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今回は「課題」についてです。
「課題」も「問題」と同様に辞書で調べてみましょう。
1 与える、または、与えられる題目や主題。「論文の―」「―図書」
2 解決しなければならない問題。果たすべき仕事。
「公害対策は今日の大きな―である」「緊急―」
(出典:デジタル大辞泉)
「問題」と微妙かもしれませんが、ニュアンスが違います。
そこで、「課題」とは「解決しなけばいけない問題」と解釈できます。
「あるべき姿」と「現状」の差が「問題」と説明しましたが、「課題」との違いが、ハッキリわかったのではないでしょうか?
例を出すと、
・今年はフルマラソンに挑戦したいけれど、40kmも走れない。
・人がこれ以上辞めてしまっては、仕事が回らない
「問題」も「課題」も“解決”という言葉を伴うことから、「課題」とは次のように説明できます。
「課題とは、問題を解決するために、行動を起こすことを意志表明したもの」
「問題」は、自分から「解決する意志」を持って、行動を起こすことで「解決」に向かいます。
それが、「課題形成する」とか「課題化」するということです。
ややこしいですね。
もう少しつっこんでみます・・
「解決」するために「問題」を細かく分解すると、それが「課題」になります。
そして、細かく分けた「課題」をすべて「解決」すると、「問題が改善された」ことになる。
なんとなく、イメージできましたか?
もしも、すべての「課題」が「解決」されたのにもかかわらず、その「問題」がなくなっていなければ?
見過ごした「課題」があるのか、「課題解決」の行動をすることで、別の「課題」が発生したかもしれません。
その場合は、一旦、足を止めて、原因をつきとまましょう!
言い換えれば、「課題」とは、「問題を解決するために、意志表示した項目」と言えるでしょう。
例えば、
「残業が多い」は問題ですが、「残業を減らす」には「課題」
「利益が伸びない」も問題ですが、「利益を増やすには「課題」です。
ちょっとしたニュアンスの違いと感じるかもしれませんが、「〇〇が多い」とか「〇〇が少ない」と漠然としたものから、「~には」という表現にすることで、解決に向かうスタンスが意識されませんか?
「問題」が複雑になるほど、「原因」を特定して、「課題に」置き換える。
置き換える時には「~にはどうするのか?」といった具合に、方法にまで落とし込む。
「問題」から「課題」に設定するには大きな違いがあるという事がお分かりになったでしょうか?
次回は課題の設定~見つけ出すポイント~をお伝えします。
お楽しみに
現場で使える【課題解決】実践講座
(2)問題」と「課題」の違いを知る
(3)「問題」が「問題」にならない?