老健介護士になったアラサー中卒ひきこもり(10年目) -16ページ目

老健介護士になったアラサー中卒ひきこもり(10年目)

いじめ、高校中退、ひきこもり等を経験し介護士になりました。私の経験が誰かの役に立てばと思いブログをしております。

この記事を読んで頂きありがとうございます照れ



これは介護老人保健施設(老健)で働く現役介護士が、実際に施設を利用しないと分からないルールや決まり事をご紹介するシリーズです。


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夜の人員体制はどうなってるの?

夜も利用者様の安全を守り、要望に応えるため、全力で働いています。
ただ日中に比べてサービスが行き届かない瞬間が多いです。

老健の夜勤の人員配置の基準をざっくり言うと、利用者様が二十名に対して一人。
※厳密に言うと少し違いますが、分かりやすさを重視してこの記事では説明を省略します

前に働いていた施設は、利用者様が三十名ちょっと居られました。でも四十名に達していなかったので、朝の最も忙しい時間帯以外は一人で夜勤をしていました。

もっとも、四十名以上の利用者様が居られた施設だと夜勤は二人でしたが、休憩出し等の関係で一人で働く時間が二人合わせて五時間くらいあり、実質一人みたいなものです。


よく、老健=看護師も夜勤で必ず働く、と思われがちです。
これは勘違いで、夜勤には介護士しかおらず、何かあった時に電話で指示を仰ぐ。そんな施設もあります。

夜勤の三大業務は
・オムツ交換等の排泄介助
・定期的な見回り
・ナースコール対応
です。

後は利用者様の様子に関する記録をつける、掃除をする、利用者様の寝る姿勢を変える(体位変換)。
これが主な業務でしょうか。

大体の利用者様は寝られています。
しかし、職員の数が少ないので転倒や転落といった介護事故が一番防ぎにくいのも夜。

人員面の理由だけでなく、他の理由でも事故リスクが上がります。

眠気やら薬の影響やらでフラフラになる人、日中は穏やかなのに夜間は攻撃的になる人、オカルト的な意味でなく幻覚が視える人(幻視)……。
夜ならではの利用者様の変化に比例して上がるリスク。
認知症による症状は夜に出やすいです。

最近は利用者様が起きたら鳴るセンサーがあったりもしますし、昔からある物で言えばセンサー付きのマットや、赤外線センサー等もあり、利用者様が転ける前に動けるようになっています。

確かに最新のセンサー&電子カルテの導入によって、昔に比べると夜勤は楽になりました。
まあ楽になったと言っても、10の忙しさが9になった程度で、未だに職員が足りない場面が頻発します。


道具は揃っていても、不思議なことに利用者様が動くタイミングが重なる事が多く、一人で対応しきれずに事故が起こる。なんてことも珍しくありません。

「今日は平和だな。」と口に出したら終わりで、そこから事故が多発してしまう。
これは病院だけでなく、介護施設でも有名なジンクスです。

暇な時は短めの小説なら読み切れるくらいに暇。
忙しい時は人が二人必要なくらい忙しい。
それが夜勤です。

時間がある日の夜勤だと、利用者様とゆっくり二人で話せるので、私は夜勤が結構好きです。


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髪はどこで切るの?

散髪、ヘアカットは私が今まで出会った利用者様の内、九割以上が訪問理美容でされています。

訪問理美容とは理容師さん、美容師さんが施設に来て、ヘアカットをしてくれる。というものです。
カットだけでなく、カラーやパーマ等もメニューにあり、それぞれ別途料金がかかります。


ちなみに施設だけでなく、要支援、要介護認定を受けた方であれば在宅でも利用できます。

この訪問理美容が来る頻度は一ヶ月に一回。
カットするタイミングは、利用者様本人の希望、ご家族の要望、定期にする等、人によって違います。

ヘアカットの日になると、カットが終わった利用者様と職員の間で
「〇〇さん、もっと男前/美人になりましたね。」
「嬉しいわぁ。」
こういう会話が交わされるのは、介護施設あるあるです。


訪問理美容を利用しない一割の方はどうしてるかというと、
➀行きつけの店でカットする
➁ご家族がカットする
このどちらかです。

ただ、➀はコロナ禍の時に始まった感染拡大防止策の影響で、外出が出来にくくなったこともあり、やむなく訪問理美容に切り替えた利用者様も多くおられました。
一部施設では未だに外出制限が続いています。

➁の方もコロナ禍の影響で面会制限が厳しかった時は、訪問理美容に切り替えておられたものの、今はご家族がカットされています。
以前、ご家族が散髪していたら手が滑って利用者様の耳を切ってしまった。なんてこともあったので、カットする前は声をかけて頂けるとありがたいです。

例外中の例外として「入所してからずっと髪を切っていない」方もおられます。


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お風呂は毎日入れるの?

