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一人バンドに挑戦(その5)

 …と、言うわけで、映像ごっこの3月クランクインが発表となったのである。
 そうなると、プリプロ作業を始めなければならない。

 今回の一人バンド計画は、ウチに転がっていた楽器を使って「実際に演奏してみよう」というもの。
 演奏をしたことが無い楽器ばかりなので、練習をしないと何ともならんのである。
 
 映像のプリプロに入る前に何とかしたいところだが、予定していた『パッヘルベルのカノン』だと難易度が高過ぎて間に合いそうも無い。
 さあどうしようと思っていたら、宅配便でデカい箱が届いた。


studio7の映像実験室-植木鉢台


 植木鉢を置く台…。
 …ではなく。


studio7の映像実験室-カホン


 「カホン」という、ペルー生まれのパーカッション。
 6~7年前から欲しかった楽器をついに購入したのだ。

 『パッヘルベルのカノン』向きの楽器じゃ無いよな。


 ええい、選曲のやり直しだ。


 ・簡単に出来そうな曲
 ・パーカッションが使える曲
 ・著作権保護期間を過ぎている曲

 
 で、一つ候補が上がった。
 ネタとして使うのは8小節。20秒もかからない。
 これならイケるかも…。

次回作、クランクイン発表!

 2008年2月から、ウルトラなお友だちと一緒に特撮映像制作ごっこをして遊ぶようになった。基本的にはプライベート・イベントに色を添えるための映像を作っている。今のところ、だいたい年1作のペースで3作(というか、3プロジェクト)が無事に完成した。

 それ以前から動画編集ソフトや合成ソフトを持ってはいたが、細々と編集や合成やCGの実験をしては自分だけで喜んでいるだけ。「作品」として完成させたのは、仕事で作ったインタビュー映像のみ。
 ウルトラなお友だちとの出会いによって、ようやく自分がやりたい「おバカ特撮」を作り、内輪向け上映とはいえ発表する機会が得られた。ありがたいことである、マジで。

 中心メンバーは4人。
 イベントの性質によってプロデューサー役は入れ替わるのだが、基本的にはKPさんCSさん のどちらかが指揮をとる。
 MSさん と私は企画よりも実動部隊に回る方が得意なので、(ネタは持っていても)プロデューサーからの「やりましょう」という声かけで動くことになる。


 昨夜、CSさんから「3月にクランクインします」との発表があった。

 それは良いのだが、「もう、あっちこっちでクランクインするって言いふらしてますから」と。

 待て。

 スタッフへの連絡より制作発表が先ってのはどういうこっちゃ。


 CSさんにしてもKPさんにしても、プロデューサーの二人は人間ではなく「鬼」である。
 その証拠に、二人ともホルン(=笛)奏者だった。

 前回のイベントは本来なら私が参加するような性質のイベントではなかった。
 しかし、プロデューサーに洗脳されて(笑)、自分も当然参加する気にさせられていたんだから彼らの手腕は恐ろしい。


 とにかく、新作のクランクインが決定したらしい。
 最初の楽しみは、ネタ出しミーティングである。

 4人が顔を揃えると、ネタの暴走状態。誰も止める者はいない。
 私も含めて、「どうやって作るのか」ということは考えない。
 それどころか、「これをやったら面白い」というよりは「こんなシーン、観てみたい!」というノリだし、全員が「拡げる」ばかりで「まとめる」ことをしないので、思いっきり無責任なミーティングとなる。
 や~、楽しいですね~。

 このあまりにも楽しいネタ出しミーティングの後に、地獄の1丁目が待っているのだが(笑)。

一人バンドに挑戦(その4)

 「打ち込みに頼らず、実際に演奏して一人多重録音をしよう!」と、勢いに乗って家中の楽器を引っ張り出して来てしまった。

 ちょっと原点に帰ることにする。



 ある意味、今回のプロジェクトのキモは「オタマトーン」である。

 まあ、既にやり尽くされた感も無きにしも非ず…。

 
 開発元である明和電機の土佐信道社長自身が「オタマトーン」を使ったパフォーマンスを色々やっているし、購入者の中にも名人がいたりしてそれなりの“演奏”を見せてくれる人がいる(いずれもYouTubeにも動画が上がっている)。



 しかも、この楽器はヴァイオリンやフレットレス・ベースと同じくフレットが無い。リボンコントローラーを使って無段階で音程を変化させるのだ。
 私がやっても、安定した音は出せない。その不安定さもまた「オタマトーン」の味わいでもあるのだが…。


 でもいいや。やってみよう。

 我が家の色んな楽器を使った『パッヘルベルのカノン』の前に、腕試しとしてエルガーの『行進曲 威風堂々 第1番』を「オタマトーン四重奏」で挑戦してみることにした。

 …無謀な挑戦であった。

 結果は悲惨だったが、一応動画にしたので…。


 
 
 口をパクパクさせる奏法やスライド奏法が活かされていないのも残念ではある。

 なお、録音はパソコンの内蔵マイク。
 録音しながら同時にビデオ撮影もしたのだが、音と絵のテンポ合わせは厳密にはしていない。
 …する必要が無いくらいに元演奏のテンポもズレていたので…(--;
 

 音だけだと寂しいってことで、映像はまあ、オマケみたいなモノなのだが…。
 録音は「オタマトーン」をデスク上に鎮座しているiMacのマイクに向けなければならない。
 その様子を色々なアングルで撮りたかったわけだが、部屋は、狭い。しかも、とっ散らかっているところを極力写さないようにしたい。なおかつ自分の顔はフルで写したくない。
 意外と制限が多くて面倒ではあった。

