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3日目・2

列車の遅れが響いてスケジュールがチョロチョロ変更になってますが、どんどんハードになってきているのは間違いありません。夕方に一旦ホテルに戻ったのは休憩ではなく、リキシャーに乗るからです。
リキシャーに乗ってガンジス河のガート(沐浴場)で行われる祈祷を見に行くという流れ。

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今回用意されたリキシャー。ホテル前にズラリと待機して待ってくれてました。

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いざ街へ!頑張れ運転手さんっ!

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乗り心地は思うほど悪くないものの、タイヤが薄くて固いのか振動は結構モロにきます。道も悪いので足下の金属の棒みたいなのに足を乗せて「ふんばってろ」と運転手さん。流石に手ブレ防止機能も効きません。

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リキシャーも途中までしか入れないので下車。もう迷子になったら泣きそうではすみませんね。自力でリキシャーと交渉して何とかホテルに戻るしかありませんよ。広島で考えるとフラワー・フェスティバルをもっと広い範囲で毎日やっているという感じの場所です。聖地ですから。
こんな人ごみでもバイクならおかまい無しに突っ込んできます。ご注意を。

3日目・1

揺れる揺れる寝台列車.....おはようございます....寝不足っす。
朝一番はまず車内の除菌チームの登場。床に何か液体をばらまいてまわってます。強烈な臭いっ!荷物を置いてあってもおかまいなしっ!朝っぱらから何しやがるっ!爽やかな朝とはいかないものですねぇ.....

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車窓から。ガラス窓も傷だらけで黄ばんで割れてて、車窓からの景色をお楽しみ下さいって感じではありません。ひどいのは2重ガラスの隙間に雨水が溜まって、窓の半分くらいで水面がユラユラ揺れてます。じっとみてると......列車酔いとあいまって吐けますよ(笑)。

さてデリーからベナレスへやって参りました。列車は2~3時間と大幅に遅れて15時間近く乗ってましたがインドですから。ノー・プロブレムです。着いたから。ホテルで朝食の予定は吹っ飛んで、急遽のお弁当的車中食で遅い朝食。

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ホームに降りるとやはり既に灼熱。だってもうお昼前だもの。大きな荷物は現地のポーターさん達におまかせ。しかし日本のガイドさんは結構これを嫌がって自分で運ばせたりします。遅いのと間違うのと無くなるのと.....今日まででツアー客の1個が既に紛失してますし.....

そのままバスに乗り込んでホテルへ。すぐ昼食。さっき朝食食べたのに、よく食べさせるツアーです。列車の遅れで午前中の観光予定は少し飛びまして、母が少し楽しみにしていたムルカンダ・クティ寺院(日本人絵師の描いた壁画がある事で有名)がカット。残念。

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ホテルの昼食をすませるとすぐにバス移動。サルナート市内の遺跡公園へ。やはり日本人なら仏教、お釈迦様ですかね。
鹿が多く居たので鹿野苑とも呼ばれるこの辺りはお釈迦様が悟りを開かれた後に初めて説法を行った場所だとか、何人かの修行僧が出迎えて説法を聞き、「仏教」という教団がまさに発生した地でありますね。静かで(物売りさんたちは別、団体ツアーだと必ず何人も同行して下さいますよ)落ち着いた公園になってますねぇ。

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そこにそびえるのがダメーク・ストゥーパ。ストゥーパは卒塔婆の語源になっているとか、要するにこの塔は仏舎利塔な訳です。大きい。

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本当にどこにでも居ますねあなた.....

