ヨーロッパで自慢したい日本のおもてなし・美
雪の山形に行ってきました
上山(かみのやま)という温泉地です。
寒~
そこには外の寒さと反対に素晴らしい温かいおもてなしがあったのです
ここの産物山形牛は世界に誇れる美味
外国の演奏家が来ると必ず日本の牛肉を食べたがります。
今パリでは神戸牛を出すレストランがありますが高くて高くて手が出ません。
今度山形牛のおいしさを教えてあげたいです。
私達が泊った月岡ホテルのしゃぶしゃぶはヨーロッパ中のグルメファンを虜にしそう
美人女将の心遣いが心の疲れさえ癒してくれます。
http://tsukioka.co.jp/
そして、又新たな発見が
御当地ワインがここのお料理とすてきなマリアージュ
山形に来たら日本酒を、と考えていたのですが新たな組み合わせに目をみはりました
そして究極の楽しみが
このかわいらしい器から地元でとれた山菜が顔を出したのです。
「うるい」と「かみのやまシャルドネ」が最高のマリアージュなんです
来年のブルゴーニュ音楽祭にかみのやまの産物を持って行ってムルソーか何かと合わせて自慢話をしてみようかな と思いました。
もうひとつ興味をひかれる事があります
上山はドイツのドナウエッシンゲン(ドナウ川の源流の街)と姉妹都市なんです。
シュヴァルツヴァルト(黒い森)の入り口にあるとても静かで美しい街、そしてクラシック音楽の新曲音楽祭で有名な街です。
この泉からドナウ川が始まるのです
新しいものとの出会い、そして大自然の恵みは新しいなにかを産みだします
交流の中に又々すばらしい文化が育って行く予感を感じました(≡^∇^≡)
久々に芯からくつろぎ、新しいエネルギーが湧いてきました
新しい芸術を歓迎する国
日本ではクラシック音楽の新曲を聴く機会が少ないですよね。
ポップスでは誰誰のニューリリースとか年中新曲に浸っているのに・・・ 何故でしょう
日本ではコンサートの大半がショパン・ベートーヴェン・ブラームス・モーツァルト・バッハ・リスト・チャイコフスキー・・・、ドビュッシー・ラベル・プロコフィエフ・マーラー・ベルリオーズ・バルトークを聞く人になると人数が激減すると聞きました。
私ももちろんこの作曲家たちの曲は弾くのも聞くのも大好きです。
でも未知の音楽、今、同じ時代に生きる作曲家が様々な感性で描く作品も実に興味があります。
よく、どう弾いたら分からないから、という理由でレパートリーに入れない人もいますが、私にとっては演奏の定番のない曲で自分の感性で読み解いて演奏するってチャレンジ意欲がかき立てられてたまらない快感の内に譜読みの時が過ぎるのです
確かに聞いた事のある曲を読み解くのはスムーズですね。
本を読むにも読みなれた作家の本は読み進みが楽です。
でも初めての作家の作品は今までと違うものの見方、感じ方に心打たれることも多いです。
もし、今まであまりそのチャンスがなかった方には知らない曲を聴く事をぜひおすすめします。
そんな私に何人かの作曲家の方が曲を書いて下さっています。
最近ではユルゲン・ヴォルフさんが東北の方たちのために「レクイエム」を書いて下さいました
クリスチャンの方ですが、なんと出だしは比叡山の声明から始まるのです。
比叡山 でその曲を演奏させていただいた時は何か異次元からボーイングを操られていた感じがしました。
比叡山延暦寺で東北レクイエムを演奏 仏教僧侶、キリスト教牧師 共に東北のために祈りました
ウィーンでのコンサートにもエーレンフェルノーさんの曲を弾き、熱いコメントをたくさんいただきました。
私はオールバッハプログラムでドイツデビューしたのでバロック、古典の人と思っていらっしゃる方も多いのですが、新しい芸術には本当に惹かれていますし、反響としても手ごたえを感じています。