 

 さて、「オタマトーン」を極めたところで(極めて無ェっ!)、『パッヘルベルのカノン』のアレンジに入ろう。

 いや…。

 その前にもう一つやることがあるのであった。

一人バンドに挑戦(その3)

 家にころがっている雑多な楽器を使って、「打ち込みではなく、演奏をして」一人多重録音をしようという無謀な企画を進めている。

 曲は『パッヘルベルのカノン』みたいな曲。
 諸般の事情(楽器の演奏スキルが無いことが最大の事情だが)で、ちゃんとした「カノン=輪唱」にはなりそうもないので“みたいな曲”ってコトで。

 もともとは「オタマトーンと篠笛の合奏」を思いついたところからスタートしたのだが、前の記事に書いたようにミニ・アコーディオンとウクレレが加わった。

studio7の映像実験室-ウクレレ&アコーディオン
▲2つの楽器の合計額は、数千円。

 しかし、見渡すと“置いてあるだけ”で寂しい思いをしている(であろう)楽器は他にもある。

 恐らく、こんな機会はそんなに無いだろうから、眠っている楽器たちを活躍させてやりたいじゃありませんか。

 
 ある意味で都合が良いのは、「歌うトランペット」という触れ込みで売り出されたYAMAHAの「EZ-TP」。
 文字通り、マウスピースに相当するところに「♪ア~…」と歌い込むと、その音程をトランペットなどの内蔵音に変換してくれる。
 が、音程感知のセンサーが敏感過ぎるのか私が音痴だからなのかわからないが、とにかくヘロヘロの音にしかならないもんで放置してあった。
 しかし、この楽器は本物のトランペットのように3つのバルブを使った演奏をするモードに切り替え可能で、なおかつ基本のキーが篠笛と同じ「B♭」。こっちのモードでやればそこそこの音が出る。

 YAMAHAの同じシリーズで「EZ-EG」というギターもある。弦の代わりに各フレットごとにスイッチが付いている楽器で、こっちはたま~にギターのフレーズを打ち込む時の確認用に使っているのだが「演奏」まではやったことがない。
 コード弾きはウクレレに任せるので、これをベースに使ってはどうだろう…内蔵音源にも色々なベースの音が入ってるし。

studio7の映像実験室-EZな楽器
▲こっちのチームの楽器はけっこう高かったような…。

 う~ん、電子楽器に偏り過ぎてるなあ。


 だったら、高速のサービスエリアだったか観光地だったかのお土産屋さんで買った、透明プラスチックのリコーダーとオカリナがある。


studio7の映像実験室-オカリナ&リコーダー
▲2つの合計額…1000円アンダーかな?

 …今度は管楽器系に偏り過ぎか。



 ええい、とりあえず一通り引っ張り出してみよう。

studio7の映像実験室-楽器だョ!全員集合
▲アンサンブルなどという概念を完全に無視している構成…


 …てかさ、この中で多少なりともマトモに演奏出来るのが篠笛だけしか無いってのはいかがなものか。

 さて、アレンジ、どうしよう。 
 

一人バンドに挑戦(その2)

 篠笛と「オタマトーン」をメインに、多重録音で一人バンドをやろうというわけである。

 ミニ・アコーディオンとウクレレのエントリーも決定。
 …その、ウクレレはアレですよ…。
 CREW GUYS(『ウルトラマンメビウス』)のアマガイ・コノミ隊員の世を忍ぶ仮の姿である女優・平田弥里さんもウクレレを始めたらしいので。
 
 もともと楽器の演奏が出来ないわけであるからして簡単な曲がいい。

 オタマトーンには『かえるのうた』の練習用シートが付属している。
 YouTubeなどで複数のオタマトーンで『かえるのうた』を輪唱している映像もある。
 『かえるのうた』と言えば、輪唱。
 輪唱といえば、カノンである。

 で、第一候補は『パッヘルベルのカノン』。

 とりあえず、耳コピーの前に記憶だけで試しに多重録音をしてみる。

 …意外と難しいかも(苦笑)
 あまりにもヒドいので、録音実験結果は発表しないことにしよっと。

studio7の映像実験室-レコーディング風景?
 ▲レコーディング風景。パソコンの内蔵マイクの性能チェックも兼ねて…。

 
  では耳コピをしてみよう。

 ベースラインは「レ→ラ→シ→ファ#→ソ→レ→ソ→ラ」の繰り返しだな。
 コード進行は「D→A→Bm→F#m→G→D→Em/G→A」の繰り返しだな。
 メロディラインのところどころに、ド#が半音下がってドになる部分があるな。

 だが、メロディが細かく動く部分の音は私の耳じゃ拾えない。

 一応は耳コピ結果を音楽ソフトに打ち込んだ上で、メロディラインは楽譜を入手して確認することにした。

 楽譜も、音符を数えながら音楽ソフトに打ち込んでみる。
 …数学の公式を音符にしたかのように計算し尽くされた曲であった。コード進行なんて考え方をしちゃイカンのだ、本当は。この計算されたメロディの「追っかけっこ」こそが(輪唱なんだから当然だが)この曲のキモなのである。

 また、最も音が細かく動くところは篠笛以外の楽器で演奏することは私には無理。
 実は篠笛も怪しい…練習すればギリでイケるかもしれない…。

 
 選曲は悪く無かったと思うのだが、これは大幅にアレンジを簡単にしなければならない。
 「カノン=輪唱」ではなくなってしまうが、やはりコード進行を頼りにやるしかなさそうである。