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やっぱり頑張れ『ウルトラ銀河伝説』

 “ある筋”から、12月12日公開の劇場映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』について以下のような情報が入った。
 いや、「情報」というのは正確ではないな、「期待していいよ」というメッセージ。

 これから徐々に開示される情報に「腰を抜かすほど驚く」であろうこと。
 ウルトラにとって「大きな前進」であること。
 そして公開を「首を長くして待っていてほしい」ということ。

 その“ある筋”は、私がどんなファンであるかについてはある程度知っているはず。
 ウルトラファンの層の幅広さや気質みたいなものも理解しているはず。


 何度か映画に対する不安はこのブログに書いた。

 で、“ある筋”へは、私が現在の情報から今回の映画に一抹の不安(あれだけネタにしといて“一抹”って事ァ無ぇだろ…)を抱いていることだけをそれとなく伝えてあった。
 今回のメッセージはそれに対する回答と受け止めている。


 信じるしかないですね。


 私の不安を払拭してくれるか、または不安通りだったとしてもそれを補って余りある「何か」があることを期待する。

 少なくとも、今回のメッセージは(今のところ)数少ない朗報のひとつ。

 がんばれ、ウルトラマン!

『徳島の盆踊』

 …てなわけで、徳島の阿波踊りが8月12日~15日に盛大に開催された。
 …はず。

 私は見に行ってない。
 今日・明日とまた学校の通学授業で事前課題があったし、前の授業(Flashを使ったWEBコンテンツ作成)の事後課題もあったし。

 ってか、阿波ヲタのくせしていわゆる阿波踊り(お盆に開催されるもの)を見たのは1986年…まだ阿波踊りに完全にハマり切る前(「有名連」すらも良く知らなかった)に行ったことが1度あるだけなのだ、実は。
 徳島そのものもトータルで5回しか行ってないのだ、実は。

 最初の徳島訪問から約20年を経て、2003年~2005年にかけて4回。
 いずれもお盆の時期を外している。
 さらにそのうちの1回は『はな・はる・フェスタ』(阿波踊りコンテストなどが行われる)の前の週。
 さらにさらにもう1回は、お盆の前の週。

 「わざと外してんのか?」

 そう、わざと。マジで。

 いや、もちろん本場の阿波踊りを「今の目」で観たい。観たいに決まってる。
 特に南内町演舞場のラスト…振興協会所属連の有名連による「合同の鳴り物」に合わせて、観光客が踊ることが出来る(って、今もやってるのかな…)。踊ってみてぇ! いや、ホントは私は笛吹きだが。
 そして、演舞場ではなく普通に町の中を流して回る「一丁回り 」なんか、絶対に私好みだと思う。
 市内全体が阿波踊りの渦と化す雰囲気を肌で感じたいし(眉山の山頂からも眺めてみたいな…)。

 が、何となく「自分にとって、今はその時期ではない」と思っている。

 まず「普通の徳島」をもっと知った上で「お盆の徳島」を観たい。
 
 その、『20世紀FOX』のファンファーレが流れた後で『スターウォーズのテーマ』が流れると「来た来た来たあっ!」っと異様に盛り上がる、あの感覚を味わいたいというか。…わかりにくい例えだな…。

 
 お盆の前の週は、非常に良かった。
 市内のあちこちで有名連が練習をしている。最後の仕上げの時期だし、練習だけで見応えがある。
 しかも、目の前で四宮生重郎さんが踊ってたりして、もう感激であった。

 そんなダイレクトに阿波踊りにつながる様子も含めて、「徳島の一年の中での阿波踊り」を観たい。

 都合が合えば、今年は11月末に徳島に行く予定。
 恐らくまた古本屋さんに駆け込んで、色々資料を漁ることになるだろう。
 …後輩たちよ、またオレはウンチクに磨きをかけるぞ。


 お盆の盛り上がりは、今年も後輩たちが観に行っている。
 …おまいらに任す! …当分はな。

 オレがお盆に徳島を訪れる時には、ますますウンチクに磨きがかかっているハズ。
 覚悟しとくように、後輩たちよ。

※今回の記事タイトルは、徳島で人生を閉じたポルトガル人モラエスの著書名から。「モラエスって、誰?」という人は、現在発行中の『AwaDama(あわだま/阿波おどり魂)』に紹介されている…私が記事を書いた…ので、そちらをお読み下さいm(__)m

パースくん2…初めてのアート(笑)〜その4

 「アートという土俵にお笑いを持ち込む」!
 何だか学校サイドが学生に求めているものと違うような気もするが、そんなチャレンジ精神を持って課題の立体造型に取り組む!

