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チョコキャラ・05

さてここから少し楽しいのか難しいだけなのか微妙な作業。パティシエ修行しなきゃかも。

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ポリエステル樹脂にタルク粉を混ぜてペースト状にしたものを、ヘラでベースの表面にならして行きます。何かそのままの作業ですね....もう結構美味しそうです....

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続いて本当にそのままの道具を用いてデコレーションをば。
同じくポリエステル樹脂を使いますが、タルクでは自重でつぶれてこの「フワッ」とした感じを出すのが難しい....ので、このデコレーション用には「エロジール」という怪しい感じの名前の粉を使います。タルクより全然軽い粉なのでポリエステル樹脂に混ぜてもフワっと感が出せますね。
雰囲気を見たかったので樹脂に調色したチョコ色を混ぜてみました。これに使ったのは今回はウレタン塗料です。

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とりあえず先行していくつか完成まで仕上げてみようと思ってますので塗装に突入!
こうなると表面のテクスチャーが大事なのであまりペーパーでゴシゴシすりたくありません。ので、前に書きましたホームセンターでも売ってるスプレーのミッチャクロンなどを下地として塗っておいて、ラッカーで調色して吹き付け塗装です。
おおう。良い色ですねぇ~(自画自賛)....しみじみ....これはビターな色調です。あとミルクチョコやホワイトチョコなどバリエーションで作ろうと思てますが....ビターが好きだな....甘党じゃないからかな....
以前「焦げ茶色ってどう作るんでしたっけ?」って質問された事があったなぁ~....黄色、赤色、黒色を混ぜてみて下さい....比率はお好みで....しみじみ....

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とりあえず2~3個の新作を塗装中です。これにクリアー塗料で塗膜強度の確保やツヤの調整を行ったり、アクセントで小物を付けたり....色々合体接着したり....フェルトなどを底面などにクッションとして貼ったり....まだまだ先は長いのですが、今のところ諸々良い感じで進んでます。

最近チョコやケーキの資料画像をあさっているのですが、いやはやデコレーションは奇麗で見事ですねぇ~~、本物のチョコケーキの方が失敗は許されない?気がするので素晴らしい。
こっちは....失敗したり何か気に入らないと、樹脂が硬化する前にアセトン(シンナーみたいなものね)で洗っちゃえばやり直しは出来るのですが....にしてもこっちは食品ではなく扱いにくい体に悪い有機溶剤まみれなので道具の洗浄もイチイチ簡単ではないのですが....ん~、パティシエ修行するか?....トホホ。

チョコキャラ・04

今度は赤ちゃん天使キャラの続きです。
交互になって読みにくい?........まぁまぁ、同時進行だからしょうがなかろうもん。

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前回の続きでパーツ接着した際にはみだした接着剤をカッターナイフなどで除去。

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そしたらパテパテ。ひたすらパテっす。
このキャラを複製した当時は何年か前の夏で大急ぎだったので丁寧にも出来てないし....って言うか、ウレタン樹脂キャストは細かい気泡が出ます。脱泡剤やら使うとどうなんでしょう?....多分減るとは思いますが出る物は出る。真空脱泡機やら....使った事ないから知らない....高いもん。
私は何も考えずに気泡もバリも段差も「どうせある」として、すり込む様に全体にパテしてしまいます。パテはポリパテ。いわゆるポリパテェ~?板金パテェ~?バンパーパテェ~?.....なんでも良いです。ポリエステル系のパテって事です。使い勝手などお好みで....

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サンドペーパー(240~320番)、スポンジペーパー(ファイン)、小さい金ヤスリ、カッターナイフなどでひたすら細かいサンディング。これが大変。
大変ですが画像の通り細かい気泡は結構あります。ここで丁寧にやっとかないと、いざ塗装の最中に最悪泡を吹いた様になってしまって見苦しい事になります。はい。

キャラの底に3ミリ程度の穴を開けて棒を差し込んで浮かせます。これで塗装仕上げまでキャラに触らずに一気に出来ますからねぇ。これにバインダー~ラッカープラサフを塗装....。

塗装は本来はまずプライマー(塗装する相手の素材....今回はウレタン樹脂ね....と、塗装に使う塗料とを密着させる為の下地剤)を塗り、次にサフェイサー(表面の細かい傷を埋めたりして塗装する面を滑らかにしたり、上塗りする塗料の発色性を高めたりする下地剤)を塗り、上塗り(カラー塗装)、クリア(ツヤの調整や塗膜の強度や耐光性の確保など)仕上げ....となる訳です。

最近ではプライマーとサフェイサーの能力を併せ持つ「プラサフ」が主流....リンスインシャンプーみたいなものか?....これで屋内の模型などなら充分な下地なのですが、また最近はバインダーなども人気。塗装する素材が金属だったりプラだったり石だったり木だったりで多種多様なプライマーをいちいち選ぶ必要があるのですが、特に金属やプラ素材において万能とは言わないものの幅広く強力な密着力を確保しているらしい。

しかしそれとは別にサフェイサーは白やグレーの単色で「とりあえず」塗装すると気泡や傷の程度が目視しやすくなり、仕上げのパテ作業に重宝する役割もあるので....私は最近は小さい制作物ならホームセンターなどでのスプレーのバインダーやミッチャクロンなどを1回目の全体パテをサンディングした後に軽く塗装しておいて、ラッカー系プラサフを塗装。やりすぎだと思うもののなんとなく....ややこしい?

