【起業はとっても簡単だった】 染川千惠ストーリー⑤ | カラーマーケティングで売上アップ! 色彩ビジネスコンサルティング

カラーマーケティングで売上アップ! 色彩ビジネスコンサルティング

株式会社スタイルクリエーション代表染川千惠のブログです。
カラー(色彩)とイメージに関わる仕事について、現場のこと、知識のことを書いています。

おはようございます!染川です。

 

前回は、友達が本気で叱ってくれて、色彩検定1級に合格でき、

 

自分で仕事をすることが始まったお話でした。

 

 

 

【ぶーぶー言ってた20代半ば頃】 染川千惠ストーリー①

 

【給料泥棒と言われて】 染川千惠ストーリー②

 

【実は最初のカラーの学習は職業訓練でした】 染川千惠ストーリー③

 

【人生が、また少し大きく動いた】 染川千惠ストーリー④

 

 

 

 

 


このタイミングで私がどんなスキルを持っていたかというと、

 

色彩学を知っている

パーソナルカラー診断ができる

イメージコンサルティングを学んでいる途中

 

くらいだったかと思います。

色彩心理をガッツリ身に付けたのは、まだ後です。

自分で仕事を始めます!となっても、

そう決めた翌日から仕事がわんさか来るわけではないので、

まずはそうなるための行動を!と思っていました。

 

と言うよりも、もっと前段階で、

「私、今こういう勉強をしていて、いつくらいからこんなことができるようになります!」

「私、こんな仕事がしたいんです!」

こんなことを、多くの人たちに話していました。

そして、自分は無職に等しいと認識して、

会社員時代と同じくらいは、仕事時間を持とうと考え、

1日8時間程度は仕事の時間をしっかり確保しました。

 

ご依頼がほとんどない中でどんなことをしていたかと言えば、

情報収集と勉強、ツール作りなどです。

情報収集は、業界のことを調べたり、色彩に関わることを広く調べたり、

そして何より、仕事を探しました。

求人情報はもちろん、デザイン会社や制作会社で、色彩が必要そうなところがないか、

糸口になりそうなことは何でも覗いてみました。

 

今までは会社が看板を与えてくれていた。

でも、今の私は何の後ろ盾も実績もなくて、

ただ、大きなやる気と、チャンスをくれた人を裏切らない気持ちだけしか

持ち合わせがありません。

 

そう、

 

気持ちしか持っていなかった。

 

色彩1級は、たくさんの人が持ってるから、対して効力はない。

私が人より強いところはどこだ!と考えた時、

気持ちの部分では誰にも負けることはなかったと思います。

折れる気もしなかった。

それくらい、何が何でもやる!としか思っていませんでした。

「できなかったら・・・」とかは無い!

やるように自分を動かすだけ!以上!

でした。

 

その気持ちが伝わったり、根性検索の結果(笑)、

いくつかの求人にたどり着くことができました。

自分で見つけた案件は、

検索ページを何十ページもたどりました。

 

なんせ、カラーリストとしては、キャリアも実績もないですから、

できることは何でもしたかった。

お金を払ってでも実績を買うべきだと思っていました。

そして、いち早く信頼してもらえるためにどうしてもしたかったのが、

教育機関でのカラー講師の仕事です。

 

自分の屋号は効力がない。

 

だったら、効力のある所での仕事実績が必要。

その信頼性が高まるのは、名の通った場所での実績で、

行政、学校、大企業。

自分の目指す時期に目指すポジションを得るには、

ここをやらないといけない!と考えていました。

 

仕事は、自分で検索で見つけたものもありましたが、

こんな風になりたいんです!と話をした先輩が、

わざわざ探してくれたものもありました。

 

なんてありがたいんだろう。

なんて恵まれているんだろう。

感謝しても感謝しても足りません。

 

「カラーリストとして活躍できるようになることが恩返しだな。」

そう思いました。

 

この頃、見つけた案件の面接を受けに行ったり、

新規営業に行ったりしていました。

注げる神経は全て注いだと思います。

 

集中しました。

 

そして、自分に矢印を向けるのではなくて、

お相手にとって自分がどれだけ役立てるかを常に考えて言動しました。

おかげで、ご縁のあった先は、全て仕事の機会を頂くことができました。

次の春からは、いよいよカラー講師になれます!

もう嬉しくて嬉しくて仕方ありませんでした。

それまでまだ時間があるし、その仕事だけでも足りないので、

自分ができるパーソナルカラー診断をしたり、

サービスを改良したりしていました。

 

私は会社員時代、法人営業がメインだったので、

仕事を受ける先は法人という考えがなんとなく頭の中にありました。

だから、一人で営業に行くことは、やり方が分からないとか、怖いとか、

そういうのはほとんどなくて、

これまで通りにやればいいと思っていました。

ただ、大きく違うのは、会社組織の一員として行くのではなく、

自分一人で完結しているということ。

同じ組織として誰かに相談できたり、一緒にできたりというのがありません。

自分が全て。

これが、今までの仕事との最大の違いでした。

 

だからこそ、考え抜かないといけないな。

そんな風に思っていました。

 

実際に、よく考えるようになりました。
この頃に思っていたことなのですが、個人サロンだけでやっていくというのは、

本当にハードルが高いなということ。

ましてや、自分がやりたいと思うカラービジネスを考えた時、

サロンのパーソナルカラー診断だけでやっていくのは不可能だと思いました。

仕事として早く安定させたかったし、

会社員以上の収入も目指したかったので、

現実的に考えて、サロンで診断だけをするのでは、自分の希望に届かない。

診断を他のところでもすることと、診断以外のことをすることは不可欠。

講師業が始まる時期までに、収入も得たいし、勉強もしたい。

そこで、単発派遣の仕事をすることにしました。

自分が経験してきて来なかったファッションの仕事や、

講師の仕事に活かせる仕事、

カラーの仕事に活かせる要素の強い仕事を

できるだけたくさん経験しようと思いました。

 

こうして、派遣の仕事をして、帰宅して検索。

派遣がない日は、一日自宅で検索または勉強。

せっせとプロフィールやDMを作ったり、

この時期はこの時期で、何かとすることが次々に出てきて、

ほど良いスピード感で、毎日を過ごしていた気がします。

そんな時間を過ごしながら自分に言い聞かせていたのは、

派遣をずっとしていちゃいけないということ。

それでは本当にカラーで独立したことにはならないということ。

派遣会社にも、そのことをきちんと話していて、

自分はどんどん働ける時間を少なくしていかなくてはならないです。

でも、頂けた仕事はきっちりと成果を出します。

そんな、派遣の品格のオオマエハルコさんみたいな意識で仕事をしていたように思います。

 

その時にお世話になっていた企業様の中には、

今現在、会社のクライアントになって下さったところがあるんです。

 

ありがたくてありがたくて、泣きました。

 

人とのつながり、ご縁、気持ち、そういうことを、

会社員の仕事の中で感じた遥かに大きな量を感じるようになっていました。

 

 

→第6話へつづく