夏のザルツブルグは別天地
夏のバカンス時期になりました
海へ山へと夢は広がりますね
今回はとても素晴らしい別天地のような空間をお知らせします。
モーツアルトの産まれた街ザルツブルグの夏です
アルプスを望む美しい街で夢のような音楽会がひと夏中行われているのです。
この景色を背景に最高の音楽が美しい各会場で演じられるのです
オペラ・オーケストラ・リサイタル・室内楽・現代曲など音楽好きにはたまらないプログラムが毎日繰り広げられているのです。
クラシック音楽は分かりにくくて・・・という方もこのシチュエーションで触れてみたらきっと音楽大ファンになると思いますよ
私、実は今年の8月30日と31日、最終日なのですが、ヴィヴァルディーの四季のソリストに抜擢されたのです
会場はモーツァルトも演奏していたというミラベル宮殿です
ここでは古くはオイストラフ、最近もデームス、スコダ、ペーターラング等巨匠が毎日のように演奏しています。
歴史も長く、最も大きいコンサートシリーズのひとつです。
昨年の夏はここでモーツァルトのヴァイオリンコンチェルトを演奏しました
他にもこの前後の日にちで見どころ聞きどころはいっぱい
8月25日はオペラ「ナブツコ」
29日マゼール指揮ウィーンフィルでリヒャルト・シュトラウス
31日にはシャイー指揮ライプツィヒゲヴァントハウスがマーラーのNO9を演奏(バッハフェストの時も演奏日が私とかぶっていた気がするけど・・・)
マーラーがお好きな方はこちらのコンサートにどうぞ。
ヴィヴァルディーがお好きな方は我がコンサートにお出で下さい。(ネットでチケット買えます33ユーロです)演奏終了後にお声をかけてくれたら嬉しいな、と思います
キーシンも8月7日に演奏するみたいですよ。
新曲が多いのもこの地の特色。
8月24日にはロンドン在住の日本人作曲家藤倉大さん(すごい人気です)の曲も演奏されます。
藤倉さんの曲は和声の立体感とか次元を超えた美が自然に心に融け入って、私は大好きなので早目にザルツに行けたら聞きに行きたいなと思っています。
音楽だけじゃなくてこの街にバカンスに来る人たちを見るだけでも面白いです。
有名人がズラリと来るのです。
各国の大統領だったリ王女だったリ人気タレントだったリ・・・ そういえばミスタービーンが来ていたのを見た、という人がいました。
コンサートの会場入り口に大型車が横付けされると、皆一斉にカメラを構えて「誰が下りてくるんだろう?」と押し合いになる、なんていう光景もここならではの事。
オペラの会場はオートクチュールの品評会のような日もあります。
オペラの会場のロビーはいつも華やか
昼間はエーデルワイスの咲くアルプス散策「エーデルワイス、エーデルワイス・・・」 「ドはドーナツのド」 とサウンドオブミュージックの世界
それからミラベル宮殿のお庭もロマンティックです
ミラベル宮殿のはす向かいのパン屋さんのサンドイッチを買って(私はパンとハムと別々に買うのが
好きですが、近くのお肉屋さんのがおいしいんです)ここの奥のベンチでお昼を食べるのが定番です
日ごろお忙しい皆さま、こんな世界でゆっくりして日頃のお疲れを取って下さいませ