来年は大阪NHKホールで「百人一首」と題する曲集を演奏予定です。作曲はフランスのイヴ・アンリさんです。
詳細は決まり次第お知らせしますのでぜひ皆さま聞きにいらして下さいね。
ドイツで制作予定のCDも新しい企画を考えています。
ところでザルツブルグのコンサートが終わった後、これ又新しい芸術を育て上げる国ベネツィアに旅立ちました。夜汽車で乾杯 朝にはベネツィアの海が見えてくるはず
さっそく水上タクシーで街の真ん中へ
ヴィエンナーレという大きな催しが続くヴェネツィアはその一環として映画祭の真っ最中、10月には新曲だけのフェスティバルがあります。
親善大使という視察義務も忘れず全うします
ドナウエッシンゲン、ザルツブルグ、ヴェネツィア・・・・・・
新しい芸術に感動していると人生新しくコーディネートしよう
と思えます。
クラシック音楽・・・ ヨーロッパでは今・・・
ザルツブルグでは日本からも大勢のお客様がいらして下さり、多くの激励をいただきました。
おかげ様で夏の最終日8月30日31日のヴィヴァルディーの「フォーシーズン」スタンディングオベーションをいただき多くのおほめの言葉をいただく事が出来ました。
応援して下さった皆様本当にありがとうございました。
ヨーロッパでの演奏の特徴はその都度その場の空気を感じて、全くちがう何かを作り上げる事です。
リハーサルもしますし、曲についてのスタンスなども時には何時間もかけて話し合うのですが、演奏はその場一度限りの作品なのです。
慣れないうちはその場の空気の中での創作活動的演奏は大変ですが、慣れてくると常にワクワクとした気持ちでテンポ・オブリガード(装飾音)など即興的に描いてお客様と一体化した喜びに浸る感じです。
これには良き共演者が必要です。
今回共演のザルツブルガーゾリステンの皆さまからは本当に多くの事を学ばせて頂いております。
一緒に演奏していると様々な発想が湧いて思いもよらない演奏が出来上がるのです。
お客様方もそれを待っていらして、今日はどんな演奏に出会えるのだろうか、と興味津々で待ち構えるのです。音楽通の多いザルツブルグでは怖いと言えば怖いし、嬉しいと言えば嬉しいです。
私をいつも支えて下さるザルツブルグの演奏家たちと
ヨーロッパの音楽祭では新しいものをどんどん開拓して行くという部分が必ずあるのです。
新曲の取り入れ方もとても興味があります。
ザルツブルグ音楽祭でも必ず現代作曲家の音楽は重要なセクションにあり、夏のシーズンにも1週間ずっと新曲の演奏会、なんていうこともあります。
モーツァルトのお誕生日前後に開かれる音楽祭でも必ずモーツァルトは演奏されますが、それと同時に現代の作曲家の曲も演奏されるのです。
どんな曲が演奏されるのだろう?と楽しみに待つのです。
日本では知っている曲を聴く事が中心ですので少し習慣の違いを感じます。
知っている曲も知らない曲もそれぞれ楽しみがあって・・・ 私は両方好きです
ちなみに今回のコンサート拍手が延々となりやまず、アンコールも予定していたものは弾き終わってしまい、とっさに日本の「浜辺の歌」を弾いたのですが、リピーターのお客様が感動して下さり、帰りに抱きしめて下さる方もありました。
はじめはどんな曲だろう、と聞き始めたお客様
年末テレビでの演奏に続いて来年もコンチェルトを弾かせていただける約束をして下さり、今からとても張り切っております
ヴィヴァルディー「四季」は過酷な人生の中に見つける幸せ!
ザルツブルグでの「四季」の演奏会まで1カ月を切りました。
暑さの中猛練習を続けています
この曲は掘り下げて研究すると人生の中で深く考える事、見失ってはいけない事、がたくさんでてきました。
春の美しさから始まる第1曲 しかしこれは様々な過酷さ を経て訪れた美しさ!