園内の考古学博物館も拝見し、生地屋さんでツアーショッピング。ここでは生地を選んでサリーを仕立てられます。夕方の注文で夜にはホテルに届けてくれるというスピーディーなこと。母は仕立ててましたが、流石にツアー中に着る勇気は無かったみたい.....って、日本に帰ってから着る方が勇気いる気がするぅ~~~......ま、いいか。これで一旦ホテルに戻ります。いよいよガンジス河です。

2日目・5

夕食後、まだまだバスに揺られて駅に到着。デリーの駅は当たり前の様に人々でごったがえしてます。
通路も階段もホームも人や犬であふれてて、その多くが寝たりしてるので踏まずに歩くのが難しいっす。これだけ人が居ればもうすごい熱気ですわ。
駅の物乞いさんは、子供達がチーム?を組んで連携して動いている感じのが多い気がしましたね。

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何とかホームにまで到着し、我々が乗る列車を待つだけ。インドで交通機関の時刻を語ってもしょうがないのですが、ラッキーにもそんなに待たずに列車は到着。早速2等車両へ乗り込みます。

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中はすし詰め。なるほど個人のスペースは狭いベット1つ。これが2段になっててカーテンで仕切るだけ。床に荷物も置けないので欲張ってケースを持ち込んでも開ける事もままならないでしょう。御年配の多いこのツアー、結構皆様参ってましたねぇ。
しかも明方近くにはインドの軍関係者が乗り込んで来て、あるスペースをおかまい無しに強制占拠。ツアー客の何人か移動させられたりしてました.....どこまでもおとなしくない国ですなぁ。

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さてっ!そんな騒ぎの話を聞くまで知らなかった我々親子。ラッキーにも程がある。振り分けられた番号がちょうど1等車両との連結脇で、上下2段のみのフリースペースっ!相手が居ないので床面積が広ぉ~い。しかもベットじゃなくてスペースごとカーテンで仕切るので、唯一「個室」的なのだっ!ドンドンパフパフッ!皆様には申し訳ないけど、ここはのんびりできました。が、まぁ、ベットの固さ、寒さ、寝にくいのは皆様と同じね。うん。

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列車のトイレも随分奇麗。

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吸う所が無いので....こんな時はやはりトイレで隠れて一服ですねぇ。はい。

やっと2日目終了。おやすみなさい......って、列車の揺れが凄くて、どこかで停車した瞬間に寝入らないと寝付けないっす。

2日目・4

昼食後に向かいますのは世界遺産「フマユーン廟」、廟とはまぁお墓的なもの。ムガル皇帝フマユーンのお墓ですね。お墓を建てた王妃様がペルシャ出身なのでペルシャ人による設計で、イラン・イスラム建築の様式になってます。赤砂岩に白大理石のコントラストはインドの空気にドンピシャでハマってて美しかったです。
はて、何かに似てない?.....って、そう、タージ・マハル。フマユーン廟が先に建てられて、タージ・マハルに影響を与えてます。はい。

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続いても世界遺産「クトゥブ・ミナール」、イスラム系のクトゥブッディーン・アイバクが1200年ころに北インドを征服。その勝利の記念碑的に建てたミナール。ミナール(ミナレット)とはイスラム教のモスクにある祈りの時を知らせる尖塔の事。
高さ72.5mで世界で最も高く、過去に地震や落雷で先端が崩れて修復したりする以前の当時は100mほどあったらしいです。
以前は誰でも先端部まで登れたのですが、事故や自殺者もあり、現在は立ち入り禁止です。

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その少し北にある作りかけの「アライ・ミナール」、自分もと作り始めたものの財政難でここまで。残念。完成していればクトゥブ・ミナールを超えるらしいのだが.....

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さて世界遺産を回った後はレストランで夕食。今夜は.....何と中華料理っ!そうきたかっ!.....と、過度な期待はさておき、インドと中華のミックス料理的な感じかなぁ、ここは日本料理も出ますよ?どんなのかしらねぇ......日本人ツアーをこの店に引き連れて来て日本食のコースをチョイスしない現地ガイドさんからして出される料理のイメージが湧きますねぇ、遊びでも日本酒頼んでみようとは思わない。レストランの名前は忘れたけど「富士なんとか」でした。

