音楽と脳
音楽と脳は様々な形で関係しているようです。
脳の研究は最近大きく進歩し、いろいろなことが分かってきましたが、音楽が大きな役割を持っているという事は様々な形で立証され始めています。
芸術全般にも大きな関わりがあるようです。
昨年知り合って以来私が大きく影響を受け続ける脳科学者の塚田稔先生は脳科学者であり、画家でもあるという珍しい方です。
塚田先生が書かれた「芸術脳の科学」は科学者として、そして芸術家:画家としてのお立場から書かれた珍しい本です。
音楽がお好きな方、音楽家になろうとしている方、又お子様を音楽家にしよう、とお考えの方はぜひご一読をお勧めいたします。
「芸術家と鑑賞者とのコミュニケーション」 「右脳と左脳のコミュニケーション」など興味深い事柄が理解できます。
私も大きくこの本から影響を受けつつあります。
画像から得る刺激で生まれる新しいアート
JAUME PLENSA(ジャウメ・プレンサ)の彫刻に出会いました。
スペインを代表する国際的アーティストでパリ国立オペラ公演バルトーク「青ひげ公の城」は新しい幻想的なバルトークで話題になったようです。
見ているうちにバッハが作曲したスペインの舞曲「サラバンデ」をこの印象に合わせて見たくなり、思わず彫刻の傍らで演奏してしまいました。
私の定番の弾き方とはかなり違ったと思います。
自然に弓が強く吸い付くところが出てきて、その後す~ッと光に誘われて弓が浮くのです。
「伝統的な中から生まれた新しい藝術」と立ち会った方たちはおっしゃってくださいました。
近々ユーチューブアップします。お聞きになってくださいね。
11月には長谷川章さんのデジタル掛け軸との出会い の演奏を試みます。
バッハも演奏の場所によってマタイ受難曲、ロ短調ミサ、G線上のアリアなど発想を新しく作曲したと聞きます。
アーティストにインスピレーションを与えてくれるものは無限にあると思います。
演奏法も無限にあります。
世界タコくらべ
世界にはいろいろな味のタコがいるって最近気付きました。
マヨルカのタコ、ギリシャのアエギナ島のタコは有名なだけあって確かにおいしかったです。
ここで日本のタコに懐かしみを覚えて日本に帰国したときさっそく買いに行きました。
私の日本の家の近く、荻窪に有名な大きなお魚屋さんが2件あるのです。
荻窪タウンセブンというビルの中の「東信水産」と「魚耕」さんです。
何種類ものタコが買えます。
その中で目についたのが明石のタコ
タコといえば明石、名門ですよね。
さっそく買い物かごへ。
隣にさぬきダコがありました。
近い海ですよね。
気になるのでこれも買い物かごへ
すばらしいディナーになりました(*^▽^*)
明石のタコはしっかりとした旨味があり、たこだこしい典型的なタコの味でした。エリートです最高です
次にさぬきのタコを口に入れると・・・・・・
なんかホンワリとやわらかい繊細な香りが口中に広がりました
関西の海のお上品な柔らかな広がり・・・
これがまたなんとも和の安らぎの味
さすがに杉並の築地と言われるだけあって最高の味対決ができました。
「どちらがおいしいか?」 ですか?
どちらもなんとも
実はその何日か後、香川県の丸亀に行く機会がありました。
さぬきのタコが好き、と地元にお住まいの方に言ったら、「それならここへ」と海辺に連れて行って下さいました。
りょうしのおばちゃんが発泡スチロールの箱を開けて見せてくれたら、なんと!さっきまで海で泳いでいたタコが詰められたところでした。
さっそく分けてもらいその日のうちに食したその感動
世界一!!
いぼの立ち上がりのエッジの利き方、香りのよさ!
こんなのは地中海にもエーゲ海にもいませんよ
最後にタコ焼きの味に到達したのも、やはり日本のすごさですね。
世界で大ヒットすると思います
ヨーロッパで珍しいもの
日本ではおなじみのものでもヨーロッパの方々には珍しいというものがたくさんあります。
せっかくの交流なので、日本のものをたくさん海外の方に知っていただきたいといろいろご紹介しています。
先日スロバキアの国立放送管弦楽団の首席指揮者マリオ・コシックさんが日本にいらしたのでいっしょにお食事に行きました。
彼は私がヨーロッパで共演した時など、あちらの珍しいものをいろいろと教えてくれます。
今回はまだウニを召し上がったことがないというのでウニにトライしていただきました。
「とてもおいしい、初めての味と香りがとても魅力的」
との感想を頂きました。
食べ物だけじゃないんです。
音楽にも日本の私たちがまだ知らない曲ですばらしい作品がたくさんあります。
又日本にまだ来たことがない素晴らしい演奏家がたくさんいらっしゃいます。
「私たちは音楽の幅広いご紹介もしていきたいですね」と話し合いました。
すべての人に聞いてほしい〝音楽〟
日本は音楽会にいらっしゃるお客様の数が他の国に比べてすごく少ないです。
音楽が嫌いな国とは思いにくいです。

タコくらべ
演奏会で旅の多い生活をしていると、ついその土地の食べ物に目が行ってしまいます。
観光や山歩きなども好きなのですが、現地についてリハーサルや打ち合わせ、取材などがたてこみ長時間の自由時間がありません。
本番前ですのであまり体力を使ってしまうわけにもいかないし・・・
それで食事時間を堪能するしかない、ということになってしまうのです。

ワニもバッハがお好き‼?
川の中でじっとしていて一見無表情なワニも音楽に反応していたのです
それもバッハのような深い音楽の方が強い反応が出るそうです。
これは私のドイツの家の近くにあるルール大学での研究により立証されたもので論文も4月25日に発表され話題となっています。
反応とはどんな反応なのか?ワニの反応? と思いますよね。
これは高性能なMRIを使ってワニの脳をうつし、いろいろな音を聞かせて脳の変化を測るという方法を取っており、脳の活性化に著しい変化がみられた、ということです。
簡単なメロディー等にも反応はありますが、深い音楽になると脳に大きな活性化が認められたそうです。