それは人の力でとうてい戦いきれない夏の恐ろしさへとつながる
羊飼いの子供もおびえ、涙を流す
そして実りの秋:この喜びのため1年を戦い抜いた。
バッカスの神酒に酔い、眠りの中にすべてをゆだねる
このひととき、ようやく築き上げたこのひととき
やがて再び恐れていた冬が訪れる
恐怖に覆われたその中にも人々は「満ち足りた時を暖炉の前に見出す」
過酷な四季の中にも人間は満たされた時を必ず見出す
ふと一昨年津波の傷から実りの時期を迎えた石巻の力強さを思い出しました
青空の元、爪痕から静かに実りの時期の訪れが
8月30日31日 ザルツブルグのミラベル宮殿でこの感動を分かち合いませんか
共に生きる喜びを

夏のザルツブルグは別天地
夏のバカンス時期になりました
海へ山へと夢は広がりますね
今回はとても素晴らしい別天地のような空間をお知らせします。
モーツアルトの産まれた街ザルツブルグの夏です
アルプスを望む美しい街で夢のような音楽会がひと夏中行われているのです。
この景色を背景に最高の音楽が美しい各会場で演じられるのです
オペラ・オーケストラ・リサイタル・室内楽・現代曲など音楽好きにはたまらないプログラムが毎日繰り広げられているのです。
クラシック音楽は分かりにくくて・・・という方もこのシチュエーションで触れてみたらきっと音楽大ファンになると思いますよ
私、実は今年の8月30日と31日、最終日なのですが、ヴィヴァルディーの四季のソリストに抜擢されたのです
会場はモーツァルトも演奏していたというミラベル宮殿です
ここでは古くはオイストラフ、最近もデームス、スコダ、ペーターラング等巨匠が毎日のように演奏しています。
歴史も長く、最も大きいコンサートシリーズのひとつです。
昨年の夏はここでモーツァルトのヴァイオリンコンチェルトを演奏しました
他にもこの前後の日にちで見どころ聞きどころはいっぱい
8月25日はオペラ「ナブツコ」
29日マゼール指揮ウィーンフィルでリヒャルト・シュトラウス
31日にはシャイー指揮ライプツィヒゲヴァントハウスがマーラーのNO9を演奏(バッハフェストの時も演奏日が私とかぶっていた気がするけど・・・)
マーラーがお好きな方はこちらのコンサートにどうぞ。
ヴィヴァルディーがお好きな方は我がコンサートにお出で下さい。(ネットでチケット買えます33ユーロです)演奏終了後にお声をかけてくれたら嬉しいな、と思います
キーシンも8月7日に演奏するみたいですよ。
新曲が多いのもこの地の特色。
8月24日にはロンドン在住の日本人作曲家藤倉大さん(すごい人気です)の曲も演奏されます。
藤倉さんの曲は和声の立体感とか次元を超えた美が自然に心に融け入って、私は大好きなので早目にザルツに行けたら聞きに行きたいなと思っています。
音楽だけじゃなくてこの街にバカンスに来る人たちを見るだけでも面白いです。
有名人がズラリと来るのです。
各国の大統領だったリ王女だったリ人気タレントだったリ・・・ そういえばミスタービーンが来ていたのを見た、という人がいました。
コンサートの会場入り口に大型車が横付けされると、皆一斉にカメラを構えて「誰が下りてくるんだろう?」と押し合いになる、なんていう光景もここならではの事。
オペラの会場はオートクチュールの品評会のような日もあります。
オペラの会場のロビーはいつも華やか
昼間はエーデルワイスの咲くアルプス散策「エーデルワイス、エーデルワイス・・・」 「ドはドーナツのド」 とサウンドオブミュージックの世界
それからミラベル宮殿のお庭もロマンティックです
ミラベル宮殿のはす向かいのパン屋さんのサンドイッチを買って(私はパンとハムと別々に買うのが
好きですが、近くのお肉屋さんのがおいしいんです)ここの奥のベンチでお昼を食べるのが定番です
日ごろお忙しい皆さま、こんな世界でゆっくりして日頃のお疲れを取って下さいませ
共演者から得るもの「私は過熱ヴァイオリニスト?」
今まで世界中で著名な音楽家やオーケストラと共演して来ましたが、共演者から得ることはとても大きいです。