施設での入浴は基本的に一週間に二回。
これは介護保険法で定められている回数が『二回以上』となっているからです。

一週間に二回以上入浴できることを売りにしている施設もあります。逆に言うとそれが売りになるくらい『一週間に二回』というのが施設の常識みたいになっています。

二回以上入浴できる施設は、そのために余程の人員を確保しているのでしょう。


浴槽は様々で、家のような浴槽から座ったまま入れる浴槽、更には寝転んだまま入れる浴槽もあり、幅広いです。
浴室も一人用〜銭湯みたいな多人数用までと様々です。

入浴前は必ず体温、血圧、脈拍を測ります。
結果に異常があれば体を拭くのみ(清拭)に切り替え、利用者様の生命の安全を守ります。
施設での入浴時間を日中にするのも、職員数が多く、病院も開いているという部分が関係しているでしょう。

入浴時間の目安は一人三十分、多いと思われるかもしれません。
これは脱衣場に入ってから出るまでの時間を含むので、湯船に浸かる時間は平均で五分くらいです。
もちろん、利用者様個人に合わせて多少前後します。

シャワーだけで済ませたい利用者様、長湯が好きな利用者様、認知症等の影響で自分の意思を発せない利用者様、その方に合わせた介助を心掛けています。


本来は好きなだけお湯に浸かって頂きたいですが、高齢者は疾患を持っておられる場合が多いので、身体のことを考えると妥当ではないでしょうか。

利用者様の入浴中は必ず一名は職員が付き添います。
これは自立している利用者様でも例外ではなく、溺れることや体調の急変、浴室内での転倒を防ぐためです。

シャンプーやボディソープなどを家から持参されている方もおられます。


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着替えは毎日するの?

何か事情があるは、基本的に週二回しか着替えません。
パジャマへの更衣ではなく、衣服を新しくするという意味での着替えです。

週二回の着替えはお風呂の後に行います。
ただし、利用者様やご家族の希望がある際は、それ以上の頻度で着替える場合や、失禁などが原因で一日何回も着替える場合もあります。

ただし、自分で服を脱いだり着たりできる方も「外に出てないから」とか「洗濯物を増やしたくないから」という理由で、週二回であることが多いです。

また、リハビリパンツやオムツなどの下着は一日一回の交換が推奨されており、どの施設でも出来る限り意識して交換しているはずです。

少し話が逸れますが研修等では、服を着替える時は利用者様に選んで頂くことが良いと習います。実際に働いてみて、私も同意見です。
これは自分の意志で何かを決めること、自己決定が生活の質(QOL)の向上に繋がるとされているためです。

ところが、実際の現場では自立している人か、こだわりがある人以外は職員が決めることがあります。

服の選択にかかる時間は多くても一人五分くらい。
たったの五分でも、利用者様全員が同じことをすると結構時間がかかります。
昔、定員が五十四人のフロアで働いていたので、そこに当てはめると54×5=270。一週間に二回着替えるので270×2=540となり、一週間あたり九時間も服の選択にかかる計算です。

当然、自己決定は重要ですし、介護士として可能な限りその機会を設けるべきだと思っています。
ただ、それよりも重要なもの、排泄や食事などの生きるために必須な活動の介助と、見守りなどの生命の安全を守るための業務をやっていると、他の時間が圧迫されるのが介護施設の現状です。

同様の理由で、日中と夜間のメリハリをつけるため推奨されているパジャマ更衣も「着替えたくない。」「着替えなくても良い。」という利用者様の更衣はやらない場合もあります。
これに関しては、認知症の影響で昼夜逆転している利用者様のケアというケースを除けば、ご本人がやりたくないと言われるなら、無理にやらなくても良いのではないでしょうか。


ちなみに施設から直接、もしくは業者から服をレンタルする、リース服をしている施設もあります。


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洗濯物はどうするの?

利用者様の洗濯物はどうするのか?
老健では大きく分けて三つの方法があります。

施設内で洗濯をする方法です。
洗濯業者に依頼する方法(業者洗濯)。
ご家族が洗濯をする方法(家族洗濯)。

この内、施設内での洗濯はあまり聞きません。
設備が整っている必要もありますし、大人数の利用者様の洗濯をしている余裕がないためです。
残念ながら、近年は業界全体が人手不足で更に余裕がなくなってきてしまいました。



業者洗濯は週に数回(大体二回)、業者が洗濯物を回収に来てまとめて洗ってくれる、というシステムです。
業者を利用する代金は利用者様側が支払います。

家族洗濯と比べるとメリットは、ご家族の手間がかからないことです。
デメリットはお金がかかること、衣服の返却までに数日かかること、衣服の状態をご家族が確認できるタイミングが減ることです。

私のおすすめは家族洗濯です。
定期的に利用者様の顔を見に行くきっかけになりますし、お金もかかりません。

ただし、利用者様によっては失禁などで洗濯物が莫大な量になることもあります。
それにご家庭の状況もあるので、負担が大きい場合は業者洗濯の方が良いです。


イメージとして家族洗濯の方が「しっかり親の面倒を見ている家族」と捉えられがちですが、実際は違います。

お金が勿体ないという理由で家族洗濯をしている人もおられますし、利用者様と全く面会をせずに洗濯物だけ取りに来る。そんな人もおられました。

反対に業者洗濯にしているけど、毎週二、三回は面会に来られるご家族もおられます。

レアケースとして、生活リハビリの一環として利用者様本人が職員の見守りの下で洗濯することもあります。
ただやはり施設洗濯の数は少ないです。
おそらく経費的にも家族洗濯や業者洗濯の方が良いのでしょう。


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