといいますか、またストロングハートというかなんというか!
ある日こんなことが起こりました。
妹「お姉ちゃん、ちょっと今からある社長さんに電話変わるから、
お姉ちゃんのカラーの仕事の説明をして!」
私「え?誰?どういうこと?」
妹「今な、カフェで打合せしてはってな、 カラーコーディネーターを探してるんやけど、
自分たちが希望してるカラーコーディネーターってきっと世の中にいてないな・・・
って話してはったんやんか!だから、たぶん、お姉ちゃんならいけると思うんです!
って、声かけたん!それで、すぐに電話しますってなって!」
私!!!!!
(あなた、おったまげることしますねーーー!!!)
「わかった!」
とまぁ、こんな流れだったんです、、
私も行動力がある方ですが、妹はさらに上を行くんですよね。
ほんと、すごいなと思います。
そして、四国に本社を持つ、設計事務所様とのご縁がつながることになります。
今はその会社の社長様は退かれて、裏側で戦略を立てておられるすごい方。
グループ会社を全国に数百社?作って、どんどん拡大発展して行かれる、
業界改革派のお仕事をされています。
話の流れはこうです。
住宅設計士やインテリアコーディネーター、現場監督に、
カラーの知識を身に付けてもらいたい。
自分の経験とセンスだけに頼るんじゃなくて、理論を知って使えるようになることで、
ある程度は住宅に関わる誰もが、バランスの良い色の使い方ができるように、
設計士やインテリアコーディネーターからではなく、色の専門家から指導を受けたい。
その目的で、全国のカラーコーディネーターの中から、
「この人ならいけるんじゃないか?」と思うところに問合せしてきたけれど、
HPにはインテリアや空間の仕事もしますと書いていても、
おもしろいくらい、できません。対応していません。今はやっていません。
という返事が返ってくる。
だから、実はできないけど、できますって書いておくみたいなことが、
この業界の常識?という結論を持ったとのことです。
・・・
なんだか、すごく、恥ずかしいというか、残念というか、
私がそう思うこともないのですが、カッコ悪いなと思ったんです。
「できないことをできると謳うなら、死に物狂いで帳尻合わせをしろよ!」
そう思ったんですね。
できます、やります、と謳うことは、私は特にダメだとは思わないんです。
でも、それをできるようにするのがプロでしょう?
なまじ、カラーの知識はあるんでしょう?
なのに、どうしてそういうことになるのか?
怒りさえ感じました。
もちろん、その社長様たちには、
「できます!」
とお答えしました。
それからすぐにプレゼンをすることになりました。
プレゼンというか、指定された内容での模擬授業です。
スライドを作って、ご要望の内容を模擬実践しました。
すると、
「染川さん、この内容すごくしゃべり慣れていますよね!」
「もう完成しきってるね!」
「これで行こう!協会作ろうね!」
!!!!!
となりまして、、、
あれよあれよと、私は協会の代表理事を務めることになりました。
今は、理事が皆忙しくなり過ぎて協会は休眠させていますが、
設計士やコーディネーターたちに色彩教育を行う協会を作りました。
そんな、どこから降って湧いてきたのかという話が、
自分で仕事をするようになってから、どんどんと巻き起こります。
何か、本の主人公の人生を歩んでいるかのような、
今までの自分の毎日には起こらなかったようなことが、
日常にたくさんたくさん舞い込んでくるんです。
とても不思議な感覚で、見えない力に後押しされているような、
決して自分の力だけではない、何か他の力が働いている様な、
そんな感覚です。
私は、その頃、スピリチュアルは苦手で、気とか、見えない力って、
信じていなかったんです。
超現実主義と言いますか。
だけど、もう、日常で感じる感覚が変わってきていました。
タイミングや、ご縁だけじゃないな。
何か、これは他のエネルギーが動いているんだな。
そう思わずにはいられないような、そんな体験をいくつもしました。
この件に関しては、事の発端は妹なんですけどね。
でも、妹は私の仕事の内容について、とてもよく理解してくれている一人だったので、
家族が、「お姉ちゃんの仕事は確か!人に勧められる!」
そう思ってくれることは本当にありがたかったです。
私は、これくらいから、家族に仕事が誇れるような感覚を持つようになりました。
仕事は食べていくためのもの。
おそらく、両親はそうだったんじゃないかと思います。
それはそれで素晴らしいことです。
そのおかげで、私たち姉妹も食べて来れたし、教育が受けられました。
そして、私と妹は、結果的に、
食べていく以外の何かを目的として、仕事をすることになりました。
両親の期待や希望とは大きくそれた選択になりましたが、
安定の保障と引き換えに得たものは、私たちの場合はかなり計り知れなかったです。
こちらを読んで下さっている方に伝えたいんですけど、
ご自身の仕事の話をご家族にぜひしてみてください。
どんなことでも。
嬉しかったこと、大変だったこと、なぜそれをしようと思ったのか。
話してみてください^^
→第11話へつづく