ヨーロッパの演奏家は本番になると急に今までになかった位熱く燃えて演奏することがあります.。
演奏中に合図をしてこちらにもけしかけてくるのです。
そんな時は「よーし、こちらも 」 とテンションが上がり、気が付いた時には弾いた事もないテンポに上がっていて、後で思うとよく弾けたな
と思う事さえあります。
ライブ演奏はその場一度限りしか出会えない瞬間、その場に居合わせた人同士で分かち合う感動です
私もそんな彼らに影響されてけっこうこちらからもアクションをかけます
実は無意識の時も多いのです
ボンフィルとのドイツツアーのときのことです。
ツアー3日め、ストゥットガルドの時だったと思いますが、曲はメンデルスゾーンでした。
指揮者のヴァイセルさんが「君はいつも興奮して速くなるから少しゆっくり目のテンポをあげよう」と打ち合わせの時におっしゃいました。
「それもそうだ」と私も同意しました。
しかし本番になると、一楽章が妙にうまく行って興奮が止まらない感じなのです。
2楽章が又甘く燃えて
3楽章に入る時指揮者を見たら真っ赤な顔をしてらしたのです
それですごく速いテンポで出だしを振ったのです
この曲の3楽章って出だしのテンポで行くしかない曲じゃないですか。
「話が違う・・・」というわけにいかないのでした。
とてつもない速いテンポで最後まで一気に弾きました。気が付いたら「ブラボー、ブラボー」
とお客さまも立って万歳してる人もいました。
ヴァイセルさんは私を舞台上で抱きしめてくれました。
その日から「加熱ヴァイオリニスト、過熱ヴァイオリニスト」となかまうちで言われてます。
8月30日と31日ザルツブルグでヴィヴァルディーのフォーシーズンを弾きます。
共演はルッツ・レスコヴィッチさんとザルツブルガーゾリステンです。
彼らともその場一度限りしか味わえないの瞬間の美に挑むつもりです。
CDでは決して楽しめない感動への出会い
ぜひザルツブルグにお出で下さい
夏の終わりに熱いひととき、分かち合いませんか
ドナウ川の源流の街は音楽が湧き出でる街だった
シュヴァルツヴァルド(黒い森) の入り口にすばらしい街があります。ドナウエッシンゲンといいます。
シュヴァルツヴァルドとは広さが60㎞×200㎞という、とてつもなく広い森で木が密集している所は真っ黒なためこう呼ばれているそうです。
ドナウエッシンゲンにはそれはそれは美しい泉があり、その泉が源流となってドナウ川になり、ウィーンはじめ音楽ゆかりの美しい街々を流れるのです。
その街で知る人ぞ知る音楽祭が開かれているのです。
新曲の発信の地で続々と新しい作品がここで演奏され、すべてが放送されています。
チケットが売り切れでなかなか買えない、というのも又すごい話ですね。
初期には新ウィーン楽派やヒンデミット、ストラヴィンスキー、ミヨー、メシアン、ジョン・ケージ らがここで新作を初演しているそうです。
ヨーロッパクラシック音楽というとバッハ、ベートーヴェン、ブラームス、シューマン・・・ と伝統的な曲ばかり思い起こされますが、今もなお新しい曲の誕生を皆で愛で、コンサートにもしばしば演奏されます。
静かな田舎町を散歩していると突然現代的建物がでてきました。
ここが現代曲フェスティバルの主会場です
うわさには聞いていたのですが、ドイツの今まで思っていたのと違う音楽の側面を見て改めて心動かされました。
私はバッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、をよく演奏します。ライプツィヒでバッハ、ザルツブルグでモーツアルト、ボンでベートーヴェン、と作曲家の聖地でそれぞれの曲を演奏するのも緊張感を伴う快感があるのですが、そこに日本の美を投げ入れたらどんな反響があるのだろう と胸が躍るのです。
今新曲開発にもプロジェクトを作って力を入れているのです。日本の文化の香りを取り入れたクラシック様式の曲を
昨年出会ったプロデューサー(ドイツ人です)がその取り組みにすごく興味を持っていて、今企画を練り上げています。目を輝かせて駆けずり回ってくれています。
