おはようございます!染川です。
前回は、職業訓練からカラーの勉強をスタートし、
負けたくない!と一心に勉強していたというお話でした。
【実は最初のカラーの学習は職業訓練でした】 染川千惠ストーリー③
カラーの勉強にとにかくがむしゃらだった駆け出し期は、
それはまぁ、鼻息の荒い新人でした💦
カラーの書籍を買っては、
「時間よ!もっと早く流れろー!この人の位置まで、早くたどり着きたいー!」と
何度も何度も思いました。
ブログで活躍する同業の先輩方がまぶしくて、
とにかくそこに一刻も早く追い付きたくて、
「これは、人の3倍はやらなアカンな!」と、実行していました。
そうそう、他の人がどんなカラー診断をするのかが気になって、
名前の通った先生のスクールに行き、
「私も今カラー診断をしていて、他のスクールで学びました。
今回の診断モデルの募集に参加させていただいてもよろしいですか?」
と、問い合わせをしたことがありました。
黙っていくことが失礼になると思ったので、先にお尋ねしてからと思ったんです。
快く受け付けて下さった先生。
そういったことが嬉しくて、今自分のスクールでも、
そういうことは漏れなく取り入れるようにしています。
同業者の方もぜひお越し下さい!と明確に打ち出しているのは、
こういった過去の自己体験が元になっていることも多いです。
私自身、いろんな人に助けていただきながら進んできました。
そして、その大先生に、こんなことを言ったのです!
「私、次の試験で色彩検定1級を取って、来年から講師をしようと思っています!」
すると、その先生は、
「まぁ!高い目標があるのね!頼もしいですね。」
その予告通りに、進みました。
決めたら絶対。
後には引かない。
だけど、ここで例のピンチが発生するんです。
色彩検定の1級取得に向けて勉強をしていた時のこと。
その時私は、正社員でインテリアメーカーに務めていました。
平日はかなり残業もあり、土日は内覧会なんかも多くて、
どんどん勉強する時間が減っていく・・・
資格の勉強に関しては独学だったので、学習効率は決して良いとは言えない。
今思えば、「ここだけ!」「ピンポイントで学べたら!」なんて、
そんなかゆいところに手が届く講座があったら、受講したかもしれません。
それこそ、オンラインで自宅で学べたりしたら。
仕事と勉強の両立が難しくなってきて、
半ば、「今回ダメでも・・・」のような弱気が頭をよぎることもあって、
もう少し何とか工夫できただろうに、諦めるような感じを出してしまったことがあったんです。
その時に事態は発生しました。
「あともう少しなのに、何でもっと頑張らないの!」
「ちーちゃん、もっとがんばれるやん!」
一緒に励まし合って独学していた友人に叱られました。
それがすごくショックで・・・
でも、すごくありがたくて・・・
「私は、大人になってからできた友達に、本気で会話してきたかな?」
「自分事のように、心から感情ぶつけたことあったかな?」
そんなことを思ったんですよね。
そこから猛勉強しました。
試験まであと数日だったと思います。
模試の点数がまだ足らない。
でも、ここで諦めたら資格取得は1年先送り確定。
私のプランに狂いが出る!
そうしっかりイメージしてからは、再びエンジンがかかりました。
寝食を削って勉強しました。
励まし合って勉強してきたというよりも、
友人が問題を作ってくれたり、良い暗記方法を教えてくれたりしたおかげが大きいです。
彼女がいなかったら、今の私はこんな風じゃなかったかもしれない。
カラースクールで出会ったMちゃん。
今も、私の仕事を間接的に支えてもらうことがあります。
そして、友達関係は、一生続くと思います。
カラーに出会って、この時点で既に、
私はすごく大切なことをたくさんたくさん手に入れた気がしました。
というよりも、そこに在るものやことに対しての見方が変わりました。
オシャレになる、綺麗になる、生活が豊かになる。
そういうことも得られたと思います。
それ以上に、生きていく上で自分にとって大切なことや人を認識する力は
きっとどんどん高まって行ったんだろうなと思います。
おかげで色彩検定1級もストレート合格できました。
「よし!これでスタートできる!」
この合格は、他のどの試験よりも嬉しくて、久々の気持ちを味わいました。
というのも、私が教わった先生たちが口を揃えて言っていたことが、
「カラーのプロになるのなら、まずは1級を取ろうね!」
ということだったから。
そして、先生たちは、例外なく皆所持していたから。
だから、そこまでを最短距離で進みたかった。
またしても、会社を辞めるのですが、その時の潔さと言ったらなかったです。
先の不安よりも、挑戦する楽しみの方が何倍も大きかったから。
この数年前に、主人が独立したいって言ってたんですよね。
その時に私言ったんです。
「あかんあかん!そんな保障のない仕事をしたら、将来が大変やで!」
「このまま安定して楽しく暮らしていけたら良いやん~!」
ほんま、すんません。
嫁、一瞬で退職してきました。
でもね、思ったんです。
「なんか、とっても、いける気がする!」そう思ったんです。
それくらい、「あれもやりたい!」「これもやりたい!」「あんな風になりたい!」
こんな思いが頭の中で忙しかったんです。
だから、3年という期限を自分で設けて、それまでに可能性がないと分かったら、
サラリーマンに戻って安定生活再開しますと約束しました。
でも、頭の中では、会社員にもう未練がなかったです。
安定思考だったはずの私が。
条件優先だったはずの私が。
形式にこだわってきた私が。
そういうことよりも、この先の自分にワクワクしてる。
会社員としてスキルアップするために学び始めた色彩。
この時は、「自分の力を試してみよう。自分で仕事をしてみよう。」
そんな想いに変わっていました。
自分の人生が、また少し大きく動いた瞬間でした。
2007年、29歳の時のことです。
→第5話へつづく(11/25頃の予定)