ヴェーダの国・インド旅行記〜マンジャクッディ④〜 | Studio Liber〜穏やかで自由な日々〜

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千葉県市川市にあるアットホームなヨガ教室Studio Liberのブログです。

こんにちは!スタジオリベルです。

 

インド旅行記、第5回目!

▶︎1回目「プロローグ」

▶︎2回目「マンジャクッディ①」

▶︎3回目「マンジャクッディ②」

▶︎4回目「マンジャクッディ③」

 

皆さんに今までご紹介してきた通り

 

マンジャクッディという町はインドとか国を通り越した

 

スペシャル感を感じていました

 

「あー・・私を運んでくださってありがとうございます」

 

と空を見ながら何度も思いました

 

 

私に用意されている環境や周りの方々への感謝が

 

自然と溢れてきます

 

 

私たちがキャンプ中にお世話になっていた

 

アーナンダくん(23歳)

(アーナンダはサンスクリット語で「満ち足りている」という意味)

 

 

アーナンダくんは生まれた時に

 

プージャスワミジに抱っこされ、名付けてもらったそうです

 

私にとって彼そのものが学びでした

 

 

彼は全てに神を見ています

 

植物にも、動物にも、私たちだけでなく全ての人に対しても

 

そして常に相手を理解しようとしているので

 

とっても物知りです

 

 

彼は私たちに沢山の優しさを与えてくれましたが

 

彼にとってそれは当たり前

 

やっている感は全く感じさせません

 

 

何より優しさで溢れている彼自身が

 

とても楽しそうで嬉しそうでした

 

 

まさしく、「アーナンダ」という言葉の意味を体現している人

 

 

後々聞いた話ですが

 

アーナンダくんは体が弱いお母さんのお世話をしながら

 

私たちのお世話をしてくれていたということ

 

決して裕福な家庭ではないこと

 

 

 

私は御礼として自然とお金を渡したい気持ちになりました

 

偽善ではなく

 

感謝の気持ちを表すベストな方法(道具)がお金だと素直に思ったからです

 

 

 

 

私たちが勉強しているYOGAの伝統的な学びでは

 

先生への御礼の金額が特に決まっているわけでもなく

 

ダクシナ制が基本です

 

極端にいうと、いくらでも良いわけです

 

 

私は6年前この勉強に出会った時に

 

どうしたら良いのかわからなかったのがこのダクシナ制

 

 

「大体相場はいくらなの?」とか

 

「みんなどれくらい支払っているの?」とか

 

そんなことばかり気にしていました

 

 

でも学んでいく中で、ダクシナ制の本来の意味合いが少しずつ理解できてきました

 

 

ダクシナは、「自分の気持ちを汲み上げる練習」「気持ちを表す練習」なのかも、、、と

 

 

先生は、もちろんどんな金額であろうとも、

 

汲み上げた思いをプラサーダとして受け取ってくださいます

 

 

 

「与える」と「受け取る」の儀式なんだと思います

 

 

 

***

 

「与えることによって、与えられないことを超えなさい」

 

思いやりは、アーナンダの直接の現れです

思いやりは、あなたが培わなければならないただひとつの資質です

なぜなら、それはあなたの本質、満ち足りている、満足している

アーナンダに他ならないからです

 

もし、あなたが思いやりを持っていないと思うのなら、持っているふりをして、

思いやりを育てなさい

 

ヴェーダもそれについて述べています

Danena adanam tara.(与えることによって、与えられないことを超えなさい)

 

与える側にいる人は恵まれています

いつであれ、与える側にいるという機会を得たときは、その機会を捕まえなさい

与えることによって、与えられないことを超えなさい

 

スワミ ダヤーナンダ

 

***

 

彼を通して

 

プージャスワミジ(スワミダヤーナンダジ)のお言葉がストンと落ちました

 

与える、受け取る=生かし、生かされる

 

ということ

 

私たちが持っている優しさや思いやりを汲み上げる練習


そして受け取る練習を


今できる範囲で

 

沢山して行きたいですね

 

 

続く、、、

 

 

om,santih,santih,santih🙏