いつもの様に外に出て一服。日の落ちた野外でベンチに座ってると気持ちいい。日本の夏もこんなならねぇ~.....あ、隣の店はインドには珍しい?バーじゃないかっ!私はそっちの方が良かったかも。
ここの物売りさんはポスターよりも大きなインド地図.....さすがに誰も買ってなかったなぁ......ゴミ拾い兼物乞いの小さい男の子達がタバコをせがむ。吸うのか?売るのか?親にか?.....ふぅ~む....あげないけどね。

2日目・3

ようやく来たツアーバスに乗り込んで、次はラージ・ガートへ向かいます。ここは建国の父と称されるマハトマ・ガンジーが暗殺の後に荼毘に付された場所で、記念碑として黒大理石が設置されております。遺灰はヒンドゥー教の習慣で河に流されたものの、記念的な場所として今も多くの人々がお参りに訪れています.......って、そうでしょうそうでしょう。すごい人手だったもの。ちなみにルピー紙幣にもマハトマ・ガンジー様です。

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しかし、ここは我々はお参りするわけでもなく、遠目から眺めるだけ。入り口から相当な距離をごったがえす人ごみの中を炎天下を歩いて来たのに?トイレ休憩のついで的扱いか.....こんな事やるから時間に追われるツアーになるのではなかろうか......

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インドの学校の子供達もお参りだろうか。インド人はとにかく写真とか好きみたい。写真を撮ってあげて、デジカメの液晶で見せてあげると大喜び。人とも一緒に撮りたがる。私もここで何故かインド人の男達に囲まれて写真を一緒に撮られたもの。そういう系ではなく、男性は男性と、女性は女性と撮りたがるものらしい。家族と一緒とかは別にして、宗教的に男性が女性に撮影を求めるのは基本よろしくない。女性は肌を隠し、9割以上がお見合い結婚なのだ。

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炎天下を歩き回っただけで再びバスへ。これまたそこの駐車場から出るだけで大騒ぎ。どっちが正しいのか知らないけど観光大型バスの列が細い道で正面からにらみ合う.....にっちもさっちも。何とか道に出てもとにかく込み合っててなかなか進みませんねぇ。と、いくら画像を付けても伝わらないと思います。これに音を付けないと....鳴り止まないクラクションやら何やらの喧噪....あと気温、臭い....のぼせます。
今デリーはインフラ整備中で大型の工事が多く、仕事も多く、当然人も増えており、ま、どちらを向いても混んでます。はい。

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ようやく到着したのはラクシュミーナラヤン寺院。ここはニューデリーの繁華街にありますヒンドゥー教の寺院。ビルラー財団によって建設されたので「ビルラー寺院」とも呼ばれるとか。ナーラーヤナ(ビシュヌ)やラクシュミーなどを中心にヒンドゥー教の多くの神々が祀られてました。大理石と赤砂岩で美しいですねぇ。
ここは靴は脱いで、カメラも携帯電話も持ち込み不可です。そう、インドの多くの観光施設では入り口で持ち物検査などけっこう厳しくやってます。

この外でヘビ使いさんも生で見ました。写真を撮影するならいくらか払ってあげて下さい。マナーです。急ぎ移動中だったので写真も撮れてない私。慌ただしいわ。

そうして街のレストランで昼食。タンドリー料理を頂きます。インドで何料理と言われても私には全て香辛料の何かです。美味しいですけどね。ここでもビールを注文。インドでの初ビールはキング・フィッシャー。ビール大瓶1本で250ルピー。約500円でやっぱり高い。でもこれ美味しい。そもそもインド人は宗教的にあまりお酒を飲む習慣は無いらしい。当然牛や豚の肉を食べる習慣も。レストラン内は禁煙なので外に出て一服。貴重なマッチも既に無くなってしまってたのですが、ツアー客の一人が路地裏で買ってきてたのを頂いたっす。ただ外でタバコ吸ってると、物売りと物乞いに囲まれつつなので落ち着きはしないけどねぇ.....何だそのパタパタ動くプラスティック製のおもちゃは....「センエン、アトデ?」....トホホ。