伝統と新しい伝統、両方充実してこそ人々の心の要求を満たす事が出来ると信じています。
来年は日本らしさを誇る新しい伝統となるような曲をそろえてヨーロッパ各地で演奏会を開く予定です。
このドナウエッシンゲンやべネツィアの新曲フェスティバルで、世界中から新しいものが誕生している中で演奏したいな、と思っています。
たくさんの感動に出会ってのどが渇いたのでカフェにはいりました。
この街はここでしか飲めない独特の味のビール:フュルステンベルクの工場があるんです
親善大使
日本文化海外普及協会の親善大使を務める事になりました。
日本の文化は海外でもとても人気が高いのですが正しい日本の姿はあまり伝わっていません
そこで日本の真の魅力を海外に伝え、交流を深め、日本へもっと来てもらおう、と私にとって重いお役をお引き受けする事になったのです。
私は音楽の中に日本の美を表現する事を数年前から試みています。
以前にも日本の着物「友禅・YUZEN」という曲をフランス人で国立高等音楽院教授のイヴ・アンリさんに作曲していただき、日本とフランスのブルゴーニュフェスティバルで演奏し、大好評をいただいた事があります。
今年は「百人一首」の中から24首を選んでアンリさんに作曲していただき、それを各国で演奏する予定です。
その中の1曲大阪のうた「侘びぬれば今はた同じ難波なる 身をつくしても逢はむとぞ思ふ」はすでに大阪で地下鉄80周年記念の時に演奏させていただきました。
百人一首の初演(大阪日航ホテルで)
全曲は今年の10月24日大阪のNHKホールで大阪市交通局の市電110周年記念行事として演奏させていただきます。
作曲者のアンリさんと共演です。
きっと素晴らしい曲だと思いますのでぜひ皆様聞きにいらして下さい。
その後ドイツのケルンでもこの曲や日本人新人女流作曲家の書いた「さくら・さくら」を演奏するつもりです。
ケルンは京都と姉妹都市の関係にあります。
ぜひ日本の皆さまもケルンで花開く日本の美を聞きにいらして下さい。
「来年は日本女性が日本の美を語ったクラシック音楽でヨーロッパ中を湧かせるぞ」とドイツのプロデューサーが張り切っています。
百人一首を初めて手にするアンリさん
大阪市地下鉄のマスコットにゃんばろう君も応援してくれました。
バッハフェスト
バッハフェスト の演奏を無事終えて帰国しました
世界中からバッハファンが6万人集まるこのフェストでは必ず毎回演奏される曲があります。
その中でシャコンヌは、ロ短調ミサ、ゴールドベルク変奏曲等と共に注目を集める曲の一つです。
毎年だれがこの大役を務めるかも注目だそうです。
今回はバッハの勤めていた教会で、土曜日の夜にこの曲を演奏するという重要な役割を頂きました。
すごいプレッシャーでした。
今まで何十回も各国で演奏してきたシャコンヌですが、今回はもう一度新しい観点から熟考してこの演奏に望みました。
きびしい打ち合わせのひととき 想像を絶する緊迫感です
アルマンドから始まり最終楽章のシャコンヌに至るまで、すべてが有機的に結びつく、という事を意識しました。
4楽章のジーグが終わりシャコンヌの第1音が鳴り始めた時には私は何かが宿ったぐらい曲の中に入っていました。
充実したときでした。最後の弓が弦から離れた途端すごい拍手の音に驚かされました。
お客様が2000人位入っていたと思いますが皆総立ちになってブラボー、ブラボーと言ってくれました。
その瞬間体中の力がすべて使い果てた感じがしました。
次に今まで応援して下さった方々のお顔が頭にいっぱい広がりました。
これまで私を温かく応援し、育てて下さった皆様、心からありがとうございます
2015年にもこの会場:バッハが勤めていたニコライ教会でシャコンヌを演奏させていただく事が
決まりました。
ぜひバッハの聖地でのシャコンヌ聞きにいらして下さい
吉川先生

音の絆のタイトルを書いて下さった先生ですv(^-^)v
これからの文化についてお話しあいをしようと思います。
世界中で芸術活動をなさっていらっしゃる方なので、色々と教えていただけます。


Android携帯からの投稿