【妹が運んでくれた奇跡】 染川千惠ストーリー⑩ | 色彩戦略・色彩活用 色彩の力で成果につなげるビジネスコンサルタントのブログ

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株式会社スタイルクリエーション代表染川千惠のブログです。
カラー(色彩)とイメージに関わる仕事について、現場のこと、知識のことを書いています。

おはようございます!染川です。
 
前回は、経営者としての背中を見せて下さる 兄貴的な社長様に、
仕事を頂けることになったお話でした。


 

【ぶーぶー言ってた20代半ば頃】 染川千惠ストーリー①

 

【給料泥棒と言われて】 染川千惠ストーリー②

 

【実は最初のカラーの学習は職業訓練でした】 染川千惠ストーリー③

 

【人生が、また少し大きく動いた】 染川千惠ストーリー④

 

【起業はとっても簡単だった】 染川千惠ストーリー⑤

 

【山ほど勉強・オタク・自分を知る】 染川千惠ストーリー⑥

 

【気持ち悪い 吐き気がする!】 染川千惠ストーリー⑦

 

【門前払いは当たり前】 染川千惠ストーリー⑧

 

【それまで感じたことのない喜び、責任】 染川千惠ストーリー⑨






 

突然ですが、私には2つ下の妹がいます。

妹も自分で仕事をしていて、表現者としての活動をしています。

 

この妹が、なんといいますか、またストロングハートというかなんというか!

ある日こんなことが起こりました。

 

妹「お姉ちゃん、ちょっと今からある社長さんに電話変わるから、

  お姉ちゃんのカラーの仕事の説明をして!」

 

私「え?誰?どういうこと?」

 

妹「今な、カフェで打合せしてはってな、  カラーコーディネーターを探してるんやけど、

  自分たちが希望してるカラーコーディネーターってきっと世の中にいてないな・・・

  って話してはったんやんか!だから、たぶん、お姉ちゃんならいけると思うんです!

  って、声かけたん!それで、すぐに電話しますってなって!」

 

私!!!!!

  (あなた、おったまげることしますねーーー!!!)

 

  「わかった!」


 

とまぁ、こんな流れだったんです、、💦

 

私も行動力がある方ですが、妹はさらに上を行くんですよね。

ほんと、すごいなと思います。

 

そして、四国に本社を持つ、設計事務所様とのご縁がつながることになります。

 

今はその会社の社長様は退かれて、裏側で戦略を立てておられるすごい方。

グループ会社を全国に数百社?作って、どんどん拡大発展して行かれる、

業界改革派のお仕事をされています。

 

話の流れはこうです。

 

住宅設計士やインテリアコーディネーター、現場監督に、

カラーの知識を身に付けてもらいたい。

自分の経験とセンスだけに頼るんじゃなくて、理論を知って使えるようになることで、

ある程度は住宅に関わる誰もが、バランスの良い色の使い方ができるように、

設計士やインテリアコーディネーターからではなく、色の専門家から指導を受けたい。

 

その目的で、全国のカラーコーディネーターの中から、

「この人ならいけるんじゃないか?」と思うところに問合せしてきたけれど、

HPにはインテリアや空間の仕事もしますと書いていても、

おもしろいくらい、できません。対応していません。今はやっていません。

という返事が返ってくる。

だから、実はできないけど、できますって書いておくみたいなことが、

この業界の常識?という結論を持ったとのことです

 

・・・

 

なんだか、すごく、恥ずかしいというか、残念というか、

私がそう思うこともないのですが、カッコ悪いなと思ったんです。

 

「できないことをできると謳うなら、死に物狂いで帳尻合わせをしろよ!」

 

そう思ったんですね。

できます、やります、と謳うことは、私は特にダメだとは思わないんです。

でも、それをできるようにするのがプロでしょう?

なまじ、カラーの知識はあるんでしょう?

なのに、どうしてそういうことになるのか?

怒りさえ感じました。

 

もちろん、その社長様たちには、

「できます!」

とお答えしました。

 

それからすぐにプレゼンをすることになりました。

プレゼンというか、指定された内容での模擬授業です。

スライドを作って、ご要望の内容を模擬実践しました。

すると、

「染川さん、この内容すごくしゃべり慣れていますよね!」

「もう完成しきってるね!」

「これで行こう!協会作ろうね!」

!!!!!

となりまして、、、

 

あれよあれよと、私は協会の代表理事を務めることになりました。

 

今は、理事が皆忙しくなり過ぎて協会は休眠させていますが、

設計士やコーディネーターたちに色彩教育を行う協会を作りました。

 

そんな、どこから降って湧いてきたのかという話が、

自分で仕事をするようになってから、どんどんと巻き起こります。

 

何か、本の主人公の人生を歩んでいるかのような、

今までの自分の毎日には起こらなかったようなことが、

日常にたくさんたくさん舞い込んでくるんです。

 

とても不思議な感覚で、見えない力に後押しされているような、

決して自分の力だけではない、何か他の力が働いている様な、

そんな感覚です。

 

私は、その頃、スピリチュアルは苦手で、気とか、見えない力って、

信じていなかったんです。

超現実主義と言いますか。

だけど、もう、日常で感じる感覚が変わってきていました。

 

タイミングや、ご縁だけじゃないな。

何か、これは他のエネルギーが動いているんだな。

 

そう思わずにはいられないような、そんな体験をいくつもしました。

 

この件に関しては、事の発端は妹なんですけどね。

でも、妹は私の仕事の内容について、とてもよく理解してくれている一人だったので、

家族が、「お姉ちゃんの仕事は確か!人に勧められる!」

そう思ってくれることは本当にありがたかったです。

 

私は、これくらいから、家族に仕事が誇れるような感覚を持つようになりました。

仕事は食べていくためのもの。

おそらく、両親はそうだったんじゃないかと思います。

それはそれで素晴らしいことです。

そのおかげで、私たち姉妹も食べて来れたし、教育が受けられました。

 

そして、私と妹は、結果的に、

食べていく以外の何かを目的として、仕事をすることになりました。

両親の期待や希望とは大きくそれた選択になりましたが、

安定の保障と引き換えに得たものは、私たちの場合はかなり計り知れなかったです。


 

こちらを読んで下さっている方に伝えたいんですけど、

ご自身の仕事の話をご家族にぜひしてみてください。

どんなことでも。

嬉しかったこと、大変だったこと、なぜそれをしようと思ったのか。

話してみてください^^


 

→第11話へつづく