 くどいようだが、芸術とかアートのことはよくわからんのだ。
 しかも今回は「シュルレアリスム」何たらカンタラらしい。…ミシンとこうもり傘が手術台の上で出会うことが美しいと感じるような人たちの世界に「学生さんたちを無理矢理引きずり込んだんですよ」と先生。


 ま、とにかく何か作らないことには単位がもらえない。

 三日間の授業の初日。
 くそ熱い中、街の中を歩き回ってデジカメで撮った写真の中から「エスカレーター」と「下駄」を組み合わせることにして、さらに先生の「アートな指導」によってそこに「水」の要素も入れることとなった。

 再掲となるが、そのスケッチがこれ。

studio7の映像実験室-スケッチ02
 
 まっとうに考えれば、これは「普通にこの形を作る」か「強制遠近法(奥にあるものを小さく作る)で作る」のどちらかであろう。

 ここでようやく「パースくん」的なハナシになってきた。

 またまた再掲となるが、私が2008年1月に完成させた本家「パースくん」。

studio7の映像実験室-パースくん

 実際のウルトラマンの変身シーンも、強制遠近法を用いたモデルを作って撮影されているものと思われる。

 ↓こっちは着色前の写真だが、「パースくん」を横(正面?)から見るとこんな形である。これで広角レンズを使っても出ないような“飛び出し感”を出した…つもり。

studio7の映像実験室-未着色パースくん

 
 さて、学校の課題である。

 私は強制遠近法を用いることを宣言した上で、先生に質問をした。
 チャチャッとメモみたいな絵を描いて「どっちを“正面”にした方がいいでしょう?」

studio7の映像実験室-スケッチ03



 待て。



 冒頭のアイディア・スケッチからしたら、「溶けて流れ落ちる下駄」を見せたいわけだから、当然“正面”はエスカレーターの下側に決まっている。で、下を大きく、上を小さく作って「見上げる」構成にするのが当たり前。

 が、このメモは遠近法自体が逆じゃんか。何故こうしたのかは自分でも不明…アートの毒気にあてられたのか?

 「う~ん、流れ出る部分を狭くすることで、“抑圧”が感じられます。“正面”はこっちの狭い方でしょうね」

 別に私は抑圧なんか感じて欲しくない。「くだらねぇ! 馬っ鹿で~」と笑って欲しいだけなのだが。
 でも「変」という意味では、この逆向きの強制遠近法も悪く無い。


 「それじゃあ、これを、別の画用紙にスケッチにしなおして下さい」

 紙のサイズはだいたい38.5cm×54.5cm。
 普段何か描くときはA4サイズの紙を使っているので、この画用紙の大きさは家の風呂からイキナリ海に連れて行かれたような感じ。

 しかも、使い慣れた筆記具を持参という指定だったので、私はシャープペンシルを用意した。
 シャーペンでこの面積を埋めろってか?  「0.7mm/2B」という太めでやや柔らかい芯だったのはせめてもの救い。


 シャカシャカとスケッチブックにお絵描きお絵描き。
 
 先生が覗き込む。

 「おお、来ましたね~、エグいですね~(ニコニコ)」

 エグい…?

 昔はよく使われていた言葉だが、最近はあまり耳にしない。




 …。

studio7の映像実験室-最終スケッチ


 …「エグい」という表現は、的を射ているかもしれない(写真クリックで拡大します)。

 ネタはまあ、こんなだとしても、仕上げは鈴木英人みたいな西海岸風にしたかったのだが(ちょっとウソ)、確かにこのスケッチは漫画雑誌『ガロ』みたいなテイストになってしまった。

 これを描き終わって、初日の授業終了。


 二日目からはいよいよ油土を使ってこいつを作ることになる。


 …って、そもそもこんな形状をどうやって安定して立たせるんだ?
 それに、粘土でどうやって「水の質感」なんて表現するんだよ?


 ネタばかり考えていたのと、先生の口車に乗せられて(ひでェ言い方…先生ごめんなさい)妙な形になってしまったもんで、「どうやって立体化するか」までは考えていなかったのである。


 怒濤のスラップスティックな造型作業が展開していく。

(つづく)