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その状態がこれ。
8割以上の気泡は埋まりましたが、まだ少し残っているのが目視で確認出来ます。これから更にパテ盛り~サンディング~プラサフ塗装で確認を「自分が納得行くまで」繰り返して参ります。イチイチ硬化や乾燥待ちの時間が発生するので冬場は特にイライラしますけどねぇ~~....焦らない焦らない.....

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で、塗装の下準備まで完了っ!今回はラッカープラサフで。

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ちなみにこのキャラは羽パーツもあって、付ければ天使キャラになります。はい。付けなければ赤ちゃんキャラです。はい。
後は塗装なのでとりあえずキャラはここまで!

チョコキャラ・03

小物入れベースの続きです。

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先日シリコンを流しておいたので、固まったシリコンを取り出し、中の原型も取り外します。
オッケー。簡単な形状なので当然ながら完璧です。

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早速、シリコン型に、まず少しだけウレタン樹脂(キャスト)を流し込みます。小物入れベースの「底」の厚みぶんだけ。

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硬化が進んで完全硬化するまでの間にひと工夫。今回は....市販の缶スプレーのフタを利用。離型剤も不要(キャストが引っ付かない素材なので)だし良いサイズなので。重りでパチンコ玉....なるべく真ん中を狙って置くだけですけどね。

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続いて更にキャストをシリコン型のフチいっぱいまで流し込みます。はい。

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完全硬化したら缶スプレーのフタを取り出します。柔らかいのでつまむとすぐキャストとの間に隙間が出来るので、コンプレッサーがあれば先の細いエアーダスターでその隙間にプシュってエアーを入れるとすぐ浮かんできます。抜けやすい形状ではないのでエアーがないとこの方法は取り出すのに少し苦労するかも。
しかしこれで内側に小物入れスペースのあるベースが簡単に出来ます。

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形を整えつつ全体をサンディングすればベースの完成。これにフタを乗せてキャラを乗せてテクスチャー(表面の質感)やデコレーションして遊びます。うん。ここまで良い感じです。

ベースのフタパーツ?....これはとある塗料用の作業容器の底を利用したりしているだけなので....手抜きかっ!って思われるのもアレなんで....割愛っ!手抜きじゃないっす。発見っす.....トホホ。

チョコキャラ・02

上に乗るキャラも色々と同時進行中。今は今までに複製しておいた物を仕上げているので、原型制作~シリコン型取~ウレタン樹脂(キャスト)での注型複製とかは割愛。また新作でも作る際にあらためて。

今回は赤ちゃん天使キャラでの制作過程を....

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この状態がシリコン型から複製した状態。いわゆるガレージキット状態っすね。
バリをカッターナイフやサンドペーパーである程度落とします。私はこの状態で全体を軽くサンディングしておきます。目の粗さは240番とか。

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パーツの接着合体。
今イチ「コレだっ!」っていう接着剤はまだ出会ってないものの、今回は2液混合性のエポキシ接着剤を使用。更に強度を高める為に各パーツ同士に1.2mm程度の針金を仕込みます。エポキシ接着剤は5分硬化の速乾タイプや30分硬化やら色々ありますが、5分タイプは作業は早いものの手間取ると途中で硬化が始まってイラッとするので今回は30分タイプ。急いでないし。顔や足の角度もここでキメます。はい。

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接着完了。はみ出した接着剤は硬化した後にカッターなどで削り取ります。
その後パテ作業に進みます....なんでも結構手間がかかるのだって事が少しでも伝われば....トホホ。

チョコキャラ・01

さて今はオリジナルフィギュア達を使いましての新作を試作制作中です。
オリジナルなので制作過程などマメに画像も用意出来ればと....作業してるとつい撮影するの忘れちゃうんですけどねぇ~~。

過去にスウィーツシリーズを少し作ったのですが、ケーキやチョコ風に仕上げてキャラを乗せて、更に小物入れになるというそのシリーズ。今回は来年のバレンタインシーズンに向けて?チョコシリーズで「出来るだけ色々作りためておこうっ!」と言うものです。一応そのままギャラリーでの個展を予定しているものの、何はともあれ数を....新作も....作らねば....ふぃ~。
チョコレートなこいつに例えばアクセサリーでも入れてプレゼントとか....可愛く遊べる1品を目指しているのです(笑)。

時間のある時に一気に作業しようと思ってますので、順次制作過程を掲載して参りますね。

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以前制作したものは小物入れとしてはあまりにスペースが狭く薄かったので新たに試作。
上のフタにチョコキャラが乗り、下パーツの内側に穴スペースを加工して小物入れになります。
フチにデコレーションしたりして、色々遊びたいものです。
ポリエステル樹脂にタルクなどを混ぜて粘りを増した物をヘラで盛りつける....そのままの作業なのでそのままの雰囲気に仕上がりますが....この試作はちょっとやりすぎ?

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ベースになる形を硬質ウレタン材を削り出して作り、ザラザラした表面は何か塗ったりして抑えます。
今回これは表面は後からデコレーションするので奇麗に仕上げる必要はないし....これで直径で10cmくらいでしょうか?

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シリコン型取りの準備。壁は何かの芯だった紙管を利用してガムテープを貼っただけ。隙間に油粘土を詰めて....

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で、今日シリコンを流しておきました。明日にはウレタン樹脂(キャスト)での複製も出来ますね。

バレンタインならハート形のベースとか?も作ろうかしら。いかんせん私は甘党では全くないのでイメージに苦戦します。何かアイデアがありましたら.....色々反映させて頂こうかなと思います。はい。