『ロボゲイシャ』予告編 withミズキ隊員

 以前、“間違って”『片腕マシンガール』を観てしまった。ポスターに江口寿史先生のイラストが使われていた、というだけの理由で観ちゃったのである。

 主役の女の子が可愛いという以外、私の趣味ではなかった。

 確かにおバカ映画ではあるのだが、「おバカ加減」がどうも私のノリに合わないようで。


 その『片腕マシンガール』の井口昇監督が今度は『ロボゲイシャ』と来た。YouTubeにアップされた英語版の予告編が70万ヒットを超えたとか。

 日本語版の予告編も出たので、下に貼り付けますが。


 予告編を観る限り、スプラッターな部分を除けば期待しちゃいそうなバカバカしさは感じる。

 嫌いなんだよな、スプラッター映画。

 が、井口組は(血の量は多いが)全然リアルじゃないのが善くも悪くも売りかもしれない。多分、そのへんも狙ってるんだとは思うが。


 絶対デートには使えない映画だと思うが、どうか。

 あ、『ウルトラマンマックス』でミズキ隊員を演じた長谷部瞳さんも出てます。


パースくん2…初めてのアート(笑)〜その3

(前回までのあらすじ)
  「モノの意味や用途を取払い、それらを組み合わせた形状を油土(油粘土)で何か作れ」という、よくわからん課題を出された。よくわからんので、私はお笑いに徹するべく組み合わせる“モノ”を探しに街へ出て色々な写真を撮影したのだが…。


 撮って来た写真を眺めながら、組み合わせを考える。
 どんな写真を撮ったかは、前回の記事にYouTubeにアップした映像を貼り付けたのでよろしければそちらをご参照いただくとして。

 今回の課題は「レディ・メイド」という芸術分野の真似事をやる。

 芸術家が一から作品を作るのではなく、既製品(レディ・メイド)に全く異なった意味を持たせるというか、本来の機能を剥奪するというか、そんな感じのようである。
 マルセル・デュシャンというオッサンが作った…いや、発見した概念で、その作品で最も有名なのが『泉』 というもの。

 ん~…。私には便器を逆さに飾るような感性は無い。

 そもそもが美術の知識も素養も経験も無い人間にそういうことをやれというんだから凄い学校である。

 とにかく、撮って来た写真を眺めながらモノの組み合わせをいくつか考えてスケッチに落とす。

 ついつい授業のアートな雰囲気に影響されそうになるが、負けちゃいかん!

 本当は10くらいのアイディアを考えなければいけないのだが、5つ考えたところで「いかにも自分らしいバカバカしさを持った組み合わせ」が出た。
 先生は他のスケッチを見て「この組み合わせでもう少しこれこれこうしてはどうか」といったサジェスチョンもして下さったのだが、私はそのバカバカしいアイディアを示して「どうしても、これで行きたい!」と主張した。

 組み合わせは、これとこれ!

studio7の映像実験室-エスカレーター
studio7の映像実験室-下駄
 
 もうおわかりですね。


 この組み合わせを元に描いたネタ…アイディアスケッチはこんな感じ。

studio7の映像実験室-スケッチ01


 後で気づいたのだが、これはアニメーションにしてもいいかもしれない。ナンセンス・ギャグみたいなノリか。
 「モノの機能や意味を捨てて、形状や質感だけに注目しろ」ということなので、課題からは外れていないはずだ。

 考えてみると、「異質なモノを組み合わせて、全く新しいイメージを作る」というのは、私がギャグを考えるときのプロセスと同じである。
 また、日常の中に非日常を持ってくるという“組み合わせ”も、シチュエーション・ギャグ(やコメディ)に使う手法。
 ドラえもんなんて、まさにそれですわな。

 それに気づいたとき、私は「アートに買った!」と思った。
 課題に合っていながら、私のアイディアは「ネタ」である。
 思惑どおり、「アートという土俵にお笑いを持ち込む」ことに成功したと確信した。


 が。


 そこへ、「アートの魔の手」が忍び寄ってきた。

 先生の指導である。

 「まず、これだと両側の仕切りによって閉ざされた形になってしまってもったいないですね。それから、この二つだけでなく、もう一つ何かを組み合わせてみてください。組み合わせが二つだけだとそこに対立や対比という概念が生まれるでしょ? せっかく元の意味から解放してあげたモノにまた“対比という意味の足かせ”を付けることになって云々…」

 えっと…私としては「ネタとしてわかりやすい」方が良いのである。
 余計な要素を加えてややこしくしたくないのだ。
 それに、先生が「何を言っているか」はわかるが「どうしてそう言うのか」はわからん。

 …でも、単位も欲しい…。

 屈した。

 撮ってきた写真から加えられそうな要素を探す。
 これにした。

studio7の映像実験室-水&流れ

 「水」ですね。

 で、第二のスケッチ。

studio7の映像実験室-スケッチ02

 ん~、まあ、いっか。
 前向きに考えれば、ある意味「動く」というエスカレーターの(階段とは徹底的に異なる)特徴を「流れ」によって強調したとも言える。そして、下駄が液状化するメタモルフォーゼ(変形)というのも「動き」の強調だし。

 このスケッチを見た先生の一言。
 「ん~~。流れ出ているのは清流のようなものではなく、汗みたいな感じですね。いいですね~」
 何が「いいですね~」なのかわからない。私ゃそんな汗臭いモノなんて作りたくないのだ。


 だが、アートの魔の手は、これだけでは終わらなかった。

(つづく)